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2011年1月16日 (日)

私的アニメランキングTOP30 Second Season 選考理由

今回から新しい制作環境で動画を作っていますので、大幅に画質が良くなりました。
その分、エコノミー環境では強烈に重くなっているかもしれませんが、ご容赦を…。
今回のボーダーラインは34点で、前回より1ポイント上がっています。
全体にポイントが上昇傾向にあり、採点が甘くなってきているのかも?
30位タイが3つあったこと、劇場版を別枠にしたことで紹介作品数は16タイトル増えました(当社比)。

選考方法

基本的に前回の私的アニメランキングと変わりません。
ただ今回は劇場作品は本編ランキングとは分離しています(採点基準は同じ)。
またシリーズものであっても、今回は1タイトルごとに評価して順位を付けていますが、ブラックラグーンに関しては例外扱いとしてまとめてあります(紹介作品数を増やすため)。
その他の部分に関しては前回と全く同一なので、以下コピペ(ぉぃ)

採点項目は以下の5つあります。

  • ストーリー
  • 演出
  • 作画
  • テーマ
  • 印象

この5項目はそれぞれ10点満点で、合計では50点が満点となります。
合計点が高いものから順位が振られますが、合計点が同点だった場合は、

印象>ストーリー>テーマ>演出>作画

の順で各得点を見て、優先項目の序列の中で得点が高いものを上位としています。
つまり合計が同点で、印象が8点と5点の作品があったとしたら、8点の方が上となります。
5点の作品のストーリーが8点の得点より高かったとしても、項目の優先順が印象より下になりますので、印象の8点が上となります。

各項目は次のような内訳が対象となります

ストーリー:シナリオ、作品全体の構成など物語の流れに関わる部分全般
演出   :演出、効果、オープニング、エンディング、音楽
作画   :キャラデザイン、背景、作画水準、作画安定性
テーマ  :テーマ性の有無、主題の妥当性
印象   :作品全体の印象、インスピレーション他、かなり主観的なイメージ

配点上の原則は、各項目5点が標準で、そこから視聴結果により加減されます。
良い印象を受けたものは、そこから加点。 マイナスはその逆です。
ただしテーマ性については、テーマそのものが主観的にマイナスに思える場合は、テーマの表現が優れていたとしても減点している場合があります。
たとえば「エロ」がテーマだったりした場合です(笑)

これらの採点済み作品は全話視聴が完了していることが前提となっています。
採点は全話の視聴が終わった直後に行っていますので、採点している時期は各作品で異なります。
従ってその時の精神状態、蓄積されている期間の最初と最後では10ヶ月の期間が流れているので、その間の視点や選択眼の変化などで、自身の採点基準が変わっている可能性もあります。

また前々回の「私的アニメランキングTOP25」で上位だった5作品、

  1. マリア様がみてる
  2. ARIA
  3. 攻殻機動隊
  4. 夏目友人帳
  5. プラネテス

前回の「私的アニメランキングTOP30」で上位だった5作品、

  1. 灰羽連盟
  2. ef - a tale of melodies
  3. 東のエデン
  4. リストランテ・パラディーゾ
  5. ノエイン

の各シリーズは「殿堂入り」として、選考から除外しています。
今回の上位5作品も同様に次回(あればだけど)は除外対象とします。

視聴方法

基本的にDVDとBDのみに頼っていますので、それぞれのメディアで全話がリリースされていることが最低条件になります。
ごく一部でネット配信で視聴している作品もありますが、その場合はポイントが反映されていません。 (つまり観ていないことにされている)
従って、放映、DVDのリリースが現在進行中の作品は対象となりませんので、概ね2010年の夏アニメ以降の新作は対象外となります。
これは昨今のアニメ作品は販売されるDVDなどのメディアで完成形になること、個人的な時間の制約によります。

選考理由

各タイトルのリンクはこのブログ内の各作品ページへ繋がっています。一部複数ページにまたがっている作品は、目次ページへのリンクとなっています。
今回は30位タイが3つあったことで、32作品でのランキングとなっています。
相変わらず感想的な書き方ですけど、それぞれの作品のどのあたりにウエイトを置いて観ているか感じ取って頂ければ幸いです。

30位 ロケットガール

ストーリー:7 演出:7 作画:7 テーマ:6 印象:7 TOTAL:34

行方不明になっている父親を探してソロモン諸島までやって来たらアルバイト宇宙飛行士にスカウトされた!というかなり唐突な導入部。
父親は見つかったけれど、ついでに腹違いの妹まで見つかり、その子と一緒に宇宙を目指すというプロットはフザケているのかと思ったら、描いている宇宙への過程は結構マトモでした。
1クールものですが2部構成のようになっていて、後半は主人公の学校の後輩がメンバーに加わり再度宇宙へと向かい、そこで大事件が起きるという展開です。
コメディ・パートとシリアス・パートのさじ加減がちょっと微妙なんですけど、リアルな科学的描写もあり、予想外の拾い物だった!という印象です。

30位 とある科学の超電磁砲

ストーリー:7 演出:7 作画:7 テーマ:6 印象:7 TOTAL:34

同点2作品目です。
言わずと知れた「禁書目録」の外伝ですけど、あちらは上条ちゃんが一応主人公で、こちらは御坂(姉)が主人公という別視点で進んでいる訳ですが、重複するエピソードも見ている視点が異なるので、見比べると面白いです。
禁書ではモブキャラ?の佐天ちゃんがこちらではキーパーソンになっていて、彼女がこのストーリーに登場する、ということ自体が大きな伏線になっています。
テーマ性は最後まで観れば明確ですが、彼女の存在を他のものに置き換えて深読みしてみる、ということも出来ます。
本シリーズを挟んでずっと続いているような感じなので、少し目新しさが欲しくなってくるところですが、シリーズ全体の良いアクセントになっていると思います。 

