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カテゴリー「アニメ雑感2011」の記事

2011年に観たアニメ作品の感想などなど

2012年1月 5日 (木)

BLOOD-C ニコ動配信版 (~10/7)

書けるうちにドンドン更新して行きます(笑)

 さて、この作品は去年の内に視聴が終わっているんですけど、ページだけ確保してそのままになっていたものです。
 ですが~、一応書かないとネタ的に勿体ないので、年明け後ではありますけど書かせて貰います。

 この作品、2011年最悪かもしれない…(汗)

 BLOODシリーズ、割と好きなんですけど、3作目となるこの作品、ちょっと期待してたんですが見事に裏切られました。
 とにかくストーリーの構成が変で、異様にのたくた遅い展開で「もしかして2クール」と思った程スローな進行。
 かと思えば終盤に狂ったような急転直下、驚愕のどんでん返しで(いろんな意味で)、

 「これはいったい何をしたいんだろう?」

 と思わずつぶやいてしまった、という想像を絶するラストがもう、なんとも…。
 終盤と言ってもラスト2話位ですけど、観ていてトゥルーマン・ショーという映画を思い出しました。
 偽りの世界に見世物として生かされていた主人公のお話ですけど、チョット似た感じがありますね、この作品。


 これがシリーズ3作目ではありますけど、前の2作とは「小夜」という女の子が主人公で、刀を振り回して得体の知れない相手と戦う、という点だけが共通で他は全く異なり接点もありません。
 小夜が高校生というところは同じですけど、この作品では田舎町の高校とその周辺が舞台となり、よその国に行ったりしませんし、シュヴァリエも出て来ません。

 この作品では「古きもの」という気色悪いクリーチャーの様な存在が敵になりますが、知性が有るのか無いのか、個体差があるようですけど、一部を除いて意思疎通は殆ど出来ず、結局小夜と殺し合って終わり、という存在。
 小夜はソレを倒すことが使命、ということになっていますけど、周囲の人間が巻き込まれ、同じ教室に居たクラスメイトですら助けることが出来ないという、なんとも困った主人公になっています。

 小夜の中の人が水樹奈々さんということもあり?いきなり歌いだしたりする主人公ですが、その天然っぽいのが豹変して古きものと戦う様はBLOODっぽいんですけど、成果を伴わず、全然かっこよくない…。
 まったく道化のような主人公で、「こんなんでいいの?」って思ってしまうんですけど…。

 ラストの納得の行かなさは、後に続く映画に繋ぐため、とも考えられますけど、殆ど導入部分で終わってるような印象なので、これから先ストーリーを進めて行くには結構な尺が必要になるんじゃないかと思うんですけど、映画の監督始めスタッフは総入れ替えらしい?ですし、いったいどうなるのか想像出来ません。
 なんか怖いもの見たさで、観ようかと思っていますけど、時間の浪費にならないことを祈るばかりです。

2011年12月26日 (月)

ましろ色シンフォニー ニコ動配信版 (~12/24)

 やっとお仕事の状況が落ち着いてきた今日この頃、そろそろ復活しなきゃなんですけど、気が抜けて少々体調不良気味です
 年内は今年も30日あたりまで出社しなきゃならないと思いますけど、鬼残業はやや控え目にして、なるべく早く帰らないと~、というか課員を早く返さなきゃなんですけど、ラスト1週間どうなるかな?と。

 久々の書き込みはニコ動配信の秋アニメです。
 先週辺りから1クールもの作品がそろそろ終わる頃ですけど、私が観てた中ではこれが最初でした。
 H系攻略ゲームが原作ということで、お約束のハーレム展開で主人公がとにかくモテまくるというパターンは多々あるこの手の作品共通で、特に見るべきポイントは無いんですけど、割と画が綺麗なのと、かなり潔い?構成であまりグダグダになっていないのが良いかな?

 ハーレムアニメって複数居るヒロインの扱いを巡って、イチイチくっ付けてまわりくどい構成になっていて、それが原因で散漫な筋立てになり中身スカスカになってたりするんですけど、この作品は比較的その辺りがマシかな?

