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2011年3月の記事

2011年3月23日 (水)

ジパング (3/19~21)

地震の暗いニュースの中、ふらふらと手を伸ばしてしまいました(苦笑)

 どう考えても男性向け青年誌のマンガ原作の作品ですけど、時々行く定食屋さんに全巻揃っていて、たまにチラチラ読んでいたんですけど、内容はかなりハードなんですよね。

 設定自体はよくあるタイムスリップもので、現代の自衛隊の最新鋭イージス艦「みらい」が太平洋戦争当時にタイムスリップしたら?
 というお話です。

 全体的に男臭さムンムンな雰囲気ですけど、緻密なストーリーで、戦ってどうこうだけじゃなく、政治的な駆け引きを駆使してそれぞれの目的を達成しようとする登場人物達の描かれ方秀逸で、歴史云々を取り払って今の日本の置かれた状況を投影すると、現代社会の問題点を浮き彫りにして世間に問うているような?そんな大仰な見方も出来る作品です。

 というのは原作のお話なんですが、アニメ版は原作の序盤から中盤の入り口辺りで終わってしまい、非常に残念というか、伏線が殆ど何も回収されずに終わるという悲惨な状態になっています。

 理由は不明なんですけど、売れなかったのかなぁ~。
 デジタル技術を駆使した戦闘シーンとか、ある意味綺麗で見応えあると思うんですけど、内容の硬さが受けなかったんでしょうか?

 2本前のオカルト学院もタイムスリップものでしたけど、多々ある同系統の設定の作品で歴史改変の考え方が異なり、それを見て行くのも面白いと思います。
 この作品では「みらい」が存在していた時空とタイムスリップした後の時空との間で齟齬が発生し、主人公角松の父親が幼少の頃に事故死してしまっているというパラドックスが起きています。
 つまり既に同一軸線上の時空ではなくなってしまっている訳ですね。
 そもそも現在と過去の時空軸の存在としての考え方自体幾つかに分かれていると思うんですが、ひとつは既に確定されている現在は改変されないという考え方です。
 この作品の場合は確定した現代からその流れを遡った過去(たぶん)に飛ばされてしまった訳ですが、「みらい」がそこに出現した時点で時空軸が分岐して、もう元の時空軸に戻れなくなってしまった、と考えるのが適当かと思います。
 元の時空軸のに戻ることが可能という仮定で考えるなら、「みらい」が飛ばされたのは並行して存在していた元いた時空軸とは似て非なる時空軸でなくてはならず、そこでは例え時空軸の分岐が発生しても、元居た時空軸には影響が及ばないので、切っ掛けがあれば元の流れに復帰することが可能と考えられます。
 原作の後の方は読んでいないので、結末がどうなったのかは知らないんですけど、艦の乗員が随分死んでしまったという事実を考えると、元の時空軸に戻ることが出来なくなり、新たな時空で時を経て行くしかない、という展開が自然なんでしょうね…。

 SF作品としては結構ハードな部類に入り、突飛な導入部から導かれるストーリー展開は非常に緻密に計算された設定で、マンガとかアニメなんて領域を超越していると思います。
 ほんとよく出来たSF小説のような作りの作品なんですけど、返す返すも中途半端に切られたのが残念です。

 ストーリーは太平洋戦争当時、ミッドウェイ海戦のど真ん中にタイムスリップした護衛艦「みらい」のクルー達が当時の日本軍と米軍の戦いの中に巻き込まれ、歴史改変を防ぎ、これまで是としてきた専守防衛を守り通すことが出来るのか?、歴史に翻弄されながら自らの岐路を模索して元居た世界へ戻る道筋を探す、といったところですけど、本来ミッドウェイで戦死する筈だった日本海軍の情報将校草加を助けてしまったところから大きく変化が起きてしまいます。

 登場人物には歴史上の実在の軍人や政治家が登場します。
 これが良く似てるんですよね…、まあ絵なので写真を元に似せるのは簡単なんでしょうけど(笑)。

 この作品、萌の欠片すら無いので、最近乱造されている諸々の作品とは完全に違う次元を行ってます。
 水着回も温泉回もありません、主人公の幼馴染や転入生も登場しません(当たり前だ!w)。
 BL的見かたをすれば、まあ妄想は幾らでも…(ぉぃ)。
 草加は受けだと思う(笑)、ああイケナイいけない、私の領分とは違う地平の話をしてはいけませんね

 ちょっとシリアスな作品を観たい方にお勧めしますけど、半端な終わり方なのでフラストレーション溜まると思います(苦笑)
 続きは原作を読んでください、ということで…。

