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2010年10月16日 (土)

エースをねらえ!2 (10/13~16)

え~っと、調子に乗って買ってしまいましたDVD-BOX( ̄Д ̄;;
中の人が大幅に変わっているのが気に入らなくて、これまで一度たりとも観たことが無かったんですけど、先日の「新・エース」以降ちょっと引きずっていて、気になって仕方なかったもので、つい…(苦笑)

やっぱり声のイメージが完全に「新・エース」で刷り込まれているので、最初は物凄い違和感を感じるんですけど、観ているうちに次第に慣れて来ます。
むしろ別作品だと割り切ってしまえば無問題なんですけど、さすがにそこまでは出来ないです…。
一番違和感があるのはやっぱり「ひろみ」で、キャラの性格付けもなんだか原作と違ってきているような気がします。
制作年代がこれまでのTVシリーズと1世代異なるので、その分修正が入っていると考えられなくもないですけど…。
あと藤堂さんが許せない!合ってないよ…、せめて千葉さんと中の人入れ替えてくれた方がまだ良かった。
脇役だけど竜崎理事もなんか変な感じです。
意外とお蝶夫人はナントカ馴染めそうですけど、尾崎氏には特に印象に違和感が無いような?(笑)
マキちゃんが引き続き同じ人なのでそれが一番大きな救いかなぁ、役どころも重要さを増しているしね。
宗方コーチは当然野沢那智さんですけど、ここまで変えてたら絶対買いません!!(# ゚Д゚)

ストーリーは基本的に原作の第二部をトレースしているんですけど、「新・エース」以上にあちこちが変わってしまっているので、ちょっと違和感があります。
というかアニメとしては「新・エース」が無かったことにされて、劇場版の続きという感じになります。
特に後半は殆どオリジナル展開になってしまい、なんか違う作品になってしまっています。
監督が同じだから仕方ないか…。
わたし的にはこの出崎氏の作品って好き嫌いがかなり分かれるんですよね。
演出方法とか上手いんですけど、原作をバッサリ切り分けて要素を部分ごと分解して切り繋ぐようなことするので、どうかすると全く違うストーリーになってたりします。
結局のところ「出崎のエース!」になってしまっている訳ですけど、気になったエピソードの違いを書いてみましょうか?

①レイノルズ・コーチのことをひろみが知らなかった

 原作ではオーストラリアの自宅で合宿しているんだから知らない訳はなく、「新・エース!」でも、その件は変わらないので、その辺りの設定を完全に無視しています 。 当然ジャッキーとダブルスを組む云々の話も繋がらないのでカッとされていますし、ひろみが立ち直るまでの過程にレイノルズ家の面々が助力する描写もありません

②藤堂たちがNYで宗方の死を知る状況が全く異なる

そもそも千葉が別行動を取っていることが相違していて、原作では新聞社勤務の先輩からの国際電話で聞くことになります。 藤堂は渡米する飛行機に乗る時、ひろみが宗形の声を聞いたと聞かされたことで死を感じ取るのに、機内でひろみにスルーされる!(苦笑) お蝶夫人と尾崎は原作通りでしたけど、全員が知っているということが発覚するエピソードが異なり、桂コーチも渡米しないので宗方のラケットのエピソードも異なっています

③ひろみが宗方の死を知るエピソード

宗方の日記帳を読んで、というのは変わらないけど、なんと空港から宗方家へ直行し、桂から日記を手渡され、その場で読まされる! 挙句襖を開けて隣室の祭壇を見せるという荒業に唖然としましたが、これは正直かなりキツイ…。 原作の帰宅後お母さんから紙袋を渡されて、その中の日記帳を読んで死を理解する、という静かに慟哭に引き込まれる演出が良かったのに…。 激しすぎるよこれ…(汗)

④お寺のテニスコートの扱いが小さい

作中ではチョロっとだけしか出て来ませんけど、原作ではひろみの為に準備されたコートで、子供たちのテニス教室が開かれていて、ひろみ復活の過程にそこに通う子供たちも一役かっていました。 ところがこの作品では練習の場がリッチなテニスクラブに変わってしまい、当然子供たちは出て来ません。

⑤みんなどんな大学生活してるのさ?