30位 スターシップ・オペレーターズ 

ストーリー:7 演出:7 作画:7 テーマ:6 印象:7 TOTAL:34

同点30位3作目です。
この作品の見どころは設定の面白さだと思います。
自分たちの祖国が侵略され孤立する少年たち、という導入部はありがちだけれど、「自分達の戦いをマスコミに売って活動資金を捻出する」というのが目新しくて秀逸です。
これに限らず、この作品には経済観念があちこちに織り込まれていて、宇宙戦艦1隻持つだけ惑星国家1つの経済が傾くとか、かなりお金にシビアな世界になっています。
そんな訳で、他の作品であるような数千、数万隻単位の戦闘なんて出てきません。
殆ど1:1とかの地味なもので、しかも砲撃1発で決着が付くような戦いだったりするので、その辺りの派手なアクションを期待すると、ガッカリするかも?
マスメディアへの皮肉を込めた辛辣なストーリーと見てとれるかもしれません。

29位 GA芸術科アートデザインクラス

ストーリー:6 演出:7 作画:7 テーマ:6 印象:8 TOTAL:34

今回は図らずも日常美術(芸術・アート)系3作品が揃ってランクインしています。
3作の中では、これが最もネタ的に美術系らしい中身になっています。
エピソードの中に盛り込まれるネタの数々が絵画や彫刻などいかにもらしいモノでまとめられていて良いです。
姑息に他のアニメや映像作品の小ネタに終始する作品が多い中、結構ストレートにアートの楽しさに迫って来ているように感じました。
見てると何か描きたくなったりしませんか?(笑)
これ見て、「よし!桑沢に行くんだ!!」なんて思う人がいるかどうかワカリマセンけど。
蛇足ながら如月のメガネだけはナントカならないかなぁ~。ズレているのが気になって仕方ないです(^-^;

28位 ひだまりスケッチX☆☆☆

ストーリー:7 演出:7 作画:7 テーマ:6 印象:7 TOTAL:34

引き続き日常美術系です。
アートという面で見ると、これが一番薄いです。
そもそも「ひだまり荘」でのエピソード比率が高く、全くアートに無関係なエピソードが多いので、同じ枠に括ること自体が間違っているかもしれません。
それゆえにGAと同じ雑誌で並行して掲載され続けているんでしょう。
シリーズ3作目で、少々マンネリ感も出てくる辺りですけど、絶妙なタイミングで新キャラが登場してテコ入れする形になっています。
構成上も「ゆの視点」から他のキャラ視点に代わるエピソードもあり、変化を付けています。
毎回ツボにハマるEDが今回も素晴らしく、最初観た瞬間に鳥肌が立つほど引き込まれました。

26位 ささめきこと

ストーリー:8 演出:7 作画:5 テーマ:6 印象:8 TOTAL:34

そうだ、女子部を作ろう! というある意味突飛な発想からスタートするストーリーですけど、まあ百合系ですね…。
この時期なぜか「青い花」とか重なっているんですけど、この作品は「色味」が薄く、何となく「部」に相応しいような作りになっています。
タイトルのように、うるさくなく控え目だけど「まったり百合ってます」みたいな?
主人公純夏のもどかしそうな心理描写とか面白いです。
時々「うげっ!」と思う程キャラが私と被るところがあったりしますが、その辺りはプラスと出ているのかマイナスになっているのか…(謎)

26位 sola

ストーリー:8 演出:7 作画:5 テーマ:6 印象:8 TOTAL:34

26位タイです。
この作品2回目の視聴になりますけど、前回に比べ観る目が肥えているので、作画の不安定さに絶句しそうになりながら見ていました。
実際のところ、作画のポイントは限りなく4に近いんですけど、ちょっとお気に入り補正が入っているかもしれません。
この作品の見どころは設定とストーリーにあると思いますので、切にリメイクをお願いしたいところですけど、無理でしょうね…。
本当に意外な展開を見せるストーリーで、果たしてこの物語の終わりに救いはあるのか?と思ってしまうほど、切ないものです。
登場人物それぞれ、そして観ている者にも、何かこう「本当にそれでよかったの?」という思いを残して行く作品です。

25位 ヨコハマ買い出し紀行~Quiet Country Cafe~

ストーリー:6 演出:7 作画:5 テーマ:7 印象:9 TOTAL:34

このブログで原作を含め3回登場している作品です。
2度OVA化されているうちの後の方になりまして、原作の断片のみ映像化されているので、甚だ説明不足ですけど、実は原作でも世界観について直接的な表現は敢えて避けているので、「観る側で感じてください」というスタンスの作品です。
出来るものなら佐藤順一監督に全編をアニメ化して欲しいところですけど、果たして仕上がるのは「滅びのARIA」になるのかしら?(゚ー゚;
この作品ではARIAと同じアーティストが音楽を担当しているので、イメージが被りまくって妙な感じがします(苦笑)。
作画とか低予算が見え見えで厳しい感じがしますけど、原作のイメージを短い尺の中でよく伝わっているんじゃないかと思います。
率直にいって、これはかなり観る人を選ぶ作品だと思います。