 私も久しぶりに定食屋さん行こうかな…(笑)

2011年3月22日 (火)

デュラララ! (3/8~11)

続いて行きます。

 地震が起きる前に観た最後の作品です。
 8日から毎日帰宅後観ていたんですが、ラストが11日の未明で完走しました。
 そして翌朝出社して、午後地震が発生したわけで…。

 さてこの作品ですけど、どう説明したらよいのやら困ってしまうんですけど、一応形態としては群像劇だと思うんですが、少々オカルト的な登場人物が居たりして、ありきたりな設定ではなかったりします。
 原作はラノベで、バッカーノ!と同じ筆者さんだそうですが、幾つか似ている点があります。

その1

 群像劇スタイルで多彩な登場人物が特徴的で、その中に普通の人間じゃない者が紛れている

その2

 劇中の時系列が前後する構成になっている

 というところでしょうでしょうか。

 この作品の舞台は池袋で、劇中の都市伝説として「首なしライダー」という存在があるんですけど、これがデュラハンと呼ばれる一種の妖精で、一応この作品での主人公となっているようです。
 また「切り裂き魔」という謎の存在も登場します。
 が、原作ではそのようですけど、このアニメ作品の中では少々立ち位置が異なっているように見受けられます。
 普通に観て主人公だと思うのは竜ヶ峰帝人という、作中の冒頭、地方から友人の居る池袋へ進学の為にやって来た高校一年生で、彼がストーリーの主軸になるカラーギャング間の争いのキーを握っています。
 帝人が頼ってきた友人が正臣で、彼もまたストーリーの重要なキーを握っています。
 帝人のクラスメイトで、巨乳の委員長杏里もまた重要なキーを持ち、結果的に終盤のギャング抗争の引き金を引いてしまいます。
 その他首なしライダー・セルティと同棲している新羅、見ているだけでウザく感じる臨也(ウザヤいざや)と彼を宿敵とする静雄、さらに超妖しげな露西亜寿司の客引きサイモンなどなど、キャラの立ち過ぎな面々が揃っています。
 それ以外のサブキャラ達も個性的でメリハリがあるので、登場人物が多い割には明確に区別でき(笑)、すんなり呑み込めます。
 この辺りの人物設定の巧みさは原作者の上手さだと思います。

 ここで一度この作品のストーリー展開を整理しておきたいんですが、幾つかの流れが並行して進むので、ちょっと解り辛く感じるかもしれません。

流れ1

 多分本流。
 ダラーズと呼ばれる素性のハッキリしない一派と正統派?カラーギャング黄巾族(こうきんぞく)あるいはブルースクエアとの抗争(謎笑)

流れ2

 首なしライダーの首を取り戻せ!(笑)
 そしてセルティと新羅の愛の日々!!

流れ3

 その2とも絡んでいますが、
 ストーカーの真実の愛!!!

流れ4

 流れ1と絡んで来ますが、
 きみの隣に切り裂き魔!!!!

という感じでしょうか?

 これら4つの流れが絡み合いながら同時進行して行きますが、全く別個という訳では無く、最終的には全てが1本にまとまって行きます。
 他にも個々の登場人物がメインとなるショート・エピソードがあったり、流れをクロスする事件なんかもあったりして、2クールの尺を縦横無尽に張り巡らせた伏線の網目を織り込みまとめ上げて行く構成はある意味凄まじくもあります。
 バッカーノではかなり錯綜していて、上手く整理して観ないとサッパリ筋が分からなくなりそうだったんですけど、この作品では時系列の処理が比較的シンプルで、登場人物もやや少ないので、かなり楽に観進めることが出来るんじゃないかと思います。

 作品の性質上、内容をあまりここで書いてしまうとつまらなくなるので、この辺にしておこうと思いますが、まあ観て損はしないストーリーだと思います。
 あ、但しかなりバイオレンスなシーンが出てくるので、そういうのが苦手な人にはお勧めしません。
 とはいえバッカーノ程グロい描写は無いです、ぶん殴り合いや刺しつ刺されつ(苦笑)、時に自販機が飛んでくる程度でしょうか?(謎)

 キャラの設定が面白く、見た目と中身が全く真逆な存在が他ならぬ女性のメイン・キャラふたりなんですけど、首なしの妖精という一番非常識な存在のセルティが人格的に最もマトモで、見た目が最も常識的な杏里が実は最も非常識な存在だったりします。

