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2010年10月の記事

2010年10月31日 (日)

てなもんやボイジャーズ (10/29~30)

「シャフト以前の新房監督研究」の第一弾です(謎)

何かの調べものをしていてWikiサーフィン中に新房監督の作品リストを見て、ふと思い立って未見の作品をAmazonで検索してみたら意外とお値頃な感じで入手出来そうだったのでOVAを2タイトル取り寄せてみました。
という訳で最初はコレです。

1999年作品とのことで、DVD4巻に分かれていますけど、各巻1話収録です。
制作は「スタジオぴえろ」となっています。

OVAのためのオリジナル・ストーリーで、ジャンルはSFギャグでしょうか?
Wikiでは比較的高い年齢層を狙った作品と解説されていますけど、一体どのくらいの年齢層なんでしょうね?

ストーリーは就職氷河期で辺境宇宙の惑星の学校に赴任したアヤコ、同じ学校にスポーツ特待生としてやって来た若菜は学校が経営破綻したことから、はるか彼方の地球まで帰ろうとします。
そこへ宇宙ヤクザ?(笑)の元大幹部のパライラが加わり、3人の地球への旅を描くロードムービー、という感じでしょうか?!
パライラを逮捕しようと付け回す広島県警!から銀河警察に出向しているタツエ、パライラがクーデターを起こして乗っ取ろうとしたヤクザ組織の刺客達との争いなどを交えつつ、失敗だらけの道中記が展開されます。

が、テイストが90年代終わりにしても何か古臭く、ワザとそう作ってあるのは「高い年齢層」という部分で解らなくもないですけど、そこからさらに10年以上が経過した現在の視点でみると、とんでもなく古臭く感じてしまうのは仕方ないんでしょうか…。
ギャグのセンスがもうベタベタで、多数仕掛けられている(と、思われる)小ネタの数々も残念ながら殆ど初見では理解出来ず、バックボーンを調べるところから始めないとならないという、ある意味レベルが高い作品です(苦笑)

オープニング曲からして「ゲバゲバ90分」という番組のメインテーマをそのまま使っていて、といってもオリジナルの番組がワカラナイ!(笑)
エンディングも「木枯らし門次郎」の主題歌?という…。
本編中のシーンやセリフにドラマや映画、CMのネタが使われているようですが、それぞれがネタなのか、そうではないのか区別が付かないというのは厳しいです…。
調べていくと70年代頃の元ネタが多いようなので、今40代前後の層がターゲットになるんでしょうか?

DVDで4巻リリースされていますが、元々はVHSで出されたOVAでなんと未完に終わっています。
観進めて行くと、ほんと唐突に「完」になってしまいますが、作品中のナレーションでもその事に触れていてちょっと自虐的なネタにしてしまっています(苦笑)
予算が尽きた、というより売れなかったんでしょうねぇ~(゚ー゚;
ストーリーのテンポはこの頃の作品としても、もうひとつ引っ張る力が感じられない、というかgdgd感のある作りで、なんかのめり込めないんですよ…。

演出的には「新房らしさ」の片鱗がチラホラ見え隠れしていますけど、あまり前面に出ては来ません。
が、毎回微妙に異なるOPや時々見られるカット割りの特異性、文字の扱い方なんかは「らしさ」を感じるかもしれません。

一応SFモノなので、宇宙船や戦闘シーンもありますけど、その辺りはそこそこな仕上がりに見えます。

エンドロールで「シャフト」や「京アニ」の字が見えて「おぉ!」と思わずつぶやいてしまいましたけど、この年代からあったんですね~。

Amazonでお値段を観ると、どうかすると送料の方が高くなっていたりしますけど(苦笑)、知名度の低さを考慮しても、そんなもんかな~と思います。
中古DVDショップの棚の片隅に埃を被って置かれている、そんな感じの作品です。

2010年10月30日 (土)

宗方コーチィィィィィィィィィィ

ィィィィィィィィィィィィィィ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

もうなんというか、岡ひろみになった気分です。
唐突過ぎる訃報ですよ。

つい先日「エース」を観たばかりなので、お声の印象も強く残っているだけにショック大きいです。
長い芸歴の方なので、数えきれないほどの作品を残されていますが、やっぱり私には「エース」の宗方コーチの印象が一番強いです。

コーチの声を他の方があてていたら、もしかするとここまで作品を好きにならなかったんじゃないかと思います。
洋画の吹き替えでも沢山の作品でめぐり合いましたけど、どれも本当に卓越した演技力で魅了させて貰いました。

まだまだご活躍されるものと思っていましたので、とても残念でなりません。
世の理とはいえ、好きだった声優の方々が旅立たれて行くのは寂しい限りです。
もう新作でその声を耳にすることは叶いませんけど、遺された数々の作品でまたお会い出来ますことを救いにしてご冥福を祈りたいと思います。

2010年10月27日 (水)

FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 ニコ動配信版 (10/26~)

なんか急に寒くなって来ましたね~(゚ー゚;
ちょっと残業が増えてきまして、少々時間不足な今週です。
今期のニコ動配信モノのラストになりますかねぇ?

なんか学園系萌えアニメのように思えたので後回しにしてたんですけど、2話分観てみました。

数年ぶりに以前住んでいた街に戻ってきた転校生が転入先の学校で唐突に女の子にめぐり合い、そして幼馴染とも再会する、って殆どパターンに嵌っています…。
もう設定はありきたりで、早速生徒会関係者とつるんで何やら騒動に巻き起こしたり、転校初日から妙な勇名を馳せていたりと、ある意味王道的設定になっています。

しかし、1話2話とも終わる間際になって怪しげなシーンが紛れ込んでいて、これから何か起きそうな予感が…。
オカルト方面へ行ってしまうのか?主人公をはじめ生徒会の面々も何か能力持ちっぽい描写がありますので、結構トンデモ展開があるのかもしれません。

ベタな萌えアニメだったら観るの止めようかと思ったんですけど、もうちょっとお付き合いしてもいいかなぁ~。

絵柄はごく普通の感じですけど、ところどころキャラのデッサンが怪しくなるところがあります。
この手の作品は多少乱れてもご愛嬌というか、あまり気にならないことも多いんですけどね、あくまでわたし的にはですけど。

【その他の配信モノ閑話】

テレ東チャンネルで「スレイヤーズ」と「ロストユニバース」の1話を観てみました。
プロットは違うものの、どちらも雰囲気はよく似た作品で、意外に面白かったです。
わたし的にはこの頃の作品特有のキャラデザインに抵抗感があって観ていなかったんですけど、テンポが良くて、ストーリーの筋立てがシンプルで毒気が無いので印象が良いです。
スレイヤーズはシリーズ化されていてDVDもレンタルであるので観易いですけど、話数が多いからなぁ~~~(^'^;)

ニコ動配信新作では、これまた意外にも「イカ娘」にハマったかも(笑)
いやらしさが無くて、ただひたすらお馬鹿に徹しているのがいいですね。
ショートコントの集まりですけど、妙な落とし方が不思議だけど面白いです。
あと「俺の妹~」も期待していなかったけど、良い感じです。
なんか3話で終わってしまいそうな雰囲気ですけど、変な熱血さがあって予想を見事に裏切ってくれる展開が新鮮です。
一応萌えアニメなのかな?とも思いますけど、この妹に萌えるかなぁ?という疑問はあります(笑)
あとは「ざくろ」ですかねぇ~。
観るほどに心地良い少女マンガテイストですけど、心優しいストーリーがなかなか沁みてきます。
懲りずに「ミルキィ」も観てますけど、やっぱりお馬鹿すぎる…(^'^;)
なんか観ていると、時々直視出来ないほど恥ずかしくなってくるんですけど…。
「禁書Ⅱ」は前作からの続きの雰囲気なので、可もなく不可もなくという感じでしょうか。
最初のメインエピソードへの入り口に入った辺りだと思いますけど、まあこれからですね。

先週末から今週に掛けて、再び「新房監督研究」(笑)を進める為に、氏のシャフト以前の作品を幾つか入手しました。
いずれも比較的短い作品なので、折をみて観ていこうと思います。

2010年10月25日 (月)

劇場版 文学少女 (10/25)

今年の7月に観た「文学少女」の劇場版を遅ればせながら、観てみました。

原作がかなり長いラノベのようなので、短い前作ではホンの触りでしかなかった訳ですけど、この作品ではそこそこまとまったストーリーを観ることが出来ました。

ストーリーは遠子と心葉の出会いからですけど、前作のラストと上手く繋げてあるように見えますが、遠子が心葉のことを知らないような描写になっています。
前作では出版社のボツ原稿入れから心葉の応募作を勝手に読んで編集者に強く推したのが遠子自身で、ペンネーム井上ミウの本名井上心葉を知る数少ない人物なのですけど…。
一応劇場版からの視聴者への配慮なんでしょうね。

心葉を無理やり文芸部に引き込み、それから月日が流れて遠子が3年生になり卒業が近付いて来た辺りの頃が舞台になっています。
本を食べる「文学少女」は部室で心葉に短編を書かせて!それをおやつとして食べる日々を過ごしていました…(゚0゚)

ある日、文芸部が設置した「あなたの恋を叶えます」というポストに謎の手紙が投げ込まれていたところから話が転がり始めます。
井上ミウがデビュー作だけで執筆活動を止めてしまった、というのは前作で語られていましたけど、この作品では週刊誌ネタになるような憶測が報じられる程の騒ぎとなっています。
「自殺した」とされたミウの件は、実は心葉の幼馴染の事件と係わりがあり、心葉が執筆活動を止めた原因ともなっています(ある意味遠子が独り占めしていた、という話もあるけどw)。

で、この作品の中盤から終盤に掛けて、この手紙の謎解き、幼馴染と心葉の間にあった事件の真相を巡り、結構重い展開になります。

井上ミウというペンネームは幼馴染の美羽から名前をとっていて、デビュー作は心葉から美羽への想いに溢れたものだったようですが、幼い頃に美羽が心葉に語って聞かせていた物語の真実や、美羽自身の置かれた環境などから、次第に只ならない方向へ向かってしまい、中学生の時に心葉が新人賞デビューを飾ったことで事件は起きてしまいました。
そこからのお話は本編を観て確認して欲しいので具体的な内容には触れませんけど、とにかく美羽と心葉の関係というか、美羽のイッチャッテる感が凄まじく、かなりエキセントリックな振る舞いをするので、観ていて腹立たしくもありますが心葉にトラウマとしてのしかかる事件とその後の美羽の姿を目の当たりにしたことによる衝撃が心葉を文芸部から遠ざけてしまいます。

文芸部=遠子先輩な訳ですが、彼女に寄せる想いが何気に強く、この騒動が起きるまでは毎日遠子におやつを書いている時間が心葉の安らぎであり、遠子もそれを少なからず糧として次第に想いを寄せ合っていたところで、突如美羽が割って入って来たような展開です。
心葉に片思いしていた女の子は他にも居る訳ですが、その辺りはストーリーのツマとして添えられています。

恋愛に関しては天然っぽい遠子ですけど、終盤は心葉との恋模様のストーリーになり、ちょっと切なくも凛とした遠子の姿勢に関心するやら納得するやら?

