夏目友人帳 参 (3/18~3/21)
なんか疲れてると、こういうの観たくなりません?
私の殿堂入り作品の一つなんですけど、昨年放映された3期目を一気観してみました。
日曜で全話観れるかと思ったんですけど、半分も行かずに力尽きて、続きを平日帰宅後にチマチマ観て完走しました。
今期は夏目と学校の友人達とのエピソード比率が増えたような感じです。
メインは友人帳を作った祖母レイコさんのお話、的場一門との争い?、そして夏目が塔子さんのところへ来ることになったお話の3つでしょうか?
合間にあの子狐再登場とか、田沼が憑依された妖の力を借りて夏目ワールド体験とかあって、今回も盛り沢山な構成になっています。
エピソードのひとつ一つがとても良く練られていて、多分原作が良いのでしょうけど、ついつい作品世界に引き込まれてしまいます。
全編に亘って、どことなく切なさが漂ってはいるんですけど、暖か味があるんですよね。
ただ的場が絡むエピソードだけは少々異なっていて、ややギスギスしたものを感じます。
前作でも登場していましたけど、どうもこのキャラが好きになれません。
夏目と対決する構図になってしまうので、どうしても雰囲気がねぇ…。
それに感じ悪いもの、この連中(笑)
ちょっぴり成長した子狐ちゃんは、男の子らしくなったものの、まだまだあどけなさが残り可愛らしいですけど、夏目との再会でちょっとした事件が起こります。
この回に登場するゲストキャラに何故か中孝介氏が声を当てていますけど、なして?
そういえば以前も出ていたっけか?流石に浮きまくってましたよ…(汗)
前作の後半から夏目の人同士の交友関係が広がって行き、その濃さが増して行くことで「友人帳」の意味が変化して来ているんですけど、この作品のラストがそれを印象付けています。
不遇としか言いようのないここに来るまでの夏目が描かれ、塔子との出会い、そして本当の友人に恵まれ、彼らに接する夏目のスタンスが友人よって語られるくだりは感動的でした。
観ている方も夏目と一緒に成長して行っているかのような気がします。
やっぱり最近の氾濫する作品群の中にあって、秀でた逸品だと思います。
ただ気になったことが1点、前作の視聴から時間が経っていて印象が曖昧なところもあるんですけど、ちょっと作画が不安定になっていませんかねぇ?
画のタッチや色合いは変わり無いと思いますが、キャラのデッサンが乱れがちに思えます。
海外外注が増えたんでしょうか?なんか不安です。
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