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2010年11月の記事

2010年11月23日 (火)

いぬかみっ! (11/20~22)

しばらく振りの2クールものですけど、何故これを選んだのか自分でもよく解りません(笑)

初っ端から「なんじゃこりゃ~~~!」というバカエロっぷりですけど、基本的にはずっとその調子でストーリーが続いて行きます。
しかし所々ややシリアスというか真面目な?エピソードが挟まっていて、チョット良い話的な雰囲気を醸し出しています。

主人公の啓太は犬神使い一族川平家の一員で、「ようこ」という犬神と契約をしていますが、実のところ「ようこ」はその名の通り妖狐で犬神ではありません。
二人とも見かけによらず並外れた能力を持っていますが、普段は啓太の変態三昧(謎笑)に隠れて忘れがちですけど、中盤以降はその力が存分に発揮されることになります。
啓太と同じ川平家には薫という従弟の犬神使いが居て、彼は10人もの犬神と契約を交わしていますが、後半には彼がストーリーのキーパーソンとなります。
当初は啓太と薫の犬神たちとの折り合いは変態癖(笑)が災いして良くはありませんでしたけど、次第に結び付きが強くなって行きます。
序盤から中盤に掛けては殆どコメディパートで、ものの怪との戦い?を交えながらの人物紹介といったところです。
新堂ケイという富豪の令嬢からの依頼で悪魔と戦う辺りから、ややシリアス成分が増えて来て、ようこの父親大妖弧封じから終盤に差し掛かり、薫の不審な動きと赤道斎との戦い、ラストに向かって薫の真実とラストバトルへと徐々に盛り上がって行きます。

最初は「いったいナンナンダ!」って程、直ぐ全裸になる主人公や気色悪いマッチョな変態さん達に唖然となりましたけど、放棄せずに頑張っていると徐々にマトモになって行くかと思わせつつ、相変わらず脱ぎ癖の消えない展開が笑いどころなんでしょうか?
あとどっかで見たようなシーンがあちこちで出てきたりしますので、パロディ要素もそこそこあるんだと思います。
私には多分全部は解らないと思いますけど、序盤の「ナウ○カ」の部分は解りました(笑)
あとうる星やつらに出ていた「メガネ」にしか見えないキャラが居ます。 中の人も同じで演技の特徴もそっくりなので、これはやり過ぎというか、よくここまでやって問題にならなかったなぁ~という位、そのものだったりします。

2006年の春アニメだったようなので、かれこれ4年前の作品ですけど、観た感じはもっと以前の作品かと思っていました。
そう、なんとなく雰囲気が古臭いような?
なんか画的に安定感が無くて、キャラの顔付がかなり変わってしまうこともあり、他作品であったように作画監督の個性が出る、なんて話じゃなくてブレまくっている、という印象を受けました。 だって1話の中で変わっちゃうんですから…(゚ー゚;

犬神たちとのハーレム展開とチョット変なベクトルにエッチな傾向と、ちょろっとシリアスな構成が面白い、文字通り毛色の変わった作品でした。

2010年11月22日 (月)

星空キセキ (11/21)

ん~~~、なんか微妙なというか、よく解らないカテゴリーの作品です。
個人製作の作品、という訳でも無さそうですけど、なんか素人っぽい雰囲気が充満していて、上手いんだか下手なんだか…。

よく解らないので、一応プロが作っている、という前提で観ると、なんとも中途半端な感じを覚えます。
作画が安定していないし、というかシーンごとのバラつきが大きく、所々ぼやけていたり、かと思えばイキナリ線が太くなったりするし、キャラの顔付も安定しません。

作品の長さ自体30分弱と短いので、その中で進行するストーリーに余り多くは期待出来ないんですけど、やはり薄く説明不足な感じがします。
短編アニメでは、枠の中でいかに作品世界を構築して展開するか、というのが勝負どころだと思いますけど、少々謎めいた設定が災いして、なんだかよく解らないうちに始まって終わってしまったような…。

観る人の想像に任せる、というスタンスかもしれませんけど、であればもう少し画作りに注力するとか、何か惹きつけるものが欲しかったです。

「隕石の欠片」を拾った天文部に所属する女の子がヒロインで、何かに呼ばれるように再び落ちてくる欠片を拾うために観測旅行に出かけます。
その途中で見かけた少年とある夜偶然再会しますけど、一緒に居た怪しげな黒服に追い払われます。
近くにある使われていない天文館に忍び込み、少年と再会をしますが、そこでいったい何が?

という感じのストーリーですけど、宇宙服のようなものを着ている少年の正体,「欠片」の謎など、一体何の為に、何をやっているのか明確な説明は中途半端にしか為されず、結局解らず仕舞いで、なんとなく終わってしまう、という…。

なんというか「雰囲気アニメ」的な作品で、少し謎めいたSFチックな作りをすることで観る者を煙に巻いているような?
やっぱり、何がやりたいのかよく解らない作品です…

毒気は無いし、なんか不思議感覚のようなものを観れますけど、だったらせめて画だけでもナントカして欲しかったかなぁ~と。

もし限りなく素人に近い人達が作った、というのなら商業ベースの作品にかなり近い作りになっていると思いますけど、あまりよくない部分にも近付けてしまったように思います。

2010年11月21日 (日)

ルパン三世 カリオストロの城 (11/21)

言わずと知れた名作で、何度となくTV放映されたりしていますけど、きちんと観たのって10数年ぶりだと思います。
宮崎アニメ自体「千と千尋の神隠し」以来なので、7~8年ぶり(TVで観たので)なんじゃないかな?と思います。
で、あらためて観た印象ですけど、

やっぱり凄いわ~*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!