とにかくポイントを外さない的確な行動力を持っていて、ある意味窮地に陥った心葉を救ったのも遠子で、折々に必ず救いの手を差し伸べてくるのです。
凄いよ、遠子ちゃん…。

あまりネタバレをしても怒られそうなので、これ以上はやめときましょう

この作品、前述のとおり結構長編のシリーズもの原作を元にしているので、劇場版にしたところで内容的にはかなり端折っているようです。
尺の割には登場人物が多く、その関係も詳しくは説明されないので、最後まで立ち位置が解らない人も居ましたけど、基本的には遠子、心葉、美羽の3人をメインに心葉のクラスメイトたちでサラッとまとめているような感じです。
この劇場版だけでストーリーが完結するように作られているので、OVA作品で明らかになっているエピソードが欠落していたりします。

ストーリーの軸の部分は心葉と遠子の恋の行方なんでしょうけど、かなりアッサリ目に仕上げられていて、あまり熱い展開にはなりません。
二人のラストはそれなりに盛り上がりますけど、古風かつすんなりし過ぎているような気もします。
そこが良い、という意見もあるかもしれませんけど。

最後のさいごに後日談的なシーンがあり、そこがお楽しみではあります(謎笑)

あまりキャラ萌えしないというか、個々のキャラに特別な思い入れを持たない私ではありますけど、遠子ちゃんは好きだなぁ~。
「文学少女」の定義を誤っているような気もしますけど(笑)、どちらかというと厳しい環境に置かれていても夢を持ち続け、確固とした自分の考えを持って行動する前向きさ、そして強い意志が垣間見える彼女がヒロインであることで、この作品が安直な恋愛モノに落っこちないでいられると思います。
心葉も中学生時代のかなり厳しいトラウマを抱えながら、最終的にはそれを克服し、自分の目的を再確認することで遠子に応えようとします。
なんというか目で見えるストーリーの行間に秘められたメッセージや物語が感じられて、思った以上に心に残る作品になっています。

画的には劇場作品なので、それなりに綺麗ですけど、キャラの安定感が今一つでProduction I.G.制作の割には、もうちょっとかな?
背景なんかは異様に綺麗でシャープなだけに、どうもキャラとのバランスが取れていません。
またキャラデザイン自体も少女マンガっぽい感じに仕上げてあるので、かなり独特なイメージになっています。
遠子の髪形をじっくり見ると三つ編みが次第におかしく見えてくるんですけどね…。
カミキリムシの触覚みたいな…(ぉぃ) というか殆ど地面に着くほどの長さの三つ編みってどうよ?(^'^;) しかもピンと張っている…。
あと蛇足ですけど、劇中の電車が東横線だわ~(笑)
心葉達が利用している駅は昔の田園調布っぽいですね。
周囲の土手や三丁目側のホームの壁の感じも似ているし…。

劇中には宮沢賢治作品がふんだんに登場し、各作品のフレーズが引用されていますが、それが物語のキーにも使われていて、賢治ファンの人も楽しめるんじゃないかと思います。

音楽もしっとりと美しく、作品世界に良くマッチしています。

OVA1巻目のイメージだけで観ると、中盤の展開でビックリするかもしれませんけど、全体を通して観ると、なんかほんのりと良いものを心の片隅に置いて行ってくれるような、そんな作品でした。

今月末にOVAの第二巻が出ますけど、美羽中心のストーリーらしいので、ちょと気が重いです(笑)

2010年10月24日 (日)

イヴの時間 劇場版 (10/24)

やっぱりブルーレイの画は綺麗だわぁ~
ネット配信は後から知ったので観ることは出来ず、DVDも最初の3巻分を入手出来ず、というかアマゾンや他の入手手段で値段を調べると定価の10倍とか凄い値段になってるし…。
ちょっとそこまで出す気にはなれずに結局DVD版は殆ど観ることなく放置してますけど、劇場版がリリースされたので買って来ました。

いろいろなところで評判を目にして、とても気になっていた作品ですけど、総集編的な映画で観るには少々抵抗感も無きにしもあらずで、まあ素を知らないということで違和感は無かったかな、と思います。

なんとも不思議な感覚を覚える作品です。
人と同じに見えるアンドロイドが登場する物語、というのは無数にあり、人との共存というテーマも多く目にしますけど、この作品のアプローチはちょっと新しいかもしれません。

「人間とアンドロイドを区別しない喫茶店」という舞台、「区別」とことさらに強調している、ということは差別が存在している訳で、劇中でも主人公のクラスメイト達のアンドロイドとの接し方を見ていてもそう感じられますが、劇中の社会ではアンドロイドに特別な感情を抱く人々の存在が問題化している、という背景が描かれています。

主人公リクオの家の家事アンドロイド「サミィ」の不審な行動記録から、この作品の舞台「イヴの時間」にたどり着き、そこで知り合う「客」たちと接するうちに、彼らをとりまく状況が徐々に明らかになります。

人と接する時のアンドロイドは何故か他人行儀で、「イヴの時間」での彼らは全く人と変わらない立ち振る舞いで、アンドロイドを区別するために表示が義務付けられるリングが無いと全く区別が付きません。

リアル人型アンドロイドが世の中に登場してあまり長くない時期、という世界観は良いところを突いていると思います。
劇中では街中で大量のアンドロイドが歩いていたり、就くことの出来る職種を増やすことが可能になるなどの描写がありましたけど、多くの人々はアンドロイドを蔑み、只の道具としか見ていません。
アンドロイドに恋愛感情を持つ、というのは「ちょびっツ」なんかでも描かれていましたが、それらの作品でのアンドロイドは何か「たどたどしさ」を感じさせる言動で、らしさを表した上でのストーリーでしたが、この作品では主人と接する時のよそよそしさと「イヴ」での「人らしさ」との違いが特筆されます。
素の彼らは実は人となんら変わらない感情や思考を持ち、恐らく学習機能プログラムの所為とは思いますけど(それらしき言及もある)、それを超越しているとしか思えない人を思いやる心を持っていたりします。

リクオの友人マサキはアンドロイドに否定的な考えを持っていますが、その裏にはある出来事があり、その一件に始まるエピソードがストーリー終盤の大きなカギになっています。
このストーリーに登場する「人」の殆どはなんらかの形でアンドロイドを取り巻く現状に関与していて、ストーリーの骨格を構成しています。

直接的に描かれてはいませんが、この作品世界では既に人口の減衰がかなりのところまで来ていて、それを補うためにアンドロイドを導入しいてるような節が見受けられます。
育児機能に特化した機種なんかも出てきましたが、少ない人々で社会を動かして行く「ツケ」が家庭に回り、家事や育児に手を掛ける余裕が無くなり、それをロボットに任せている、そんな感じです。
今の日本はそういう情勢の入り口から次第に奥へと進んでいるような状況だと思うんですが、移民を受け入れるか、ロボットを導入して補うか、という選択を迫られる刻が近付いているのかもしれません。

さてこのストーリーには様々なタイプのロボット/アンドロイドが登場します。
中にはモロにロボットっぽいのも居ますけど、その内面の描写はかなり人に近く、持ち主に捨てられ、固有記録を消去され、自分の名前すら思い出せないのに、育児補助をしていた子供に名前をつけて貰った、という記憶だけを胸にひとりの客として「イブ」に現れる者。
リクオにすらその存在を明かしていなかったマサキ家のロボットとマサキに間に起こった悲しい出来事、そこから生まれたマサキのロボット不信と、ストーリーのラストで発生する「イヴ」の危機にそのロボットが取った行動、またサミィがリクオのために命令も無しに行った幾つもの行動など、どれも彼らが何を考え、どういう思いで動いていたのかが明らかになるにつれ、なんとも複雑な気分になりました。

結局のところ、その行動原理は人となんら変わらないんじゃない?と。

この作中では何度もアシモフのロボット三原則がロボット法の一部として登場しますけど、その中にある「第一条 ロボットは人を傷つけてはならない(本来は危害を加えてはならない)」という条文に関わるエピソードが幾つか登場します。
その「傷」というのは外傷だけを表すのでは無く、「人の心を傷つける」ということも含み、「第二条 ロボットは人に与えられた命令に服従しなければならない」という条文との狭間で、条文に忠実なゆえに人の心を傷つけてしまうという矛盾に葛藤するロボットの描写もありました。

なんという深さ、というかそこまで思考するOSの存在が驚異的ですらありますけど、ある意味精神面でも人を代替出来うる可能性を持った存在としての脅威、または人とイコールに限りなく近付く存在(生殖が不可能なだけ?!)として思えます。

この辺りどう受け止めるかは観たものに任されていますが、かなり重く感じます。

また「ドリ系」と呼ばれるアンドロイド精神依存症という病気?が存在するという設定になっていますが、ここまで感情面で区別が付かなくなっていると、そりゃ仕方ないでしょうと思います。
もちろん依存症の最たる症状はアンドロイドに対する恋愛感情なんですけど、絶対服従で、しかも主人を傷つけないように立ち振る舞うようプログラムされている訳ですから、むしろ生身の人間が太刀打ち出来る訳がないです(汗)
この辺りは他の作品でも同様の描写がありますので、取り立てて珍しいわけじゃありませんけど、アンドロイドの内面描写の秀逸さがこの作品では光っています。

男と女だけじゃなく、親(里親)と子という関係すら成り立ってしまいそうなアンドロイドが存在する世界、そこまで人は求めるのでしょうか?
そんな彼らと隣人として暮らして行けるのでしょうか?

とても考えさせられます。

このテキストを打ちながら、結局3回リピートして観てしまいましけど(笑)、それぞれのエピソードがとても良く出来ていて、思わず涙腺が緩くなってしまうことが度々ありました。
ラストのマサキとテックスのエピソードでは貰い泣きしそうでしたよ…。
テックスの目から延びるその筋は…。あんたも辛かったんだね…(ノ_-。)

最近はあまり良質なSFアニメって出て来ないんですけど、これは近年貴重な一品だと思います。

画的にはCGアニメに近いような感じもします。
背景は多分全面的に3DCGで描かれていて、その分緻密に凄い動きをしたりしますが、キャラとのマッチングが上手く取れていて違和感は殆ど感じません。
とにかく全体にシャープな印象の中で、やや角の取れたようなキャラが動き回っている感じかな?
セルアニメやそれっぽい絵柄の従来の作品になれていると少々「おや?」と思う仕上がりかもしれませんけど、その辺りは好き嫌いが出るかもしれません。

超絶OSや「時坂事件」といったストーリーのバックボーン部分の種明かしをしていませんので、もしかしたら続編があるのかもしれませんけど、その辺りをスルーしても良質なストーリーになっていますので、一見の価値は十二分にある作品だと思います。

2010年10月22日 (金)

探偵オペラ ミルキィホームズ (10/19~)

くどいようですけど、まだニコ動配信作品です。
いえDVD観ていない訳じゃないんですけど、定期視聴作品ばかりなので、ここに書くネタが…

この作品ですけど、さあどうしましょう?(謎笑)
サムネイルで画像を見て、「ちょっと違うよねぇ」と思ってはいたんですけど、やっぱりこれは子供向けだったか…な?!