 あと同じ作者ということでバッカーノのあのバカップルがちょっとだけ出てきたり、掲載誌の他作品のモチーフがちらホロほら登場したり、というお遊びも用意されています。

 カラーギャングの抗争モノというと、陰湿で暗いイメージを持ちそうですが、ラノベの読者層を想定してか、性的暴行描写は無く、全体的にカラッと明るめに、なお且つ悪役がかなり間抜けに描かれているので、観ていてそれほど重くはなりません。
 厳しい見方をすれば、オブラートに包んで暴力の悪影響をぼかしてしまっている、とも受け取れない訳でもありませんが…。

 画的には背景が見るからに池袋で(笑)、馴染みのある人にはそこらじゅうアルアル状態で可笑しいんですけど、かなり緻密に背景が作られているのでその辺りは見所の一つと言えるかもしれません。
 人物はややマイルドな線で、ちょっと微妙になる部分もありますけど、わざとっぽい?
 元画が夜桜四重奏と同じ人なので、少々似ている人物もいます。

 あまり声優さん云々を言わない私ですけど、この作品では光っている人が多いですね。
 セルティの沢城さんは今の時代を代表する声優だと思っていますけど、文句の付けようがありません。
 杏里の花澤さんはすっかり一人前(失礼!w)になっちゃって、もう棒読みとは誰も思いませんよね。
 新羅の福山氏、臨也の神谷浩史氏、静雄の小野D(笑)の三方はもう大御所と言っても良い位ですね。
 あとサイモンの黒田さんも素敵です。

 原作が未完のようですが、2クール枠をいっぱいに使い切り、とても上手くパッケージングされた良作だと思います。

2011年3月21日 (月)

世紀末オカルト学院 (10/9~3/7)

 こちら帰宅難民センターです(苦笑)
 いつ停電するか分からないので、迂闊にパソコンも起動出来ず、会社に居てもサーバが落ちたりするので、落ち着いて仕事も出来ず、なんかイライラしてきます。
 週末は計画停電が回避されるので、会社に出ては仕事を片付けています。
 地震発生から日が経つにつれて、我が社や関連会社、取引先の被害状況が明らかになって来て、資材部やロジスティック部の人たちは過労死しそうな勢いで対応に追われています。
 うちの部でも被災関係者への対応で忙しいですけど、個人的には難民センターの運営に苦心しています(苦笑)。
 先週はは、毎晩誰かしらがうちに泊まっているような状態で、おちおちアニメも観れなかったです。
 果たして今週はどうなるのやら…。

 そんな訳で、今回もちょっと前に観た作品のレビューになります。

 この作品、テレ東の「アニメノチカラ」シリーズの最後?の作品となりました。
 「ナイトレイド」は未だ観終わってなくて、こちらが先に完走してしまいました。
 最近では貴重なオリジナル作品を売りにしていた訳ですけど、かなり苦戦したっぽくて枠自体が無くなっちゃいましたね…。
 やはり馴染みが無いことがネックなのか?それとも作品自体の質に問題があるのか?、「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」を観た感じでは、練り切れていないシナリオと安易な作りの設定など、かなりイケてない印象でしたけど、その後の2作品で巻き返しが出来たのでしょうか?

 この作品のファースト・インプレッションでは、テンポとか良さそうなことを書いていますけど、観終わった後では、そうですね~、各話のテンポは悪く無いんですけど、全話トータルでのストーリー構成のバランスがもう一つで、終盤3話で一気に詰め込んだような感じで、ちょっと唐突な展開になっているように思えます。
 1クールものだと、どうしても終盤が駆け足になってしまう傾向が強くなりますけど、そこに至るまでの経緯がこの作品の場合は、筋立てが曖昧で色々寄り道してた感が強く、核心に絡む要素も提示されていたものの、掘り下げが浅くもう一つのめり込めないところがありました。

 設定がオカルト+SFタイムスリップ系+ヘタレ&ツンデレ・キャラという、有りそうで無かったような組み合わせですが、残念ながら尺が足りなかったようです。
 未来から宇宙人に征服された地球を救うため1999年にタイムスリップして来たヘタレ・エージェントにオカルト学院の生徒にして学長をする羽目になったオカルト嫌いのヒロインとそれぞれ癖のあるキャラ達が繰り広げるドタバタ・コメディ、かと思えば時々シリアスになるという揺らぎのあるストーリー。
 タイムスリップ系ストーリーでは常に付いて回る「タイム・パラドックス」の問題がこの作品では思わぬ結末を演出しているんですけど、これを受け入れられるのか?という辺りがSF好きの人にはポイントになるかもしれません。
 過去への干渉自体がご法度、という常識を根底からぶっ潰して、未来を根底から作り直そうとすることが是とされているのはある意味新鮮です。
 それが招く結果がハッピーなのか、そうではないのか、結末は観て確認して欲しいんですけど、私にはチョット意味不明に思えました。
 同一時空上の居るべき人が捻じれた状態で別時空に存在し、それが最後に同じ時空で合わさってしまうというのは説明が付かないと思うんですけど…。