1979年の公開なので、もう30年以上前の作品となりますけど、今観ても全く遜色ない出来で、これがセルアニメなの?と思える程、驚異的な作画安定性を見て取れます。
演出とかシーンごとの動きなんかは、いかにも宮崎監督らしい感じですけど、リアルお子様時代には氏の作品に慣れ親しんでいたので、なんか懐かしさもあったりします。

今更あらすじとか書いても仕方ないし、技術論を語れる訳でも無いので、正直書くことが無いんですけど(笑)、とにかく飛び跳ね駆け回るキャラのスムーズな動きが乱れることなく続くのが凄くて唖然とします。
大きなモニターで見てやっと判るような小さなサイズのルパンがちゃんとお城の壁をよじ登っているのが見えるとか、最近のデジタル時代の作品でも観れないような、本当に細かな部分にも手を掛けているのがわかり感動的ですらあります。
車や建物は最近の超リアルなデジタル作画に比べればマンガ的ではありますけど、当時の水準というか、今の目で見ても何か角の取れた柔らかさ、やさしさのようなものを感じさせる描写で好感が持てます。

最近の作品を観て感じる私の好みはどちらかと言うと、シャープでメリハリのハッキリした絵柄に惹かれる傾向があるんですけど、こういう温かみのある印象の絵柄も改めて観ると良いですね

ルパンは偽札の秘密を探るため(盗むため?)に忍び込んだカリオストロ公国で偶然追われるクラリスに遭遇したことで彼女を助け出すことだけが目的になってしまい、このストーリーが展開されていくわけですけど、彼をはじめとした人物それぞれの描写が秀逸で、ルパンは泥棒なんだけれど善人で、クラリスは聡明で楚々としながらも一途な感じで、銭型警部は相変わらずだけれど男気のある骨っぽさの中にちょっと気恥ずかしさがあるような?不二子ちゃんや次元、五ェ衛門もそれぞれイメージ通りの味付けがされていて、完璧なルパンワールドを醸し出していました。
対する伯爵とその手下の面々も良い味を出していて、敵方ではあるけれど憎み切れない部分があるのは宮崎監督ならではでしょうか?

基本的に娯楽を全面に出している作品だと思うので、テーマ性とか云々いうのは場違いのように思いますけど、その徹底したエンターテイメント性そのものがテーマというか、観る者を飽きさせない躍動感や、センスのあるセリフ回しとか今観ても全く古さを感じない作りになっています。

印象的だったのはやっぱりラストシーンで、クラリスがルパンに手を振るまでの間とか、有名な銭型警部のセリフとか、もう完璧としか言いようがないです。
すべてがカッコよく、温もりを感じる心地良い締め方でした。

それにしても、これが30年以上前の作品だなんて…返す返すも凄いです。
最近の作品でこれを超えるものって、数える程しか無いんじゃないかな?
停滞しているのか没落しているのか、妙な方向にベクトルが向かっている昨今のアニメ事情がちょっとうすら寒いように思います。

2010年11月19日 (金)

kiss×sis (11/16~18)

う~~ん、残業の嵐が…(@Д@;
作品観る時間があまり取れません。
なんとか頑張って1クール物でも、と手に取ったのがこの作品ですけど…。

こ、これは・・・(汗)

率直に言って「エロい」です
主人公圭太とあこ&りこの双子の姉は血が繋がっていない姉弟。
両親それぞれの連れ子で、ことあるごとに圭太に色仕掛けで迫る「お姉ちゃん’s」ですけど、それをむしろ喜んで見ているという困った親たちです。
設定的には特に目新しさは無いんですけど、問題は演出というか、表現というか…。
とにかくエロエロな描写が多く、圭太のベッドに忍び込むとかは当たり前、まあなんというか、「これでもか!」という位エロいシーンがてんこ盛り状態です。
さらに圭太のクラスメイトの巨乳な女の子が加わり、これまたトンデモナイことに!
そしてお姉ちゃん’sの高校の先生が腐女子でこれまた困ったキャラ立てだったりするという、まともな人物が皆無!って、ここまで来てる作品も珍しいかもしれません。

時折観てるのが苦痛になるくらいで、「なんでこれ観てるんだろう?」と思いつつ、なんとか全話乗り切りました。(汗)
この原作は以前観た「ファイト一発充電ちゃん!!」と同じ作者さんですけど、エロ・コメディの中にシリアス成分を上手く取り込んでストーリーを組み立てて居たのが印象的だったんですけど、この作品ではエロしか無い…。

実は原作のオマケに付いているOVAも見たことあるんですけど、そちらはもっと凄まじくエロいです(苦笑)
間違ってもTV放映は出来ないですね。

さてさて本編は主人公が中3で、お姉ちゃん’sが通う高校に合格するまでを追っていますが、その間散々受験勉強を邪魔しながらも、時には手伝い力付けようとするものの、裏目裏目に出てしまうというもの。
クラスメイトの巨乳ちゃんは偶然巻き込まれるような形で主人公を取り巻く騒動に引き込まれて行ってしまいます。
結果的には主人公の高校合格の知らせを伝える役割を果たし、再びクラスメイトとして乱痴気騒ぎを続けることになります(この作品のあとのお話ですけど…)。

