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2011年9月25日 (日)

STEINS;GATE ニコ動配信版 (~9/18)

 気が付けばもう半年経っていたんですね…。
 4月スタートで、もう季節は秋に入っています。
 時間の経つのが早いわぁ(遠い目)。

 今年リアルタイムで観ていた作品の中では1,2を争う面白さでしたよ!

 元がゲームでカオスヘッドと同じ原作/製作ということで不安もあったんですけど、2クール分の長さを使って仕上げられたストーリーは、ややダル(キャラのことじゃない!)なところもあったけど、最近のゲーム原作作品にしては秀逸な仕上がりでした。

 出だしの人工衛星のようなものがラジ館に刺さってる辺りでは、どう転ぶのか見当も付かない作品だったんですけど、原作を知らない私としては意外な方向性を見せて、とても興味深く楽しめました。

 一種の並行世界モノなんですけど、「時間線」という概念が軸になっていて、よくある並行世界モノと違って完全に分離された並行世界では無く、過去に干渉するとそこから分岐して異なる時間線に移行する、といった考え方のようです。
 どちらかというと量子力学的な方向性というか、アニメでなら「ノエイン」での時空認識の考え方に近い様な気がします。

 で、この作品テーマ性が今一つピンと来なかったんですけど、もしかしたら

 中二病でもいいじゃないか!

 とかじゃないよね?(笑)
 なんか公式にも大学生だけど中二病的言動をする主人公や周辺キャラによるストーリー的なことを謳っていますので、かなり意識してしまうんですけど、ストーリー展開そのものがややご都合主義的な側面を持っているので、冷静に観ると「こんなに過去をいじってどんな結果招くか判ってやってんの?」と思いたくなる程、躊躇無くタイムリープしまくる主人公の無茶振りはまさに思春期そのものじゃないかと思えるんですけど、ある意味そんな主人公は斬新かもしれないです…。

 この作品のストーリーを説明するのは、とっても面倒なので今回はパスさせていただくとして(ぉぃ)、簡単に感想などを。

 カテゴリ的にはそうですねぇ、SFタイムリープ三昧グルグル展開的ハーレム・アニメかな(ぉぃ)

ここから激ネタバレ注意!

 電話レンジ(仮)で、Dメールという過去へ送れる携帯メールが主人公達によって開発され(偶然に)、さらに主人公岡部の意識をDメールと共に過去へ飛ばして世界線を変動させることで、未来を分岐させて岡部の望む(必ずしも彼の意志だけでは無い)時空を作り上げて行く、というのが非常に大雑把なあらすじなんですけど、そこへ女子キャラの面々が絡みあって、作品世界が広がっています。
 岡部の幼馴染まゆりが死んでしまう、という時間線を回避するために何度も繰り返し過去へ飛び、さらにはバイト戦士鈴羽や、フェイリス、萌郁、そしてクリスそれぞれの不幸な時間線を調律し、最終的には大団円的なまとめ方をする、というのはなんというか、

ゲーム脳?ずるいんじゃね?!(笑)

 そう、客観的に観ると、不都合なことはリセットして時間を遡ればいいんじゃない?、というまるでゲーム感覚な展開になっていて、人が死ぬという重い現実を回避という名目の逃避に走りまくっているようにも思えます。
 ニコ動のコメントを見ていると共感的なものが多く見受けられますけど、観ている年代の多数を占める若年層の感覚に合致しているのかもしれませんけど、ちょっとうすら寒さを感じるのはジェネレーション・ギャップなんでしょうか?
 最初に送ったDメールに遡り、全て消去することで元の時間線に戻す、ということは結局のところ微妙に叶わず、そこに至る過程で登場する女性キャラ全員を含む周辺キャラの過去にもイチイチ干渉しまくり、何らかの影響を残しているのがエピソードとしては面白いのですけど、時空管理の倫理としてはどうなのか?という部分が引っ掛かります。
 この作品、未来人も登場したりしますが、時空管理局的なものは存在せず、というかタイムマシンが発端となり最終戦争が引き起こされているような時代から来たことになっているので、それどころじゃなかったんでしょうけど、時間線という考え方と共になんか今一つ不可解な部分が残ったります。