 ストーリーのメインはノストラダムスの大予言で起こるとされた人類滅亡の危機を回避する鍵を探し出し、それを破壊するために2012年から1999年の世界にやって来たヘタレ・エージェント内田文明と、理事長だった父の急死を受けて不本意ながらその後を継ぐことになる神代マヤの関係が実は一つの鍵になっています(色々な意味で)。
 文明はスプーン曲げの超能力少年として1999年時点ではもてはやされていて、2012年の文明は既にその力を失っています。
 この時同一時空に時系列の異なる二人の文明が居る訳で、ここがまずポイントになります。
 破壊しようとしている「鍵」が何なのか?ということは誰も知らず、未来から持って来た携帯電話型検知器で撮影すると、それが判明するという漠然とした情報しかなく、マヤと二人それらしい事件の現場に行っては鍵を探すということを繰り返します。

 周囲がスッ呆けたキャラばかりで、それゆえ展開がコメディタッチになり、殆どドタバタ騒動の連続で、この辺りがなんとなくふざけた印象を覚えるので、正調なオカルトモノ?を期待して観るとかなりガッカリすると思います(笑)。
 文明が良く利用することになる食堂の看板娘が登場した辺りからマヤの文明に対する態度が微妙に変化して行きますが、特に恋愛描写を強調するような展開にはならず、微妙な三角関係を醸し出しておいてラストの超展開へ突き進むのが果たしてどうなんでしょうね?

 ラストへの怒涛の変化は終盤の3話を費やして進行しますけど、結末は最終話のBパートまで予想もつかないというのは意外でしたが、落ちの部分で前述の時空の捻じれが起こっているので、そこがこの作品で最も困惑する部分となっています。

 私的にはどうにもスッキリ来ないんですよね…。
 ハッピーエンドと言えばそうなんですけど、どうしてそういう収まり方になるのか、どうしても理解出来ません。
 何か見落としているのかもしれませんけど、その辺りは皆さんでも見極めて下さいませ。

 画的には結構安定感があるので、全体的に上の下くらいでしょうか?
 多分長野のご当地アニメ的な部分もあるので、背景の描き込み具合からかなりロケで実景を拾ってきて取り込んでいるんじゃないかと思います。
 長野市内って全く知らないので実際どうなのか不明ですけどね…。
 マヤの着ている服が制服か白のワンピースばっかりというのが手抜きっぽいですけど、彼女の表情が豊かというか、怒った時の顔とか「なんて表情するのさw」ってくらい印象的でした(笑)

2011年3月14日 (月)

藍より青し 縁 (2/27)

 このところ、なんか観た後に感想を書き込む気力が無くって、放置していたものが多いので、いまだに先月のものを引きずっています(苦笑)。
 もう「それどころじゃないよ!」という出来事がバンバン起こってくれるので、かなり精神的に来てるのが自分でも判るんですけど、まあ唯一のガス抜きでしょうか、アニメを観るのが。

 さて先日うpした「藍より青し」の続編になります。
 縁は「えにし」と読みます。
 薫と葵の間にあった問題は前作で解決しているので、この作品は後日談的なストーリーになりますけど、薫の身の振り方が一応メインとなっています。
 この先どうやって葵とやって行くのか?というところで、花菱と縁が切れているので自力で稼いで葵を食べさせていかなければならない訳ですが、このストーリーではまだ学生やってます(笑)。 しかも院生になっているのですけど、いったいどこから学費が出ているのか不思議です。
 桜庭が出している、とも想像出来ますけど、葵と再会する前から大学には通っていたので、その頃からの資金の出所が不明なんですよね。
 奨学金と考えるのが無難かな?とも思えますけど、一応その辺りの説明は一切ありません。
 気にする必要も無いんですけどね(゚ー゚;
 就職も何となく桜庭の方から手を回して、というのがある意味自然な気もしますけど、もちろんそんな話は一切出ません。
 薫は自らの力でやって行こうという決心を固めて行きます。