24位 NieA_7(ニアアンダーセブン)

ストーリー:7 演出:7 作画:4 テーマ:7 印象:9 TOTAL:34

動画上のスペリングが違っていました。m(_ _)m
フリガナが無いと、まず読めないタイトルですけど(苦笑)、これも作画が残念過ぎる作品です。
けれど、やはり設定の面白さとテーマ性が密かに光っている作品です。
アニメ作品の中で差別とか格差をテーマに取り上げる作品って、意外に多いように思いますけど、この作品ではコメディのオブラートに包んでいるようで、実際はかなりストレートなアプローチをしているんじゃないかな?
特にお役所のシーンとか皮肉をたっぷり込めて描いているように思います。
ニアが普段能天気に明るいだけにそのギャップが大きく、淀んだようなまゆ子の日常との対比が面白いです。
日常系ではありますけど、「ヨコハマ~」共々、その日常自体が怖さを含んでいる、というなかなか寒くなりそうな作品でもあります。

23位 神霊狩り GHOST HOUND

ストーリー:8 演出:7 作画:7 テーマ:7 印象:6 TOTAL:35

今回はproduction I.G.作品が多いです。
意識して選んでいた部分もありますけど、とりあえずは安心して観られるクオリティは持っているのでハズレ無しといえます。
この作品も設定とストーリーで魅せるタイプですけど、やや難解な印象を受けます。
簡単には少年たちの成長記ですが、モチーフが霊に絡む諸々なので、実社会では実態が無い(まず掴めないw)ものだけに観念的な部分に頼る比率が大きくなるだけ解り辛くなるように思います。
臨床心理の分野にも踏み込んでるような印象も受けますが、果たしてその辺りゴッチャにしてしまっていいんだろうか?、というか観ている方もよく解らなくなってくる混沌とした展開にチョットした対神霊バトルが加わったりと、内容は盛り沢山ですが、展開のリズムが比較的重くゆるやかな感じなので、重さに耐えられない人も居るかも?

22位 夏のあらし 春夏冬中

ストーリー:6 演出:8 作画:8 テーマ:6 印象:7 TOTAL:35

これもタイトルが読めない作品です(笑)
前作に続くシリーズ第二弾ですけど、ここでも夏の終わりは訪れず、まだまだストーリーは続きます。
そんな訳で、前向きな悲恋で終わると思われるストーリー中盤の中休みなのか、かなりお気軽展開で殆どコメディパートに終始しています。
前作後半にあったような盛り上がりもなく、ラストはバッサリ終わってしまったりします。
相変わらず新房演出は破天荒ですけど、それだけでこの位置に居るのは何故でしょう?
自分でもよく解りません(苦笑)。

21位 魍魎の匣

ストーリー:7 演出:7 作画:8 テーマ:6 印象:7 TOTAL:35

一応文学作品らしい原作の作品で、画の綺麗さとストーリーが面白い作品です。
そのわりにストーリーの点数が低いなぁ、今さら気が付いたりしますけど、もう1点増やしてもよかったかも?そうすると13位まで上がりますね~、もう遅いですけど…。
ジャンル的には推理物だと思いますが、事件が連鎖的に起こり、それを終盤になって横から出て来た作家先生が謎解きしてしまう、という考えようによっては随分な展開なんですけど(笑)、謎解きはなかなかどうして見事なものです。
結末は衝撃的なものですけど、1クール作品でここまでまとめるのは結構凄いかもしれません。
あまり観る機会の無いジャンルですけど、かなり楽しめました。

20位 こばと。

ストーリー:7 演出:7 作画:7 テーマ:7 印象:7 TOTAL:35

今回のゾロ目です(笑)。
NHKのどちらかというと子供向け作品だと思いますけど、大人が観ても楽しめるんじゃないかな?と思います。
CLAMP原作らしく他の作品と設定や登場人物が繋がっていたりしますけど、そこは小ネタ的お楽しみということで…。
こばとの正体はラストまで伏せられてはいましたけど、「何かある」というのは見え見えで、「行きたいところ」というのが何を指してるのか?ということがキーになっていました。
最終的に見つけたそれはハッピーなものでしたけど、最初はどこに行こうと思っていたのか?、そこは謎です。
テーマ性に重きを置くNHK?だけにストレートに色々繰り出してきます。
印象的には童話的展開を見せる大人でも観れる子供向け作品というところでしょうか。

19位 機動戦艦ナデシコ

ストーリー:8 演出:7 作画:6 テーマ:7 印象:7 TOTAL:35

未見の人にお断りしておきますけど、この作品は未完です。 ラストのクライマックス近くでスッパリ切られてしまい、本筋の結末が観れず、主人公とヒロインの関係のみ収まるところに収まったような空気を漂わせ、そこで終わっています。
劇場版で決着を観るようですけど、観るタイミングを逃して未だに観ていませんので私にはわかりません(ぉぃ)。
内容的にはあれこれテンコ盛りで、基本的にSFロボット物にコメディや小ネタをこれでもかと詰め込んだような感じで、少々胃もたれしそうなくらいパンパンに入っています。
一応メインの流れは山あり谷ありで飽きないようになっていますが、あちこちに仕掛けてある伏線なんだかよく解らない部分があり、回収されそこなったのか、劇場版で回収されるのか不明な点が多いです。
なので、観終わった後で何か物足りなさとか、モヤモヤ感が残るのが残念なところですけど、劇場版を見れば解決すると期待したいです。
年代的に少々古いので、最近の作品と比べると映像的には見劣りしますけど、ストーリー展開を楽しむという点では、最近のこの手の作品では太刀打ち出来るものは少ないかも?