お蝶夫人はともかく、藤堂やお蘭が外車や高そうなバイクを乗り回していてなんか不自然。 原作では千葉のボロぃジムニーちゃんしか出てこなかったのに…。 しかも未成年でお酒飲んでるし。

などなど、前半部分のみでもこんな感じで、後半になるとあまりにも乖離し過ぎていて、比較のしようもない有様で、どうにもなりません(苦笑)

なので、原作ファンでそれ以外の「エース」を受け入れられない人は見ない方が良いデス。

さて、原作げんさく言ってても仕方ないので、そこから離れて作品を観てみますと、そんなに悪くは無いと思います。

一応構成としては慟哭に突き落とされたひろみが再びラケットを握り、日本オープンテニス大会に出場するところまでを描いていますが、最初の2話はこのストーリーの状況説明を兼ねた導入部分となっていてい、桂コーチの紹介と、宗方コーチとの関係なんかを描いています。
そしてNYでの大会期間の中で宗形の死をひとりまた一人と知ってしまう藤堂、千葉やお蝶と尾崎の苦悩と裏腹に決勝まで勝ち進んでしまうひろみ。
帰国しコーチと再会し大会の結果報告を楽しみにしていたひろみに突きつけられる現実、そして混乱と逃避の中、宗方の葬儀に参列し、慟哭の中に突き落とされ、テニスを捨てようとする中盤。
桂の寺での修行から始まり、ラケットを再び手にするまでの苦闘の日々とそれをサイドから支えるマキやお蝶、藤堂達、また同じく慟哭の中にあったお蘭の行動とライバルとして彼女に手を差し伸べるお蝶と、お蝶の本質を見抜くお蘭のやり取りがサイドストーリーとして加わり、終盤に繋がって行きます。
中盤以降、一応形としては復活したひろみではあるけど、NYの大会で見せたような力には到底及ばず、そんな中で日本オープンにエントリーするという桂、拒絶するひろみと同じく再びテニスに戻ろうとするお蘭と二人の間にあって自らの取るべき行動を悟りライバルの復活に助力を惜しまないお蝶。
そしてクライマックスの日本オープンでは一回戦でお蘭、二回戦でお蝶と当たり、それぞれの試合でひろみは?!
という感じです。

主人公のひろみ以外にスポットを当てる部分も多く、お蝶夫人とお蘭の関係が興味深いです。
ひろみより一足先に慟哭に突き落とされ、そこから立ち上がるのにお蝶の助力は大きく、ライバルとして復活してくるのを心から待ち望むお蝶と、バイク事故で一度投げてしまったテニスへの情熱を取り戻し、自らを過酷な鍛錬に投じるお蘭、そして折々にひろみを二人で励まし、お蘭の再起を確かめる練習試合にひろみを招き彼女を奮立たせようとします。
優しいだけじゃなく、時には厳しさで励まし合う真の友情を演出する人間関係の凄さを垣間見せる構成は良く出来ていると思います。

またマキのひろみを思う気持ちがひしひしと伝わって、厚い女の友情が醸し出されています。
完全に打算的な考えなんて無く、ひろみの為に立ち振る舞うマキの健気さが泣かせます。

反面、藤堂さんの影がちょっと薄い…。
原作でもどちらかというと見えない部分でひろみを支えるような感じでしたけど、エピソードがかなり削られているせいか、出番も少な目で後半は殆ど脇役になってしまっています

このストーリーのもう一人のヒロインは紛れもなくお蘭で、ひろみと負けず劣らず辛い悲しみを経験した後の行動はかなり激しいものでした。
ラケットを宗方の墓の前で焼く!という行動の後に旅に出ますが、バイクで事故って瀕死の状態になり、そこから再起を図って特訓や海外遠征に出掛け、今まで以上に強力なプレイヤーとなって戻ってきますが、再び彼女を襲う悲劇にも怯まず、強力に前向きな姿勢でテニスを捨てないことを宣言してのけます。
強い!強いぞお蘭!!