 経営難に陥った共学校を女子高に統合するためのテストケースとして、共学校の男女生徒を編入させる、というのはまあ良しとして、当然反発する女子高側の生徒が現れ、その子が主人公にツンデレ状態、というのもお約束としてアリでしょう。
 ところがメインヒロインは一級上の先輩で、偶然の(設定上は必然のか)出会いからその子主宰の部活動に入って、という辺りから雲行きが何やら違って来た~。
 その他、野良メイド!とか血の繋がらない義理の妹とか?、攻略要員が沢山居るのはありがちなパターンですけど、割と早い段階でそれらをスッパリ切り捨てて「先輩」に絞って行ったのはチョット評価したいです。
 流れ的にそれが良いのかどうかは別として。

 そこに至る過程でのちょっとドロドロした展開もあっけ無さ過ぎる位簡単に流してしまったのは残念?な感じですけど、1クール作品でそこまで要求するのは酷なんでしょうね。
 とにかくヒロインやヒロイン候補が多すぎて、それをイチイチ紹介する前半の話数がもどかしいですけど、それが無いとこういう作品ってある意味成り立たないとも思えるので仕方ないかな。
 それでも結構端折っている方だと思うので、原作ファンは多分物足りないことでしょう。

 露骨な性描写は無かったけど、思わせる演出はあり、一応深夜アニメで大きなお友達向け作品ということを再認識させて貰いましたけど、作品のマスコット的謎の生物がエンディングのキーになっていたのが意外でした。
 というか、アレはなんだったんでしょう?(笑)

 正直萌えハーレムアニメってどれ観てもあまり高い評価は付けないんですけど、あまりに没個性な作品が多すぎるので、何か変わったことやってるとかえって目に付くような気がします。
 大雑把なくくりにすると、今巷に溢れるアニメの大半が萌え萌えな訳で、そこから「ナントカ物」ってくくりで更に絞ると、スカスカなありふれた内容のモノと狙いすぎたズレた作品がゴロゴロしてて、見所のある作品ってホント少ないのが判ります。
 目の大きい篩いに掛けるとみんな摺り抜けて下に落ちて行ってしまう。
 この作品は残念ながら私的には残って来ない作品ですね…。
 特に感動も無く、ただ女の子が可愛くて、画が綺麗で、チョットだけ構成がシンプルな作品という印象です。

 あまり感情的な起伏が無く、観ていて厳しさを感じないので、辛い展開が苦手な人でもOKじゃないかと思います。
 

2011年10月31日 (月)

IS-インフィニット・ストラトス- (~10/1)

 そうか10月はもう一日あったんだ!(笑)
 やっと3つ目の記事ですね。

 これまたハーレムアニメですけど、こちらは結構面白かったです。
 あざとさは似たり寄ったりですけど、少なくとも作画とか設定その他諸々のクオリティは全然別次元ですね

 女性しか動かすことが出来ない筈のISを世界で唯一動かせてしまった主人公がIS操縦者を育成する学校に入学するところから始まりますが、こちらもクラスメイトに幼馴染が居たり、何故か実の姉が教師だったり、ツンデレや僕っ娘、もう一人の幼馴染とか、まあ色々あってハーレム状態に…、というか設定上学校の在校生は全員女子な訳で…、ハーレムここに極まれり!って感じなんですけど、もしも実際にこういうシチュエーションの学校が存在したら、多分主人公は無事じゃ済みません(苦笑)
 精神崩壊起こすか、イジメ散らかされるかして休学か転校する羽目になるでしょうね

 まあ夢も希望も無いリアルな予想は置いといて、作品世界の方ですが、スカイガールズに出て来たソニックダイバーという飛行外骨格のようなISを身に付けて?格闘をするんですけど、モロ兵器の様なこのISの扱いがこの作品のミソな訳ですけど、色々と無理があるような?
 IS開発者がクラスメイト幼馴染の姉で、彼女しかコアを作ることが出来ず、挙句一定数を作って行方不明になり、そこから様々な問題が起こっていたりするんですけど、数を増やせないISが産業として世界規模で開発されている不思議とか、力技で軍事転用して覇権を取ろうとする国が意外にも居なかったり(設定上は何か抑止がされているよう)、何やら煮え切らない部分があるんですけど、ストーリー上はそんなことは実は全然どうでもよいようです?!(ぉぃ)

 いきなり寮のルームメイトが幼馴染の子だったり、男子に変わったと思ったら僕っ娘だったりと萌え萌えな展開、ISの操縦の腕を競っているようで、実は唯一の男子である主人公を落としたいだけという解り易い筋書きの序盤から中盤。
 終盤は何やら怪しげな陰謀の影が渦巻き始めますけど、その真相は意外なところにあって(明確にはされないけど)、ある意味唖然とする収束をするんですけど、実はそれが本題じゃないのがこの作品の肝心なところだったりする?!

 そう、もう女の子が可愛くって、主人公(=それに自分を投影している男性視聴者)がモテればいいじゃん?みたいな展開に尽きるんでしょうね~。

 ということでストーリー的には、「なんなんだ?!」なんですけど、作画が奇妙なほど良かったりするのと、変な小細工無しで清々しく萌え萌えしているので、いやらしさが余り無いところが良いかな~?
 モブキャラに至るまで女の子の可愛らしさを大切にした?ところと、ISのアクションシーンの凝り様は十分に満足出来ると思います、画的には。

 ストーリー重視の私としては、そう沢山点数をあげる訳にはいかないですけど、何となく気になって、つい観てしまう不思議な魅力を持った作品でした。
 

2011年10月30日 (日)

プリンセスラバー! (10/18~10/30)

 気力と体力のバランスが最近ちょっとヤバそうな私です

 やっぱり帰宅してからPCに向かうのが億劫で、全然記事が出来ませんね…。
 ネタが無い訳じゃないけど、気力がついて行かない今日この頃です。
 月に2回しか書き込まなかったのって過去最低じゃないかしらん??