18位 コゼットの肖像

ストーリー:6 演出:8 作画:7 テーマ:6 印象:8 TOTAL:35

新房監督初期作品でOVAです。
陰の使い方とか The Soul Takerなどで見られる独特な表現手法を駆使する氏の作品ならではの迫力ある映像が見どころだと思います。
ストーリーはかなり観念的で、少々難解ですけど、ある意味純愛を表現しているように思えます。
お遊びの要素が殆どないので、萌え系中心にアニメ見ている人には辛いかも?
僅か3話と短い作品ですが、観ていると実際の時間の経過よりも多くの時が過ぎているような錯覚を抱くほど展開が遅く感じ、演出の魔の手に引き込まれているのが実感出来ます(謎)
言い方を変えると、スローテンポな進行なので正直かなり好き嫌いが出そうな作品です。
なおこの作品にはレンタル用DVDが無いようです。

15位 “文学少女”メモワール

ストーリー:7 演出:7 作画:7 テーマ:6 印象:8 TOTAL:35

15位も3作品あります。
意外にもこの作品PRODUCTION I.G.の制作なんですが、その割に安定感がもう一つかも? ただチラホラと見える映像表現が飛び抜けて鮮烈で「おぉ?!」と思うことがあります。
ラノベ原作ではありますけど、エロさは皆無、あまりチャラチャラした感じもなく、正しいジュブナイル小説なんだろうなぁと思えるストーリーです。
美羽をめぐるエピソードがかなりドロドロしていますけど、それ以外は爽やかな印象で、キャラ付けも聡明で心優しい登場人物が多いので、バランス的には丁度良くなっているかも。
ただ何度も触れているように、原作の中から一部のエピソードを抜いているだけなので、説明不足なところがあったり、一部の設定が劇場版と異なるところもあります。
どちらかというと原作ファンのためのサービス作品なのかもしれませんが、劇場版と合わせて観れば一通りの筋立ては理解出来るかと思います。

15位 スケッチブック~full color's~

ストーリー:7 演出:7 作画:7 テーマ:6 印象:8 TOTAL:35

芸術系4コマの三つ目です(笑)
図らずも今回揃って観ることになりましたけど、それぞれ個性的で面白かったです。
佐藤順一監督作品だけあって、まったり日常感に満ち溢れる作品で、これといって大きなイベントもなく、ふわふわと漂うように転がっているストーリーが心地よいです。
かなり天然で不思議ちゃん的な主人公と、その周囲のキャラもちょっと癖のある人々ですが、全体に毒が無く優しい感じです。
美術ネタはそこそこ出てきますが、日々の日常的エピソードとネコ絡みのネタが多いので、あまり芸術系を意識しなくてもよいかもしれません。
とにかく癒しが欲しい人にお薦めの作品です。

15位 大江戸ロケット

ストーリー:7 演出:7 作画:7 テーマ:6 印象:8 TOTAL:35

原作が演劇!という異色の作品ですが、アニメを観ながらどうやって舞台化していたのか非常に気になりました。 再演されるなら是非観たいです。
空から落ちてきた女の子系のストーリーですが、江戸時代に設定された舞台で花火職人がヒロインを宇宙へ帰すためにロケットを作ろうとする、という凄いお話です。
現代でも莫大な予算を注ぎ込んで開発するものですから、その辺のギャップが凄まじく、そこが面白いんですけど、元の舞台脚本よりはるかに長く引き伸ばされている筈のストーリーは、なかなかどうしてよく出来ています。
ラストはかなりあっけにとられる超展開ですが(笑)。
時代劇というと侍とか忍者が題材の作品が目立ちますが、この作品は庶民視点で描かれていることも特徴です。
途中陰謀めいた動きなんかもありますけど、全体にコメディタッチで、スラスラと楽しく観ることが出来ます。
ちょっと毛色の変わった時代劇を見たい方にお薦めします。

14位 シムーン

ストーリー:8 演出:7 作画:5 テーマ:7 印象:8 TOTAL:35

百合系と誤解されていますけど、一応設定としては性別が未分化なだけですからね。 でもどう見てもそうみえるかな(笑)
そんな訳で世界観がかなり独特ですけど、ストーリー自体も基本戦争モノなので全体的に暗く重い雰囲気です。
音楽にタンゴ調な曲がよく使われるせいもあり、より憂いを帯びて感じ、重圧に耐えながら観ていたような印象を覚えています(苦笑)
テーマ性は高く、反戦的なものであったり、成長に伴う通過儀礼だったりと色々盛り込まれています。
巫女の立場でありながら政治の道具として戦争の最前線に送り出される主人公達の葛藤や試練、あまりにも切なく悲しい別れなどを経て、自分達の人生を選択して行くという流れは、重苦しい中にも希望を見出せるものです。
ご覧になるときはハンカチをご用意下さい。

13位 Angel Beats!

