アスタロッテのおもちゃ ニコ動配信版 (4/18~7/6)
今年の春アニメも1クールものが終わり始め、DVD/BDのリリースが始まり、夏アニメもスタートしだしましたね。
ニコ動配信作品しかリアルタイムで観ていない人ですけど、春アニメは作品数が多すぎて完走出来た作品は半分も無かったかも?
フォローしていたのは8本あったんですけど、2クールものの「日常」と「シュタインズゲート」、「花咲くいろは」は継続して観ています(面白い!)。
完走出来たのは、今回取り上げるコレと、Aチャンネル、あと少し残っている「まりあほりっく あらいぶ」の3本?!
「デッドマン・ワンダーランド」は9話あたりで見逃して途絶!、「そふてにっ」は5話くらいで挫折しました(笑)。
これ以外に「アザゼル」は波長が合わないのが解っていながら3話くらい観たけどヤッパリだめ、「えん魔くん」が2話だけ観たんだけどノスタルジーに訴える?その作りに付いて行けず、「変ゼミ」は最初から無理だと判っていたけど1話を観てやっぱり拒絶反応が出て無理だった…。 「保健体育」も1話だけ観てみたんですけど、どうにも気色悪くて、そのうえ変な実写パートが出て来たところでもうダメ…。
という結果でした。
夏アニメは配信数が減るようなので、ちょっと楽になるかなぁ~。
顔ぶれを見ると「神様のメモ帳」、「BLOOD C」、「バカテス2期」くらいでしょうか? 「森田さん」はOVAが今一つだったけど5分アニメならいいかな?、「ゆるゆり」は観てから考えます。
他のはスルーかな…。
さて、感想に入ります。
この作品、第一印象は正直かなり悪く、「釘宮嬢だけで売るツンデレアニメ」だと思ってました(笑)
ところがストーリーが進むにつれて、異様にハート・ウォーミングな展開になり、すっかりハマってしまいました!
しかしですよ、設定を思い返すとかなりヒドイ(笑)ことになっていて、別世界から来たサキュバスの女王と一度の契りで出来た娘を押し付けられた主人公が、その女王の正式な跡取り娘のハーレム要員として別世界に引き込まれ、自分の娘共々暫くそこで暮らす羽目になる、というもの。
自分の娘と同い年の王女のハーレム要員というのが既に尋常じゃないんですけど、そもそも娘の歳が10歳でご本人が23歳って、え~~っと・・・・、おぉぃ・・・!
ヤバヤバです(笑)
それでもって主人公の娘(明日葉)と王女は異父姉妹だったりする訳で、これも意味深ですねぇ~。
この辺りの人物設定自体が色物全開というか、かなりキテルんですけど、その辺りの無茶振りが何故かストーリーそのものに反映されてなく!、奇妙に良い話が連なっているという、不思議な構成になっています。
この辺り参画している新房氏の手腕なのかもしれませんけど、絶妙な展開なんですよね~、設定を忘れていれば(笑)
まさかこんな系統の作品で泣かされるとは思ってもみなかったです…。
個々のエピソード自体はシンプルで、そう深い訳でも無いんですけど、不意打ちのようにやって来るのがとても卑怯です(苦笑)
登場人物の全員が善人過ぎるんだよねぇ~。
中盤以降に主人公のライバル?が登場しますけど、彼の存在感がイマイチ不明というか、何しに出て来たんでしょう?
狂言回し的な存在ですけど、彼の御付きの子がカウンターを打って手酷い仕打ちをするので、そのバランスが可笑しいです。 しかもアスミンの演技が妙にハマっている
突っ込みどころは色々あるんですけど、意外性のあるストーリー展開と構成が光る作品でした。
ただ結局のところ設定されているリソースを全部使い切ることなく終わってしまったので、ラブコメとしては何か物足りなく感じます(いや、この組み合わせで良いのか?!)。
王位継承権とか母娘で同じ男性を好きになるという、かなりアンモラルな状況なんかが全面に出て来たら、相当ドロドロした作品になりそうで、それも怖いんですけどね…。
絵柄がなんか名作劇場をユルくしたような感じで、パステル調な色使いとか、実はかなり計算して作られているような気がするんですけど、割と安定感のある作画と相まってなかなかよく出来ているんじゃないかなぁ?
また音楽も良くて、これもポイント高いです。
今年の春アニメでは一番のダークホースでした。
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