 もうひとつのストーリーは桜庭館の同居人達のエピソードです。
 ハーレムを形成する複数の同居人の中でメインはティナというアメリカ生まれの博多育ちというチョット不思議なイケイケ風女の子です。
 彼女の薫に寄せる思いと、空回りする言動、全く気付かない素振りの薫との間に進展はあるのか?(いや、あっちゃイケナイんだけど…)
 という点と、卒業したらアメリカへ帰るという両親との約束がもう一つのポイントになっています。
 これに他の同居人達が絡むんですけど、薫をめぐる恋愛ストーリーと並行して、いつか来る別れの時の寂しさ、切なさが盛り込まれていて、チョット来ますね…。
 なんというか凄く仲の良いグループ、例えばクラスメイトだったり、サークルのメンバーだったり、あるいは職場の面子だったりする訳ですけど、そういうのも卒業や異動でいつかはバラバラになってしまう寂しさって誰でも経験するんじゃないかと思うんですが、そういうのを思い出させるようなエピソードが観ていて刺さって来ますね、良い意味で。
 ほのかに甘酸っぱい想い出を呼び覚ますというか、寂しさの中に前向きな希望を漂わせた別れというか、何か色々のものを思い起こさせてくれるかもしれません。

 もちろんそれ以外にもサービスカットあり、お色気も忘れない配慮を怠ってはいません(笑)

 画的な部分は前作と特に変わるところはありません。
 オーソドックスな作りで、特筆することも無い代わりに、一定レベルのクオリティは保っていると思います。

 萌え要素が多めというか、萌えアニメだと思うのは前作同様ですけど、少々前の作品ということで、ストーリー的な節度は整っていて、無意味な揺らぎとか、変に媚び過ぎるようなところはあまり無いと思います。
 まだ作り手の良識が勝っている時期の作品とでも言いましょうか?
 安心して観られる一品だと思います。
 これだけ観ると意味不明かもしれないので、前作から順にご覧になることをお勧めします。
 

2011年3月13日 (日)

大変な週末でした

 まずは今回の地震で被災された方にお見舞い申し上げます。
 知人が気仙沼と仙台におりますので、とても気がかりですけど連絡はいまだに付きません。
 通信インフラがダウンしているので、確認のしようもありませんがなんとか無事でいてくれることを願うばかりです。
 被災地で厳しい避難生活をされている方々の苦労は大変なものだと思いますが、早く十分な救援の手が差し伸べられることを切に願っています。
 我が社でも何か支援できることはないか検討して月曜日からアクションを起こす予定にしています。
 多くの方が行方不明になったり、亡くなられ、その未曾有な数に心掻き毟られそうになります。
 一刻も早く無事が確認されますことを切に願うとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。

 地震発生当時は会社に居ましたけど、壁にヒビが入ったりキャビネットの中身が飛び出したりと、チョット大変でした。
 問題はその後で、電車が全部止まったお陰で、我が社も大量の帰宅難民が発生しました。
 うちの課でも半数近くは安否確認を兼ねて会社泊り、我が家は徒歩圏内にあるということで、うちのグループを初め、課の子たちの緊急避難場所になり、一時は10人位でごった返していました(苦笑)。
 近場の子は車で送ることも考えたんですけど、道路状況がヤバかったのでそれは諦め、会社で配った緊急キットの食料と我が家の備蓄食料(単なる買い置きだけどw)で宴会しのいでいました。
 地下鉄と私鉄が夜遅く動き始めたので、泊まり込みは5人程でしたけど、週末だったのが幸か不幸か…。
 朝ごはんを食べさせて帰宅する子を追い出し、緊急対応の為に出社する私と、同道する子を引きずり出し、土日は確認作業に明け暮れていました。

 幸いに従業員本人に死傷者は無く全員の無事が確認されましたけど、4月入社の新入社員で連絡が付かない人が数人居ます。
 ちょっと地域的に心配な人も居るので、非常に気になっているんですけど、ネットは当然として携帯も一般回線の電話も通じないので手立てがありません。
 なんとかコンタクトを取るべくあれこれ策を講じているところです。
 また従業員の親族や友人知人の範囲になると、これはどうしても被災している方がおられるわけで、その対応や支援も考えなければなりません。

 ちょっとへヴィな日々が続きそうです。
 でもアニメは観る!

