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2011年9月の記事

2011年9月26日 (月)

英国戀物語エマ (9/25)

 先日の台風でまたしても我が家は緊急避難所になってしまい、電車が止まって帰れなくなった子を何人か泊めることになったんですけど、プチアニ研の小夜ちゃん(仮名)が私のDVDラックを漁っていて、
 「先輩渋いの持ってるじゃないですかぁ、次これ見ましょうよコレ!」
 と、勝手にチョイスして行ったので、取り敢えず観始めたんですけど、久々に一気観になってしまいました(笑)

 なんか名作劇場のような雰囲気の作品で、なぜこれが深夜アニメだったのか謎なんですけど、うん良いお話でした。

 原作は漫画だそうで、小夜ちゃんは原作を知っていたようですけど、私は未見です。
 というか、あまりこういうジャンルって読んだことないかも?

 作品の舞台はタイトルにあるようにイギリスで、産業革命のちょっと後の頃でしょうか?
 簡単に言ってしまえば、

 「身分を超えた恋の物語」

 で、当時(今でもあるけど)の階級社会の異なる男女の恋愛物語となっています。

 主人公エマは上流階層の子女の家庭教師をしていた老夫人の元でメイドとして働いています。
 そうこの作品「メイド物」という一面も持っているんですけど、昨今の萌えメイドとは全く違う世界のメイドさん、というか正しいメイドさんなので、あまり萌え要素とは無関係だったりします。
 そこへ訪問してきた夫人の元教え子ウィリアム・ジョーンズと出会い、二人は恋をするのでした…。
 といった感じで始まり、お約束的な階級間の狭間で揺れ動く二人の恋の行方、周囲の反対、ライバル出現、別れという段取りを踏んでストーリーが展開して行きます。

 今回観たのは1クール分12話だけで、続編があるんですけどそちらはうちにDVDがまだないので観ていません。

 冒頭で名作劇場のような~、と書いたのはストーリーの先が読めてしまい、予定調和的な進行を見せているので、という点と恋愛表現を含めた諸々の描写がえらくマイルドでいやらしさ(エロいという意味だけじゃないよ!)が余り無い、ということから感じたものです。

 そこがこの作品の美点でもあり、大人向けの深夜アニメとしてはややインパクトに欠ける部分なのかもしれません。

 このクールでは二人の出会いから別れまでが描かれていますけど、続編があることから判るように、「別れ」は決定的なものでは無いようです。
 次第に強く惹かれあうようになった二人ですが、身分違いの恋への抵抗に合い、それを覆そうと抵抗するウィリアム、そして職を失い居場所が無くなったエマは故郷に帰ることを決心し、別れを告げにウィリアムの家を訪ねますが…。
 というところで終わりますけど、ウィリアムのイマイチ間の抜けたところがイライラしますけど、エマの頑なな階級社会への遠慮もまた何だかなぁ~という気にさせられます(笑)

 二人に絡むウィリアムの親友でマハラジャの子息のインド人青年ハキム、そして親の画策でウィリアムとくっつけようとさせられるエレノアが絡んでストーリーが進んで行きます。
 物静かで理知的に見えるエマですが、これまで置かれてきた身の上は幸福とは言えず、かなり危うい環境を切り抜けて来たとも言えるでしょう。
 対して何の苦労も無く育ってきたお坊ちゃんウィリアムとの対比がストーリーの土台にあり、イマイチ解ってない彼のエマに対する思いや行動が空回りしている、という感じで終始するんですけど、その不器用さが上流階級のイヤラシサを削いでいるようにも思えます。
 ウィリアムの家は爵位持ちでは無く、ジェントリと呼ばれていることから元々は地主階級で、ビジネスで頭角を現してきた家のようです。
 しかし爵位が無い、ということがウィリアムの父の引け目になっているようで、貴族の令嬢エレノアを嫁に迎えることで上流階級での地位を固めたいと思っているようです。
 しかしそれは単純な名誉欲から来るものでは無く、自身が爵位無しゆえに苦労してきたことを次の世代にまで背負わせたくはない、という親心の混じったもので、ちょっとは理解出来ることではあるんですよね~。
 エレノアも良い子で、初心な未熟さがあるものの一途にウィリアムに魅かれるその姿は政略結婚なんて微塵とも感じさせない清純なものなのです。

 なんか現実とおとぎ話の板挟み状態なんですけど、それがいい!(笑)

 年代的にちょっと前の作品ですけど、作画はけっこう安定していて、これまた名作劇場風なタッチの画と相まってノスタルジックな雰囲気を感じます。
 馬車とか建物で3Dデジタルになっている部分?がありますけど、あまり違和感はありません。

 そして音楽がメインテーマを始めとして、シットリと落ち着いた雰囲気のピースが多く、画にとてもマッチしていて心地よいです。

 さて、続きを早く観なくっちゃ!