いかにも低予算でやってます、みたいな雰囲気が漂っている作品ですけど、画的にはまあ安定しているんじゃないかと思います。
ただ凝った技巧とか演出は無く、見所はただただエロ描写だけ、という感じです。

2010年11月15日 (月)

おおかみかくし (5/9~11/14)

引き続きお片付け進行中です。

この作品は5月に初見をしていますけど、DVD3巻目まで月例で進んで、そこで放置(またかぃ)というか、この手の作品はまとめて観ないと印象があやふやになったり話の筋を見失ったりするので、ある程度掴んだら全話揃うまで置いておく、というのがスタイルになっています。
それで残りの部分を一気に観るとともに、印象の薄くなっている部分を観返してみました。

一応全12話構成の作品ですけど、ラストの1話は後日談的なものなので、実質11話でミステリー仕立ての作品をまとめるのって、かなり無理がないかい?

タイトルがある意味ネタバレになっているこの作品(苦笑)、「ひぐらし」に始まる一連のシリーズのような感じですけど、原作者の関与の度合いは最も低いようで、原作者クレジットはコナミになっています。
そんな訳で、まとまりに不安を感じていた訳ですけど、ある程度は的中してます(汗)

神隠しに遭うようにクラスメイトや街の人が消えてしまう、新旧市街の間で何か確執のようなものがあり、転校してきた主人公にいきなりハイテンションなガールフレンドが出来たり、意味有り気な無口キャラのクラスメイトが居るとか、なんというかこれまでのパターンに沿った設定だったりします。
中にはBL的空気を感じるようなエピソードなんかもあったりして、どんな方向に行くんだか不安になることもありましたけど(笑)

ネタバレ的ことをここで書くのもアレなんで、あらすじを書くのも躊躇するんで控えますけど、ストーリーが主人公とクラスメイト達だけである程度回ってしまうという、とてもコンパクトな設定になっています。
周囲の大人たちがバックで画策して、その手駒にされたり、翻弄されるのはいつも子供達で、大人たちが悪者にされているパターンです。
一応ラストに向かってその図式は和解に向かいますけど、割を食うのはいつも子供や若者みたいな…。

後半徐々に明かされる事件の真相は興味深く、色々と他の問題に置き換えることでテーマ性が強調されますけど、それを語るにはやはり時間が足りず、かなり薄い作りになっています。
「ひぐらし」と似た図式というか設定も散見されますけど、あそこまで緻密に組み上げられている訳でもなく、どうしても端折り気味で、甘さの目立つ構成になってしまっています。
もう絶対的な尺不足ですね。

一応伏線引いてそれを回収していく過程は見て取れますけど、やはり物足りなく、序盤で大方の筋が見えてしまうとか、ちょっと拙いよね?

唯一主人公の存在理由がおもしろく感じられる要素ですけど、客観的にはそこに居ることが非常にマズイと思うんですけど、そこを強引に肯定化してしまっているのはどうなんでしょう。

キャラ付けの仕方も短い尺で話をまとめる都合か?、非常に明確である種の危険臭がプンプンするような設定で、ヒロイン五十鈴やその兄一誠なんかはモロに危険な香りが…。
一誠が主人公博士に迫るとか(笑)「またBLかよ!」と思わず毒づいてしまいます…。
ちょっとそういうの目立って来てませんか?最近の作品。

テーマ性は比較的ありきたりではありますけど、一応しっかりとしたものが存在しています。
なのでテーマ性は高いと言えば高いんですけど、ストーリーの過程上じゃあそれを表現しきれているのか?というと、ちょっと消化不良な部分があるのではないでしょうか?
そもそも問題の根底にある部分が完全には未解決で、対症療法的手段しか取れていないというのが引っ掛かるんですよね。
お題目をぶち上げても、根本の解決がなされなければ同じことを繰り返す、という非常に現実的な問題を秘めている訳で…。
その辺りは一本前の「ダンス イン ザ~」にも掛かってくると思うんですが…。
同じ過ちを繰り返し続ける人間のサガを考えると、虚しく思えるテーマ、というところが悲しい気もします。
その辺りは作品のせいでは無いんですけどね。
だからこそ何度でも繰り返し叫ばれているのだとは思いますが…。

雰囲気につられて「ひぐらし」と同じレベルの作品と思って観てはイケマセン。
長さが1/4しかないので、それだけ薄いものという諦めに似た覚悟を持って観ないと相当ガッカリすると思います。
状況を理解した上で観れば、そこそこ納得行く仕上がりじゃないかと思うんですけどね。

画の安定感はあるので、その点は余りストレスを感じることなく観れます。

2010年11月14日 (日)

ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド (11/13)

溜まっていた作品を片づけていきたいなぁ~と思っている週末ですけど、金曜日は速攻で寝てしまい、起きたら昼前だった!というていたらくな土曜日でした。
午後から気合を入れて引きこもり(笑)、作品消化に費やしていますけど完走第一弾はコレです。