お蝶夫人は悲劇に襲われる二人のライバルを励まし、立ち直らせつつ、自らも絶えずトップを走り続ける為に陰ながら厳しいトレーニングを積んでいます。
高校時代から常に頂点に立ち続ける苦悩を持ちつつも、ひとり戦い続ける孤高の女王をお蘭は理解し、ライバルとして立ち向かい続けることに喜びを見出しているかのようです。

そしてひろみ。
テニスそのものに宗方を見てしまい、ラケットを持つことが出来なくなり、再びそれを手にすると、今度は宗方から受けた教えの通りにプレイ出来ない自分を嘆き、それゆえに苦悩し再びテニスから逃げようとし、それでもなお桂やお蝶、お蘭や周囲の厳しくも優しい励ましで再び大会のコートに立ちます。

それら一人ひとりのストーリーが混然となって進んでいくこの作品、前半は何度目から涙がこぼれたことでしょう
オリジナル展開に入る後半は少々トーンが変わってくるので、そうでもありませんが、やっぱり目頭が熱くなることがあります。
そしてラストに近づくとかなり熱い展開になり、ひろみ、お蝶、お蘭の試合に手に汗握る激しいシーンが続きます。

作品のラストは、かなり意外な終わり方で、正直かなり驚きましたけど、これはどうなんだろう・・・。
わたし的にはエヴァンゲリオンTVシリーズに匹敵するほど、困惑する終わり方なんですけど、まあ意味不明とかそういうのじゃないので、まだマシです。
どうしてここで切ったのか?その点は理解出来ないんですけどね。

ひろみが立ち直る過程は原作に比べてかなりアッサリしていて、ラケットを手にするまで、原作ではかなりの時間を費やしていたのに、この作品では大して時間も掛からず、かなり唐突に試合をしたり、大会までの道のりも随分速足に思えます。
限られた時間の枠内でのことなのでしょうから、割愛するエピソードが多いのは仕方ない部分だと思いますけど、やはりオリジナル展開が多すぎて、原作に思い入れがあればあるほど違和感を感じてしまうのは仕方ないかと思います。
というか原作の完成度が高すぎて、一部のエピソードでも抜いてしまうと余計変になるという見方も出来るかと。
それゆえにオリジナル部分が増えている、というのは考えすぎでしょうか?

もし原作を全く知らない人が見たら、多分違和感無く眼をウルウルさせながら楽しめると思います。
特に前半は怒涛の涙腺攻撃が続きますので、ハンカチかティッシュは必須です。
この辺りの泣きのエピソードは最近の作品で見るような変に「泣け泣け!」になっているようなものじゃなく、心の奥底を揺さぶられるような深いもので、ある種異様なリアリティも持ち合わせています。
ただ死んで悲しいだけじゃなく、人生の持つ意味や凄みといったものを垣間見ることが出来ます。
果たして人はここまで人生を生き切ることが出来るのでしょうか?
その問いかけに答えられる程の人生を生きていない私としては困ってしまいます(苦笑)そして志を継ぐ厳しさ、激しさの中で確かに宗方は生き続けるのでしょう。
二人分の人生を背負うひろみを支えていく先輩達の人間性の素晴らしさ、そして藤堂の包容力の大きさ(この作品では控えめになってるけど)が、ひろみをさらに成長させて行きます。

単体の作品の構成力ということで「新・エース」と比べると、この作品の方がより高いと思えます。
オリジナリティが高い分、無理にエピソードを詰め込んでいないので、あまり破綻している部分が無いです。
多少細かな突っ込みを入れたくなることはありますけど(笑)
ただ作品年代としては20年以上前に作られたものなので、人物描写なんかは今の視点で見るとやっぱり少々変に感じるかも知れません。
まあ今時こんな大人な大学生とか高校生は居ないやね…

画的には「新・エース」に比べキャラデザインもガラリと変わり、質的にもかなり高くなっています。
というか、10年の月日が経過していますので当たり前って言えばそれまでですけど、出崎氏の演出に因るところも大きいんでょうね。
セルアニメなのに乱れも少なく、OVAだということを差し引いてもある意味驚異的です。
ただプレイ中のカットの使い回しはこの頃の作品の常として?それなりにあります。