2011年9月25日 (日)

STEINS;GATE ニコ動配信版 (~9/18)

 気が付けばもう半年経っていたんですね…。
 4月スタートで、もう季節は秋に入っています。
 時間の経つのが早いわぁ(遠い目)。

 今年リアルタイムで観ていた作品の中では1,2を争う面白さでしたよ!

 元がゲームでカオスヘッドと同じ原作/製作ということで不安もあったんですけど、2クール分の長さを使って仕上げられたストーリーは、ややダル(キャラのことじゃない!)なところもあったけど、最近のゲーム原作作品にしては秀逸な仕上がりでした。

 出だしの人工衛星のようなものがラジ館に刺さってる辺りでは、どう転ぶのか見当も付かない作品だったんですけど、原作を知らない私としては意外な方向性を見せて、とても興味深く楽しめました。

 一種の並行世界モノなんですけど、「時間線」という概念が軸になっていて、よくある並行世界モノと違って完全に分離された並行世界では無く、過去に干渉するとそこから分岐して異なる時間線に移行する、といった考え方のようです。
 どちらかというと量子力学的な方向性というか、アニメでなら「ノエイン」での時空認識の考え方に近い様な気がします。

 で、この作品テーマ性が今一つピンと来なかったんですけど、もしかしたら

 中二病でもいいじゃないか!

 とかじゃないよね?(笑)
 なんか公式にも大学生だけど中二病的言動をする主人公や周辺キャラによるストーリー的なことを謳っていますので、かなり意識してしまうんですけど、ストーリー展開そのものがややご都合主義的な側面を持っているので、冷静に観ると「こんなに過去をいじってどんな結果招くか判ってやってんの?」と思いたくなる程、躊躇無くタイムリープしまくる主人公の無茶振りはまさに思春期そのものじゃないかと思えるんですけど、ある意味そんな主人公は斬新かもしれないです…。

 この作品のストーリーを説明するのは、とっても面倒なので今回はパスさせていただくとして(ぉぃ)、簡単に感想などを。

 カテゴリ的にはそうですねぇ、SFタイムリープ三昧グルグル展開的ハーレム・アニメかな(ぉぃ)

ここから激ネタバレ注意!

 電話レンジ(仮)で、Dメールという過去へ送れる携帯メールが主人公達によって開発され(偶然に)、さらに主人公岡部の意識をDメールと共に過去へ飛ばして世界線を変動させることで、未来を分岐させて岡部の望む(必ずしも彼の意志だけでは無い)時空を作り上げて行く、というのが非常に大雑把なあらすじなんですけど、そこへ女子キャラの面々が絡みあって、作品世界が広がっています。
 岡部の幼馴染まゆりが死んでしまう、という時間線を回避するために何度も繰り返し過去へ飛び、さらにはバイト戦士鈴羽や、フェイリス、萌郁、そしてクリスそれぞれの不幸な時間線を調律し、最終的には大団円的なまとめ方をする、というのはなんというか、

ゲーム脳?ずるいんじゃね?!(笑)

 そう、客観的に観ると、不都合なことはリセットして時間を遡ればいいんじゃない?、というまるでゲーム感覚な展開になっていて、人が死ぬという重い現実を回避という名目の逃避に走りまくっているようにも思えます。
 ニコ動のコメントを見ていると共感的なものが多く見受けられますけど、観ている年代の多数を占める若年層の感覚に合致しているのかもしれませんけど、ちょっとうすら寒さを感じるのはジェネレーション・ギャップなんでしょうか?
 最初に送ったDメールに遡り、全て消去することで元の時間線に戻す、ということは結局のところ微妙に叶わず、そこに至る過程で登場する女性キャラ全員を含む周辺キャラの過去にもイチイチ干渉しまくり、何らかの影響を残しているのがエピソードとしては面白いのですけど、時空管理の倫理としてはどうなのか?という部分が引っ掛かります。
 この作品、未来人も登場したりしますが、時空管理局的なものは存在せず、というかタイムマシンが発端となり最終戦争が引き起こされているような時代から来たことになっているので、それどころじゃなかったんでしょうけど、時間線という考え方と共になんか今一つ不可解な部分が残ったります。

 よくあるパラレルワールドの概念だと同時進行する微妙に異なる時空の間を移動することになるので、過去に干渉が起こった時点で異なる時空のページへ移る、というのがありがちな説明になるかと思うんですけど、この作品では分岐するところまでは同じでも、分岐したあと、新たに構築された時間線が伸びて行くような感じで描かれ、他の時間線は存在しないようなことになっています。
 例え以前と同じような世界であっても、そこは微妙に異なる世界で、それを認識しているのは岡部だけ!というのはこの作品の特徴的な部分です。
 作中に登場するダイバージェンスメーターが最初に登場した世界線とその後岡部が移動して行った時間線との差異を表しますけど、これが1%の変動を見せなければ負の世界線から抜け出せず、それゆえ岡部は数十回のタイムリープをする羽目になります。