以前初見をあげていますけど、3巻目まで毎月観ていたものの、途中で放置…(汗)
結局最初から観直しました…。

出だしから唐突な演出で、思わず違うDVDを観てしまったのかと思った(笑)くらい意表を突くものだったんですけど、一応ストーリーの筋立てとして意味のある伏線にもなっているので、演出の妙と言えば良いのでしょうか。
なぜか原作者が実名で登場していますが…。
ヴァンパイアなんて非現実的な存在として思われていたところに、突然ヴァンパイアの女王が現れ、しかも半ば独立国家ともいえるバンドを東京湾に作る!という突飛な設定が見所ですけど、その大掛かりな舞台を生かし切るには1クールという時間は短すぎるように思います。
原作はまだ連載継続中のようで、結末が見えていないためアニメオリジナルな部分が多いと思われますけど、まとめ方としてはシンプルで良いんじゃないでしょうか?
ただ中身の濃さという部分に関しては掘り下げが足りず、何か説明不足な部分が見受けられると感じます。

語り部に主人公?アキラのクラスメイト由紀を充てていますけど、彼女の立ち位置がちょっと不明瞭だったりします。
アキラにリングを渡す位の仲だった訳ですけど、ヒロインであるミナとアキラの関係は由紀と出会う前にある程度出来あがっていたと推察され(だって子供のころのユビキリが…)、どういう経緯でそこまで二人の仲が進展していたのか、今一つ不明です。
記憶喪失以前の出来事、というのが一層謎なんですけど…。
ともあれ、語り部が居ることから、既に終わった出来事を回想するような仕立てになっている部分がある訳ですけど、序盤と最終盤の部分を除くと、現在進行形のスタイルになる、その辺りの切れ目が不明瞭になります。

ストーリーの流れを追っていくと予定調和的な進行になっていることに直ぐに気が付くかもしれません。
とにかく先読みが出来過ぎです!

終盤になるとミナの謎の部分とか出て来ますが、それは解明されずに終わってしまいます。
続編にご期待!、ということなのかもしれませんけど…。
唯一意外だったのがメイレンの正体で、これはミナ姫の謎とも絡んでいますけど、ちょっと切なく、儚いラストでした。

この作品ネタ的要素が色々入っていて、ウルフボーイズとかいうイケメン集団が居たり、由紀がBL小説を書いていて、その主人公がアキラとか(ぉぃ)、表の顔?とは少々ギャップのあるところが面白い、といえばおもしろいんですけど…(苦笑)
あと生徒会長がショタ趣味で、近所の男の子と…(汗)とか。

とにかくシリアスとコメディ要素が混在している作品ですけど、コメディ部分の笑いどころがチョットずれているような気もするんですけど、ある意味オタク趣味ハイブローなところに持って来ているのが特徴的でしょうか?

新房xシャフト作品ということで、演出技法とか特徴的なんですけど、この作品では余り止め画とか実写の挿入なんかは余り出て来なくて、文字の洪水も見られませんでしたけど、光と影の使い方が印象的でした。
割と動きの多いカットも多くて、これまでの作品とは少し異なったテイストの演出が多かったように感じました。
ただ残念だったのはキャラのデッサンが狂いがちで安定感が無く、ミナやアキラの顔付がコロコロ変わってしまい、引きのカットになると、もうダメダメな印象です。
どの作品でも多少は同じような傾向があると思うんですけど(目立たないから安い外注に出す?)、これは目立ち過ぎで、どうしたんだろう?と思うレベルです。

ある意味新房監督の妄信的信者と言える私ではありますけど(苦笑)、これはチョットいただけないですね。
ストーリーは中の上位だと思いますけど、作画的には及第点ギリギリかチョット足りない感じかも?
トータルでは中の下位になりますか…。

OPとEDはそれぞれ印象的ですけど、OPの激しく動くダンス部分とカバーされた懐メロ?の音楽が良かったかも。
EDは通常は全く動かない画に少しずつ色が付いていく、というのが手抜きと取るかおもしろいと取るか…。
ストーリーの転機になる回では専用の動く画が用意されていて、その辺りは凝っていました。

もし続編があるのなら、もう少しストーリーの厚みが欲しいです

2010年11月13日 (土)

魔法遣いに大切なこと Someday's dreamers (11/4~11)

久しぶりに一気観をしました!
と、言いたいところですけど1クール作品に随分時間が掛かってしまいました。
このところ視聴ペースが落ちている原因を分析しますに、まずは帰宅時間が遅い!というのもあるんですけど、どうもニコ動で費やす時間が多すぎるのかも?
公式配信作品がバラバラと毎日のようにうpされるので、それに付き合っていると、なんかペースが乱れるような…。
今のところ続いているのは「イカ娘」、「ざくろ」、「禁書Ⅱ」、「シャナ」(DVDあるのにw)、「そらのおと」、「俺の妹」かな? 根性が残っていれば他の作品も観ますけど、この辺りが限界かも。
それに加えて月例の新作を観たりするので、落ち着いて一気観がし辛い状況なわけです。

言い訳はさておき(笑)、この作品ですけど随分前にDVD1巻だけ観て放置していたもので、多分ヒロインを演じる中の人(宮崎あおいちゃん)の棒読みに我慢出来なくなって力尽きたっぽいんですけど(笑)、気合を入れ直して再挑戦しました。

遠野から東京へ魔法士になるため研修にやってきたユメが、さまざまな出会いの中でタイトルのごとく「魔法遣いに大切なこと」を学び成長してゆく物語です。

田舎娘丸出しで、渋谷のハチ公前交差点を渡れないほどトロイ子だけど、実は超実力者だった母を持つ生粋の魔法遣いの家系の出身。
住み込みで研修することになった魔法遣い事務所の所長小山田はちょっと陰のある優男という感じで、何か過去がある雰囲気。
下北沢や渋谷とその周辺が舞台になっていて、何やら観たことあるような風景も出てきます。

