輪廻のラグランジュ (9/20~22)
なんとなく最近のロボットものを、ということで観てみました。
オリジナル作品かつ「モーレツ宇宙海賊」の監督さんが総監督を務めてらっしゃる、というのも期待感アップのひとつです。
分割2クール物の前半になる訳ですけど、主人公のまどかを始めメイン3人の出会いと対立構図の説明、そして敵対勢力の登場と主人公達との背景説明と最初の決戦、そして…。
という流れになっています。
2クール目はそろそろ最終回を迎える頃なんですが、いつものようにTV放映は観ていないので、どうなっているか全く知りませんので、そこのところはご容赦下さい(ニコ生でやってますけどタイムシフト不可なのでこれも観れません)。
オービットというロボットのデザインは日産自動車のデザイナーが担当しているとか、これまで目にしたアニメのロボットとはチョイと一味違うヨン!という売りで?、CGバリバリの変形ロボがウニウニ動いています(笑)
流線型でCGの質感も金属的でチョット背景から浮き気味な気もしますけど、結構キレイなので良しとしましょう
肝心のストーリーなんですけど、掴みは「いきなりロボットに乗れ系」のパターンなんですけど、ロボット物って殆どこのパターンですよね?(微笑)
で、イキナリ才能が開花しちゃって初めてなのに敵のロボをブッ飛ばして勝ってしまう、というのもお約束です。
ある意味王道パターンの進行は可もなく不可も無く、という感じですけど、地球側でロボットに乗っているパイロットが女子だけ3人なので、妙なヌルさがあったり、終盤の敵部隊大襲来にも殆ど三人だけで戦わなきゃいけなくなるので、勢い有り得ないような強さになってたりと、設定的にはどうなんだろう?と思わないでもないです。
どちらかというとコメディ的要素が多くて、一応シリアスな部分もありなんですが、全体の流れとしては明るめな方向性を持っています。
主人公のまどかは「ジャージ部」なるナンデモお助け隊的な?部活を主宰していて(と言っても最初は一人でやってる)、とにかく明るくて前向き且つ超お節介な女の子です(笑)
あと二人は地球人じゃない!という設定もさることながら、少々あざといキャラ作りです
最初に出会うランはとある星のお姫様で、最初はオービットを乗りこなせず(ホントの最初だけですけど)、まどかのペースに巻き込まれて、お友達にされてしまうという…。
二人目のムギナミは巨乳な不思議ちゃん、というこれまた受け狙いキャラですけど、バックボーンは登場人物中最も悲惨かもしれない子…。
ストーリーのキーパーソンでもあったりしますが、明るさの裏側に隠されたエピソードやらがチョット泣かせる…のかな…。
ランとムギナミを繋ぐ人物が居たり、ランに付き添う胡散臭そうな優男とか、登場人物のバランス感覚もありがちなような? バランスは取れてるように思うので、それ程違和感は感じないけれど、終盤に片側に寄り過ぎて雪崩を起こすかと思ったりしましたけど、2期目に入ると色々と化けそうなキャラもチラホラ居ます。
その他周辺のキャラもコメディタッチな人が多いですが、まああまり不愉快に感じる人は居ません。
ストーリー自体はこれから盛り上がりを見せるか?というところで終わってしまったので、2クール目が胆になっていると思います。
メインの3人も一旦お開き状態なので、再集合からスタートするんでしょうけど、オービットを巡る宇宙人同士の対決の構図というか切っ掛けがイマイチはっきりしていないので、その辺りの説明なんかも入って来ると期待しています。
キャラのデザインとか可もなく不可も無くなんですけど、ロボットのCG描写に比べると線がハッキリしないというか、やや安定感が…。
鴨川(千葉の!)が舞台で、モロご当地押しアニメ状態なんですが、背景もPAworksなんかに比べるとそれ程シャープじゃないので、実景を知らない人にはあまりリアリティが伝わって来ないんじゃないかと思えたりして?
「たまゆら」の線の柔らかさ、とはちょっと違うんですね~。 ニュアンスの問題だと思うので、そう感じない人も多いとは思いますけど…。
音楽は結構好きです。OP/EDも好きですよ~、かなり良いです。
ともあれ、陰気なシリアスさが売りみたいになってるロボット物作品が多い中で、稀な明るく前向きな雰囲気がこの作品一番のポイントじゃないかと思うんですが、どうでしょう?
取り敢えず2クール目のDVD/BDもリリースが始まりましたので、続きを観て行こうと思います。
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