 当初は、まゆりの死からの退避だったものが土壇場でもっとスケールの大きなものになってしまうというのが構成のミソだったりしますけど、導入部から最初のまゆりの死までが冗長のようでいて、数々の伏線をばら撒く助走となっていて、繰り返されるまゆりの死、その度に過去へ戻る岡部、そしてサブキャラの過去にも干渉を余儀なくされ苦悩のどん底に叩き落され、精神崩壊の危機まで招く主人公の描写が興味深いです。

 結局のところ、現実に直面した問題をクリアしていくことで中二病から脱却し成長して行く主人公を描いて行くのがテーマなのかな?と思ったんですけど、なんか終盤で再発してない?(笑)
 いろんな意味でギリギリな局面を中二的発想で最後は乗り切った、というのがほんとうのところかな?

 ある意味中二病賛歌なのかもしれない…。

 全体を振り返ると、序盤のモッサリ感は只のハーレム萌アニメのようで、進行の遅さにイライラしますけど、一気に加速して怒涛の「まゆり死のダル・セーニョ」を繰り返し、その間にサブキャラの時間線に干渉し、様々な展開を見せる構成は見事の一言に尽きます。
 元の設定からしてあまり尋常では無いので、先の展開がサッパリ読めず、最終盤の数話は予期出来ない展開でしたけど、ラストが結構ベタな感じだったのがご愛嬌でしょうか?

 原作のゲームがどういう物かわかりませんけど、複数のエンドが用意された作品でなおかつ恋愛要素のあるものの場合、散漫な構成になって余計なエピソードが散見される作品があったりしますけど、この作品はそういう印象を持ちませんでした。
 終盤はやや速足のような気もしますけど、2クール24話を上手に使って全体の構成をしてあったと思います。

 背景のリアルな秋葉原を始め、全体に丁寧な画作りで、キャラも安定感のある印象でした。
 ニコ動で聖地巡礼動画が上がっていましたけど、異常なまで「今のアキバ」が描き込まれていて、感動するやら呆れるやら(笑)
 所々実在や史実な設定が紛れ込んでいて、そのあたりリアリティを醸し出していますけど、小道具としてはSERN(CERN)だけしかストーリー本体には絡んで来ません。

 蛇足ながらそのCERNが、「ニュートリノが光よりも早く移動している」ということを実験で発見したということが報道されていたのが、奇妙な一致を見てナントモ不思議な気持ちになりました。
 相対性理論をひっくり返す程の大発見になるのか?!ということですけど、作品の終了に添える花束にしては強烈過ぎますね

 BD/DVDのリリースも始まって、また1話から観返していますけど、二度観するとより面白い作品だと思います。
 この作品、今年始まったアニメの中では、間違いなく5本の指に入る良作じゃないでしょうか。

2011年9月19日 (月)

フラクタル (9/13~15)

 なんか気合いで一気に観てしまいました!、といっても足かけ3日掛かっていますけど…。
 序盤だけ6月に観ていますが、印象が薄れているので改めて最初から観直しました。

 通して観た感想ですけど、

 言われてるほどヒドク無いじゃん!

 これまで風の噂で?あまり良い評判を聞かなかったので、ちょっと期待薄という感じで観始めたんですけど、全体の印象は、

 普通、かな?

 ただ、ところどころ既視感を感じて、どこかで観たようなシーンだったりセリフ回しだったり?、過去の名作の良いとこ取りをしたような気がしないでも無いです。
 けれども、どの作品もそれぞれ影響を受け合って、似通った部分があったりするものなので、取り立ててこれがヒドイという訳でも無いんでしょう。
 多分。

 でも~、もっと気になるのはノイタミナの割に作画がイマイチで、もっとキチンとした画で見せて欲しかったなぁ~、と思います。
 なんか不安定でフラフラした印象のキャラ達でした。

 フラクタル・システムに支配された人々は働くこともせず、自由にどこへでもドッペルというアバターを放って、自在にコミュニケーションを取れるようになった世界。
 一見楽園のようで、実際にはフラクタルに洗脳され支配されているのが現実の世界。
 主人公のクレインはドッペルを持たず、現実の家に住み古い機械を愛する、この世界では少し変わり者の少年でした。
 ある日何者かに追われる少女フリュネと出会いますが、一晩クレインの家で夜明かしした彼女はブローチを置いて姿を消してしまいます。
 そしてクレインがブローチを解析しようとしたら中からドッペルの少女ネッサが出て来ましたとさ…。
 さらにフリュネを追っていた悪者っぽいけど、なんかおマヌケな3人組が実はフラクタルを否定し、人間らしい本来の姿を取り戻そうと行動しているグループのメンバーなのでした。
 云々。