 さて、今回の作品ですけど溜まっている他の作品を押しのけて先に書いちゃいます。
 だって、行数少なくて済みそうだから(ぉぃ)

 この作品H系ゲームが元のようですけど、割と?アニメではありがちな超セレブな世界の子達がメインの萌えアニメ、というかハーレム設定の作品ですね。

 主人公はごく普通の庶民の高校生だった筈だったのに、両親殺害事件(直接描写は作中にない)を機に祖父の家に引き取られますが、そこは大財閥グループを経営する超セレブなお家なのでした。
 そして転入した高校もセレブだけを相手にしている有り得ない規模かつ豪華な学校で、クラスメイトも某かのセレブリティ揃い、そして財閥の後継者として指名された主人公はある日学校帰りに馬車!に乗ったお姫様が誘拐されそうになっている現場に遭遇して…、というかなりトンデモナイ出だしでこの作品が始まります(笑)

 そしてお約束のように許婚や可愛くて献身的かつ超スキル持ちのメイドさん、ツンデレ部長とか、色々な子達が寄ってきてハーレム状態が形成される、という…。
 困ったことに異様にローアングルが多くてスカートの中が見えてるとか、胸元が露わだったりと、男性視聴者へのサービステンコ盛りな演出がトホホなんですけど、ストーリーも果たしてどうしたものか??

 最初はハーレム学園モノっぽいんですけど、中盤以降陰謀渦巻く禍々しい展開になり、財閥の本拠地が襲撃されヒロインのお姫様が誘拐されたり、それが解決したかと思えばまた誘拐されたり(ぉぃ)、そして主人公達が救出に向かう、という終盤がクライマックスとなるんですけど、これがなんというか…。

 いまひとつ、いま二つ盛り上がらないんだか、緊張感がたりないというか、どうも煮え切らない展開で、「だから何なんだ!」という感じなんですが、正直かなりユルいです。
 というか何がやりたいのかよく解らない作品です。

 多分パンツとオッパイだけ見れればいいや的な?
 ちょっと評価に困るナ…。

 貴重な時間をもっと他に使う方が良いと思うので、そういうのがお好きじゃない人にはおススメ出来ません

2011年10月23日 (日)

ゆるゆり ニコ動配信版 (~9/30)

 大変たいへんご無沙汰してしまいました。
 震災の影響で年間スケジュールが大幅に変わってしまった今期、最高に多忙な1ヶ月を過ごす羽目になり、とても帰宅してから何か書き込もうという気力がありませんでした(汗)。
 それでもガンバッテというかひと時の癒しにアニメ自体はチョコチョコ観てはいました。

 今年の夏アニメが終わり1ヶ月、秋アニメも開始からしばらく経ってしまいましので、書くことはたくさん溜まってます。
 ということで、まずはこちらから簡単に。

 タイトル通りのゆるい~い百合ハッピーな萌えアニメですけど、殆ど遊び感覚で構成されたおふざけの塊のような作品で、真剣に観ると腹立たしいまでにユルイんじゃないかと思われますけど、そんな観方をする人は居る筈無いので問題ありません(笑)。

 「一応」主人公のアカリが殆ど空気のようになって、どうかするとOP最初の一声だけで出番が終わるとか、空気な主人公を遂には輪郭だけの画にして茶化して見たりと、結構やりたい放題な感じです。
 登場キャラはほぼ女性のみで、徹底的に男性の反感を買いそうな要素を排除しているように思えますが、意外と女性が観ても面白いかもしれないです?
 主人公が天然なのはお約束として、他のキャラもどことなくボケてたりして、なにやら奇妙な取り合わせのような気もします。

 絵柄もゆるく、ややパステル調な柔らかい色使いがさらにユルさを強調しているようで、メリハリの少ないストーリー展開がそれに輪を掛けています。

 なんとなくボーッと眺めているのが心地よいような?そんな作品でした。

2011年9月26日 (月)

英国戀物語エマ (9/25)

 先日の台風でまたしても我が家は緊急避難所になってしまい、電車が止まって帰れなくなった子を何人か泊めることになったんですけど、プチアニ研の小夜ちゃん(仮名)が私のDVDラックを漁っていて、
 「先輩渋いの持ってるじゃないですかぁ、次これ見ましょうよコレ!」
 と、勝手にチョイスして行ったので、取り敢えず観始めたんですけど、久々に一気観になってしまいました(笑)

 なんか名作劇場のような雰囲気の作品で、なぜこれが深夜アニメだったのか謎なんですけど、うん良いお話でした。

 原作は漫画だそうで、小夜ちゃんは原作を知っていたようですけど、私は未見です。
 というか、あまりこういうジャンルって読んだことないかも?