2011年3月 8日 (火)

藍より青し (2/21~26)

和風萌えアニメかな?と思えるようなジャケットに惹かれて借りてみました。

2002年の作品ということで、絵柄とかちょっと古めかしい感じもしますけど、意外と好印象を持ちました。

主人公の薫(男子大学生ですw)は駅で鼻緒が切れて困っている和服の美少女葵と出会います。
田舎からどうしても会いたい人を探すために東京にやって来たものの、地理に不案内で困っていたところを薫に拾われた格好になったのですが、実はその薫こそ探していた幼馴染の許婚だったのでした…。
というところから始まりますが、薫のバックボーンはかなり訳ありで、葵との縁談もこの時には既に解消されてしまっていて、それを知った葵が家を飛び出して薫を探しに来た、というのがことの始まりだった訳です。
葵は薫のお嫁さん(*゚ー゚*)になるために、ひたすら花嫁修業を積んで来ていて、ただただ一途に幼い頃にあっただけの薫に思いを募らせていた、という凄い設定で、殆ど有り得ないくらいその直向きな思いが可愛いんですが、ちょっと度を越した部分もあるかも?

紆余曲折の末、桜庭館という葵の家の別荘で薫と葵、そして葵の教育係雅の3人の生活がスタートしたのですが…。
そこからは薫の大学のサークルの女子が次々と転がり込んで来てハーレム展開となり、そろいも揃って薫が好きで、というお約束のパターンになっています。
葵の家は財閥で、スキャンダルとして二人の関係が明るみに出ることを防ぐために、葵は桜庭館の大家、雅が管理人という立場を偽装します。
新しい住人達の薫へのモーションにヤキモキしつつ、二人の愛を育てて行くというのが、この作品の本筋になります。

薫も元は花菱という地方財閥と思われる家に身を置いていたんですが、名家の跡取りとの許されざる恋の落し児として生まれた薫は過酷な状況で育ち、それがトラウマとなって最終的に花菱家を出奔してしまうことになり、それで桜庭との縁談が解消される切っ掛けになっている訳ですが、ストーリー序盤でこの辺りの事情からかなりドロドロとした展開が予想されたにも関わらず、意外にもアッサリ二人の同居生活に入ってしまうところが拍子抜けします。
このお家事情が一応最後まで伏線として残るんですが、どういう風に落ち着くかは観てのお楽しみ、ということで(笑)

ハーレムアニメは沢山ありますけど、この作品を観ていてふと「ラブひな」を思い出しました。
年代的にもほぼ同じ頃で、こういう雰囲気の作風がこの頃の流行だったのでしょうか?(謎)
ナニが似ている?というと説明し辛いんですけど、登場人物の構成とか住んでいる処の舞台設定なんかかなぁ~。

主人公がヘタレか?というと葵や他の女の子達への態度が煮え切らない部分もあったりしますけど、優柔不断とかいう訳でもなく、葵が別格で他の子たちにも優しくはあるけど気持ちの中では一線を引いている、という感じ?
一応そこそこレベルの高そうな大学の、最終的には院生になっているくらいなので頭は良く、そこそこイケメンなので一応それなりモテそうな理由はありそうです。
最近の作品では全く魅力のカケラもなさそうな主人公がモテたりしますけど、コメディとはいえ、やっぱりご都合主義的過ぎて興ざめすることがあったりしますので、この作品では最低限のラインは確保されているかと思います。

この作品の見どころは、やっぱり可愛い葵ちゃんの奥床しく清楚な中に秘められた情熱的なところでしょうか。
少し前の作品ということで、映像表現の規制がやや甘いのか?、男性視聴者お待ちかねな、ちょっとエッチなシーンも所々あります。
葵ちゃんが結構大胆だったりしますけど(笑)、最近の作品のような露骨なエロ表現とかではなく、脱ぐけど一応節度のある(謎)仕上がりになっています。
登場人物の年齢層が大学生ということで、それなりの段階までいってしまいますので、キャラに入れ込んで「俺の嫁」とか思っちゃう人には不向きかもしれません。

ハーレムを構成するキャラを書き始めると長くなるので、次に送りたいと思いますが、主人公の生い立ちとか、その他キャラ達のバックボーンや彼女たちとの絡み(ヤラシイ意味じゃなくw)で、油断しているとホロっとくるようなエピソードがあったりします。
なかなかどうして、この作品のストーリー構成は侮れないです。
最近のチャラチャラした中身の無い萌えアニメとはちょっと一味違います。
いえ別にそういうのもあって良いんですけど、あまりにそういう方向に偏重している傾向があるので、この作品が際立ってくる(って程でもないか)んですよね。
1~2話の雰囲気のまま行ってしまうと、かなり重苦しい感じになってしまうかと思えるんですけど、コロッと風向きが変わって終盤に入るまではお気楽モードが続きます。
が、終わり数話で一気にフィナーレへと駆け上がり、まあ落ち着くところへ落ち着くという感じでしょうか。
予定調和的で途中に急展開もなければ奇抜な演出も無いので、とっても地味なストーリーと言っても良いかもしれませんけど、なんか観ていて不快になることも無く、どちらかというと安心して観れるストーリーかと思います。