原作の心酔者としては納得出来ない部分もあり、やや力技のような演出が目に付きますけど、やはり今時あまりお目に掛かれない完成度の高い作品だと思います。

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コメント

こんにちわ 先日はコメント返信ありがとうございました
実は私 この歳で時代に乗り切れずPC苦手なんですよー
こうしてる今も必死です

ところで 買ったんですね~「2」を!!
やはり違和感全開!!でしたか~
ならば私はDVD買うのはやめときます
感情が乱れるの嫌だし「うぅぅ・・・違うよぅ・・・」て、入り込めなさそう

とはいえ まんが本は買いましたょ さっき!!
しかも中身が確認できないから無難に古いやつ
ホントはキレイな方がいいけどさ

そうそう!先日勘違いしそうになってた件 了解です
探し廻るのやめましたぁ(笑)
教えてくれて有難うございました

取り敢えず先日購入した「新エース」DVD BOXは娘と(高校生の)全部見ました
お蝶とひろみの対戦(ジュニア選抜試合)でひろみのために全ての技を見せるお蝶
そのシーンに「胸打たれるね」と感動してました
あと宗方の最後のシーン「なんかモヤモヤする・・・なんで死んじゃうのぅ」と嘆いておりましたね
出来ることなら昔のまんまの全エピソードを見せてやりたい
「私なんてオープニングの歌で泣いちゃうんだからね・・・(2を含め)全部を見てこそなんだよ」
と話すと
「私も全部見たーい」だって
「だからマンガで見な!!」
と言ってあげましたぁ~
届くのが楽しみです
出来るなら「2」も映像で見たかったけど けど けど・・・(うぅぅ)
先入観とはおそろしいものですね
声が(声優)変わるだけで受けつけないのですから
でも 共感できる方に出会え良かったです

それでは またでーす

愛さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

>感情が乱れるの嫌だし「うぅぅ・・・違うよぅ・・・」て、入り込めなさそう

そうなんですよね~。
このブログに書き込んでいる原作付きアニメ作品の殆どはアニメ単体でしか知らずに観てレビューを書いているんですけど、原作に拘ってアニメの仕上がりに文句を言っているファンの心境が初めて解ったように思います(゚ー゚;
声の違いは慣れるかもしれませんけど、やはりストーリーの構成が全く変わってしまうと、さすがに違和感ありまくりで、「こんなのエースじゃない!」ってことになってしまう訳で…。
CLANNADというTVアニメシリーズを出崎氏が監督した劇場版があるんですけど、これがまたオリジナルと全く異なる顛末で、唖然としたことがありますけど、「エース」シリーズもそれに近いものがあるかもしれません。
果たして原作者の方はどう思って見ていたんでしょうね?

>そのシーンに「胸打たれるね」と感動してました

いいですね~。
今の世代の中高生に果たして受け入れられるのか、ちょっと心配していた部分もあるんですけど、やはり良い作品は世代を超えて評価されて行くのでしょうね。
うちは子供が居ませんので(なんかおっきなお子様がいるようないないような?(苦笑)、そういう風に語り合うって出来ないので羨ましいです(゚ー゚)

>出来るなら「2」も映像で見たかったけど けど けど・・・(うぅぅ)

う~~ん、原作第二部のメインとなるエピソードが取り込まれずに後半はオリジナル展開になってしまっているので、結構厳しいですね。
「ファイナル・ステージ」になると完全にオリジナル・ストーリーになってしまうらしいので、ちょっとそこまではお付き合い出来ないかな?と思っています。
結構な出費になりますしね…(汗)
原作の「先駆者は常に捨石うんぬん」という竜崎理事のセリフから続くお蝶夫人や藤堂がひろみの為に自分たちの選手生命を犠牲にしてまで彼女を伸ばそうとするエピソードから発展したストーリーだろうと思われますけど、興味半分怖さ半分というところでしょうか。
完全に割り切らないと観れそうにはありませんけど。

>共感できる方に出会え良かったです

私もとても嬉しく思います。 また是非遊びに来てくださいませ☆彡


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