キャラデザインやストーリーの取り回しはどうみても「プリキュア」や「しゅごキャラ」っぽくて(いえキチンとその手の作品観たことは無いんですが…)子供向に見えるんですけど、果たして本当にそうなのか自信はないデス(笑)
わざとそれっぽく作って特定の層を狙っている!と取れなくもないですけど、それはどんな層なんだ!!(爆)

そもそもタイトルが意味不明デス。
探偵―ホームズで一応推理ものっぽいですけど、2話分観た限りでは全くそんな素振りはありません。
まさかパン泥棒を探すグダグダが推理とは言わないでしょうね?
あと「オペラ」って何さ(^'^;)?

特殊な能力を持っていた4人組の女の子たちが、その能力ゆえに学園で特待生扱いを受けていたのに、1話目でイキナリその能力を失い、その時戦っていた盗賊一味が実は学園に潜入し主要なポストに就いていて、能力喪失を理由に酷い扱いを受けるようになる、なんて書くとシリアス調のように見えますけど、とにかくユルユルで能天気というか影の微塵も無いストーリー展開(文字通り影の無い子も居たけどw)、観ているとこちらの脳もとろけて来そうな危機感を覚え、何やら苦痛に感じ始めてしまうという…。

ゴメンなさい、もう無理かも知れない…。

画的にも結構アバウトでチェック忘れとしか思えない欠落があったりして、もう甘あまです。
子供向けアニメって割といい加減な印象がありますけど、なんかそのまんまな感じです。
そこも狙っていたらある意味凄いですけど。

え~っと、あとニコ動配信で残っているのは4本かな?
薄桜鬼はDVDで観ているのでパスということで、残り3本。
「Panty&Stocking with Garterbelt」はOP観ただけで拒絶反応が出てしまい、ちょっと厳しいかも。
「咎狗の血」と「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」は未だ観ていません。
まだPC環境の引っ越しが終わらないので、一気観をする気力がありませんけど、次の週末でなんとか片づけたいですね。
難題のホームネットワークの設定とかが残っているので、下手するとネットに繋ぐことすら出来なくなりそうですけど(苦笑)

2010年10月21日 (木)

俺の妹がこんなに可愛いわけがない (10/19~)

しつこくニコ動配信作品が続きます

なんか凄いタイトルですけど、妹萌えなお兄ちゃんの話かと思ったら、逆ですね。
ツンデレな妹に尽くすお兄ちゃんに萌える作品なんでしょうか?(謎)

小憎たらしい妹に振り回されて、苦労することになるお兄ちゃんに同情するやら、関心するやら、実は兄持ちのわたしとしてはチョット考えさせられる部分もあるような無いような?
とはいえ、うちの兄とは少々歳が離れているので、私が中学に上がる頃には大学に入って家から出てしまっていたので、殆ど接点が無いんですけどねぇ…。
自分の中で兄って、ほとんど空気みたいなもんです(ごめん兄者w)。

さて、内容ですけど雑誌モデルをしてるくらい可愛い妹が実はエロゲヲタク(しかも妹系!)で、偶然その正体を知ることになった兄が、妹のヲタク趣味に振り回されるお話なんでしょうか?
2話目まで観た印象では、何気にブラコンっぽいツンデレ妹が兄になびいてしまうのか?!という展開を予想しますけど、果たして?

その他、何がやりたいのかよくワカラナイ作品ですけど、ヲタクの自虐的バッシングというか、かなり皮肉っているような描写も見られます。
というか妹の性格ひど過ぎで(笑)、兄妹で妹攻略ゲームをプレイするとか、ありえないぃぃぃぃぃ~~~!!

どういう展開になるのか、まあ解りませんけど、結局のところ男性視点で「こんな妹居たらいいなぁ」的なストーリーなんだろうな、とは思いますけど、妹視点で「こんな無茶難題吹っ掛けても聞いてくれる兄が欲しい」と見れないこともないです。
ただし一緒にエロゲするのは無い!(笑)

妹役の中の人をこの最近で随分見かける(耳にする、というべき?)んですけど、いま売出し中なんでしょうか?
役どころが同じようなのばかりで「またこの子か!」って感じですけど、ツンデレ・クイーンの釘宮嬢が最近あまりそういう役どころで登場しないので、その後釜狙いでしょうか??

画的にはリアル秋葉原(笑)とか登場しますけど、そういう背景的な部分を別にすれば特に目立って良くも無ければ悪くも無いような?
キャラデザインとかは好みの問題ですけど、最近の作品レベルでは平均的なところでしょうか?

とりあえず、もうしばらくフォローしてみて、なんとか完走まで持ちこたえられるかどうかですね~。

2010年10月20日 (水)

とある魔術の禁書目録Ⅱ (10/18~)

まだ続きます(苦笑)

ついこの間まで「レールガン」を観ていたような気がしますけど(DVD視聴なんで・・・)、禁書目録の2期目がスタートしました。
このシリーズはコミックを読んである程度予備知識がありますけど、本編と外伝がごっちゃになって、どのエピソードがどちらのだったか混乱しているんですけど、まあいいかぁ

1話目はまたしても8/31からスタートしていますけど、なんかエンドレスエイト状態?(笑)
相変わらず不運に纏わり付かれている上条ちゃんですけど、今回は夏休みの宿題が出来ていない!という、夏の終わりの風物詩的?導入部から始まります。
美琴に出会ってツンデレなアプローチを受けたりしてますけど、今回のメインは恋人?の呪いを解くためにインデックスの蔵書を狙ってやって来たオッサンのエピソードです。
微妙にコミックで読んだ原作とは細部が違いますけど、概ねそのままです。
ちょっとコメディっぽいエピソードなんですけど、相変わらず上条ちゃんのお説教が全開状態で、そのセリフの長いこと(笑)
熱血説教アニメは健在でございます

この先も基本的には原作準拠なんでしょうけど、なんか「闘い」の多いエピソードの連続だったりするのかな?
なんか記憶が曖昧ですけど、ちょっと格闘活劇的展開が多そうな今期の予感です。

画的には前期に引き続き~、なので特に代わり映えしないというか、安定度も変わらず(必ずしも良いとは限らない)、という感じでしょうか?
まだ1話だけじゃワカラナイですね…。

メジャーだけれど、期待度はミドルクラスというところかなぁ~と、ツマラナクは無いけど、凄く面白いという程でも無かった前期を超えられるのか?
その辺りに期待したいと思います。

2010年10月19日 (火)

おとめ妖怪ざくろ ニコ動配信版 (10/18~)

相変わらずニコ動配信の初見です。
このところこれまで使っていたパソコンのデータ移し替えとかで手を取られているもので、なかなかじっくりと作品を観れてないです。
と書きつつ何かを横目で見ながら裏作業もしているという無茶なことをやってます。
なんか会社で仕事しているより慌ただしいかも(苦笑)

さて、この作品ですけど、とりあえず2話分をまとめて観ました。
なんか少女マンガテイストな雰囲気で、唐突に「はいからさんが通る」を思い出しました。
何が似てるって訳でもないんですけどね。

舞台設定が大正か昭和初期くらいでしょうか?
何故か妖人と呼ばれる妖怪と人間が共存する世界ということになっていますけど、やはり妖人は忌み嫌われているような風潮が感じられます。
なんか「妖人省」なるお役所があって、そこで出会う青年軍人と妖人の女の子たちとのラブコメ風妖怪ファンタジーという感じでしょうか?

主人公は「ざくろ」なのかヘタレな「あげまき」なのかハッキリしませんけど、イケメンだけど妖人が怖くて、彼女たちに近付かれたり触れられるだけで卒倒するようなダメダメぶりが可笑しいんですが、いきなり背景がバラで溢れたり、キラキラしだす表情(笑)とかがなんか時代掛かった少女マンガっぽくて面白いです。
古臭い表現ですけど、かえって今時は新鮮?ギャグにしか見えないですけどね(笑)

で、妖人省って何をするんだろう?というのが2話目でおぼろげながら明らかになるんですけど、妖怪と人間の間に起こるトラブル・シュートをするお役所のようです。
今のところざくろが中心になって戦うような展開になっていますけど、その他の妖人はなんというか「かわいい要員」のような感じで、あまり戦闘には向かないような?
軍人さん達もヘタレ(笑)は言うに及ばず、「よしのかずら」(なんて苗字!)氏くらいしか戦力にならないんじゃないか?と思えるような陣容です。

まだ序盤なので、どういう方向性なのか見当が付きませんけど、ちょっと険しい流れへ持って行って、ざくろとヘタレの恋模様を絡め、最後はハッピーエンドって感じかなぁ~、と勝手に想像してみます

画的にはまあまあ綺麗な感じで、少しパステル調な色使いかな?
キャラのデッサンが微妙に乱れることもあるような…。
今のところは、まあ平均的な感じでしょうか。

EDが1話と2話で異なっていましたけど、毎回変わるのかしら?

観るまでは、あまり期待してなかったけど、これは意外に面白いかもしれません。

2010年10月18日 (月)

そらのおとしものf ニコ動配信版 (10/16~)

先週から配信が始まっているこの作品、前期はDVDで観ていましたけど、公共放映版だと修正が入りまくっているんですね(笑)
「f」はフロンティアじゃなくてフォルテだそうですが(微笑)、激しさが増すのでしょうか?(謎)

ストーリーは前作の続きで、智樹の夢を覗くエピソードから始まり、アストレアが落ちてくるのが2話目となっています。
相変わらずエロく(苦笑)、画面のあちこちに修正が入りまくるという凄まじさで、女の子を映すアングルの際どさと相まって、思春期の男の子大満足な?仕上がりになっています

デジタル処理された水景とか作画品質が異様に良いのは前期同様で、OP/EDも無駄に凝っているのも相変わらずです。
1話目のOPは前作のOPテーマを智樹が歌い新しい映像を付けたもので、「今期はこれなんかぃ!(^'^;)」と思ったものの、2話目からは普通にOPらしいものと変わり、これがどうやら正OPらしいです。
EDは1話目に正ED?が流れましたけど、OP/ED共に今期も良い曲です。
2話目のEDからまたしても各話オリジナル版になり、その第一弾は「COSMOS」という曲でした。
私は知りませんでしたけど、合唱の課題曲なんかにもなる有名な曲だそうで、これも良い曲でしたね。
流れるED映像は「空飛ぶパンツ」並みに強烈な「エロ本祭り」でしたけど(苦笑)

この作品の特徴はギャグとシリアスの混在したストーリー構成で、双方がバランスを取って一方により過ぎないような構成になっていることです。
原作では各話でスパッと区切っていますけど、アニメでは1話の中に混在しているので、その切り替えが難しそうですけど、そこを上手く仕切りまとめ上げています。
その辺り非常に良く出来ていて、単なるエロアニメ(笑)にならずに済んでいます。
シリアスパートだけ見ると、そこそこ深い話なんですけど、それがギャグに覆われてトーンダウンしているようも思えるのが、やや残念でもあるんですが…。

OP映像を見る限りは「カオス」のエピソードまでなのかな?と思いますけど、続きがちょっと楽しみかも?