母譲りの強い魔法力を持ちながら、その使い方が上手くない、というか無茶振りなところが前半のユメですが、魔法の結果が必ずしも自分が意図したように作用しない、ということに徐々に気が付いて行きます。
これは全編を通して問いかけられていることの一つでもありますけど、「魔法とは何なのか?」という核心を突くようなテーマ性は…、そこまでいってません、多分。
けれども「魔法に頼ってはいけない」ということが後半のストーリーを通して訴えかけられているように思います。
ストーリー前半でユメが魔法を掛けたエピソードのその後を訪ねるようなストーリーが後半であり、その後を観たユメの落胆と自らへの問いかけがエピローグへ向けての大きな盛り上がりに掛かってきます。
そして小山田の過去が明らかになり、その呪縛から解き放たれるのか?というのがクライマックスとなります。

魔法使いを扱った作品というのは、とても多いですけど、どれも強力な光線を撃ち合ったり、後先考えないで大掛かりな術を使い、それが当たり前のようになっている世界観に支配されている作品が殆どです。
この作品は魔法が完全に社会に認知され、魔法遣いが一技能者として社会で職業として成り立っている、という設定に着目したいです。
つまりは魔法を使った結果に対する責任を負っている、ということで、法により規制され使用とその後の結果に責任を持つことで相応の報酬を得る、ということです。
ユメは初っ端から激しく規則違反を犯しまくり、小山田をはじめお役所の担当者たちの計らいで少々甘い扱いを受けていますけど…。
というか研修が始まり、知り合ったアンジェラ共々規則破りまくりで、魔法を使ってしまうのは困ったものですけど、まあフィクションなので…(汗)

とはいえ、少々現実味を帯びた設定と、必ずしも魔法の力が良い結果をもたらす訳ではないという事実、それに向き合い人と魔法とのあり方を模索するヒロイン達の健気さ、直向きさが光ります。

ただ個々のエピソードに深みが足りず少々物足りないかな?と思います。
落語好き少女の母親の変に物分かりが良いところとか、「うん?」という部分は時折あるでしょうか…。

基本的には「ちょっといい話」で固められた作品で、2クールあったらもう少し深みが出たのかもしれませんけど、善人揃いの登場人物とゆったりした時間進行、棒読みのヒロイン(笑)と相まって心地良いかもしれません。

画的にはリアルな背景と、もう少し安定感の欲しいキャラデッサンのバランスが微妙さを醸し出しています。

ストーリーはもう少しで佳作の域に届いているかもしれないけれど、トータルのバランスではもう一歩な感じです。
それでも無数に氾濫する雑多な魔法使いモノと一線を画する作品でその点は高く評価したいです。

2010年11月 9日 (火)

文学少女 今日のおやつ ~はつ恋~ (11/8)

またか!なんて言わないで~(笑)
最近すっかりハマっている「文学少女」の、これは文庫に付いているオマケのDVDなんですけど、これまでの作品とは被っていない一応オリジナルなものとなっています。

内容はタイトルの通り、遠子が心葉に書かせている「或る日のおやつ」にまつわるストーリーです。
15分余りの短いものですけど、なかなか楽しめました。

OVAと劇場版では宮沢賢治の世界でしたけど、こちらはツルゲーネフの「初恋」をモチーフにしています。

普段の部活の様子が描かれていて、「あぁ、こんな風におやつを書かせてたんだ~!」というのが見て取れます。
でも、これは部活というより男の子と女の子のじゃれ合いだよね…(^-^;
もっともジャレているのは専ら遠子ちゃんの方で、心葉は満更でもないようだけど、ちょっと醒めた感じで付き合ってあげている、という雰囲気です。
それにしても、お題を出されて、その上時間制限アリ!という鬼のような執筆条件、しかも書き上げたら食べられてしまう、という(笑)

見所はOVA第一作でもあったように「初恋」や「おやつ」の筋書きや印象を語る遠子のセリフと、それを再現する映像の鮮烈さで、メルヘンっぽいんだけど妙に惹かれてしまうんですよね。

キャラデザイン的な問題かもしれないですけど、相変わらずデッサンが微妙な感じがしますけど、全体的には綺麗で、悪くは無いと思います。

やはり表現力豊かなセリフと、それを引き立てる映像のマッチングが素晴らしく、観ていて心地よく(ポジティブな部分では)、なんとなく遠子の幸せな気分を分けて貰えるような気がする、そんな小品でした。

2010年11月 8日 (月)

ひだまりスケッチ☆☆☆ 特別編 (11/7)

週末は会社絡みのイベントでお仕事でした。
代休は未定です…(´~`)。゜○
なんか去年もぼやいてた気もするんですけど、一人あたり100人くらいの人を相手にしなければならないので、頭の中がパンクしそうになります。
なんか似たようなことばかり聞かれたりするんですけど、「さっきも聞いたでしょそれ!あ、他の人か…」なんて思いながらキットを渡したり、アンケート取ったりと慌ただしかったです。
今日はそのイベントの報告書やアンケートなど諸々のデータ処理に明け暮れてました。
まだ数日掛かるなぁ…。

そんな訳で時間が無くて、週末に観たアニメはこれだけ!