 Boy meets Girlから始まり、反フラクタル体制側との出会い、そしてヒロインが本来体制側の存在で、ネッサ共々何かフラクタル・システムにとっての重要な役割を持っていること、そしてそれ故に彼女たちに何か禍々しく暗い影が落ちていて、僧院と呼ばれるシステムの中枢に居る登場人物達との間に色々ろ因縁があったりする、という展開。

 ストーリーの終盤に差し掛かると、これまでのややファンタジックな雰囲気から、どちらかというとセカイ系へとシフトして行き、ラストで主人公とヒロインがどうなった?!、という切なくも思わせぶりな展開が、構成としてはまずまずではないかと思うんですけど、どうでしょう。

 ただ少ない話数でまとめるには設定が壮大で、説明を省かれている部分が多々あって、どうしてフラクタルシステムが作られたのか?、システムが崩壊を始めたのにそれを修復出来なかったのは何故なのか?(リセットではなくバグ取りがどうして出来ない?)、そもそも全く生産性の無い住人ばかりの世界で、どうやってフラクタルシステムを維持していたのか?(だから壊れるに任せてたのかも?)、などなど。

 割と肝心なところが抜けてるようで、2クールあったらもっと深くなったのになぁ、と思います。

 個々のエピソードとかキャラの設定も印象的なものがありましたけど、とりあえず

 エロおやじは死ね!!(`・ω・´)シャキーン (笑)

 ハッキリと作中では描かれてないですけど、まあ死んだかな? でもああいうのってゴキ○リ並に生命力高かったりするのでしぶとく生きてるかもしれない。
 そんときは熱湯かけてとどめを刺しましょう
 どうもアノ手のキャラって胸くそ悪いというか、観ていて憎悪しか覚えないんですけど、ぼかしたような表現でいて、僅かな洞察力で判ってしまうエロおやじとフリュネの関係とか、どういう意図で脚本家が書いてるのか興味深いですね。
 深みを持たせる、とかいう理屈なら無能!と言ってやりますけど、それを必然とするものって何なのさ?
 その辺り説明して欲しいなぁ。 ちょっと怒ってるんだぞぉ、私。
 とりあえず「殺してやりたいアニメキャラリスト」に入れておきましょう(笑)。

 冒頭から出てくる、グラニッツ一家の面々は見るからに悪人に見えず(苦笑)、なんかタイムボカン・シリーズの3馬鹿か、ジ○リのチョイ悪役っぽい味付けで、味方になるんだろうなぁ、と思ってたらそうだった、とか妙に解り易い展開。
 そして彼らとは違う考えを持って、同じく僧院に対抗する勢力が出て来ますけど、彼らの立ち振る舞いが狡賢くある意味現実的で、その対極に居るのがグラニッツ一家のような気もします。
 ただ方法論は違えど、目指すところは大体同じな訳で、終盤の僧院に乗り込んでの決戦で、彼らのリーダーが魅せた男気はかっこよかったかもしれない…。

 フリュネとネッサの生い立ちも既視感があったりしますけど、こういう話で来ましたか的な印象で、予想とは微妙に違うものではありました。
 ただどうしてフラクタルシステムが作られて、そのオリジナルのサンプルとして彼女達が選ばれた理由が謎なんですよね。
 肉体のコピーは簡単に作れても、精神のコピーは上手く行かず、失敗を繰り返しているうちに当たりを引いたけど、実はシッカリと自我が成長していて思い通りに動いてはくれなかった、というところなんでしょうけど、エロオヤジが余計なことするからそうなったんだろぉ!と気がしないでもないです

 ラストは納得行くような、行かないような?
 クレイン視点だとハッピーエンドだけど、フラクタルに支配されている状態が継続している人たち、反フラクタル派の人達から見たらどうなんでしょう?
 フリュネの意思が介在して再起動されたとしても、本来の機能が変わった訳では無いでしょうから、多大の犠牲を払って阻止しようとした人達の心中は如何に?というところです。
 その辺もあってクレインは元の家に戻ったのかもしれませんが、その辺りは観る者の好きなように考えろ、ってことなんでしょう。

 この作品で特に良かったところ、それは音楽でしょうか。
 OP/EDは共に印象的でしたけど、OPの映像は確かにフラクタルなんだけど、さっぱり話の内容が解らないので、OPとしては失格なのでは?(笑)

 作画はもう一つ安定感に欠けていて、ちょっとイラっとする部分があります。
 ノイタミナの作品って、今まで観たモノは安定感のあるシッカリしたモノばかりという印象があるので、非常に残念です。

