もっけ (11/23~29)
わたしつかれやすい体質なんです(謎)
年末恒例の繁忙期に突入して連日ヘロヘロになりながら帰宅する日々です。
この間の週末もイベントがあり休日出勤、またしても代休の予定は立たず…(:´Д`)
年明けにど~~~んと取りたいところですけど、無理だろうなぁ~~(涙)
そんなこんなで、チビチビとしか作品は観れず、一週間掛けて完走したのがこれです。
この作品、もののけとそれが見える姉静流と憑かれ易い妹瑞生の姉妹、そして彼女たちが身を寄せる拝み屋のお祖父さん夫妻を中心に描かれるストーリーです。
主人公の姉妹は、その特異な能力ゆえに街で暮らすことが困難になり、親許を離れて祖父母の住む田舎に暮らしています。
「もののけ」を題材にする作品はいろいろとありますけど、この作品の面白いところは、姉妹それぞれの能力がパッシブにしか作用せず、ただ見えるだけ、憑かれるだけで、もののけを討ち取ったり、手下にしたりすることが出来ない、というところです。
殆どの作品では「戦い」に主眼を置いていますけど、この作品では「いかに上手く付き合っていくか」というところがミソです。
お祖父さんが劇中で語っていますけど、「力ずくで排除」するのではなく、「やんわりとお引き取りいただく」というのがとても新鮮に感じます。
静流は瑞生に憑りつこうとするもののけを見ることが出来ますが、殆ど手を打つことが出来ません。
瑞生はもののけの声を聞いたり、気配を感じることが出来ますが、その姿を見ることは出来ません。
二人それぞれの能力が一人に合わさっていないところがこの作品に重要な要素となっています。
お祖父さんは除霊することが出来ますが、積極的に排除しようとはしません。
姉妹にことあるごとにどう対処すればよいのか諭すことで、彼女たちが無事過ごすことが出来るように仕向けている、というか学ばせているという訳です。
最初は為す術もなくもののけに翻弄されていた姉妹は徐々に対処する力を身に着け、最後の方では自力で「お引き取り願う」ことが出来るようになります。
この作品のテーマ性はかなりストレートに感じます。
姉妹ともののけ、そしてお祖父さんの教えを通して、人としての生き方とか人生訓のようなものを語りかけてきます。
2クール26話構成(内2話はTV未放映)で、各話それぞれが一話完結のエピソードになっていますが、それぞれで何らかの「語り掛け」があります。
各エピソードは淡々とした調子で流れ、派手さは全く無く、火花散る戦いが起こるようなこともありません。
この辺り好き嫌いが出るかもしれませんけど、まあマッタリと軽いお説教のような?(苦笑)
登場人物がとても少なく、レギュラーは脇役を含めても10人居ないようなコンパクトさで、そこに毎回ゲストキャラが登場します。
これが良いアクセントになっていて、時には大物声優が演じるキャラも登場します。
わたし的には姉妹のお母さんがなんとなく兄嫁(笑)に印象というか言動が似ていて、ちょっとイラッとしましたけど(苦笑)、基本的にはみんな良い人なんですよね~。
大きなうねりのようなものが無いので、毎回なんとなくチョット良い話的なまとまり方をしてますが、TV最終回の24話で最初で最後の大事件が起きます。
もうこれは涙なくしては観れません。
なんとも地味な印象の作品ですけど、丹念に作られていて、画的にもとても安定しているので安心して観ることが出来ます。
この作品深夜アニメだったようですけ、どうしてなんでしょうね?
むしろ子供達に観てほしいような内容でした。
日曜の朝とか夕方放映で全然OKですよ!
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