ストーリー:6 演出:8 作画:8 テーマ:7 印象:7 TOTAL:36

TV放映などで先に観た人の感想をチラチラと見聞きすると、ラストがどうも微妙らしい、という噂を封印しつつ観ていたんですけど、なるほどねぇ~と感心するやら困惑するやら…(笑)
PA.WORKS制作ということで、高品位な画質は大満足ですが、キャラデザインが割と癖のある感じで、好き嫌いが出るかも?
ストーリーはオリジナルというのが売りのひとつだった訳ですけど、何かどっかで見たようなピースをあれこれ繋ぎ合わせているような部分が見え隠れし、オリジナリティの配点は減点しなきゃダメって感じ?
「こういうの入れたら売れるだろう」的な匂いがちょっと強いですね。
当然商業作品なので売れなきゃ困るんですけど、「狙ってます」感を出し過ぎるのはどうなのかと思います。
第一印象はサイバーパンク灰羽連盟(苦笑)だったんですが、あちこち説明不足だったりキャラが多すぎて収拾付かないとか、ちょっとレベルが違いすぎます。
ラストでの音無君のぶち壊し発言でどうしようかと思ったんですが、ここまで引っ張っておいて言動不一致を引き起こす主人公というのも面白いということで、ややプラスです。
1クール作品なのにやろうとしたことが多すぎて消化不良を起こしたような印象ですけど、もっと一人ひとりを丁寧に描き、その世界が存在している理由の説明なんかが為されていればもっと良くなったと思います。
素材は悪くはないので、もっと上手く料理出来ればよかったのにね…。

12位 戦場のヴァルキュリア

ストーリー:7 演出:7 作画:8 テーマ:7 印象:7 TOTAL:36

原作がゲームというのは私的に地雷だらけで結構危険なカテゴリーなんですが、数少ない良作として受け取れた作品です。
舞台設定が戦争なので、人の生き死にはもちろん、差別や政治的暗部、重圧下で形成されていく人間関係、人と人の絆など様々な要素を絡めて展開されるストーリーはなかなかどうしてよく出来ています。
終盤にタイトルにあるヴァルキュリア人の力が発動されることで、それまでのリアル路線から一気にトンデモ・ファンタジーへと激変してしまいますが、一応伏線は張られているので、まあ許せる展開でしょうか?
それでもその辺りで好き嫌いが出そうです。
かなり特徴的な作画手法が使われていて、原作ゲームほどでは無いもののデッサン画ような?表現になっています。
ゲームのファン向けだけでなく、プレイしない一般の視聴者にも十分耐えられるストーリー構成がされているので、予備知識なしでも全く問題無く楽しめると思います。

11位 もっけ

ストーリー:8 演出:6 作画:7 テーマ:8 印象:7 TOTAL:36

実際に観てみるまで、どんな内容か全く知らなかったんですが、これはよく出来た作品だと思います。
詳細はレビューの方を見て頂くとしても、子供から大人にまで幅広い年齢層に観て貰える内容だと思います。
派手さは無く、淡々と進むストーリーは少々まどろっこしく感じるかもしれませんが、各エピソードにはそれぞれテーマが込められていて、観る者に優しく問いかけてきます。
画的にも派手さは無いものの、丁寧に仕上げられていて好感が持てます。
この作品がどうして深夜アニメだったのか非常に不可解(多分予算のせいだけど)ですが、週末の夕方とかに放映して親子で観たり出来れば良いのに、と思います。

10位 CANNAN

ストーリー:6 演出:7 作画:9 テーマ:6 印象:8 TOTAL:36

どうしてこの位置に居るんでしょう?(苦笑) 自分でもよく解りませんけど、観終わった直後にそう感じて採点しているので仕方ないですね。
序盤の謎めいた設定から始まり、ストーリーが進むにつれて次第に明らかになる真相、それが登場人物達に暗い影を落とし始めると、もう切ないですね。
アクション物ですが、派手な銃撃・格闘シーンだけでなく、シットリとした緩やかな展開の時も丁寧に描かれる作画水準はかなり高いです。
TrueTearsやAngelBeats!と同じ制作会社ですが、透明感のあるメリハリのある絵柄で私的にはかなり気に入っているかも。
原作はゲームだったりしますが、当然私は内容を知りませんでした。
それでも無関係に楽しめるように構成されていて、1クールで綺麗にまとめてあると思います。

9位 フルメタル・パニック ふもっふ

ストーリー:7 演出:7 作画:9 テーマ:5 印象:8 TOTAL:36

この作品、通しで観たのは2回目ですが、エピソードごとだと何度観てるんだろう?というくらい観返しています。
持ち味は一直線に馬鹿馬鹿しくて、それなのにストーリーが良く、画が綺麗で安定していて、異様に高品質なところでしょうか。
シリーズのメインストリームはどちらかというと、やや暗く主人公とヒロイン双方に影が落ちてくる展開になっていますが、こちらは一点の曇りも無く、ただひたすらドタバタの王道を突っ走る清々しさが楽しく、面白すぎます(笑)。
毒が無いか?というと、ちょっとはあるかもしれませんけど、平日の夕方とか週末の日中に放映しても問題ないレベルだと思います。
お気に入りのエピソードは忘れ物を取りに帰る話、ラグビー部再生、テッサ乱入、生物兵器事件かな?

8位 化物語

ストーリー:7 演出:9 作画:6 テーマ:6 印象:8 TOTAL:36

新房Xシャフトのコンビでは最も当たった作品なんでしょうか?
ストーリー自体はハーレム展開の憑き物系で、パターン・プロットとしてはそう目新しさはありません。
こちらも原作は読んでいませんが、シリーズ物の一部を映像化したようです。
なので本編を観る限り、やや説明不足な感がありますけど、一応各エピソードの最初にテキストで説明がされています。 ただ静止画像にしないと読むことが出来ませんが…(^-^;
見どころはやはり演出技法の洪水と言えるような映像表現です。
新房作品はどれも特徴的な作りになっていますけど、それまでの新房流の集大成のような怒涛の表現津波に襲われるような感覚を覚えます。
ちょっと観ていて危ないんじゃないかと思われるようなことは…あるかも?
作品終盤の数話がネット配信になり、DVD/BDのリリースが遅くなったので、全話観るまでに随分待たされましたが、待っただけの甲斐はあった…かな?