 全体の印象は、壮大な設定を短い1クール作品に押し込めようとした為に説明不足感が大きく、作画も不安定で今一つ。
 色々切り落した上での構成は悪くは無いけれど、何か抜けてるような気がするのと、観終わった後のスッキリ感がやや弱いかなぁ。
 ヒドクは無いけれど、特に素晴らしい訳でも無い、まあ普通かな?という感じでした。

2011年9月15日 (木)

Baby Princess 2Dぱらだいす (9/11)

 これまたレンタル屋さんでたまたま見つけた作品でOVAです。
 収録時間が短くて観易そうだったので、なんとなく借りて来たんですけど、思いっきりデジャヴを感じます。

 シスタープリンセスの二番煎じ?三番煎じ?かと思っていたら企画元が同じだった…。
 何匹目のドジョウを狙ってるんでしょう?!
 しかも今回は人的パワーアップが凄まじいです。

 シスプリをご存知の方なら見当が付くと思いますけど、これは妹ハーレム系の作品です。
 主人公しか男性が登場せず、今期はナント!19人の妹たちとそのお母さんが取り巻くという超絶ハーレム・ワールドが形成されています。
 上は大学生から下は0歳児?!

 幅広過ぎだろぉぉぉぉぉ!!

 あとお母さんは年齢不詳ですけど、これだけ一人で生んだんですか?(汗)
 その辺りの説明は一切なし、血の繋がりがどうとか、全く不明です。
 アバウト過ぎます…。

 属性もあらかた網羅されていて、天然お姉からツンデレ、僕っ娘、メガネに幼女に、ちょっと電波受信してるっぽいのから、ませた小学生に赤ちゃんまで、お母さんを熟女にしとけば、もう足りないものはない?!
 というか人数が多すぎてキャラの名前なんて覚えきれません、というか観ていて覚える気にすらならない(笑)

 これだけ出てきて30分程の作品なので、多分これからTV放映版とかOVAシリーズ化とか視野に入れてのお試し版なんでしょうけど、どうなんでしょうねこういうの?

 作画とか綺麗で、シスプリに比べたら随分と現代的で月日の流れを感じますけど、やってることは変わらない、という作品です。

 とりあえず、これって長めのプロモーション・フィルムみたいな感じなので、これだけ観てどうってものじゃないと思いますけど、続けるなら少しはキッチリとしたストーリーを作って破綻しないように設定も煮詰めてから送り出して欲しいと思います。
 こんなに人数居たら紹介だけで2クール近く使っちゃいそうで、もう無謀な設定としか思えないですけど…。
 多けりゃ良いってもんじゃないと思うよ?

 さしあたって中身は皆無に近いので、これ以上書くことも無く、おススメする要素としては可愛いっぽい女の子が沢山出てますよ~、ってことくらいでしょうか。

2011年9月14日 (水)

お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからね!! DVD版 (~9/12)

 え~っと、これも一昨日の「これゾン」同様、ニコ動配信から観始めた作品のDVD版になります。
 配信期間も同時期だったのですけど、このシーズンは凄かったかったですね…。
 いろいろと。

 DVD版は内容自体殆ど変りませんけど、この作品では未配信(未放映)の13話がオマケで入っています。
 その中身は配信してた時のCパート?「兄の生態観察日記」の拡大版で、1話分をまるまる新作のそれで埋めています。
 あとはこの手の作品お約束の「アレなカット」の規制解除でペンギンさんとかネコさんが消えています。

 で、DVD版でやっと10話を観ることが出来たんですけど、ここで登場した新キャラも当然の如く普通じゃなく(笑)、もうマトモな登場人物は主人公の母親だけ、というヘンタイだらけの作品だった、ということを再認識しました

 前にも書きましたけど、キャラの絵柄が少女向けコミックのようなアンリアルな感じで、ストーリー構成やその展開が甘く軽い仕上がりで、変にいやらしい雰囲気にならないのが救いなのですけど、やってることはかなりアブナイので、きわどいバランスの上に成り立っているような?
 絵柄がもっとリアルになったり、脚本や演出があと少し踏み込んだら、それはもう18禁の世界に突入してしまいそうです。

 私的には笑って観てられるギリギリのところかも。

 かなり異常な性癖の妹目線で語られているようでいて、実際は男性視聴者を激しく意識した視点で構成されているため、エロネタ満載でしかも時々アブノーマルな方向へ振れたりするので、時々目のやり場に困ってしまうことも・・・、あったりはしませんけど(ぉぃ)、微妙にズレた感覚が救いになって、これまた寸止めで終わるのでまあ大丈夫かな、と。