2010年10月17日 (日)

侵略!イカ娘 ニコ動配信版 (10/16~)

秋の新作アニメがニコ動でも配信が始まりました。
今のところ「禁書目録Ⅱ」と「そらのおとしものf」、「俺の妹が~」とこの作品しか観ていませんけど、都合9本?が配信されていますので、毎日1本ずつ観ても2本余りますね…。
夏アニメでは4本観始めて2本しか完走出来なかったので、果たして?(苦笑)

さてこの作品ですけど、マンガ原作ギャグアニメのようですが、ある意味「地球少女アルジュナ」の対極にある環境問題アニメかもしれません(ぉぃ)

海を汚す人間の勝手に怒りを覚えた主人公のイカ娘が地上を侵略しようと襲撃したのは「海の家レモン」。
ところが侵略どころか蚊を落とそうとしてレモンの壁を破壊してしまい、弁償のためにそこで働く羽目になるという…。

1話に3エピソード入っていますけど、どれもすっとボケたお話で可笑しいです。
各話の時間が短いのでテンポが早く、無駄なカットや変にエロっぽいシーンの挿入なんかが無いのでスッキリしていて良いかもしれません。
タイトルからしてキワモノっぽいんですが、中身は意外とマトモなギャグアニメなのかもしれません。
ただ、この先もそうだという保証はありませんけど。
そしてOPが思いっきり電波ソングっぽくてちょっと毒があります。

画的にはチョットゆるめなキャラデザインながら乱れの無い作画が良い感じです。
今のところ背景が海の家しか無い!(笑)ので、全体的な評価が出来ませんけど、このまま舞台が変わらずに推移するのも面白いかも?

イヤラシサが無く、なんか可愛いキャラがウネウネ?動き回るお気楽作品ということで、結構良いんじゃないかと思います。

2010年10月16日 (土)

エースをねらえ!2 (10/13~16)

え~っと、調子に乗って買ってしまいましたDVD-BOX( ̄Д ̄;;
中の人が大幅に変わっているのが気に入らなくて、これまで一度たりとも観たことが無かったんですけど、先日の「新・エース」以降ちょっと引きずっていて、気になって仕方なかったもので、つい…(苦笑)

やっぱり声のイメージが完全に「新・エース」で刷り込まれているので、最初は物凄い違和感を感じるんですけど、観ているうちに次第に慣れて来ます。
むしろ別作品だと割り切ってしまえば無問題なんですけど、さすがにそこまでは出来ないです…。
一番違和感があるのはやっぱり「ひろみ」で、キャラの性格付けもなんだか原作と違ってきているような気がします。
制作年代がこれまでのTVシリーズと1世代異なるので、その分修正が入っていると考えられなくもないですけど…。
あと藤堂さんが許せない!合ってないよ…、せめて千葉さんと中の人入れ替えてくれた方がまだ良かった。
脇役だけど竜崎理事もなんか変な感じです。
意外とお蝶夫人はナントカ馴染めそうですけど、尾崎氏には特に印象に違和感が無いような?(笑)
マキちゃんが引き続き同じ人なのでそれが一番大きな救いかなぁ、役どころも重要さを増しているしね。
宗方コーチは当然野沢那智さんですけど、ここまで変えてたら絶対買いません!!(# ゚Д゚)

ストーリーは基本的に原作の第二部をトレースしているんですけど、「新・エース」以上にあちこちが変わってしまっているので、ちょっと違和感があります。
というかアニメとしては「新・エース」が無かったことにされて、劇場版の続きという感じになります。
特に後半は殆どオリジナル展開になってしまい、なんか違う作品になってしまっています。
監督が同じだから仕方ないか…。
わたし的にはこの出崎氏の作品って好き嫌いがかなり分かれるんですよね。
演出方法とか上手いんですけど、原作をバッサリ切り分けて要素を部分ごと分解して切り繋ぐようなことするので、どうかすると全く違うストーリーになってたりします。
結局のところ「出崎のエース!」になってしまっている訳ですけど、気になったエピソードの違いを書いてみましょうか?

①レイノルズ・コーチのことをひろみが知らなかった

 原作ではオーストラリアの自宅で合宿しているんだから知らない訳はなく、「新・エース!」でも、その件は変わらないので、その辺りの設定を完全に無視しています 。 当然ジャッキーとダブルスを組む云々の話も繋がらないのでカッとされていますし、ひろみが立ち直るまでの過程にレイノルズ家の面々が助力する描写もありません

②藤堂たちがNYで宗方の死を知る状況が全く異なる

そもそも千葉が別行動を取っていることが相違していて、原作では新聞社勤務の先輩からの国際電話で聞くことになります。 藤堂は渡米する飛行機に乗る時、ひろみが宗形の声を聞いたと聞かされたことで死を感じ取るのに、機内でひろみにスルーされる!(苦笑) お蝶夫人と尾崎は原作通りでしたけど、全員が知っているということが発覚するエピソードが異なり、桂コーチも渡米しないので宗方のラケットのエピソードも異なっています

③ひろみが宗方の死を知るエピソード

宗方の日記帳を読んで、というのは変わらないけど、なんと空港から宗方家へ直行し、桂から日記を手渡され、その場で読まされる! 挙句襖を開けて隣室の祭壇を見せるという荒業に唖然としましたが、これは正直かなりキツイ…。 原作の帰宅後お母さんから紙袋を渡されて、その中の日記帳を読んで死を理解する、という静かに慟哭に引き込まれる演出が良かったのに…。 激しすぎるよこれ…(汗)

④お寺のテニスコートの扱いが小さい

作中ではチョロっとだけしか出て来ませんけど、原作ではひろみの為に準備されたコートで、子供たちのテニス教室が開かれていて、ひろみ復活の過程にそこに通う子供たちも一役かっていました。 ところがこの作品では練習の場がリッチなテニスクラブに変わってしまい、当然子供たちは出て来ません。

⑤みんなどんな大学生活してるのさ?

お蝶夫人はともかく、藤堂やお蘭が外車や高そうなバイクを乗り回していてなんか不自然。 原作では千葉のボロぃジムニーちゃんしか出てこなかったのに…。 しかも未成年でお酒飲んでるし。

などなど、前半部分のみでもこんな感じで、後半になるとあまりにも乖離し過ぎていて、比較のしようもない有様で、どうにもなりません(苦笑)

なので、原作ファンでそれ以外の「エース」を受け入れられない人は見ない方が良いデス。

さて、原作げんさく言ってても仕方ないので、そこから離れて作品を観てみますと、そんなに悪くは無いと思います。

一応構成としては慟哭に突き落とされたひろみが再びラケットを握り、日本オープンテニス大会に出場するところまでを描いていますが、最初の2話はこのストーリーの状況説明を兼ねた導入部分となっていてい、桂コーチの紹介と、宗方コーチとの関係なんかを描いています。
そしてNYでの大会期間の中で宗形の死をひとりまた一人と知ってしまう藤堂、千葉やお蝶と尾崎の苦悩と裏腹に決勝まで勝ち進んでしまうひろみ。
帰国しコーチと再会し大会の結果報告を楽しみにしていたひろみに突きつけられる現実、そして混乱と逃避の中、宗方の葬儀に参列し、慟哭の中に突き落とされ、テニスを捨てようとする中盤。
桂の寺での修行から始まり、ラケットを再び手にするまでの苦闘の日々とそれをサイドから支えるマキやお蝶、藤堂達、また同じく慟哭の中にあったお蘭の行動とライバルとして彼女に手を差し伸べるお蝶と、お蝶の本質を見抜くお蘭のやり取りがサイドストーリーとして加わり、終盤に繋がって行きます。
中盤以降、一応形としては復活したひろみではあるけど、NYの大会で見せたような力には到底及ばず、そんな中で日本オープンにエントリーするという桂、拒絶するひろみと同じく再びテニスに戻ろうとするお蘭と二人の間にあって自らの取るべき行動を悟りライバルの復活に助力を惜しまないお蝶。
そしてクライマックスの日本オープンでは一回戦でお蘭、二回戦でお蝶と当たり、それぞれの試合でひろみは?!
という感じです。

主人公のひろみ以外にスポットを当てる部分も多く、お蝶夫人とお蘭の関係が興味深いです。
ひろみより一足先に慟哭に突き落とされ、そこから立ち上がるのにお蝶の助力は大きく、ライバルとして復活してくるのを心から待ち望むお蝶と、バイク事故で一度投げてしまったテニスへの情熱を取り戻し、自らを過酷な鍛錬に投じるお蘭、そして折々にひろみを二人で励まし、お蘭の再起を確かめる練習試合にひろみを招き彼女を奮立たせようとします。
優しいだけじゃなく、時には厳しさで励まし合う真の友情を演出する人間関係の凄さを垣間見せる構成は良く出来ていると思います。

またマキのひろみを思う気持ちがひしひしと伝わって、厚い女の友情が醸し出されています。
完全に打算的な考えなんて無く、ひろみの為に立ち振る舞うマキの健気さが泣かせます。

反面、藤堂さんの影がちょっと薄い…。
原作でもどちらかというと見えない部分でひろみを支えるような感じでしたけど、エピソードがかなり削られているせいか、出番も少な目で後半は殆ど脇役になってしまっています

このストーリーのもう一人のヒロインは紛れもなくお蘭で、ひろみと負けず劣らず辛い悲しみを経験した後の行動はかなり激しいものでした。
ラケットを宗方の墓の前で焼く!という行動の後に旅に出ますが、バイクで事故って瀕死の状態になり、そこから再起を図って特訓や海外遠征に出掛け、今まで以上に強力なプレイヤーとなって戻ってきますが、再び彼女を襲う悲劇にも怯まず、強力に前向きな姿勢でテニスを捨てないことを宣言してのけます。
強い!強いぞお蘭!!