7位 BLACK LAGOON series

ストーリー:8 演出:7 作画:7 テーマ:7 印象:8 TOTAL:37

今回は2期分をまとめていたこともあり、2作品を括っています。
個別評価では2期目の方が高得点だったので、そちらに合わせています。
現在OVAとして3期目がリリース途中ですけど、そちらも相変わらず高水準な作品になっています。
会社に見捨てられ犯罪組織に身を翻した主人公の葛藤を中心に据えて、ロアナプラ悪党協同組合(笑)の面々、各エピソードのゲストキャラを交えてのストーリー展開は時に非常に厳しいものがありますが、シッカリとした構成のシナリオが上質のドラマに仕立てあげています。
回が進むにつれて重い話が増えて来ますので、観るときはハンカチの用意と覚悟が必要かもしれません。
特に双子のエピソードと日本編は要注意です。

6位 DARKER THAN BLACK-流星の双子-

ストーリー:8 演出:7 作画:9 テーマ:6 印象:8 TOTAL:38

1期と2期の間のエピソードを綴る外伝を観ないと、どうしてヘイとインがそうなっているのか理解出来ないと思うんですが、何故かDVDのみのOVAになっているんですね。
取り敢えず外伝から観て、本編へ行きましたけど、やっぱり今回も切ないストーリーでした。
なんというか、新ヒロインとヘイがもがき続けながら居場所を見付ける旅のような物語ですけど、ラストはやっと安息の地を見付けることが出来た、ということになるんでしょうか?
旅の途中に出会った人々にはどうなんだろう、というと少々救いには遠いように思います。
札幌で蘇芳が出会った家族のエピソードが悲しく胸に突き刺さり、終盤ヒロインにも衝撃の真実が突き付けられ、その救いようの無さに心が締め付けられます。
そしてラストに向かって大きなうねりが訪れますが、その展開は果たして彼らにとってのハッピーエンドだったのか?というのは観る側に託された問いだと思いますけど、なんか複雑な思いです。
少々放り投げのようにも思えるラストですが、ふたりが救われた、と思えるならそれでいいじゃないか、と。
作画の安定感は申し分なく、絵柄も私の好みのタイプで目での見易さはとても良いですが、観るのが辛いエピソードが多く、良い作品だとは思うけど観返すのが辛いタイプの作品かもしれません。
悲しい印象が強すぎて、関係ないシーンを観ても、思い出して涙が出てきそうです(;ω;)

5位 エースをねらえ!2

ストーリー:8 演出:7 作画:7 テーマ:8 印象:8 TOTAL:38

このブログにしては珍しくいくつもコメントを頂いた作品です。
原作は大きく3つに分かれていると思うんですが、第一部は宗方の死まで、第二部はその後を指しますけど、第二部を更に分けると、ひろみが再びラケットを握るまでと、プレイヤーとしての復活と更なる成長を遂げてジュニアテニス界の頂点に立つラストまでが第三部となります。
この作品は細分化された第二部を基本に大幅にオリジナル構成にしている関係で、原作とは大きく異なる展開になっています。
なので原作エピソードの殆どが改変か割愛され、全く異なる世界になっているのが原作ファンに受け入れられるのか?というのが問題です。
原作を知らずに見れば、とてもよく出来たスポ根モノとして観れると思いますが、一応第一部に相当する作品を観ていないとイマイチよく解らないストーリーなので、観る人の「エース!」出発点がどこにあるのか?というのがカギになってきます。
私は「新・エース」からの人なので、違和感ありまくりで、これまでの感覚をいかに切り離して観るか、という点で大変でした。
最初のアニメ版「エース」、劇場版「エース」から入って来た人は同じ出崎組が制作しているということであまり違和感ないかもしれません。
最も厳しいのは「原作」からの人でしょうね、完全に別物と言っていいですから。
CLANNAD劇場版でも思ったんですけど、出崎監督は限られた枠内に上手くパッケージングして作品を仕上げるのがとても上手い人だと思うんですが、作品自体の持つ空気とか流れを生かせるか?というと、敢えてそれを取り除いて自分なりのカタチに変えてしまう人だと思います。
なので出来上がったものは「出崎のエース」だったり「出崎CLANNAD」なんですよね。
私がよく観る(決して信者ではないw)新房監督はやはり独特かつ奇抜な演出で好き勝手やっているように見えて、実は原作の持ち味を潰さずに魅力を最大限引き出す方向に行っていると思うんですよね、上手く行っているいないは別として。
ある意味対極に位置するような、お二方の作り方は興味深いですが、もし今「エース!」をリメイクするなら新房監督に作って貰いたいです。
結局のところ作品自体は、原作のエッセンスを使った別物だけれど、独立した作品としてはかなり上質なものです。
セルアニメですけど、安定した作画で変に萌えにブレない(時代的に当然だけど)作りは年代を感じさせるけど好感が持てます。
ストーリー構成もマキの位置づけを大きくしたことで、ひろみとの友情の篤さを描き、よりストーリーに深みを加えています。
最終的には観る側の受け取り方次第ですけど、原作ファンも先入観を捨て去れば良作として観ることが出来ると思います。