 実際のところ、何がやりたいのかサッパリ解らない作品なんですけど、なんかそういうのどうでもいいカテゴリーに入ると思うので、考え込むだけ無駄なんでしょうね

 お馬鹿エロを受け入れられて、少々癖のある絵柄にも抵抗がなければ何も考えずに楽しめるんじゃないかと思います。
 ヘンタイ性では私がこれまで観て来た作品の中ではかなり上位に占めるんじゃないかと思いますので、そういうのがお好きな方にはおススメ出来ます、多分…。

 

2011年9月13日 (火)

ひぐらしのなく頃に煌 (9/10~)

 「ひぐらし」10周年記念作品だそうです。
 偶然レンタルを見付けたので借りてみたんですけど、

 「ひぐらし」はいつからギャグアニメになった!!(゚ロ゚屮)屮(笑)

 番外編とかファンディスクとか、本編とはかけ離れた内容のお遊び、って他の作品でも色々ありますけど、これは元がもとだけにインパクトありますね、いろんな意味で…。

 部活で負け続け、惨めな罰ゲームに耐えきれなくなった圭一が女子達を返り討ちにしようと色々画策する、というストーリーですが大石さん達大人の男性キャラ3人がそれに絡んでハチャメチャな展開になり、お約束的ドタバタが繰り広げられるという困った作品です

 前作のOVA「礼」でもコメディ・パート的エピソードが幾つか入れられていましたけど、あちらは本編の締め的なシリアスな部分がメインとしてちゃんとありましたので、まだ良かったんですけど、これはいったい…。

 全部で4エピソードのようですが、公式サイトを観る限りではシリアス皆無なお遊び要素だらけのように思えるんですけど…。
 サイトでは「これで初めて知った方でも楽しめる云々」と書いてますけど、このノリのまま本編最初から見たら大ショック受けるでしょう!(笑)

 1巻に1話構成なので、今シリーズの「喜・努・愛・楽」の「喜」編だった訳ですけど、嬉しかったのかぁ?という内容です。

 作画水準が「礼」の頃から落ちているようなんですけど、この作品でもOVAながら少し本編に比べてもう一つのような気がします。
 OP/EDはもちろんこの作品用に作られたものですけど、これも弾けてしまって本編の雰囲気のカケラも無い仕上がりになっています(苦笑)
 いったいどうするんだよぉこれ、ってくらい違います…。

 ひぐらしファンのための記念お遊び企画、ということでお付き合い出来る方にはおススメかも?ですけど、初めて「ひぐらし」に触れる人には個人的に全くおススメ出来ない一品だと思います(笑)
 本編を観てからの方が良いですよ~、ホントに。
 

2011年9月12日 (月)

これはゾンビですか? DVD版 (~9/10)

 長かった空の境界も終わりましたので、そろそろ溜まりまくっているその他の作品にも手を付けないといけません(汗)

 以前ニコ動で観ていた作品ですけど、DVDのリリースも終わりましたので、改めて最後まで観てみました。
 というか、リリースに合わせてDVDを観ていたので完走ということになります。

 DVDで観たといっても内容自体が変わった訳ではないので、あまり書くことは無かったりします(ぉぃ)。
 大きな相違点は他の作品でもあるように、放映/配信版ではエフェクトで隠されていた描写が解禁されている、ことでしょうか。
 男性視聴者お待ちかね?のちょろっとエッチぃシーンの光とか湯気とか?全部じゃないですけど消えてますね…。
 そしてグロい描写の部分も…。
 終盤で主人公が爆発して全身バラバラになるエピソードがあったんですけど、ハルナ達がパーツを拾い集めて再生するまでをDVDではノーカットで観ることが出来ます(汗)。
 ある意味空の境界並にグロい描写で結構気色悪いんですけど…

 その他にも細かな修正とか沢山あるんじゃないかと思いますけど、いちいち配信版と比べて観る時間なんてありませんので、その辺りの考察はお任せします、はい。

 振り返ってみて、今年観たコメディ作品の中では異色の存在でかなり面白かったです。
 ストーリーや設定が奇妙で(笑)、「だからどうなの?」ってほどどうでもよい内容なんですけど(ゴメン)、なんか可笑しくてつい何度も観てしまったりします。
 テンポが良くって、画も綺麗なので観ていて変にフラストレーションを感じたりしないのがポイント高いです。
 これといって考えなきゃいけない内容でも無いので、適当に観飛ばしても困らないですしね(ぉぃぉぃ)。

 さっきエクセルに評価を打ち込んだんですけど、総合評価ではそう高くはないです。
 でも今年の萌えコメディではかなり上位で、ランキング動画を作るとしたらボーダー上でギリギリ引っ掛かるかどうかくらいの位置に居ます。
 今年は視聴テンポがかなり落ち込んでいるので、年間100タイトルは無理なのが確定的ですから残っているかもしれません。

 始まるまで期待していなかった作品だったので、拾い物した!というか得した感の強いラッキーな作品でした。

2011年9月11日 (日)