 作品の舞台はタイトルにあるようにイギリスで、産業革命のちょっと後の頃でしょうか?
 簡単に言ってしまえば、

 「身分を超えた恋の物語」

 で、当時(今でもあるけど)の階級社会の異なる男女の恋愛物語となっています。

 主人公エマは上流階層の子女の家庭教師をしていた老夫人の元でメイドとして働いています。
 そうこの作品「メイド物」という一面も持っているんですけど、昨今の萌えメイドとは全く違う世界のメイドさん、というか正しいメイドさんなので、あまり萌え要素とは無関係だったりします。
 そこへ訪問してきた夫人の元教え子ウィリアム・ジョーンズと出会い、二人は恋をするのでした…。
 といった感じで始まり、お約束的な階級間の狭間で揺れ動く二人の恋の行方、周囲の反対、ライバル出現、別れという段取りを踏んでストーリーが展開して行きます。

 今回観たのは1クール分12話だけで、続編があるんですけどそちらはうちにDVDがまだないので観ていません。

 冒頭で名作劇場のような~、と書いたのはストーリーの先が読めてしまい、予定調和的な進行を見せているので、という点と恋愛表現を含めた諸々の描写がえらくマイルドでいやらしさ(エロいという意味だけじゃないよ!)が余り無い、ということから感じたものです。

 そこがこの作品の美点でもあり、大人向けの深夜アニメとしてはややインパクトに欠ける部分なのかもしれません。

 このクールでは二人の出会いから別れまでが描かれていますけど、続編があることから判るように、「別れ」は決定的なものでは無いようです。
 次第に強く惹かれあうようになった二人ですが、身分違いの恋への抵抗に合い、それを覆そうと抵抗するウィリアム、そして職を失い居場所が無くなったエマは故郷に帰ることを決心し、別れを告げにウィリアムの家を訪ねますが…。
 というところで終わりますけど、ウィリアムのイマイチ間の抜けたところがイライラしますけど、エマの頑なな階級社会への遠慮もまた何だかなぁ~という気にさせられます(笑)

 二人に絡むウィリアムの親友でマハラジャの子息のインド人青年ハキム、そして親の画策でウィリアムとくっつけようとさせられるエレノアが絡んでストーリーが進んで行きます。
 物静かで理知的に見えるエマですが、これまで置かれてきた身の上は幸福とは言えず、かなり危うい環境を切り抜けて来たとも言えるでしょう。
 対して何の苦労も無く育ってきたお坊ちゃんウィリアムとの対比がストーリーの土台にあり、イマイチ解ってない彼のエマに対する思いや行動が空回りしている、という感じで終始するんですけど、その不器用さが上流階級のイヤラシサを削いでいるようにも思えます。
 ウィリアムの家は爵位持ちでは無く、ジェントリと呼ばれていることから元々は地主階級で、ビジネスで頭角を現してきた家のようです。
 しかし爵位が無い、ということがウィリアムの父の引け目になっているようで、貴族の令嬢エレノアを嫁に迎えることで上流階級での地位を固めたいと思っているようです。
 しかしそれは単純な名誉欲から来るものでは無く、自身が爵位無しゆえに苦労してきたことを次の世代にまで背負わせたくはない、という親心の混じったもので、ちょっとは理解出来ることではあるんですよね~。
 エレノアも良い子で、初心な未熟さがあるものの一途にウィリアムに魅かれるその姿は政略結婚なんて微塵とも感じさせない清純なものなのです。

 なんか現実とおとぎ話の板挟み状態なんですけど、それがいい!(笑)

 年代的にちょっと前の作品ですけど、作画はけっこう安定していて、これまた名作劇場風なタッチの画と相まってノスタルジックな雰囲気を感じます。
 馬車とか建物で3Dデジタルになっている部分?がありますけど、あまり違和感はありません。

 そして音楽がメインテーマを始めとして、シットリと落ち着いた雰囲気のピースが多く、画にとてもマッチしていて心地よいです。

 さて、続きを早く観なくっちゃ!

2011年9月25日 (日)

STEINS;GATE ニコ動配信版 (~9/18)

 気が付けばもう半年経っていたんですね…。
 4月スタートで、もう季節は秋に入っています。
 時間の経つのが早いわぁ(遠い目)。

 今年リアルタイムで観ていた作品の中では1,2を争う面白さでしたよ!