4位 RD潜脳調査室

ストーリー:8 演出:7 作画:8 テーマ:8 印象:8 TOTAL:39

この作品は「攻殻」の余韻が醒めない頃に同じようなスタイルのものを探していて見つけたものです。
原作と制作会社が同じなので、という単純なものですけど(笑)、一応世界観も一部共通していますから、あながちハズレではないかと。
登場人物のキャラデザインが特徴的でチョット太った健康的なスタイルの女の子達がアニメキャラとしては珍しいです。
あと久しぶりにアニメで森 功至さんの声を聴いて感動しました(笑)。
あまり派手さの無いストーリーで、主人公が電脳の海へのダイブ中に原因不明の事故に遭い、意識不明のまま数十年の年月が過ぎ、老人になってから目覚めるところから始まります。
そこへ介護実習でやってきたヒロインと一緒に過去を取り戻す旅を始める、という感じのストーリーですが、流石にそう単純に転がらず、色々な要素を絡めながら伏線の糸を辿り、紡ぎ合わせていく構成力は素晴らしいです。
少々難解な概念とか出てきますが、あまり気にしなくても?すんなり観れると思います。
進行がゆっくり目なので、テンポを望む方にはあまりシックリ来ないかもしれませんが、静かな中に漂う余韻を楽しめる、そんな感じの作品です。
画的にはキャラデザインが前述の通り個性的なので、そこで取り付くことが出来るか?というのが最初のハードルかもしれません。
安定感は普通の上くらいですけど、攻殻同様背景や画像処理が美しく、やや硬めですけど、メリハリのあるシャープな印象です。 反面キャラはややモッサリしていますので、浮くように思えて、これがそうでも無いというのが、上手いなぁ~と感心します。

3位 蟲師

ストーリー:8 演出:7 作画:8 テーマ:8 印象:9 TOTAL:40

ランキング動画の常連という感じの作品で、なんか癪なので?(苦笑)なかなか手を付けずにいたんですけど、観るとやっぱり面白いんですね、これが(゚ー゚;
やはり伊達に皆さん上位に推している訳じゃないです。
とにかくかなり独特な作品世界で、絵柄も個性的ならば、ストーリーの内容や転がり具合もこの作品ならではの空気感で、似たようなものを挙げろと言われても私にはちょっと思い付かないです。
蟲師ギンコが蟲憑きの人や場所を尋ねて1話1エピソードで描く大人の為の寓話かおとぎ話のような作りで、毎回ゲストキャラが登場してネタ?を提供しています。
ちょっと良い話的なものもあれば悲話もあり、時にはギンコ本人にまつわるお話もあります。
その淡々とした展開に添えられる音楽も特徴的で、うるさくはなくかと言って無味乾燥でも無いそれは、色の付いた水墨画のようなタッチの絵柄にもよくマッチし、この作品世界を形成しています。
ストーリーの内容的にはゴールデンタイムに放送出来るほどの品位を持ったものだと思いますが、この作品の空気感は深夜の時間帯にこそ相応しいと思います。
私的には少なくとも日が暮れてからじゃないと観てはいけないと思います(笑) 出来れば皆が寝静まってから暗い部屋の中で観たい、そんな雰囲気を持った作品です。
毎晩1話観終わったら、ちょっとまどろみながら考えごとして眠りにつく、それがベストな視聴スタイルです?!

2位 新・エースをねらえ!

ストーリー:9 演出:7 作画:5 テーマ:10 印象:10 TOTAL:41

またか!と言われそうですが、前出の「2」はタイトルは繋がっていても別物扱いなので、分けています。
ブログの記事で散々書いていますので、詳しくはそちらを見て頂くとして、ここではさらっと流します。
正直絵柄と演出なんかは年代を感じるもので、今の視点で観るとかなり凄いことになっています、色々な意味で…。
観ていて恥ずかしくなってきたりもしますけど(苦笑)、やはりストーリー自体の良さとテーマ性の高さはポイントが高く、粗製濫造と言っても良い昨今のアニメ作品と比べると雲泥の差があります。
絵柄は慣れれば気にならなくなりますが、ストーリーだけはどうにもなりませんからね。
中学生の頃に再放送されていたこの作品に出会って居なかったら、確実に私は今と違った人生を歩んでいますので、そういう意味では非常に個人的重要性の高い作品ですが、そういった点は採点に加味していません、多分(苦笑)
原作基準だと、やはりあれこれ違う個所が多く、全くの原作準拠ではありませんが、一応「宗方の死」までをキチンと順序立てて描いた「エース!」はこの作品しかありません。(実写?なにそれ?)
今この作品を観るにはDVDを買うか、再放送を待つか、VHSのレンタルをしているお店を探すしかありませんが(違法アップは論外)、苦労して観る価値はあると思います。