画的には、これと言って特筆するような特徴は無いように思います。
全体にオーソドックスな感じで、凄く良い訳では無いけれど、特に乱れることもなく、比較的安定した作画だと思います。
やはりどちらかというとストーリーを見せる作品でしょうか。

内心あまり期待していなかったんですけど、思わぬ拾い物をした!という感じです。

2011年3月 6日 (日)

ARIA the Animation (2/14~20)

このところ週末になると寝込んでるような気がします…(゚ー゚;
平日は相変わらず遅くまで会社にいるので、ちびちびとしか作品を観れないんですけど、それでもナントカがんばっています(何を?w)。

さて、ふと思い立って久しぶりにこの作品を通して観てみました。
前回観たのは、アニメ復帰してからしばらくしての頃、多分2年半くらい前だと思います。
その頃はあまり作画がどうのとか考えずに観ていたので、改めて今の目で観るとどういう採点になるのか?という興味もあって再挑戦です。
シリーズ通してと行きたいところなんですけど、他にも観たいものが山積みなので、取り敢えず1期のみです。

この一期目ではARIAシリーズ全体での導入部分とも言える登場人物や世界観の紹介から始まりますけど、アクアについては大まかなアウトラインだけの紹介で、マンホーム(地球)がどんな状態になっているのか?については余り語られていません。
台詞の断片で、「もう海水浴が出来ない」とか「雪が降らない」ようなことを言っていたので、かなり環境が変わってしまっていると受け取れます。
リアル世界から300年程先の時代設定になっているので、火星をテラフォーミングする技術や惑星間宇宙船が頻繁に行き来する様子からテクノロジーは現代に比べて遥かに進んだ世界ですけど、作品の中で描かれる日常には、あまりそれらが前面に出てくることはありません。
浮島と呼ばれる気象制御をする施設や、重力制御をしている地下施設、そしてネオベネチアの上空をノロノロと進む宇宙船がそれを象徴している程度で、主人公たちの暮らしぶりにハイテクは無縁のように見えます。

そんな訳でSF的世界設定の割に、そんな側面はホントに隅に置かれています。
つまり舞台設定はSFのようでいて、実はそうじゃないと思います(当たり前かw)。

今回観ていて気が付いたことは2つあります。

一つ目は、あまり作画が良くない(笑)

最初に観たときから何となく感じていたけれど、登場人物の顔つきがコロコロ変わるんですよね…。
ギャグシーンでのちびキャラ化とかは別として、なんか安定が無くって顔の輪郭やパーツの位置や大きさも微妙にバランスが変わったりして、厳しい人が見たら作画崩壊とかいうかも?
私は割とその辺り鈍いので、あまり気にしていない方ですけど、それでも目立つと思うくらいなので、結構ヤバいかも?
そもそも佐藤監督の作品を観ていると、あまりその辺りに配慮されていない?のか、安定感の無い印象を覚える作品が多いように思います。
各回の作画監督任せで、個々の絵柄を尊重しているという考え方もあるかと思いますが、そこまで徹底しているのか?という核心も持てません、というか各回の作画監督に気を配って観る、なんて芸当は私には出来ません(苦笑)
背景もあまり写実的ではないですけど、実景を忠実に再現した部分と創作された部分の対比が結構大き目かも?
絵柄はマイルドかつ、パステル調の淡い色使いで、あまり刺激的ではありません。
そのバランスがストーリーに良く合っていて、まったりとした落ち着きを醸し出し、この作品世界を形作っています。
作画的に私の好みか?というと、個人的なメインストリームでは無いと思います。
デジタル時代のシャープかつ写実的作画に目を魅かれてアニメの世界に戻って来た経緯もあるので、PA WORKSやproductionIGとかの画作りの方が好きです。
けれども、この作品の古き良き時代のエッセンスと現代的でマイルドな作り込みの作画というのもなかなかどうして良いじゃないですか。
もちろん、作品の世界観やストーリーにマッチしている、という前提があるからですけど。