 元がゲームでカオスヘッドと同じ原作/製作ということで不安もあったんですけど、2クール分の長さを使って仕上げられたストーリーは、ややダル(キャラのことじゃない!)なところもあったけど、最近のゲーム原作作品にしては秀逸な仕上がりでした。

 出だしの人工衛星のようなものがラジ館に刺さってる辺りでは、どう転ぶのか見当も付かない作品だったんですけど、原作を知らない私としては意外な方向性を見せて、とても興味深く楽しめました。

 一種の並行世界モノなんですけど、「時間線」という概念が軸になっていて、よくある並行世界モノと違って完全に分離された並行世界では無く、過去に干渉するとそこから分岐して異なる時間線に移行する、といった考え方のようです。
 どちらかというと量子力学的な方向性というか、アニメでなら「ノエイン」での時空認識の考え方に近い様な気がします。

 で、この作品テーマ性が今一つピンと来なかったんですけど、もしかしたら

 中二病でもいいじゃないか!

 とかじゃないよね?(笑)
 なんか公式にも大学生だけど中二病的言動をする主人公や周辺キャラによるストーリー的なことを謳っていますので、かなり意識してしまうんですけど、ストーリー展開そのものがややご都合主義的な側面を持っているので、冷静に観ると「こんなに過去をいじってどんな結果招くか判ってやってんの?」と思いたくなる程、躊躇無くタイムリープしまくる主人公の無茶振りはまさに思春期そのものじゃないかと思えるんですけど、ある意味そんな主人公は斬新かもしれないです…。

 この作品のストーリーを説明するのは、とっても面倒なので今回はパスさせていただくとして(ぉぃ)、簡単に感想などを。

 カテゴリ的にはそうですねぇ、SFタイムリープ三昧グルグル展開的ハーレム・アニメかな(ぉぃ)

ここから激ネタバレ注意!

 電話レンジ(仮)で、Dメールという過去へ送れる携帯メールが主人公達によって開発され(偶然に)、さらに主人公岡部の意識をDメールと共に過去へ飛ばして世界線を変動させることで、未来を分岐させて岡部の望む(必ずしも彼の意志だけでは無い)時空を作り上げて行く、というのが非常に大雑把なあらすじなんですけど、そこへ女子キャラの面々が絡みあって、作品世界が広がっています。
 岡部の幼馴染まゆりが死んでしまう、という時間線を回避するために何度も繰り返し過去へ飛び、さらにはバイト戦士鈴羽や、フェイリス、萌郁、そしてクリスそれぞれの不幸な時間線を調律し、最終的には大団円的なまとめ方をする、というのはなんというか、

ゲーム脳?ずるいんじゃね?!(笑)

 そう、客観的に観ると、不都合なことはリセットして時間を遡ればいいんじゃない?、というまるでゲーム感覚な展開になっていて、人が死ぬという重い現実を回避という名目の逃避に走りまくっているようにも思えます。
 ニコ動のコメントを見ていると共感的なものが多く見受けられますけど、観ている年代の多数を占める若年層の感覚に合致しているのかもしれませんけど、ちょっとうすら寒さを感じるのはジェネレーション・ギャップなんでしょうか?
 最初に送ったDメールに遡り、全て消去することで元の時間線に戻す、ということは結局のところ微妙に叶わず、そこに至る過程で登場する女性キャラ全員を含む周辺キャラの過去にもイチイチ干渉しまくり、何らかの影響を残しているのがエピソードとしては面白いのですけど、時空管理の倫理としてはどうなのか?という部分が引っ掛かります。
 この作品、未来人も登場したりしますが、時空管理局的なものは存在せず、というかタイムマシンが発端となり最終戦争が引き起こされているような時代から来たことになっているので、それどころじゃなかったんでしょうけど、時間線という考え方と共になんか今一つ不可解な部分が残ったります。

 よくあるパラレルワールドの概念だと同時進行する微妙に異なる時空の間を移動することになるので、過去に干渉が起こった時点で異なる時空のページへ移る、というのがありがちな説明になるかと思うんですけど、この作品では分岐するところまでは同じでも、分岐したあと、新たに構築された時間線が伸びて行くような感じで描かれ、他の時間線は存在しないようなことになっています。
 例え以前と同じような世界であっても、そこは微妙に異なる世界で、それを認識しているのは岡部だけ!というのはこの作品の特徴的な部分です。
 作中に登場するダイバージェンスメーターが最初に登場した世界線とその後岡部が移動して行った時間線との差異を表しますけど、これが1%の変動を見せなければ負の世界線から抜け出せず、それゆえ岡部は数十回のタイムリープをする羽目になります。

 当初は、まゆりの死からの退避だったものが土壇場でもっとスケールの大きなものになってしまうというのが構成のミソだったりしますけど、導入部から最初のまゆりの死までが冗長のようでいて、数々の伏線をばら撒く助走となっていて、繰り返されるまゆりの死、その度に過去へ戻る岡部、そしてサブキャラの過去にも干渉を余儀なくされ苦悩のどん底に叩き落され、精神崩壊の危機まで招く主人公の描写が興味深いです。

 結局のところ、現実に直面した問題をクリアしていくことで中二病から脱却し成長して行く主人公を描いて行くのがテーマなのかな?と思ったんですけど、なんか終盤で再発してない?(笑)
 いろんな意味でギリギリな局面を中二的発想で最後は乗り切った、というのがほんとうのところかな?