空の境界 終章 と全体の感想 (9/10)

 さて、シリーズのエピローグ、終章へ辿り着きました。

 この作品では、幹也と式が街が見渡せる雪の坂道で出会うという、以前あったシチュエーションで会話をする、という場面に終始しています。
 ここでの式は、これまで登場していた二人の式(織)とは異なる式で、最初の二人が魂としての存在ならば、今回登場している式は肉体そのものの式、という位置づけになっています。
 このシリーズのテーマ性というか、言いたかったことの片鱗をこの式が語っているように思いますけど、これまでの殺伐としたシーンを払拭するかのような静かで美しい情景と、式と幹也の語りが染み入るように伝わって来ます。

 長回しのワンシーンのようで、見方によっては退屈に感じるかもしれませんけど、結構核心に近い部分を語っているんじゃないかと思います。
 ただ、それを肯定的に捉えるかどうかは、観た人それぞれの受け取り方であるのは言うまでもありません。

 わたし的には、

 ああ、これって熱いラブストーリーだよねぇ

 というのが感想です(笑)
 そんなの解り切ったことだろう!、って怒られそうですけど、猟奇サスペンスのような描写があちこちにあり、グロい演出と戦いながら(実はあまり得意じゃない…)観て来た身としては、やっと落ち着けた、という感じのエピローグでした。

 殺人考察(後)のラストで魅せた幹也の式への思いと式の返答が、違う形でまた裏打ちされているようで、異なった人格の自分(式)が幹也との間を確たるものにするために背中を押したようにも思えました。
 何にしても雪空の音の無い世界で、仄かな温もりを放つ二人でありました。

 30分程の短い作品で、必ずしも必要とも感じられない向きもあるかもしれませんけど、これまでのストーリーを振り返り、整理するためには重要な章だと思います。

 さて、全体を観た感想ですけど、
 観る前に想像していたのとは、かなり違った印象でした。
 全く予備知識がありませんでしたので、予想ではもっとサスペンス色が強く、二人の恋模様も悲劇的なものだと思い込んでいたんですけど、後者は全くのハズレでしたね

 時系列をバラして、前後するエピソードを展開する、という方法は幾つかの作品で観たことがありますけど、この作品に関しては余り複雑では無かったので混乱もせず繋いで観ることが出来ましたけれど、果たしてそうしなければならなかったのかな?という疑問も無い訳ではありません。
 ただストレートに順番通り繋いだとしたら、かなり単純になり面白みに欠けるのかもしれません。
 そう、全体を通してのストーリーの流れそのものは結構シンプルで、そんなに深く潜ったものでも無いように感じます。
 その辺り構成と演出でいかに見せるか?というのが製作側の腕な訳で、その辺りが上手く出来ていればシンプルや深み奥行が足りない、というのが必ずしも悪い訳じゃありません。
 むしろ無暗に複雑にしたり、意味不明なまでに深いところへ行ってしまってマニアにしか受けない作品になってしまっているモノもあったりするので、そういうハマってしまった作品に比べれば遥かに楽しめます。

 ストーリーの芯を抜き出すと、このシリーズは幹也と式のラブストーリー以外の何物でも無く、気色悪いグロシーンを耐えつつ、二人の愛の行方を見守るという、かなり厳しい構成になっていますけど、観終わった後に残る奇妙な暖か味は何なんでしょう?
 興味に始まり、最後には自分の命を懸けてまで式への思いを貫き通す幹也のあまり表に現れない強さと熱さ、最初は殺したいまでに幹也を拒絶していた式が次第に彼に惹かれ始め、やはり最後には幹也の為に初めての殺人(この作品本来の意味での)を犯すまで思いを募らせる彼女のなんというツンデレ!

 冷静に見れば突っ込みどころ満載で、色々説明不足で、消化し切れていないような設定や、リアリティの欠落した部分もありますけど、そんなことはまあいいか(ぉぃ)、というくらいラブラブな二人が心地よい、正しい?ツンデレ・ラブストーリーだと思います。

 なんか中の人が、そのまま結婚してしまったのが判るような気もする(笑)
 役に入り込んでしまったら、これはもう別れられないでしょう!