お蝶夫人は悲劇に襲われる二人のライバルを励まし、立ち直らせつつ、自らも絶えずトップを走り続ける為に陰ながら厳しいトレーニングを積んでいます。
高校時代から常に頂点に立ち続ける苦悩を持ちつつも、ひとり戦い続ける孤高の女王をお蘭は理解し、ライバルとして立ち向かい続けることに喜びを見出しているかのようです。

そしてひろみ。
テニスそのものに宗方を見てしまい、ラケットを持つことが出来なくなり、再びそれを手にすると、今度は宗方から受けた教えの通りにプレイ出来ない自分を嘆き、それゆえに苦悩し再びテニスから逃げようとし、それでもなお桂やお蝶、お蘭や周囲の厳しくも優しい励ましで再び大会のコートに立ちます。

それら一人ひとりのストーリーが混然となって進んでいくこの作品、前半は何度目から涙がこぼれたことでしょう
オリジナル展開に入る後半は少々トーンが変わってくるので、そうでもありませんが、やっぱり目頭が熱くなることがあります。
そしてラストに近づくとかなり熱い展開になり、ひろみ、お蝶、お蘭の試合に手に汗握る激しいシーンが続きます。

作品のラストは、かなり意外な終わり方で、正直かなり驚きましたけど、これはどうなんだろう・・・。
わたし的にはエヴァンゲリオンTVシリーズに匹敵するほど、困惑する終わり方なんですけど、まあ意味不明とかそういうのじゃないので、まだマシです。
どうしてここで切ったのか?その点は理解出来ないんですけどね。

ひろみが立ち直る過程は原作に比べてかなりアッサリしていて、ラケットを手にするまで、原作ではかなりの時間を費やしていたのに、この作品では大して時間も掛からず、かなり唐突に試合をしたり、大会までの道のりも随分速足に思えます。
限られた時間の枠内でのことなのでしょうから、割愛するエピソードが多いのは仕方ない部分だと思いますけど、やはりオリジナル展開が多すぎて、原作に思い入れがあればあるほど違和感を感じてしまうのは仕方ないかと思います。
というか原作の完成度が高すぎて、一部のエピソードでも抜いてしまうと余計変になるという見方も出来るかと。
それゆえにオリジナル部分が増えている、というのは考えすぎでしょうか?

もし原作を全く知らない人が見たら、多分違和感無く眼をウルウルさせながら楽しめると思います。
特に前半は怒涛の涙腺攻撃が続きますので、ハンカチかティッシュは必須です。
この辺りの泣きのエピソードは最近の作品で見るような変に「泣け泣け!」になっているようなものじゃなく、心の奥底を揺さぶられるような深いもので、ある種異様なリアリティも持ち合わせています。
ただ死んで悲しいだけじゃなく、人生の持つ意味や凄みといったものを垣間見ることが出来ます。
果たして人はここまで人生を生き切ることが出来るのでしょうか?
その問いかけに答えられる程の人生を生きていない私としては困ってしまいます(苦笑)そして志を継ぐ厳しさ、激しさの中で確かに宗方は生き続けるのでしょう。
二人分の人生を背負うひろみを支えていく先輩達の人間性の素晴らしさ、そして藤堂の包容力の大きさ(この作品では控えめになってるけど)が、ひろみをさらに成長させて行きます。

単体の作品の構成力ということで「新・エース」と比べると、この作品の方がより高いと思えます。
オリジナリティが高い分、無理にエピソードを詰め込んでいないので、あまり破綻している部分が無いです。
多少細かな突っ込みを入れたくなることはありますけど(笑)
ただ作品年代としては20年以上前に作られたものなので、人物描写なんかは今の視点で見るとやっぱり少々変に感じるかも知れません。
まあ今時こんな大人な大学生とか高校生は居ないやね…

画的には「新・エース」に比べキャラデザインもガラリと変わり、質的にもかなり高くなっています。
というか、10年の月日が経過していますので当たり前って言えばそれまでですけど、出崎氏の演出に因るところも大きいんでょうね。
セルアニメなのに乱れも少なく、OVAだということを差し引いてもある意味驚異的です。
ただプレイ中のカットの使い回しはこの頃の作品の常として?それなりにあります。

原作の心酔者としては納得出来ない部分もあり、やや力技のような演出が目に付きますけど、やはり今時あまりお目に掛かれない完成度の高い作品だと思います。

2010年10月14日 (木)

生徒会役員共 (10/12~)

この作品レンタルしようと思ってもなかなか借りれず、随分人気あるんだなぁ~、と思っていました。
やっと借りれたので観てみたんですけど、

なんぞこれ?(^'^;)

いつものように予備知識無しだったんですけど、パッケージのデザインとタイトルで、「生徒会の一存」や「極上生徒会」を混ぜたような作品かと思っていたら、全然違いました(笑)
こういう作品が受けるのって、よくワカラナイなぁ~~~(;;;´Д`)ゝ

元は4コマ漫画なんでしょうか?
とにかくストーリーが無く、細かなエピソードがブツ切り状態で収録されています。
で、ここのショート・エピソードはギャグばかりですけど、それらの落ちがことごとく下ネタばかりという酷さ(苦笑)
妙なことに映像的エロさは殆ど無く、ありがちな着替えや下着の見えるシーンは4話分を見た限りではほぼありません。
修学旅行の入浴シーンはありましたけど…。

ギャグネタは一応日常系な話題ばかりですけど、強引に落としているエロネタはかなり突飛に放り込まれていて、なんというか普通は口に出さないような超煩悩的発言で落とす、という随分な力技を連発しています。
リアルでこんなこと言っていると、わが社では間違いなくセクハラ委員会送りですね(苦笑)
DVDではTV放映時、その危ないセリフに被さっていたと思われる「ピー音」をカット出来る機能が付いていますけど、切ってみると言ってる言ってる!(笑) これはヤバヤバです。

舞台は元女子高だった桜才学園の生徒会で、強引に引き込まれ副会長にされたタカトシ君が主人公で突っ込み役、ヒロインはあまり強調されていないけど生徒会長のシノでしょうか?
基本的にハーレム・パターンだと思うので、書記のアリアと会計のスズの3人がタカトシの取り巻きで、サブキャラの横島先生(生徒会顧問)、新聞部長ナルコ(あ・・黒子だw)が引っ掻き回し役というところでしょうか。

特に内容はなく、ちょっとエロい掛け合い漫才に画が付いているようなのをイメージしていただければよいのではないかと。

画的にはナンカころころと絵柄が変わったりするので、落ち着かない、というか作画が不安定だとしても気づき辛いような演出になっています(苦笑)
背景とかを含め、あまり高レベルとは言えません。
面白いと思ったのは校内のモブキャラのたてる衣擦れの音とか細かいSEが入れられていることでしょうか。
スカートを翻す音なんて普通は省略するんでしょうけど、そんなところに妙な拘りがあるようです。

なにか作業しながら横目でチラチラ見るには良いかもしれない作品ですね…。

2010年10月13日 (水)

機動警察パトレイバー the Movie (10/11)

整ったブルーレイ環境を試すために早速ソフトを準備してみました。
取り敢えず今家に無くて観たかった作品をレンタルして来たんですけど、ブルーレイのレンタルってあまり種類が無いんですよね…。
ついでに「化物語」の1巻と5巻を買って来ました(゚▽゚*) これはオマケのCDが欲しかったんですけど、DVD版を買ってしまうと二度買いになってしまうので、待っていたものです。
パトレイバー劇場版は3作とも借りて来たんですけど、随分前の作品にも関わらず、画が綺麗です。
DVDと比べると全く違いますね、化物語もチョットだけ再生してみましたけど、これはさらに高画質で、とても比較にならないです。
恐るべし!ブルーレイ。

さて作品の方ですけど、かなり久しぶりに観ました。
多分10年ぶりくらい?
1989年作品となっていますので、もう21年も前の作品となります。
パトレイバーの劇場版って、TVやOVAと随分イメージが違っていて、後の方の作品は、特車2課が脇役のようになっていたりしますけど、押井守氏の演出が前面に突出するのが好みの分かれるところです。
わたし的には嫌いじゃないんですけど、原作置いてけぼりが得意のようで、作品世界が別物になったりするので、原作好きの人には結構厳しかったりします。
パトレイバー自体はアニメが原作なので、「原作いじり」というのは存在しえない訳ではありますけど。

冒頭のシーンでイキナリ人がジャンプしてしまいますが、この天才プログラマーが残したレイバー用OSがこのストーリーの鍵というか、騒動の発端になります。
そのOSを搭載したレイバーの暴走事件が突如頻発しだし、その異常な傾向に特車2課の遊馬や後藤隊長が疑念を抱き、松井刑事を担ぎ出して内々に捜査を始めると共に、遊馬もOSの解析に手を付けます。
深まる謎の中で導き出された答えは、途方も無い陰謀なのでした~。
という感じのお話ですけど(多分)、20年以上前の作品にしては、かなり先見の明がある設定が多々あり、今の時代に観ても古臭さを感じさせないストーリーとなっています。

インターネットなんて全く普及していない時代で、コンピューターウィルスなんて殆ど誰も世間一般では知らない時代なのに、それらが重要な意味を持っています。
さすがにレイバーシステムなんかは、まだまだ先の話になりそうですけど、シェアの80%を握るOSが狂っていたら世の中どうなるのか? という結構怖いお話だったりもします。
ねぇ~ビル・ゲイツさん?(笑)

全体の構成は実に良く出来ていて、テンポの良いシーンの切り替え、陰影が印象的な画面、実写の特殊レンズを通したようなアングルとか特徴的な演出も取り混ぜ、何やら画面から目が離せなくというか、吸いつけられるような力があります。

背景もリアルで、実在するような雰囲気の建物と架空の構造物との対比とかも興味深く、全体的に緻密で計算されたような空間演出が目を惹きます。
キャラデザインはTVシリーズなんかと比べるとシリアス調になっていますけど、それほど違和感はないと思います。

テーマ性はいくつか感じられますが、あまりそれは前面に出てきていないように思います。
どちらかというと活劇的面白さのような?アニメ好きが楽しめるような作りになっている、とでも言えばいいのかな、そんな感じの作品です。

2010年10月12日 (火)

世紀末オカルト学院 (10/9~)

順番が前後しますけど、この週末の初見作品です。
いつものように予備知識無しで視聴開始です。

のっけから何やら謎なシーンから始まりますけど、一応タイトル通り「オカルト系」のお話なんでしょうね?
一応学園モノなんですけど、学校の設定自体がオカルト主義というトンデモ設定で(笑)、いきなり学園長の葬儀から始まるという…。
その最中にヒロインの学長の娘が遅刻してやってきたところで、遺品のテープが再生され、その内容が切っ掛けで学長がゾンビ化して暴れだすというイキナリな展開でスタートします。
ところどころコメディーチックで、あまり陰気な方向へ行かないようになっています。 今のところ…。
というか全裸で空から降りてくる文明君とか、どちらかというとコメディ色の方が強いかも?

