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2011年5月10日 (火)

けいおん!! (5/5~8)

 今さらながら一気観です。
 巷での大人気に反して、私的には今一つのめり込めない作品だったりするので、後回しになって今頃観ることになってしまいました

 わりと「日常系」が好きな私ではありますけど、実際のところ日常系を謳っている割にはやっていることが非日常という作品が多かったりするんですけど、この作品は日常っぽいといえばそんなような気もするし、やっぱり違うような気もする…?!(どっちなんだw)
 これといって大きなイベントが無く、時々音楽するけど殆どがくっちゃべってるだけ、という辺りが日常と言えば日常なんでしょうが、色々考察するとこの作品、実に巧みな操作が行われていて、ありえない日常空間が形成されています。

 1.大人が居ない

 存在感のある大人の登場人物は実質さわ子だけで、それ以外には軽音部OGと学校の先生程度で、殆どモブ扱いになっている。
 さらに唯たちメインキャラの両親すら登場しない。 家のシーンであっても姉妹、姉弟だけで親の存在は匂わす程度で抑えられている。

 2.男が居ない

 全く登場しない訳ではないけど、舞台が女子高であるのは勿論として、主要キャラに絡んでくる男性の存在が皆無の上、当人たちの会話にも一切登場しない。
 この年頃なら恋愛や進行形でなくても恋の話題とかが不可欠な筈なのに、全く出て来ないのはとても不自然(的外れな噂くらいはあったっけか?)。

 この2点から現実世界とは似ても似つかない疑似日常空間でこの作品は形成されているという矛盾! これで日常系と言えるんでしょうか?

 結局のところマーケティングの為せる技というか、ターゲットの男性視聴者(読者)の心琴を傷付け無い様、とてもナイーヴな世界観で形作られた作品なのかもしれません。
 簡単に言ってしまえば「萌え要素」だけで構築された世界なので、萌えが不要な視聴者には受け入れ難く、萌えを欲する視聴者には至高のひと時として感じられるのではないでしょうか?

 ストーリーという程、確たる筋立ては無く、学校生活と部活のイベントで時々盛り上がりを見せることがあるものの、殆ど山谷無しの展開で終始します。
 この2期目ではメインの4人が3年生ということもあり、終盤へ入って行く最後の文化祭から卒業までが最大のクライマックスを見せ(現実でもまあそうだよね)、ある程度の感動を覚えますけど、やっぱり全体のトーンは抑え気味でヌル目な展開になっています。
 ポイントは軽音部の中でただ一人学年の違う梓で、2年進級時に後輩を迎えることが出来ず、3年が卒業した後に取り残される彼女の葛藤がチョット気になるところです。
 梓、3年生それぞれの視点でこのポイントがクローズアップされ、終盤の重要なカギになっています。

 蛇足ながら、このことに付いてモノ申しますに(苦笑)、「今の5人でやっていきたい」と早々に新入部員の勧誘を諦めてしまったことは失敗だったと思うんですよね。
 やはり後継者問題に直結しますし、3年生の視点で押し切ってしまった責任は重いと思います。
 梓にゃんが可愛そうだし、やはり3年の身勝手を通してしまったように思います。
 というか、ライブ演奏の場を設けてもらうなんてかなり特別な扱いをされ、それなりの反応を受けているにも関わらず、誰も入部して来ないというのはチョット考えられないんですけどね…。
 これも作品の世界観保持のための苦肉の策というか、不自然な日常空間の為せる業な訳で…。
 部員がわらわら居たらお茶会も出来ないだろうし、軽音部第二バンドを作って競った末に軋轢が出来たりしたら泥沼化しそうだけど、まあそれはそれでどうとでも出来るような気もしますが、その辺は原作者の考え方や技量の問題もあるんでしょう。

 一期のレビューであまり肯定的なことは書いていませんけど、二期目を観てチョット考えが変わって来ました。
 非日常的疑似日常空間における萌え要素のみで成立した世界観の完成形としての「けいおん!!」ということで(ぉぃ)
 極力客観的な観方をしたとして感じるのは、まあなんというか居心地の良さのような?
 目障り耳障りなエピソードを排除して、とにかくキャラの持ち味だけで組み立てられている世界、そして(観る側への)毒を限りなく排除して当たり障りのない展開を見せ、終盤の卒業へ向けてのクライマックスでも何か上り坂を緩く均したような煮え切らない独特な雰囲気が支配し、風船から空気が抜けて行くような感覚を感じながら幕が下ろされたようです。
 思いっきり私の主観で言えば、「萌え、とにかく萌え、これでもかと萌え」です(笑)
 どう贔屓目に見ても頭のネジが何本か抜けている唯はある意味別格の風格を持つ萌えクイーンと言っても良いでしょう(こんな子絶対うちでは採用しないけどw)。
 澪、律、紬、梓もそれぞれ個性的でキャラが立っているけど、その立ち位置のバランスが良く取れているのが人気の秘訣なのかな?と思わせるほどだけれど、冷静に見ると3年生はチョット引っ掛かるところあるよなぁ~、と
 いちいち挙げると切りがないので敢えて書きませんけど、それが目に付きだすとかなり気に障る人もいるんじゃないかな?

 などと、グダグダ書いて来ましたけど、今さらここで作品の中身を紹介しても仕方ないですし、私なりの考察なんぞを書いて見ました、ってことで…。

 萌の勉強にはなかなか役立つ作品でした。
 同じ京アニ制作の「らき☆すた」と比べると考え方の違いが解って面白いです。
 ランキング動画や折に触れて、私はストーリー重視の見方をしていると書いていますけど、その尺度でこの作品はそう高いポジションには入りません。
 ただそれは捉え方の問題であって、視点を変えると高い評価を付けたい部分もあります。
 それが採点表に現れるかどうかの違いだけなんですよね。

 この作品の印象を一言でいうと「ラジオの深夜番組」のような作品かな?(謎)
 耳障り良く聞き流せて、時々ふと気になって目をとめて観る、そんな観方が心地良いです。
 最初から最後までモニターに正対して不動だにしないで観るようなタイプの作品では無いです。
 基本的に作画の良い作品なので、勿体ないのではあるのですけど(苦笑)、ストーリーの展開というか、そういう流れの内容なので、全神経を向けて観るのはチョット辛いです。

 高校を卒業して綺麗に終わった筈のストーリーがまた処を大学に移して動き出すようですけど、チョット不安だなぁ~。
 前述の非日常的日常の場がさらにハードルの高い場に行ってしまうと、もっと非日常感が増してしまうので…。
 これまでの調子で続けると、それはもはやファンタジーの世界へ行ってしまうのではないでしょうか?

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