 ある意味中二病賛歌なのかもしれない…。

 全体を振り返ると、序盤のモッサリ感は只のハーレム萌アニメのようで、進行の遅さにイライラしますけど、一気に加速して怒涛の「まゆり死のダル・セーニョ」を繰り返し、その間にサブキャラの時間線に干渉し、様々な展開を見せる構成は見事の一言に尽きます。
 元の設定からしてあまり尋常では無いので、先の展開がサッパリ読めず、最終盤の数話は予期出来ない展開でしたけど、ラストが結構ベタな感じだったのがご愛嬌でしょうか?

 原作のゲームがどういう物かわかりませんけど、複数のエンドが用意された作品でなおかつ恋愛要素のあるものの場合、散漫な構成になって余計なエピソードが散見される作品があったりしますけど、この作品はそういう印象を持ちませんでした。
 終盤はやや速足のような気もしますけど、2クール24話を上手に使って全体の構成をしてあったと思います。

 背景のリアルな秋葉原を始め、全体に丁寧な画作りで、キャラも安定感のある印象でした。
 ニコ動で聖地巡礼動画が上がっていましたけど、異常なまで「今のアキバ」が描き込まれていて、感動するやら呆れるやら(笑)
 所々実在や史実な設定が紛れ込んでいて、そのあたりリアリティを醸し出していますけど、小道具としてはSERN(CERN)だけしかストーリー本体には絡んで来ません。

 蛇足ながらそのCERNが、「ニュートリノが光よりも早く移動している」ということを実験で発見したということが報道されていたのが、奇妙な一致を見てナントモ不思議な気持ちになりました。
 相対性理論をひっくり返す程の大発見になるのか?!ということですけど、作品の終了に添える花束にしては強烈過ぎますね

 BD/DVDのリリースも始まって、また1話から観返していますけど、二度観するとより面白い作品だと思います。
 この作品、今年始まったアニメの中では、間違いなく5本の指に入る良作じゃないでしょうか。

2011年9月19日 (月)

フラクタル (9/13~15)

 なんか気合いで一気に観てしまいました!、といっても足かけ3日掛かっていますけど…。
 序盤だけ6月に観ていますが、印象が薄れているので改めて最初から観直しました。

 通して観た感想ですけど、

 言われてるほどヒドク無いじゃん!

 これまで風の噂で?あまり良い評判を聞かなかったので、ちょっと期待薄という感じで観始めたんですけど、全体の印象は、

 普通、かな?

 ただ、ところどころ既視感を感じて、どこかで観たようなシーンだったりセリフ回しだったり?、過去の名作の良いとこ取りをしたような気がしないでも無いです。
 けれども、どの作品もそれぞれ影響を受け合って、似通った部分があったりするものなので、取り立ててこれがヒドイという訳でも無いんでしょう。
 多分。

 でも~、もっと気になるのはノイタミナの割に作画がイマイチで、もっとキチンとした画で見せて欲しかったなぁ~、と思います。
 なんか不安定でフラフラした印象のキャラ達でした。

 フラクタル・システムに支配された人々は働くこともせず、自由にどこへでもドッペルというアバターを放って、自在にコミュニケーションを取れるようになった世界。
 一見楽園のようで、実際にはフラクタルに洗脳され支配されているのが現実の世界。
 主人公のクレインはドッペルを持たず、現実の家に住み古い機械を愛する、この世界では少し変わり者の少年でした。
 ある日何者かに追われる少女フリュネと出会いますが、一晩クレインの家で夜明かしした彼女はブローチを置いて姿を消してしまいます。
 そしてクレインがブローチを解析しようとしたら中からドッペルの少女ネッサが出て来ましたとさ…。
 さらにフリュネを追っていた悪者っぽいけど、なんかおマヌケな3人組が実はフラクタルを否定し、人間らしい本来の姿を取り戻そうと行動しているグループのメンバーなのでした。
 云々。