ヒロインは父親である学園長と仲違いしていて、学園がなくなってしまえば良いと思っているけれど、成行きで自らが学園長の座に収まることになってしまいます。
最初の2話を観ただけでは、ちょっと方向性がワカラナイんですけど、妙にコメディっぽくなっている部分が多くて、その辺りを肯定的に捉えるかどうかで好みが分かれるかも?

画的にはかなり綺麗で、背景やキャラの作画レベルも高いと思います。
題材がオカルトだけに少々エグイシーンもありますけど、その点は覚悟が必要かと思います。
とはいえ「エルフェンリート」や「ひぐらし」ほどじゃありませんので、ご安心下さい。 今のところは…(謎)

OP/EDとも曲が私好みで良いデス。
EDの画像が凄くリアルで本物みたい!と一瞬思ったけど、実写です(笑)

妙にキャラが立っていて、テンポも良いので観ていて飽きない感じですね。
ちょっと次が楽しみかも。

2010年10月11日 (月)

地球少女アルジュナ (10/7~11)

ひさしぶりにパソコンのセットアップをしましたけど、いやぁ~楽になったものですね。
何も入力していないのに勝手にネット接続をしてします!
Windows7恐るべし(笑)
単純に前のパソコンの4倍の性能?なので、動作が軽くて良いです。
ただモニターを27インチにしたのが大失敗っぽいDeath。
解像度がなんか変で、文字がぼやけてるというか、全体にスカスカな感じがします。
画面が大きすぎてダメかな?
このモニターでDVDを観ると画像が荒れて見えて、なんか良くない…。
BDを借りて来たんですけど、そちらは古い作品でもそれなり綺麗に見えるので、やっぱり元のDVD画質が問題なのかぁ~(汗)

さて作品です。
昨年の12月に序盤だけ中古DVDを買って観ていたんですけど、廉価版のDVD-BOXが発売されたので、そちらを買い直して(その方が安い)改めて最初から観直しました。

全体を観た感想ですけど…。

言わんとすることは解るけど、無理!(ぉぃ)

環境問題やそれに関連した社会問題、バイオテクノロジーなどにも触れて、いま人と地球が置かれている状況を考える、というスタンスだと思いますけど、作中後半で描かれるジュナの言動が殆ど環境原理主義者のような感じになってしまって、ちょっと受け入れるのは難しいです(汗)
作り手のメッセージでもある訳ですが、じゃあ作り手は実践してるのかぃ?と突っ込みを入れたくなります。
もちろん環境問題他もろもろのテーマを全否定するつもりは毛頭ありませんけど、作中での描き方はちょっと極端なんじゃないかと…
「先進国で肉を食べなければ、飼料になる穀物をアフリカに回して飢餓を救える」とか、「薬は戦争の廃棄物から出来ている」とか、おぃおぃ大丈夫かぃ(^'^;)と思ってしまう主張が出てくるんですけど、双方一理はあるかもしれないけど、前者はもしそれが出来たとしても爆発するであろうアフリカの人口増加に対処するためにより多くの食料が必要になり、後者は発想が飛躍し過ぎかと…。
確かに拝金主義や先進諸国の身勝手はあるでしょうし、ひとりひとりの心がけで改善される部分もあるかもしれません。
けれど悲しいかな、一度回り始めた消費社会の仕組みって普通の手段じゃもう変えることは出来ないと思います。
それこそ戦争や国土全体を巻き込むような大災害でもなければ変化の切っ掛けすら掴めないように思えます。
悲しいかな人間って「忘れる生き物」なので、不都合なこととか直ぐ忘れて同じ過ちを犯し続けるんですよね。
でなけりゃ、今頃戦争している人なんか居ませんって…( ̄Д ̄;;
全くの私見ですけど、地球上で人が悪さをした罰は甘んじて受けるしかないんじゃないかなと思います。
だから何をしても良いとは言いませんけど、やれることはやるけど作品中で謳われるような無暗な努力までは不可能です。
そんな訳でテーマ性はある意味とても高いんですけど、観点のズレを感じるのと、何か微妙にカルト的な匂いがするということで、評価点数は厳しいですね…。

もうひとつ後半になると人と人の繋がりや、家族の在り方、さらに突っ込んで中絶問題とかも出てきてより重く、クラクラするような展開になってきます。
その他の問題と同時進行的に進んで行くので、ある意味環境問題よりリアリティのあるエピソードが絡んでくることで、よりメリハリのある、というかこれでもか!という程、命題を突きつけられるような状況に嵌って行きます。

作品のプロットとしては面白いし、ある意味ストレートですけど、テーマ性が突出してしまっているので、なんかキワモノ的な見え方をしてしまい、作品の印象を酷く混乱させているように思えます。

バイク事故で死んだ筈の主人公ジュナがクリスから命を貰い、地球を救うために行動することを求められるところからストーリーが始まり、現在問題化している食料問題や環境汚染、遺伝子操作によって作られる本来存在しない生命体が作られる危機感、そして登場人物の家庭が抱える問題も投影し、その中で解決策を模索しながら成長していくジュナやボーイフレンド時夫達。
なんか良さそうでしょ?
でも観ると、これが困惑してしまうんですよね。
序盤の原発のエピソードは軽い方で、暗に原発批判をしてるっぽい程度ですが、それに続く食に関わる辺りはかなり辛辣かつドギツク、「ハンバーガーが食べれなくなる」エピソードとして有名らしいですけど、

あえてマ*クでハンバーガーを買ってきて食べながら観てみました(ぉぃ)

全然OKですよ!(*´ェ`*)
図太いのか無神経なのか、開き直っているのか、もうね…(微笑)
私的には時夫やさゆりの意見に近いというか、ジュナ(作品)の主張通りの食生活をするのは物凄く難しいです。
まず国民全員が同じように、ということは絶対無理です。
山の世捨て人お爺さんのような耕作をするには絶対的に土地が不足していて、今のこの国の人口を支えるだけの食料は取れないと思われます。
そうでなくとも本物の有機栽培植物を揃えるだけで多大な労力と費用が掛かりますから、個人的にやるにしてもごく普通の食生活のざっと三倍くらいの食費が掛かると思われます(当社比)。

いったい何書いているんだか、解らなくなってきましたけど(笑)、とにかくストーリーの展開とか作品の出来云々は別として、この場合内容的には鵜呑みにしない、という前提が視聴の上で了解事項となるかと思います。

いっけん難解そうではありますけど、筋立てとしてはそんなに複雑でもなく、順を追って丹念に押さえていけばそれ程難しいお話でもないかと思います。
ある意味、意外性のあるストーリーですが、所々実写画像などを取り混ぜ気色悪いほど演出が紛れ込んでいるので、ちょっと観ていて気分が悪くなる人も出るかも?
社会的な諸々の問題にジュナと時夫の恋愛や、彼らの家庭がいずれも問題を抱えているとか、人同士のドロドロした部分も絡まってくるので、全体的なトーンは暗鬱なイメージがします。
特に終盤になると、主人公達の街が壊滅的な状況に陥ってしまうのでより泥沼化の様相を…。
それにしてもよりにもよって神戸を舞台にしなくてもいいでしょうに…

作画的には途中から前述の無駄にデカいモニターに変わってしまったので(苦笑)、ちょっと統一性に欠けるんですけど、全体に微妙な感じです。
背景や動植物なんかはリアルで丹念に描かれていることが多いんですが、キャラのデザインからなんか今一つで、作画もキャラだけ安定してないというか、時々かなり酷くなります。 後半が特に顕著かも。
頻繁に実写が差し込まれてますけど、これはまあ可もなく不可もなく、テーマを強調したいという演出だと思います。

音楽が菅野よう子氏ということで、その点ハズレはありません。 真綾の歌も名曲だと思います。
OP/EDはコロコロと変わり、EDはさまざまなピースが使われています。
ほんとに様々なパターンのOP/EDが観れるので、その点は面白いかも?

レンタルDVDが無い作品のようなので、今回は買って観ましたけど、いろいろな意味で観直すのは辛いかも…

2010年10月 9日 (土)

オオカミさんと七人の仲間たち (10/9~)

この三連休はお部屋の模様替えをやるです!
随分前から愛用していたパソコンも古くなって、そろそろ使い続けるのが厳しくなり新しいのを買いました。
モニターが大きくなったので、机周りを片付けないと入らない!ということが発覚してお部屋の家具配置を変えないといけなくなった次第です。
ついでにカーテンや、DVD用に新しいラックも買って来ました。 これで少し広く使えるかなぁ。
そうそう、やっと我が家にもブルーレイ環境が整いますので、今後購入するタイトルはBDになることでしょう。

さて作品の方ですけど、今日はお買いものに出ていたので、新シリーズの初見を何本かこなしておしまいです。
その内の一本ですけど、萌えアニメのリストにまた一本(笑)というところで、ラノベ原作のこれです。

作品名や登場人物の名前からしておとぎ話をモチーフに使ったストーリーのように思えますけど、とりあえずDVD1巻分を見た限りでは殆ど関係ないような…。
基本的には高校を舞台にしたラブコメで、あり得ない活動内容の部活に所属する主人公達が繰り広げるドタバタ・コメディという感じです。
ヒロインの大神涼子はボクシングジムに通う武闘派、そして彼女をストーキングするかのように観察した上で告白した主人公森野亮士は対人恐怖症なんだか人目があると超ヘタレになるけど、パチンコ(ゴムの力で物質を打ち出す方)の名手で、人眼さえ無ければ驚異的な攻撃力を発揮するという、設定です。
ヒロインはちょっと訳ありっぽいですけど、主人公の方は田舎暮らしで人と接することが無かったから、という大したことない理由だったりします。 いっそ引き籠り少年でもよかったのに(笑)
彼らを取り巻く部活の面々もおとぎ話の登場人物をもじったネーミングになっています。
そもそも部活の別名が「御伽銀行」って…(゚ー゚;

ヒロインの役回りが「荒事専門」ということで、早々に危機的状況に陥って主人公達が助けに行くという展開はお約束的ですが、対人恐怖症を克服してヒロインを護り、彼女の隠されたトラウマを取り除いてハッピーエンドって感じでしょうか?
そんな単純な展開で終わって欲しくないけど…。

ストーリーの進行は第三者の視点で進んで行きますけど、進行をしているのが新井里美さんで、声が黒子のまま(笑)
登場人物がナレーションに突っ込みを入れたりします。

全体的にはコメディチックでお気楽的雰囲気ですが、ヒロインの設定的に後半に影が広がりそうな気がします。

何やらどこかで見たようなデザインのキャラも居たりしますけど、全体的に画は比較的綺麗で乱れも無く、その点では申し分ないです。

2010年10月 8日 (金)

新・エースをねらえ! (10/4~6)

さて、このブログ300回目の書き込みになります。
その記念すべき回に選んだ作品はコレです!

