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2011年5月 5日 (木)

なるたる (5/4~5)

 連休3日目になりました、今日で終わりかぁ~(-_-;)
 この連休中前半は殆ど普通通りに出社していたので実質3日しか連休になっていません(涙)。
 それでもまあのんびり出来たからいいかなぁ~(´ー`)(遠い目)

 ふと気が付いたんですけど、今日はこどもの日ですねぇ~、なのになんて作品を観てるんだか…(苦笑)
 多少事前に知識を仕入れていたので、一応覚悟をしていたものの、率直に言ってヒドイ作品でした、いろんな意味で(ファンの人ゴメン)。

 原作者の鬼頭某氏絡みで以前「ぼくらの」を観たことがあるんですけど、余りの悲惨さに途中放棄した前歴があったので、今回は予め精神武装?して挑んでなんとか完走出来ました(苦笑)。
 そもそもこの作品がうちにあること自体が謎なんですけど、時々やらかす衝動買いの為せる技か、そこいらへんの手当たり次第に籠に放り込んで勢いで買ってしまった中のひとつであることに間違いはありません

 この原作者の作品は読んだことは無くて、アニメでしか知らない訳ですけど、主となる登場人物が子供メインで、しかも余りに過酷な状況に陥り、命を落として行くという展開を繰り返すそのストーリーに何とも言えない不快感を覚えます。
 ファンの不興を買うことを覚悟した上で言わせて貰えば、とても正気と思えないですね。
 一応テーマ性はあると思いますが、それを表現するのになぜ子供をそこまで悲惨な状況に追い込まなければならないのか?とても疑問に思います。

 このアニメ作品、困ったことに原作の途中までを描いて終わってしまっているようで、肝心な部分が登場しないので、ストーリーの構成が奇妙なことになっています。
 序盤から散々現れる伏線が尽く回収されずに終わるので、何が何だかわからない状態になっています。

 主人公シイナは小学校6年生で、祖父母の住む田舎へ里帰りした際に、竜の子と呼ばれる(後に判る)何やら可愛げな謎の生物を拾います。
 帰京後通っているスポーツチャンバラの教室に入って来たアキラ(女子ですw)と知り合い、彼女も竜の子を持っていることを知ります。
 その後、竜の子を持つ何人もの子供たちと知り合い、命を狙われたり、仲間として迎えたいと接触を持たれるなど様々なエピソードを経て次第に作品世界で起こりつつある状況が判って来ますが、ストーリー終盤に登場するシイナのクラスメイトで親友のひろ子を廻るイジメのエピソードで、ひろ子の持つ竜の子が状況に耐えられなくなったひろ子に反応して、彼女の両親をはじめイジメの当事者を次々と惨殺して終わるという驚愕の展開を見せて終わってしまうという困ったことになっています。

 そもそも竜の子とは何なのか?ということが十分に説明されず、それを操る集団が登場するものの彼らが何をしようとしていたのか解らないまま、ストーリーのあちこちで殺戮が繰り返されるという理不尽な筋立てが観ていてイライラします。
 竜の子は持ち主の精神と直結し、思った通りに行動を起こすかわりに、竜の子にダメージが加わったりした場合はそれが持ち主にフィードバックされるので、痛め付けられれば同等の痛みが持ち主に降りかかるようです。
 ただシイナだけは竜の子とリンクしておらず、殆どの場合声に出してお願いしたり、竜の子が察して?自発的に行動しているという状況になっています。
 シイナ&アキラが最初に出会った竜の子持ちの少年小森はアキラに興味を持ち仲間に引き込もうとしますが、シイナを攻撃したため彼女の竜の子星丸の報復を受け殺害?されてしまいます。
 彼は竜の子の力を使って新たな世界の構築をぶち上げますが、その思想はクメール・ルージュの思想そのまんまで、到底受け入れられる筈も無いものでした。
 どうもこの作品のテーマは受け入れられない今の世界を無にして作り変える的なもののようですが、登場する子達の思い描く世界がそれぞれ異なり、それがどう実現して行くのか?とか見る前にストーリーが閉じられてしまいます。
 最たるものが前述のラストエピソードで、ひろ子を有名私立中学へ入れたいがために絶えずプレッシャーを掛け続けた両親、陰湿極まりないイジメを繰り返していたクラスメイトへの情け容赦ない報復を招き、間違った思い込みからシイナの父親すら殺そうとしたひろ子はシイナの静止を聞き入れなかった星丸によって目の前で殺されてしまいという救いようの無い展開を見せ終わってしまいます。

 途中に挟まれるエピソードも思春期の子供たちの揺れ動く心が感じる社会の矛盾とかが、「世界が悪い」の一言に置き換えられて妙な方向へ行ってしまうという展開で、時に子供の持つ残酷さが表れ、その度に犠牲者を生むなど、なんとも言えない陰惨な雰囲気が漂っています。
 直接的ではないものの、残虐なシーンや性的な表現もあちこちにあり、ちょっとこれは観る人を選ぶというか、少なくとも子供には見せたくない類の作品と言えるでしょう。
 「ぼくらの」でも変態教師に騙されておもちゃにされていた女の子のエピソードがありましたけど、どうもそういうのって見せられると不快感が増大して気分悪いですね。
 ただでさえ愉快な話じゃないのに…。

 この作品で一番問題なのは、中途半端なところで切られている為に、本来作者が伝えるべきメッセージが解らなくなっていることです。
 セカイ系の作品なので、筋立てや恐らく訴えたいことも突飛なものだとは思いますが、肝心なところが何も無い状態なので、これでは残虐変態シーンてんこもりなだけの劣悪作品で終わってしまっています。
 そもそも1クール13話でまとめようとしているようにも見えないので、打ち切りになったと思えば納得が行きますが、万人受けする内容とは思えないので、最初から1クールに収まるように構成するか、2クール分の予算を確保してから制作するべきだったと思います。
 でないと原作を貶めただけで終わるという最悪の結果になると思うのですけど…。
 というかここにそれが具現されていますが。
 と、原作を知らない私が言い切るのも問題あるといえばそうなんですけど、その位観た後で不愉快なんです

 腹立ちついでに言わせて貰えば、一応初回限定盤ということでオマケとして作中シーンのカードが付いているんですけど、最終巻に星丸に絞殺されたひろ子の死顔のカードがあるんですが、これ作った人って頭おかしいんじゃないの?
 正気と思えないですねこのチョイスは。
 同じ絵がジャケットの裏表紙にもあるんですけど、デザインセンスが登場人物と同じ位の精神レベルなんじゃないでしょうか?

 ストーリーを別として作品全体の作りに目を転じると、作画は凡庸であまり予算を掛けていないのが見て取れます。
 引き絵の適当さやキャラデッサンが狂いを生じるので少々前の作品ということを差し引いても特筆するべきことは見出せませんでした。
 音楽も特に印象に残るものはありません。

 全体の印象は、とにかくストーリーが途切れている時点でダメです。
 テーマ性云々を別としても表現と構成が私には到底受容出来るものではなく生理的拒絶反応を感じるので、印象はこれまで観て来たアニメ作品の中ではほぼ最悪に近いです。
 くだらない内容とか崩壊したストーリーや作画で低評価になっている作品が多いですが、これの場合は尻切れトンボの上、醜悪な表現が反復されるという精神的な有害要素が効き過ぎています。
 ストーリーを最後まで描き切れば評価は変わってくると思いますけど、多分その機会が訪れることは無いでしょう。

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