なんとなくUSBメモリーに惹かれてつい買ってしまう「特別編」ですけど、今回のは「ひだまり荘」の6人が描かれているモノでした。
前回の「ゆの型」ほどインパクトはないかなぁ~(笑)

本編は特別編ということでちょっぴり違うOPと4つのストーリーが入っています。

「ファミレスわっしょい!」と「バベキュ」って原作にありましたっけ?
コミック収録のもの以外は読んでいないので、もしかしたら未収録の新しいお話かもしれませんけど、全くのオリジナルじゃないですよね?
「なつめ」と「帰っちゃった」はコミックで読みました。
「なつめ」はオマケのような体裁で巻末に掲載されていましたけど、今回の特別編では夏目がかなり目立っていました。
どうして今の「夏目が出来上がったか?」が明らかになりますけど、なんかよく解るよね(笑)
自分が先に見つけて(見つけられて?)いたのに、しばらく会えないうちに知らない女に持って行かれた!的な?、傍から見てるとくだらない行き違いなんですけど、当人にとっては大ショックな訳で…、かわいさ余って憎さ百倍(当社比)みたいな?(゚ー゚;

「ファミレス~」は初見のお話になるんですけど、大家さんのウェイトレス姿が可愛くて、仕草もなんかいつもと違う!(笑)
ここでも登場する夏目のいつもの心にも無い発言と、反応する紗英の見栄っ張り勝負がもうなんというか…。
そして宮子の食欲魔人っぷりも相変わらずで、いつものことだけど面白いよねぇ。

そして「なつめ」に繋がりますけど、紗英がさりげなくカッコいい!( ̄ー+ ̄)
そんでもって、ここから「バベキュ」につながるヒロの目に見えない黒さが…(笑)
意識してか、いやそんな感じじゃないなぁ、無意識にでも滲み出る妙な余裕感が夏目に突き刺さるような?
なんとなく夏目も感じながらも、攻撃の矛先をヒロに向けないところがエライなぁ、と思うんですけど、そこがまあ「ひだまり」の世界なんでしょうねぇ。

細かなネタの数々もニンマリ出来るものが多く楽しかったです。
4期目があるものと期待していますけど、紗英とヒロの卒業が迫っているので(さざえさん状態にならなければ)、もしかして原作共々終わったりしないでしょうね?と、ちょっと恐怖を感じています。

いつまでも続いていてほしいな、このほのぼのワールド。

2010年11月 5日 (金)

それゆけ!宇宙戦艦ヤマモトヨーコ OVA (11/5)

相変わらず「シャフト以前の新房監督研究」の第三弾でございます。
とりあえず今回でひとまずおしまいです。

この作品は1990年代後半に執筆が始まったSF小説が原作らしいですけど、ノリはラノベのような感じなのでしょうか?
アニメ作品としてはOVAとして1996年と97年に3話ずつ2回リリースされ、その後2クールのTVシリーズが制作され、いずれも新房氏が監督を務めています。
制作プロダクションは「ティーアップ、J.C.STAFF」となっています。

で、その中からOVAの1期分がDVD1枚に収まったものを入手しまして観てみました。
ノリは先日観た「てなもんやボイジャーズ」に近いかもしれません。

舞台は30世紀の世界、テラとネスに分かれて人の死なない、一人乗りの戦艦を使った戦いを繰り広げています。
テラ側の操縦者は何故か現代世界の女子高校生で、負け続きのテラ側チームの切り札として主人公のヤマモトヨーコがスカウトされます。
操縦者の名前がそのまま船名になるため、このタイトルというわけですね。
OVA3話分を観る限りでは、世界観の説明もあまり無く、どういう経緯で戦争を続け、なぜこのような形態で戦うことになったかなど不明なままですけど、あまり深く考えても仕方ない、ようなノリで話が進みます。

1話目はヤマモトヨーコ登場のお話で、これまでメンバーと同じ学校の生徒だったというお手軽な設定で、じゃじゃ馬でこれまで使い物にならなかった戦艦の操縦者としてスカウトされてくる、というもの。

2話目は1話目で勝利したご褒美に宇宙の温泉旅行へと出掛け、そこでライバルチームと出くわしドタバタ騒動を起こすというお話。

3話目はややシリアス度が上がり、ライバルチームが調査に行った放棄された巨大移民船が暴走し、地球直撃コースに乗ったばかりか太陽系ごと吹き飛ばす程の爆発を起こす危機を回避するためにヨーコが移民船に突入してライバルチームを救出し、危機を回避する、というお話。
その移民船にはライバルチームの一員の母親が研究していた薔薇が残されていて…、というのがストーリーの鍵になっていて、ちょっと良い話になっています。

全体をさらった感じではあまり新房流的な演出は見受けられず、年代的にこれまで観た作品の中では最も古い年代になるので、まだ確立されていないのでしょうか?
WikiによればTVシリーズではその片鱗が見れるようなことが書いてありますけど…。

SFは好きですけど、こういう感じの作品って結構微妙なところで、ストーリーのテンポや見せ方が悪いとどうにも観辛く感じてしまうんですけど、このOVAは微妙なところです。
長い原作の一部分を抜き出して作品化しているので、どうしても断片的になりますし、説明不足な部分もあり今一つ作品世界にのめり込めないんですよね…。
内容的にも少々突っ込み所のある1,2話は観ていてなんか眠気が襲って来ちゃって(ぉぃ)、かれこれ3回くらい観直しているんじゃないかと(今日の話ではないです)。
3話目は結構内容が詰まっていて、見所がありますのでこのDVDの中では一番面白いです。