 よくあるパラレルワールドの概念だと同時進行する微妙に異なる時空の間を移動することになるので、過去に干渉が起こった時点で異なる時空のページへ移る、というのがありがちな説明になるかと思うんですけど、この作品では分岐するところまでは同じでも、分岐したあと、新たに構築された時間線が伸びて行くような感じで描かれ、他の時間線は存在しないようなことになっています。
 例え以前と同じような世界であっても、そこは微妙に異なる世界で、それを認識しているのは岡部だけ!というのはこの作品の特徴的な部分です。
 作中に登場するダイバージェンスメーターが最初に登場した世界線とその後岡部が移動して行った時間線との差異を表しますけど、これが1%の変動を見せなければ負の世界線から抜け出せず、それゆえ岡部は数十回のタイムリープをする羽目になります。

 当初は、まゆりの死からの退避だったものが土壇場でもっとスケールの大きなものになってしまうというのが構成のミソだったりしますけど、導入部から最初のまゆりの死までが冗長のようでいて、数々の伏線をばら撒く助走となっていて、繰り返されるまゆりの死、その度に過去へ戻る岡部、そしてサブキャラの過去にも干渉を余儀なくされ苦悩のどん底に叩き落され、精神崩壊の危機まで招く主人公の描写が興味深いです。

 結局のところ、現実に直面した問題をクリアしていくことで中二病から脱却し成長して行く主人公を描いて行くのがテーマなのかな?と思ったんですけど、なんか終盤で再発してない?(笑)
 いろんな意味でギリギリな局面を中二的発想で最後は乗り切った、というのがほんとうのところかな?

 ある意味中二病賛歌なのかもしれない…。

 全体を振り返ると、序盤のモッサリ感は只のハーレム萌アニメのようで、進行の遅さにイライラしますけど、一気に加速して怒涛の「まゆり死のダル・セーニョ」を繰り返し、その間にサブキャラの時間線に干渉し、様々な展開を見せる構成は見事の一言に尽きます。
 元の設定からしてあまり尋常では無いので、先の展開がサッパリ読めず、最終盤の数話は予期出来ない展開でしたけど、ラストが結構ベタな感じだったのがご愛嬌でしょうか?

 原作のゲームがどういう物かわかりませんけど、複数のエンドが用意された作品でなおかつ恋愛要素のあるものの場合、散漫な構成になって余計なエピソードが散見される作品があったりしますけど、この作品はそういう印象を持ちませんでした。
 終盤はやや速足のような気もしますけど、2クール24話を上手に使って全体の構成をしてあったと思います。

 背景のリアルな秋葉原を始め、全体に丁寧な画作りで、キャラも安定感のある印象でした。
 ニコ動で聖地巡礼動画が上がっていましたけど、異常なまで「今のアキバ」が描き込まれていて、感動するやら呆れるやら(笑)
 所々実在や史実な設定が紛れ込んでいて、そのあたりリアリティを醸し出していますけど、小道具としてはSERN(CERN)だけしかストーリー本体には絡んで来ません。

 蛇足ながらそのCERNが、「ニュートリノが光よりも早く移動している」ということを実験で発見したということが報道されていたのが、奇妙な一致を見てナントモ不思議な気持ちになりました。
 相対性理論をひっくり返す程の大発見になるのか?!ということですけど、作品の終了に添える花束にしては強烈過ぎますね

 BD/DVDのリリースも始まって、また1話から観返していますけど、二度観するとより面白い作品だと思います。
 この作品、今年始まったアニメの中では、間違いなく5本の指に入る良作じゃないでしょうか。

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