 Boy meets Girlから始まり、反フラクタル体制側との出会い、そしてヒロインが本来体制側の存在で、ネッサ共々何かフラクタル・システムにとっての重要な役割を持っていること、そしてそれ故に彼女たちに何か禍々しく暗い影が落ちていて、僧院と呼ばれるシステムの中枢に居る登場人物達との間に色々ろ因縁があったりする、という展開。

 ストーリーの終盤に差し掛かると、これまでのややファンタジックな雰囲気から、どちらかというとセカイ系へとシフトして行き、ラストで主人公とヒロインがどうなった?!、という切なくも思わせぶりな展開が、構成としてはまずまずではないかと思うんですけど、どうでしょう。

 ただ少ない話数でまとめるには設定が壮大で、説明を省かれている部分が多々あって、どうしてフラクタルシステムが作られたのか?、システムが崩壊を始めたのにそれを修復出来なかったのは何故なのか?(リセットではなくバグ取りがどうして出来ない?)、そもそも全く生産性の無い住人ばかりの世界で、どうやってフラクタルシステムを維持していたのか?(だから壊れるに任せてたのかも?)、などなど。

 割と肝心なところが抜けてるようで、2クールあったらもっと深くなったのになぁ、と思います。

 個々のエピソードとかキャラの設定も印象的なものがありましたけど、とりあえず

 エロおやじは死ね!!(`・ω・´)シャキーン (笑)

 ハッキリと作中では描かれてないですけど、まあ死んだかな? でもああいうのってゴキ○リ並に生命力高かったりするのでしぶとく生きてるかもしれない。
 そんときは熱湯かけてとどめを刺しましょう
 どうもアノ手のキャラって胸くそ悪いというか、観ていて憎悪しか覚えないんですけど、ぼかしたような表現でいて、僅かな洞察力で判ってしまうエロおやじとフリュネの関係とか、どういう意図で脚本家が書いてるのか興味深いですね。
 深みを持たせる、とかいう理屈なら無能!と言ってやりますけど、それを必然とするものって何なのさ?
 その辺り説明して欲しいなぁ。 ちょっと怒ってるんだぞぉ、私。
 とりあえず「殺してやりたいアニメキャラリスト」に入れておきましょう(笑)。

 冒頭から出てくる、グラニッツ一家の面々は見るからに悪人に見えず(苦笑)、なんかタイムボカン・シリーズの3馬鹿か、ジ○リのチョイ悪役っぽい味付けで、味方になるんだろうなぁ、と思ってたらそうだった、とか妙に解り易い展開。
 そして彼らとは違う考えを持って、同じく僧院に対抗する勢力が出て来ますけど、彼らの立ち振る舞いが狡賢くある意味現実的で、その対極に居るのがグラニッツ一家のような気もします。
 ただ方法論は違えど、目指すところは大体同じな訳で、終盤の僧院に乗り込んでの決戦で、彼らのリーダーが魅せた男気はかっこよかったかもしれない…。

 フリュネとネッサの生い立ちも既視感があったりしますけど、こういう話で来ましたか的な印象で、予想とは微妙に違うものではありました。
 ただどうしてフラクタルシステムが作られて、そのオリジナルのサンプルとして彼女達が選ばれた理由が謎なんですよね。
 肉体のコピーは簡単に作れても、精神のコピーは上手く行かず、失敗を繰り返しているうちに当たりを引いたけど、実はシッカリと自我が成長していて思い通りに動いてはくれなかった、というところなんでしょうけど、エロオヤジが余計なことするからそうなったんだろぉ!と気がしないでもないです

 ラストは納得行くような、行かないような?
 クレイン視点だとハッピーエンドだけど、フラクタルに支配されている状態が継続している人たち、反フラクタル派の人達から見たらどうなんでしょう?
 フリュネの意思が介在して再起動されたとしても、本来の機能が変わった訳では無いでしょうから、多大の犠牲を払って阻止しようとした人達の心中は如何に?というところです。
 その辺もあってクレインは元の家に戻ったのかもしれませんが、その辺りは観る者の好きなように考えろ、ってことなんでしょう。

 この作品で特に良かったところ、それは音楽でしょうか。
 OP/EDは共に印象的でしたけど、OPの映像は確かにフラクタルなんだけど、さっぱり話の内容が解らないので、OPとしては失格なのでは?(笑)

 作画はもう一つ安定感に欠けていて、ちょっとイラっとする部分があります。
 ノイタミナの作品って、今まで観たモノは安定感のあるシッカリしたモノばかりという印象があるので、非常に残念です。

 全体の印象は、壮大な設定を短い1クール作品に押し込めようとした為に説明不足感が大きく、作画も不安定で今一つ。
 色々切り落した上での構成は悪くは無いけれど、何か抜けてるような気がするのと、観終わった後のスッキリ感がやや弱いかなぁ。
 ヒドクは無いけれど、特に素晴らしい訳でも無い、まあ普通かな?という感じでした。