 それにしても、長い作品の割に登場人物が少なく、重要な役どころ以外のキャラがこれまた極端に少なく、それでいて最もストーリーの構成でキーになる筈?の宗蓮の扱いが、「どうなんだろうこれ?」と拍子抜けするほど軽い(私の印象ですが)のはどうしたことでしょう。
 宗蓮の放った3人はそれぞれ役どころを全うしていましたけど、霧絵ちゃんは尺の短さと最序盤での登場だったこともあり、ちょっと印象が薄いです。
 幹也の妹ちゃんも、もっと登場機会があると良かったかも、と男性視聴者は思っているでしょう?、いや思ってるはずだ!(笑)

 気になる点は、元のストーリーがそうだから仕方ないとはいえ、余りにも安易に人が死に過ぎ、しかも描写がグロいということ、そして人を殺す、という行為に対する倫理観が何かズレているように思います。
 子供が観る作品じゃないので(多分)、それで教育的にどうこうとか言うのもナンセンスですけど、所々人を殺すことを肯定的に捉えているような部分があるのはどうなんでしょう?
 作中では警察が捜査してはいるものの、結局捕まりそうだとか、捜査の手がそこまで来てる、なんて描写は出て来ず、幹也の親戚の刑事が事件を追いかけているけど、なんか「捕まえる」ということには煮え切らない感じで終始していたのが不思議でした。

 作中の「人を殺したら自分もそこで殺すことになる」というのは印象的なセリフですけど、二人目からは人では無く、殺人鬼がやっていることだからと、諦観的になってしまうのがちょっと怖いです(苦笑)
 式の人を殺す理屈もある意味無茶苦茶で、それを受け入れて式に寄り添ってしまう幹也もかなり摩訶不思議な精神を持っていると思うです。
 とにかく二人とも普通の神経じゃないのは確実!
 幹也に至っては、パッと見とても常識的で頭脳明晰なイメージなキャラだけに余計性質が悪いです…

 という訳で、ラブストーリーの部分と、その周辺部のギャップが激しく、それが観た後のイメージを仄温かくもうすら寒い、という微妙な後味を感じる要因となっています。
 今これを書いている時点では未だ評価帳に書き込んではいませんけど、少し悩みそうです。

 画的には全体的に綺麗で、特に背景の描き込み具合が緻密かつリアルで、全く私好みで困ってしまいますけど、キャラのバラつきはあるかもです。
 あとで調べてみたら、各章で監督や作画監督も異なり、その辺りで差異が出ている面もあるようです。

 使われている音楽は良質で、各章ごとに異なるテーマ曲が使われ、それぞれエピソードに関連した歌詞になっていて、Kalafinaの歌唱と相まって印象深いものになっています。

 期待した以上の部分と、期待と異なった部分のバランスでナントモ微妙な評価になりそうですけど、基本的には面白い作品だったです。

2011年9月10日 (土)

空の境界 殺人考察(後) (9/10)

 空の境界シリーズ、本編の最終話にやっと辿りつきました
 このところ公私共に慌ただしくて、ほとんど時間が作れずフラストレーションの塊になっているんですけど、やっとこの週末でゴールできます。
 お盆休みで観る予定だったのが、なんと1ヶ月も掛かってしまいました、とさ…(涙)

 この作品、タイトル的には「殺人考察(前)」の続編のようになっていますけど、実はそうなんですけど(ぉぃ)、内容的にはこれまで挟まれて来た他編で伏線となっていた部分などを解き、ストーリー全体をまとめる構成になっています。

 エピソードのメインとなるのは宗蓮が放った「3人目の刺客」じゃないけど、このシリーズでのある種敵役になっている側の最後の一人里緒(りお、男だよw)と式&幹也の闘い?を通して二人の関係の再確認をする、という展開でしょうか。

 里緒は幹也や式の高校の先輩にあたる人物ですけど、(前)でチョイ役として登場して意味深なセリフを言っていた彼が「忘れた頃に来ました!」的な?(笑)
 これまで出て来た霧絵、藤乃と同じ宗蓮に作られた「起源から出でる駒」としての彼ですが、一番病的というか、狂いまくってるストーカーにしか見えないエキセントリックな人物なんですよね(汗)
 式をストーキングするという命知らずな振る舞い、そして幹也にもある意味好意的に接するものの、猟奇的な事件を繰り返すその性質から当然どちらからも拒絶されて、セットされていたことなのか、最後には幹也、式双方に対して刃を向けることになります。
 結果は言わずもがなですね?

 相変わらずグロい演出が目立ち、殺戮シーンはかなりキツかったりしますけど、それもこれで終わりです…。

 この作品は矛盾螺旋同様2時間弱の長さがありますけど、こちらの方はあまり作画の乱れは見られませんでした。
 背景の綺麗さ、全体の色彩設定とか映像としての見どころが多く、画的には私の好みに合っている作品ですけど、僅かに綻びを見せるところが見受けられ、その点がとても残念です。
 けれどもポイントは高いです、とても。

 この作品が何を言いたいのか、やりたかったのか?という点に、どうもピンと来ないところがあったんですけど、この(後)を見ておぼろげながら解って来ました。 

 さて、これで全てを観終わった、ようでいて実は続きがあります。
 シリーズを見て来た全体の感想はなどなどは、そちらで触れようと思います。

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