この続きを観るべきかとても悩むところですけど、中古DVDでも意外と値が張るのでどうしたものでしょうか…。

2010年11月 4日 (木)

あそびにいくヨ! (11/3~)

この作品、人気があるようでなかなかレンタルで借りれないですね~。
やっと1巻だけGET出来たので早速観てみました。

まあ萌えアニメなんですけど、なんか設定が凄いというか、ありえない度満点なのは突っ込みどころなのか、最近のラノベ原作作品の常道と言うべきなのか…。
沖縄のご当地アニメかとも思ったんですけど、この設定じゃ怒るわ多分(汗)

簡単に言ってしまうと「空から落ちてきた系」のヒロインとオタクな主人公、彼に恋心を抱く幼馴染とクラスメイトとのハーレム展開という定番のパターンですけど、ちょいと違うのは彼女たちがみんな武器っ子だったりすることなんですね…。
ヒロインは何故か当初「地球」と呼ばれていた星から来た異星人で猫耳と尻尾が愛らしい、これまたよくある「猫耳アニメ」的キャラです。
が、これを迎え撃つ?幼馴染たちは怪しげな機関の工作員だったりCIAへの就職希望者だったりと、なんだかな~(^'^;)

舞台が一応沖縄で、登場人物の苗字もそれっぽくなっていますけど、別に沖縄でなくっても全然構わないじゃん?という感じのストーリーに思えますけど、実名で沖縄にある企業の製品とか出てきているのでタイアップなのかな?

宇宙人登場で一気にきな臭くなるストーリー展開ですけど、ちょっと先が読めないですね、今のところ。
2話の最後で主人公の仲間が現れたので、地球ともうひとつの地球とのファースト・コンタクトを巡るお話という感じになるのかな?とも思いますけど、どうでしょう。
あまりシリアスな雰囲気になりそうではありませんけど、「犬の人」というのも絡んで三つ巴の争いとか起こるんでしょうか?

それにしても毎期必ず「猫耳アニメ」が1本以上ある!というのは何故なんでしょうね??

2010年11月 3日 (水)

灼眼のシャナS (11/3)

昨年の秋にリリースが始まったシャナのOVAシリーズですけど、やっと全巻リリースされましたね。
ちょっとタイミング的には遅くなりましたけど、改めて全話を一気に観てみました。

DVD各巻に1話ずつ収録されていまして、オマケとして「シャナたんシリーズ」もそれぞれ1話ずつ付いています。
1話目は「リシャッフル」
2話目は「ドミサイル」
3,4話目が「オーバーチュア」の前・後編となっています。

「リシャッフル」はフリアグネのアジトだった場所で宝具探しをしていた悠二とシャナが、宝具の力でお互いの精神が入れ替わってしまう、というもの。
よくあるプロットですけど、コメディ仕立てで悠二役の日野氏の演技が良い味を出しています(笑)
入れ替わりを引き起こす法具の発動原理がミソかな?(謎)

「ドミサイル」はシャナが内緒で何やらやっているのを不審に思ったヴィルヘルミナが悠二と一緒に秘密を探り出そうとするお話。
本来はあまり仲の良くない二人が結託して何かする、ということ自体が話の鍵になっていますが、さりげなく「良い話」に仕立て上げられています。

「オーバーチュア」はシャナが悠二と出会う直前のエピソードで、隣町で遭遇したトーチと入れ替わり女子高生として暮らしながら紅世の徒を探すシャナですが、その女子高生の存在としての日常に触れながら何か感じとって行くというお話でしょうか?
このシリーズの中では最もシリアスな話で、トーチとして消えて行った女の子に成り代わり母親との擦れ違いやボーイフレンドの存在が鍵になっていますが、シャナ本来の役目を果たした後の切なさは、このアニメシリーズの前章としての役割を十分に果たしているんじゃないかと思います。
どうしてシャナが当初あんな性格だったのか、これを見れば解るんじゃないかな?と。

この4話、毎回EDの画像が変わりますけど、それぞれ各話のエピソードに沿ったもので、行間的な画や後日談のような雰囲気になっています。
最終話のものは特に印象的で、ちょっと込み上げてくるかも…。

最終話のCパートでは何やらTVシリーズ第三期を思わせるようなシーンがありましたが、果たして?

オマケの「シャナたん」は相変わらずですが、吉田の壊れっぷりが可笑しい、というか色んな意味でおかしい…。

最近見かけるTVシリーズのOVAって割と視聴者サービス用に本編で出来ない遊び要素だけの壊れたエピソードっていうのが多いんですけど、この作品が意外とキッチリ作られていて、次のシリーズへの橋渡し役となっています。

新シリーズがあるのなら、その前に目を通しておくと良いんじゃないかな?と思います。

2010年11月 2日 (火)

コゼットの肖像 (11/1~2)

そんでもって「シャフト以前の新房監督研究」の第二弾です。(^-^;

2004年童夢制作のOVAで、DVD3巻各1話収録となっています。
「ゴシック・ホラー」と謳っていますけど、サスペンス・ホラーのような感じでもあります。

作品の性質上、あらすじを書き進めるとネタバレになってしまうので、設定程度で止めときますけど…、

アンティークショップでバイトしている美大生の主人公は、ある日店が仕入れたベネチアングラスのゴブレットの中に少女の姿を見ます。
それ以来すっかりその幻の少女に魅入ってしまい、ちょっとアブナイ雰囲気に…(笑)
そして偶然にも彼女の肖像画が仕入品の中から見つかり、少女と画家の名前が明らかになりますが、そこから更に物語は意外な展開を見せるのでした!