1位 ゼーガペイン

ストーリー:9 演出:9 作画:7 テーマ:9 印象:9 TOTAL:43

もし私のこれまでの視聴歴を丹念に追いかけている人が居たとしたら(居る訳無いけどw)、かなり意外に思っているかもしれません(笑)。 というか本人が一番結果に驚いています。
ロボット物ってホント最近見ることが無く、年に数作品でそしてまず好評価を出さないんですけど、これはヤラレマシタ、油断していただけに、最後はもうメロメロです。
今でも「リトルグッバイ」を聴くだけでちょっと来ます(笑)かなり強烈なイメージを植え込まれて、当分抜けそうに無いです。
サンライズ=ガンダムって認識が強くて、それ以外の作品ってなんかパッとしないという先入観があって、あまり積極的にチョイスしないんですけど、ほんとうに偶然手に取ったのが運のツキです。
世界観が秀逸で、登場するキャラの味付けもありがちでいて、よく練り込まれていてチョット抜きん出た印象があります。
一応ロボット物なのでそれにも目をやるとトランスルーセントなデザインが目新しく、なにか綺麗です。 いかにもデジタル作画です的な感じで、動きが妙だったりするのはご愛嬌ですが、私はあまりその辺は気にしないので関係ないです(ぉぃ)。
というかこの作品におけるロボットはツールの一つでしかなく、本質は別のところにあるから極論すると無くても構わないです。
カタチの無いデータとしてだけ存在する人の世界のドラマってだけでもうお腹一杯です。
そんな強烈に救いようの無い世界で必死に生きようとする登場人物たちの演じるドラマだけで十分観応えがあります。
2クール作品の割に長く感じるのは展開が遅いせいなのか、重く感じるエピソードが多いからなのかは観る人次第ですが、観切った後に残る何とも言えない感覚は何なんでしょう?
私は「ほのかに暖かい幸せな感じ」を覚えましたけど、他の方はどうなんでしょうね?
まぎれもなくハッピーエンドには違いないですが、そこに至る過程をどう捉えるか、だと思います。
見方によってはご都合主義に思えるし、敵方を中心に説明不足な面もあるかもしれません。
ただ主人公サイドの面々が確かに存在して自分たちの世界を勝ち取って行った、というストーリーは眩い輝きを放っていて、この作品を観た者の心に確かに何かを置いて行ってくれます。
画的には特筆するものは無いと思いますが、平均のやや上くらいでしょう。透明感のあるロボットでちょっとプラス(笑)
音楽の質と使い方がとても良く、それがこの作品の印象を特徴付けています。
静かに印象的な画と共に流れるOP、そして毎回ラストシーンに被さって流れて来るリトルグッバイ、時々異なる曲が使われますが、それぞれシーンにリンクした内容で、強い印象を残します。
演出の3点分くらいは音楽に付いているかもしれません。
採点結果を見ればお分かりかと思いますけど、10点満点は一つも無いんですけど、平均的に個々の要素が高くて得点を押し上げています。
ある意味理想的な形かもしれません。
これでもっと作画がより高品質で私好みのスタイルだったりしたら、他を引きずって満点を叩き出してしまったかもしれません。
この先、私がこれを超えるインパクトを受けるロボット物って出てくるんでしょうか?
楽しみでもあり、不安でもあります。

総評

並べてみるとやはり異様な顔ぶれで、アニメランキング的メジャーな作品が少ないです。
敢えて避けている訳じゃないんですが、興味の向くまま選んだ結果がこうなってしまった、ということなので「私的アニメ・ランキング」でもありますのでご笑覧いただければと思います。
採点を見ると、中位に付けている作品の採点が甘めになっている反面、上位の採点が結構辛めになっているように思います。
一部思い出フィルターが作動して甘くなっている個所もありますけど(苦笑)。
あくまで基準は各5点のトータル25点から始まっていますが、実質そこからの25点満点のようになっています。
中~下位に位置する作品に対してかなり甘めというか、標準から加点する要素がどれだけあるかで見ているので、一部減点を食らっているものを除けばトータル32~34点辺りで頭打ちになっている、ということなんですけどね…。
それを超える作品がなかなか出て来ないんです。
年代の古めの作品の方がかえって新鮮に感じたり、ストーリーや演出が良かったりするのは思い出フィルターだけではなく、その頃の作品の方が丁寧に作られていたり、シナリオの練り込みやテーマ性が高いことが多いからです。
アニメの制作環境や受ける要素の移り変わりが今と異なっているので、同列に比較するのはフェアじゃないのかもしれませんが、技術的な問題は別として、小手先のネタに終始したり、視聴者に媚びたりしない作品が多い様に思います。
最近の作品は画も綺麗だし様々な映像表現も駆使されていますが、肝心の中身が空っぽなものが多いように思います。
似たようなプロット、ヘタするとキャラの性格付けや絵柄までどこかで見たようなもの、オリジナリティの欠落した没個性が蔓延って印象に残らない作品の数々。
なので最近の作品だけでランキングを作れば、上位に付けることが出来るのは何か突出して優れた要素をひとつ持っているものであれば容易いことです。
但し年代の縛りを無くし90年代、80年代、あるいは70年代の作品を加えると、そんな程度ではその他大勢の中に埋もれてしまうでしょう。
昔の作品にはパッションがありました。
観る者に突き付けてくる何かがありました。
今の作品にはそれが滅多にありません。
観ていて何となく心地良いんだけど、余韻は続かず直ぐに忘れてしまう、そんな作品が多いです(余りの酷さに怒りの印象を残す作品もありますがw)。
求める観る側が悪いのか、送り出す作り手が悪いのか、このままでは長続きするわけないんですけど、もっと世に出る作品が少なくても良いから、良質なアニメを観たいと切に望む今日この頃です。

次回の私的アニメランキングTOP30が出来るのは、再び私が90本の作品を観終わる時ですから、今年の終わりか来年の話になるでしょうけど、その時の顔ぶれがどうなっているのか、想像すら付きません。

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