2011年9月15日 (木)

Baby Princess 2Dぱらだいす (9/11)

 これまたレンタル屋さんでたまたま見つけた作品でOVAです。
 収録時間が短くて観易そうだったので、なんとなく借りて来たんですけど、思いっきりデジャヴを感じます。

 シスタープリンセスの二番煎じ?三番煎じ?かと思っていたら企画元が同じだった…。
 何匹目のドジョウを狙ってるんでしょう?!
 しかも今回は人的パワーアップが凄まじいです。

 シスプリをご存知の方なら見当が付くと思いますけど、これは妹ハーレム系の作品です。
 主人公しか男性が登場せず、今期はナント!19人の妹たちとそのお母さんが取り巻くという超絶ハーレム・ワールドが形成されています。
 上は大学生から下は0歳児?!

 幅広過ぎだろぉぉぉぉぉ!!

 あとお母さんは年齢不詳ですけど、これだけ一人で生んだんですか?(汗)
 その辺りの説明は一切なし、血の繋がりがどうとか、全く不明です。
 アバウト過ぎます…。

 属性もあらかた網羅されていて、天然お姉からツンデレ、僕っ娘、メガネに幼女に、ちょっと電波受信してるっぽいのから、ませた小学生に赤ちゃんまで、お母さんを熟女にしとけば、もう足りないものはない?!
 というか人数が多すぎてキャラの名前なんて覚えきれません、というか観ていて覚える気にすらならない(笑)

 これだけ出てきて30分程の作品なので、多分これからTV放映版とかOVAシリーズ化とか視野に入れてのお試し版なんでしょうけど、どうなんでしょうねこういうの?

 作画とか綺麗で、シスプリに比べたら随分と現代的で月日の流れを感じますけど、やってることは変わらない、という作品です。

 とりあえず、これって長めのプロモーション・フィルムみたいな感じなので、これだけ観てどうってものじゃないと思いますけど、続けるなら少しはキッチリとしたストーリーを作って破綻しないように設定も煮詰めてから送り出して欲しいと思います。
 こんなに人数居たら紹介だけで2クール近く使っちゃいそうで、もう無謀な設定としか思えないですけど…。
 多けりゃ良いってもんじゃないと思うよ?

 さしあたって中身は皆無に近いので、これ以上書くことも無く、おススメする要素としては可愛いっぽい女の子が沢山出てますよ~、ってことくらいでしょうか。

2011年9月14日 (水)

お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからね!! DVD版 (~9/12)

 え~っと、これも一昨日の「これゾン」同様、ニコ動配信から観始めた作品のDVD版になります。
 配信期間も同時期だったのですけど、このシーズンは凄かったかったですね…。
 いろいろと。

 DVD版は内容自体殆ど変りませんけど、この作品では未配信(未放映)の13話がオマケで入っています。
 その中身は配信してた時のCパート?「兄の生態観察日記」の拡大版で、1話分をまるまる新作のそれで埋めています。
 あとはこの手の作品お約束の「アレなカット」の規制解除でペンギンさんとかネコさんが消えています。

 で、DVD版でやっと10話を観ることが出来たんですけど、ここで登場した新キャラも当然の如く普通じゃなく(笑)、もうマトモな登場人物は主人公の母親だけ、というヘンタイだらけの作品だった、ということを再認識しました

 前にも書きましたけど、キャラの絵柄が少女向けコミックのようなアンリアルな感じで、ストーリー構成やその展開が甘く軽い仕上がりで、変にいやらしい雰囲気にならないのが救いなのですけど、やってることはかなりアブナイので、きわどいバランスの上に成り立っているような?
 絵柄がもっとリアルになったり、脚本や演出があと少し踏み込んだら、それはもう18禁の世界に突入してしまいそうです。

 私的には笑って観てられるギリギリのところかも。

 かなり異常な性癖の妹目線で語られているようでいて、実際は男性視聴者を激しく意識した視点で構成されているため、エロネタ満載でしかも時々アブノーマルな方向へ振れたりするので、時々目のやり場に困ってしまうことも・・・、あったりはしませんけど(ぉぃ)、微妙にズレた感覚が救いになって、これまた寸止めで終わるのでまあ大丈夫かな、と。

 実際のところ、何がやりたいのかサッパリ解らない作品なんですけど、なんかそういうのどうでもいいカテゴリーに入ると思うので、考え込むだけ無駄なんでしょうね

 お馬鹿エロを受け入れられて、少々癖のある絵柄にも抵抗がなければ何も考えずに楽しめるんじゃないかと思います。
 ヘンタイ性では私がこれまで観て来た作品の中ではかなり上位に占めるんじゃないかと思いますので、そういうのがお好きな方にはおススメ出来ます、多分…。

 

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