って、これじゃ全然ワカラナイですね?(苦笑)
ストーリー全体の尺が短いので、全編を書き表してもたかが知れていますけど、それじゃ意味ないですから(^'^;)

「いとおしい自分の命を振り捨てる程に私を愛してくれるのは誰?~」というセリフから始まる通り、偏愛的かつ耽美的な雰囲気を感じますが、次第にストーリーが進むにつれて、かなりスプラッタな描写が登場するほど激情渦巻く愛の嵐状態になって行きます。
なんというか、観念的な筋立てで少し難解な部分もありますけど、視点を見誤らなければ、主人公とヒロインの純愛劇という見方も出来ます。

なぜか主人公はモテるらしく(笑)、登場する女性キャラにことごとく好意を抱かれていますが、主人公は完全にコゼットしか目に入らない状態で、病的なまでに魅せられてしまっています。

さて、この作品の見どころですけど、比較的最近の作品と言っても6年前になりますけど、「月詠」と同じ年の作品の割に最近の作品に連なる「新房節」的な演出とはちょっとテイストが異なる表現手法、構成でしょうか。
文字を使った演出がちょろっとだけありますけど、畳み掛けるようなカット割りを駆使した展開、間の緩急が絶妙で目を画面に釘付けにするオーラ?を持っています。
雰囲気的には「The Soul Taker~魂狩」の系譜かな?と思います。
近年の作品に見られる演出の片鱗がこの作品に始まっている、という気もします。
ただ解りやすい流れとしては「月詠」から翌年の「ぱにぽにだっしゅ!」の方じゃないかな…。
同じ2004年には「リリカルなのは」(一期)も監督していますけど、そちらはオーソドックスなスタイルの作品なので、なかなかどうして引き出しの多い人なんだなぁ~と見受けられます。

正直あまり期待はしていなかったんですけど(ぉぃ)、予想以上に面白かったです。
ただストーリー的なものじゃなくて演出とか表現技法とかそちらの方面が主ですけど。
まるで実験作品のようにも思えますけど、オリジナル作品なのでそういった意図もあったのかもしれません。

但し、結構グロイ表現も一部にありますので、そういうのが苦手な人にはお勧め出来ません。
首や手足が飛ぶほどじゃありませんけど、やたらと血を吹きまくるので、一応の覚悟は必要かと…(^'^;)

この作品は千里ちゃん井上麻里奈さんのデビュー作品なんだそうで、ちょっと棒読みっぽいコゼットのセリフが初々しくもありますけど、それがまたうまくはまっているんじゃないかと思います。
ED曲も彼女が歌っていますけど、結構好きかも。

2010年11月 1日 (月)

文学少女 メモワールII ~ソラ舞う天使の鎮魂曲(レクイエム)~ (11/1)

え~、先日劇場版のレビューをアップしましたけど、こちらはまたまたOVAです。

前回のOVAは遠子ちゃん編でしたけど、こちらは美羽ちゃん編です。
劇場版でのエピソードの詳細版のような構成で、心葉と美羽との出会いから、「事件」までの経緯を描いています。

が、その過程のなんという怖さ!(^'^;)
美羽の置かれた境遇の可哀想というか悲惨な状況、心葉との出会いで救いが出て来たと思ったら、それが引き金となり、次第に壊れて行く美羽。
美羽のダークサイドを理解していない心葉がジンワリと締め付けて、美羽を壊していく過程が描かれていて、ジワジワと恐怖を感じます。

少年時代の淡い恋の部分と、子供の残酷さが合わさった何とも混迷するストーリー展開がうすら寒い重苦しさを感じさせ、遠子編の爽やかな温かさとは対極を為す陰鬱な雰囲気がたまらないです。

美羽の家庭環境の酷さ、というか母親のエキセントリックさ(父親の無責任さが根底にあるけど)が救いようが無く、そんな親許にいれば子供も病んでしまうのは当然でしょう。
対する心葉の天然とも言えるあっけらかんとした明るさの対比が象徴的で、本人に自覚無く結果的に美羽を追いこんでしまった、ということが「筆を絶つ」という決断に至る訳ですけど、どうしてそこまで最悪な状況になるまで気付かないかなぁ~、と思わないでもないです。
なんというか、本当は双方には何にも罪は無いんだけど、美羽の親の身勝手が子供に死を決意させる程の状況を作ってしまった、というのが救いようが無いです。

劇場版を含めた構成で考えると、この作品では説明不足だった美羽の置かれた境遇と、心葉との出会いが補完されて「文学少女というアニメシリーズ」に深みを持たせていると思います。

もう1作12月にOVAがリリースされてひとまず完結になるようですけど、次作は心葉に片思いする子達のお話なんでしょうか?

画的には何故か劇場版よりも安定感があります(笑)
キャラデザインや背景なんかは、これまで何度も書いてきた通りで、今回特に書き足す部分は無いです。

EDはこの回専用のものに変わっていますが、なんか切ない画像と曲です。

このOVAシリーズは、どうやら劇場版と合わせて観ないとイケナイようです。
それぞれ単品で観ると説明不足で、OVAでは今のところ2つのエピソードの関連性が心葉の存在だけになっているので、散文的過ぎて繋がりが見えません。
そんな訳で、劇場版のサイドストーリーと捉えれば良いように思います。

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