二つ目は、アイちゃんの存在って…

初回で灯里の最初のお客になり、以後メル友として、ストーリーの節目では重要なゲストキャラとして登場する彼女ですけど、原作では最終盤にしか登場しないとか。
勝手な解釈ですけど、アニメARIAにおける彼女の存在は、作品世界に投影された視聴者である私たちなのではないかと、思って見たりして。
普通アニメにしろ映画にしろ、モニターやスクリーンの中で展開するストーリーを傍観者として観ている訳ですけど、アイちゃんという本編から一歩引いたところに存在するキャラを置くことで、観る者が自分をそこに投影してヒロイン灯里と会話をし、作品世界に入り込めるように構成されているのではないかと感じるんですよね。
佐藤監督は子供向け作品を数多く手掛けていますから、いかに作品世界に感情移入させるか?なんてテクニックはお手の物だと思いますので、このような手法を取っているというのも考えられるのかな?と推察します。
キャラから作品に入り込んでいく、というスタイルも多いようですけど、私はあまりキャラに入れ込むことが無いので、割と淡々と外側から眺めているということが多いです。
この作品でも、じゃあアイを通して入り込めたか?というとそういう訳では無いのですけど、アイというフィルターを通して観ればこの作品の見え方も変化してくるのではないかな?と思ったわけです。

他にも特筆出来るのは音楽の使い方で、佐藤監督自ら音響監督もやっているくらい、力が入っていて?、この作品の世界を作りあげている重要なファクターの一つになっています。
ショーロ・クラブのシンプルで温かみのある楽曲と、穏やかで美しいヴォーカル曲の数々が効果的に使われています。
この作品にはOPアニメが無く、本編中にOP曲が流れますけど、その合わせ方が絶妙で、作品世界に一気に引き寄せられてしまいます。
EDアニメはありますが、やはりED曲はアイちゃんのメール返信と共に本編映像と被って始まり、その使い方もとても印象的です。

この作品のストーリーはヒロイン灯里を中心にしたウンディーネ達の日常を描いていて、基本的に一話完結で構成されています。
ここのエピソードにはそれぞれ小さな出来事がありますけど、それは本当にささやかな事件だったり、人との出会いだったり、時には不思議な世界に迷い込んだりしますけど、それぞれが暖かく仄かな灯りのように観ている者の心に染み入って来ます。
とはいえ、数話に一度廻ってくる「不思議回」はファンタジックだったりSFチックなこともあり、かなり内容的には深かったりします。
多くの部分を台詞に頼っている感じもあり、灯里の「恥ずかしい台詞」に核心があったりしますが、その気恥ずかし台詞を言いきってしまう凄さがこの作品の売りだったりもします。
人物設定とそれを生かしたストーリー構成が巧みで、その気恥ずかしい台詞をすんなり受け止めてしまえる雰囲気を作り出しています。
藍華に「恥ずかしい台詞禁止!」を言われないところでも灯里やアリシア、グランマあるいはアイちゃん達がサラッと凄いことを言って居たりするんですけど、観ていて結構そういうセリフが突き刺さってくることがあるんですよね…。

そうこの作品のテーマは恥ずかしい台詞にある!(笑)

ある意味「灰羽連盟」と近しい性質を持った作品なのかもしれません。
灰羽について「観て何もおもわない人が一番幸せかもしれない」的なことを書きましたけど、この作品にも同じようなことが言えるかもしれません。

この作品を観て退屈に感じるだけなら、その人は元気なんだなぁ~(笑)

逆に観ていて心に染み入って来るとか、癒されるのを感じていたら、それは相当疲れているのかもしれません(苦笑)。
日々充実していて元気に飛び回っていれば、そもそも手を伸ばすこともないでしょうけどね。
元気に暮らしているつもりでも、ふと虚無感を感じたり、日々仕事に追われて疲れきっている時に、この作品を観るとなんか真綿に水が染み込むように癒されるというか、高野豆腐が戻って行くように元気になるというか(なんて例えだ!w)、とにかく効き目抜群なんですよ。
前回観たときはホントそんな感じだったんですけど、今回はちょっと引いた状況で観たので少し感じ方が変わったかもしれません。
しかしそれでも強烈な効果が感じられました。
この作品を観ながらウトウトとして眠りに付くことのなんという幸福感(笑)、ちょっと他ものでは味わえません。

一気に観るのも一つの方法ですけど、むしろ一話ごと少しずつ観ていく方がよりこの作品の効能を感じられるかもしれません。

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