とても懐かしい作品ですが、この間DVD BOXを見つけて買ってしまいました
前回観たのは一体いつだったんでしょう?
多分中高時代にVHSで観たの以来ですね…。
この作品、中学生の頃偶然原作コミックを読み始めてハマってしまい、それがきっかけでテニスを始めました!という良くあるパターンです(笑)
「宗方コーチのような人に教わりたい!」という邪まな理由で学校のクラブじゃなくて外部のクラブに通っていたという変わり者で、学校のテニス部員によく弄られてました(苦笑)
「背丈だけは加賀のお蘭」とか…(謎)
そのテニスクラブで培った良くワカラナイ人脈がその後の人生に意外な転機を与えるのでした、なんてことはあったり無かったり(さらに謎)

なんてことはどうでも良いので作品に戻ります。
わたしは原作コミックをページがバラバラになるまで読み込んで3回位買い替えてるんですけど(笑)、どうも原作通りと思い込んでいたこのTVシリーズの内容はかなり忘れていたようです。
そして後に制作された劇場版とも記憶がごっちゃになっているっぽいです。
そんな訳で、改めて観直してみるとかなり原作と異なる部分があることに気が付きました。
殆どは些細なことが多いんですけど、特に気になった部分を挙げると、

①盗まれたお蝶夫人のラケットが戻る経緯

原作ではお蝶夫人が自ら犯人(もちろん陰険なテニス部員)から取り返してひろみに渡したような描写になっていますけど、この作品では西校の用務員さんが見付けてお蝶夫人に渡している

②宗方コーチの祖父母とひろみが知り合っていない

原作では宗方の家にひろみを始め西校テニス部の面々が遊びに行ったりしているけど、この作品ではそれが無く、祖父母がひろみに言及することもない。 宝力が恋で感を狂わせ惨敗したことに気付いて、ひろみが雨の中宗方の家に飛び込むエピソードも無い

③ひろみが宝力のことをファーストネームで呼んでいる

原作ではずっと「宝力さん」だった筈

④宗方の絶筆が日記帳ではなく、千葉が写したひろみの写真

日記をつけている描写も無いので、作品中に限れば不自然じゃないけれど、原作の死後のストーリーに繋がらなくなるのでは…
ひろみは何を見て宗方の死を理解すれば?

⑤ラストで宗方の声をひろみが聞くタイミング

原作ではアメリカ行きの飛行機のタラップを登っている時に聞いているけど、作中では機内の座席に座り、離陸の直前に聞いている

というところでしょうか。
その他にも細かなエピソードがカットされたりしていますけど、原作通りにやればとても尺が足りないと思うので仕方ないですね。

原作のストーリー構成は今読み返しても凄まじく完成されていて、これを越えるテニス漫画は金輪際出て来ないと思えるほどです。
当時流行っていた?スポコン物としては勿論、現代まで通して見てもスポーツ漫画の金字塔として燦然と輝いています。
この作品を読んでどれだけの人々がテニスの世界に引き込まれたことか…。
アニメの方は基本的に原作を踏襲していますけど、そこまで完成度は高く無いと感じます、でも色々と厳しい条件の中で頑張っているとは思います。

ただ原作、アニメ共もう30年以上前の作品ということで、時代背景、登場人物像や言動が現代と懸け離れていて、今の中高生が観たら理解出来ないというか、意味不明と感じるかもしれません。
特にアニメの方は視覚的に訴える部分が強いので尚更かも?
背景処理や演出技法が今と随分違うので、もう可笑しくなるというか、最近の作品に慣れている私の目で見ても、「こんなので感動してたのか!(苦笑)」みたいなシーンが多々あったりして、やはり時代の移り変わりを感じるのは仕方ないかと。

作画もデジタルのデの字も存在しなかった頃ですから、今の水準で見ると正直言って酷いですけど、当時はこれが普通のレベルだったと思います。
アップになったキャラの画なんかはセルアニメでありながら善戦していると思える位なんですけどね。
このDVD-BOX一応リマスタリング版と謳われていますけど、画質は良くありません。
当時の原版の状態自体が良くないのか、画面の隅に埃が映り込んでいたりしてるし、全体的にザラザラした感じで、当時のTV映像そのまんまって感じです。
DVD-BOXは2種類あるようで、最初のは3年半ほど前にリリースされて、私のは昨年リリースされた廉価版の方です。

ストーリーの構成はキッチリと組まれていて、原作の宗方の死までのエピソードを基本的には忠実にトレースしています。
試合のシーンや、後半の香月や英、樋口といった後輩絡みのエピソードは結構端折っていますが、逆にマキの登場シーンは増えて役どころの重要性は増しているかも。
上記の相違点は若干気にはなりますけど、テンポも良くストーリーを追いかけて観ると、これ程みせる作品はそうそう無いかと思います。

テーマ性は強烈にあり、これでもかと畳み掛けるように押し寄せて来ますが、この年代のスポコン物では珍しく無いのかもしれません。
テニスに対する情熱、師弟愛の純粋さ、相手を妨げず伸ばす恋愛とは?、限られた時間の中で自らの目標に対して注ぎ込む情熱の凄まじさ、どうしてそんなことをやってのけられるのか、想像を絶する苦悩と戦いながら一人の選手を育て上げる壮絶さ、どれをとっても本当に強烈です。
とにかく非常に熱く、今ではあり得ない位登場人物の生き様が真剣で、全くブレないのが凄いです。
主人公を始め中心にいるキャラ達は高校生でありながら言動が完全に大人で、しかも思慮深く限りなく善人で聡明です。
最近の作品でも高校生とは思えないような描かれ方をしているキャラは多々居ますけれど、そんなのとは完全に懸け離れた存在です。
ある意味その辺りで現実と乖離し過ぎている感もありますけど、それを不自然に感じない程、その世界観が完成されていて、観ていて不自然に感じ無かったりします。
ただ台詞回しは完全に昭和の世界、それも30~40年代を感じさせるもので、ちょっと聞いていて恥ずかしくなる部分もあるかも… とにかく時代が掛っています。

さて、ここまでストーリーのあらすじすら書いていませんが(笑)、最近のアニメ世代、特にニコ動メインユーザの中高生あたりじゃ作品の名前すら知らないんじゃないかと思いますけど、今さら書く気も起きないので調べてみてくださいね(ぉぃ)。
原作、アニメ共強くお薦めします。
特に原作は作者が文字通り命を擦り減らしながら描き上げたという驚異的な完成度を持っていて、そのストーリーは水も漏らさぬ緻密な仕上がりになっています。

アニメでは2回TVシリーズ化されていて、初回の方は私も見たことが無いくらい古いものの様で、ストーリーも中途半端なところで終わっているそうです。
原作での宗方の死以降の部分もアニメ化されているんですけど、そちらも観たことがありません。
DVDもリリースされていますけど、中の人が大幅に入れ替わっているようで、なんかイメージ崩れそうで躊躇してるんですよね…。
しかも原作第三部にあたる部分がどうもアニメオリジナルになっているっぽくて、その辺りも抵抗があります。
ついでに言うとレンタルDVD版はどうやら無くて、DVD-BOXを買わないと観れないみたいです。 VHS版なら近所のレンタル店にまだあるんですけどね…、前にも書いたとおり、もう我が家にはビデオデッキって無いんですよ。
最悪、会社の会議室で観るしか(苦笑)

ともあれ10年以上ぶりに観た感想は、懐かしさと共に当時のわたしがフラッシュバックされて、通っていたテニスクラブでの出来事や大会に出た時の思い、最終的にテニスを断念することになった時のことなんかを思い出してちょっとセンチメンタルな気分になりました。
「思い出フィルター全開」状態ですけど、なるべく冷静に評価しても、やはり最上級に近いポイントをあげてしまいます。

気恥ずかしい青春のひとコマ添え、とても熱い超絶ストーリー・アニメということで…

2010年10月 7日 (木)

れでぃXばと! (~10/6)

初見の書き込みってして無かったことに今気が付きました(笑)
月ごとのリリースに付き合って毎月2話ずつ観ていたんですけどね。

なんというか、ドリルの冴える熱血アニメです!

な訳の無いエロぃ萌え萌え作品です
制作会社、監督とキャラデザインの人が「かのこん」と同じようで、とても似ているんですけど、似てるのはキャラだけじゃないて、ストーリーが無駄にエロくてやらしいのも良く似ています…(汗)
原作は違う人のようですけど、ラノベの傾向なんでしょうかね?

舞台が従者とそれを使う上流階級の子弟双方を養育する高校という、あり得ない度満点な設定なんですけど、主人公の秋晴は従育科に編入してきた少々場違いな風体で、誤解から女子生徒の恐怖の対象となりますが、偶然再会した腹黒幼馴染の朋美、そしてドリルこと英国貴族の子女セルニアとの三角関係にサブキャラ達を巻き込むハーレム展開のラブコメです。
サブキャラの中には男装のルームメイトや中東から来た怪しげな留学生やオタクのお姫様、超ドジっ子と脱ぎ女な姉妹とか、もう狙ってます!というのが見えみえな面々が揃っています。

「かのこん」ほどドギツイエロシーンは無いものの、やたら更衣室やバスルームのシーンが多いとか、ローアングルで下着が見えまくってるとか、もう男の子の喜びそうなシーン満載です(苦笑)

ストーリーそのものは特に何か大きなイベントがある訳でもなく、前半は秋晴を巡るドタバタで、彼との絡みで起きるキャラごとのエピソードがメインです。
後半は三角関係の進展で、朋美とドリルの秋晴を巡るバトルが中心になります。
ラストは2話を費やして秋晴から誘われた遊園地のチケットを引き金に二人が競うという展開ですが、ラストはある意味ヒドイ落ちかも(笑)
原作が終わっていないようなので、続きに期待、というところなんでしょうけど、果たして出来るかなぁ?

構成は意外と良く出来ていて、テンポが良く、殆ど影が落ちないあっけらかんとした明るさで全編が進行して行きます。
もちろん各所にエロぃシーンを散りばめていることを忘れてはいません(笑)
嫌みの無さとシンプルにまとめられているストーリーが観易くて良かったです。

キャラデザインは少々ダルな感じで、やたら胸の大きい子が多いのはお約束というところでしょうか。
背景が時々妙に綺麗だったりしますけど、全体的には中の上くらい?

わたし的には諸々の萌えアニメがキャビネットに増えたなぁ~、って感じです。

2010年10月 6日 (水)

四畳半神話大系 (10/6~)

今日は振り替え休日でお休みです。
そんな訳で何作か作品を観て過ごしています。

この作品は今年の春アニメの一つですけど、DVDリリースがちょっと遅めでしたね。
予備知識無しで観始めましたけど、

なんじゃこりゃぁ~

まず絵柄がナントモ凄いというか、無茶苦茶というか、ヘタウマとでもう言うのでしょうか、超荒いタッチの漫画絵をそのまま貼り付けたような作風で、キャラデッサンの乱れがとか到底言えそうにない程、崩れた感じになっています。
もちろん計算してやっているんでしょうけど、激しく個性的ですね。

次にストーリー自体が、謎過ぎます。
1話目は良いとして、2話目を観始めた時に?マークが無数に頭の中に現れます
1話目と状況と設定が異なるけど同じストーリーを繰り返してる…。
これってパラレルワールド系の話なんだ

なんかユルそうなストーリーを想像していたので、かなり意外でしたけど、面白いかも。

「私」という一人称視点で延々と語られるストーリーですけど、そのセリフの多いこと!
ちょっと説明っぽいけど、「絶望先生」のモノローグ部分を4倍くらい引き延ばしたようなセリフがこれでもか!というほどあったりします。

今のところ「大学に入学してサークルを選び、その後どう失敗して来たか。 そして気になる後輩の女の子明石さんにアプローチするしない」という筋に怪しく不可解な小津という同期生、浮世絵から出て来たような変な顔の先輩樋口とかが絡んで話が進んでいるやら足踏みしているのやら…。

この先がまったく予想出来ませんけど、どうなるんでしょうね?

ある意味「ノイタミナ」らしい意外性満載な作品です。
続きが楽しみでもあり、恐ろしくもあるような…

2010年10月 5日 (火)

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト (4/3~10/4)

初見の印象が微妙だったんですけど、一応こちらも毎月DVDリリースに付き合って完走しました。

キャラデザインが「けいおん!」と被っている!!というか見た目は同一人物に見えるという、設定的にヤバい仕上がりだと思う程似ているのがなんとも…。
テレ東が気合を入れてオリジナル・アニメに挑戦する、という意気込みをぶち壊しているんじゃないかと思うんですけど。

最近では珍しいオリジナル・ストーリーに特化した番組編成というのは称賛出来ますけど、果たして肝心のストーリーはどうだったのでしょうか?

主人公の彼方のノリからしてユルイお話なのか?という印象を受けますけど、ストーリーの進展と共に、次第に重苦しい雰囲気が醸し出されてきます。
やはり一応軍隊なので、戦争という背景があり、平和な辺境の村といえども、ひとたび戦いが始まれば嫌でも巻き込まれてしまいます。

彼方が軍隊に入った理由になっている、子供時代に出会った「ラッパの上手いお姉さん」がストーリーのキーパーソンになっていますが、彼女に関わりのある人が徐々に明らかになると共に、ストーリーの片鱗が見えてくるような次第です。
序盤から結構見え見えな感じもしますけど…。

城に居る小隊の面々はそれぞれトラウマ持ちだったり、出生の秘密があったりと、何かしらの事情を抱えています。
当初はユルイ雰囲気と展開に覆い隠されていますが、次第に過去が明らかになり終盤に入ると撒かれていた伏線が一気に繋がって行き、次々と起こる事態に巻き込まれつつピークを迎えるんですが、落としどころが結構強引で、

「そんなんでいいの?」

って感じで幕引きになってしまいます。
リオの決意から、彼女が城を離れている間に発生した事件を引き金に、ラストに雪崩れ込んで行く訳ですが、軍隊的には大きな問題な筈なのに、最終的におとがめなしで、最後にはみんな昇進している!という…。
そうなった理由は想像出来ますけどね(゚ー゚;

ストーリー的には前半のユルイ萌えアニメ的雰囲気からどうなることかと思いましたけど、撒かれた伏線の回収から、ラストに掛けて取りまとめて行く展開は一応納得のいく仕上がりだと思いますが、落とし方には好き嫌いが出るかもしれません。
基本的には大団円ですけど、リオ好きなキャラ萌え層には納得できないかもしれませんね(笑) 不評な声が聞かれるのはその辺りの影響?(謎)
ストーリーの筋立ては殆ど捻られていないので、難解さは無く、スンナリと観れますけど、素直過ぎて見応えが足りない、というのもあるかもしれません。

画的にはキャラ像被りはマイナスだと私は思います。
せっかくのオリジナル作品という看板に相応しくありません。
背景は緻密に描かれていたりしますが、キャラ自体の作画はやはりユルくて、デッサンが今ひとつ安定感が無いとか、引き画になるとぼやけたりと、もうひとつです。

この作品音楽が印象的に使われていて、アメージング・グレイスがキーの一つになっています。
美しい旋律が有名で世界中で愛されている曲ですけど、わたし的には聖歌の歌詞を読んでいると死のイメージで、あまりハッピーには感じないんですけどね。  

1話目を除くOPアニメがエルフェンリートのような感じで、同じクリムトの絵をイメージしたものになっていますが、監督が同じだからと言ってそれもチョット…。
一応ストーリーの中にある伝説に絡めた表現なんだと思うんですけど、ここでもオリジナリティが有耶無耶になっていたりします。
Kalafinaの曲は憂いを含んでいて良い感じですが、前半のストーリーとはミスマッチ感があります(苦笑)。
BGMの曲にも良いのが沢山あり、まがい物じゃない本物の管弦を使っています。

DVD/BDには未放映話が合計2話収録されていますけど、7巻にある番外編は最終回の後日談という形を取っていますけど、この作品の世界観を説明するものになっています。
舞台が地球だとすると今よりずっと未来で、大きな戦争を経験して大陸を始め陸地の形が大きく変わり、人口は激減、テクノロジーの多くは失われ、ノエルのいじっていた戦車はその大戦時代の遺物で、それよりも遥かに強力な兵器が戦いに使われていたようです。
その後も何度も戦争があり、人口は減り続け、環境破壊も深刻化し、次第に人の住める陸地が狭まっている、というなんとも絶望的な背景になっています。

暗い…救いようが無い…( ̄◆ ̄;)
その中でのユルユルほのぼの展開という前半はある意味アンチテーゼのようでもあり、絶望へ突き進む作品世界の人類に対する皮肉なのかもしれません。
そう考えると、この作品の持つ意味はちょっと変わってくるんですけど、果たしてどうなんでしょう?

2010年10月 4日 (月)

バカとテストと召喚獣 (5/5~10/3)

この作品初見のレビューで「旧作落ちまで観ない」って書いてましたけど、完走しちゃいました(苦笑)

1~3巻はリリース月ごとに、暫く間を開けて日曜日に4~6巻6話分を一気に観て完走したんですが、結局何がやりたいのか判らなかったんですけど…。
クラス間の対決の目的が話の途中で変化して、殆ど個人的理由でクラス全体を巻き込んで戦っている、という状態になってしまっています。
戦っている、といっても全くシリアスでなく、遊んでいるような感じなんですけどね…。

前半でF組面々が数回対戦した後は、主要キャラの日常的エピソードが何回か入り話数を消化して、終盤で上位2クラスと対戦しますが、この辺りは主人公吉井、ヒロイン姫路、坂本&霧島の個人的な理由が中心になっています。
周辺キャラの思惑も絡み、一応クラスの総力戦のようになっていますが、描かれないその他生徒の心中はどうなんでしょうね?(笑)

吉井を巡る女の子達はふたりしか居ないのでハーレム化って程じゃなかったかな?
それより脇役の坂本と霧島カップルの方が妙な存在感があって主役を喰っているような印象です。
出てくるキャラの全員が軽いんですが、B組代表の嫌みメガネが少々黒い程度で全然大したことないです。

ほんと全体的にお気楽な深み無しストーリーの作品ですけど、意外にも露骨なHシーンは無く、その辺りは良心的かもしれません。
それでもスカートの中を覗き込もうと必死なムッツリーニ君(全然ムッツリじゃないw)とか(笑)、ほんのりスケベなシーンは多々あります。

後で気が付いたんですけど、この作品の監督って大沼心さんなんですね。 で、脚本が高山カツヒコさんと…。 efのコンビなんですね !!(゚ロ゚屮)屮

なるほど、というか作画クオリティが場違いなほど良くて、妙に透明感がありメリハリのある絵柄だったり、テクスチュアを使った演出とか確かに大沼氏っぽいです。
高山氏は多芸な感じの脚本家なので、どんなタイプのものでもこなせるんだなぁ~と感心した次第です。

結局のところストーリーに決着は付かず、霧島も婚姻届を受理されなかったので(笑)、何も進展せずに終わっていますが、2期目が決定しているようなので、続きに期待ということでしょうか。

テンポが良く、画も綺麗なので、流し観するには良い作品ですけど、内容的には特に見るべきものは無いので、あまり良い点はあげられないけど、悪くは無い作品だと思います。

2010年10月 3日 (日)

セキレイ pure engagement ニコ動配信版 (7/11~10/3)

全13話観終わりました。

今期は原作から大きく離れて殆どオリジナル・ストーリーとなってしまいました。
原作はコミックで追いかけているので、やはりリアルタイムな比較は出来ないんですけど、見る限り一部のエピソードだけしか使われてないですね。

ストライク・ウィッチーズ2のところでも書きましたけど、動画配信はTV視聴に比べて観る時間帯の縛りが緩くて良いですね。
それでも1週間以内に観なければいけない、という点と画質に問題があるのでDVDやBDの代替にはならないですね、わたし的には。

さて内容は相変わらずセキレイ計画が進んでいますけど、九能ちゃん達の帝都脱出作戦以降のストーリーで、今期は皆人のセキレイが出揃い、鈿女と彼女の葦牙を巡るお話がメインになっています。
全体にコメディタッチで、明るいんですが、鈿女絡みのエピソードはそれなり影が落ちているので、ちょっと暗くなったり切なかったりです。
それが全体ストーリーのメリハリになっているんですけど。
原作に比べて懲罰部隊の出番が増えていて、コミカルな役どころが増えているのも大きいかも、なんかコメディ要員のようになっているし(笑)

ひとつを結構引っ張るせいか、13話の中でのエピソード数は余り多く無く、風花と焔が皆人のセキレイになるだけで半分近くの話数を費やしてしまっています。
東西南の葦牙が前面に登場し、セキレイ計画の第二ステージまでの展開となっていますが、原作と異なる設定の為、第三ステージに繋がること無く終わり、果たしてそのまま繋ぐことが出来るのか判らないような状態になっていますが、どうなるんでしょうね?
第三期をやる気満々で終わっているので、なんとかなるんでしょうけど。

作品の持つテーマ性って、今のところなんだかワカラナイんですけど、あまり考えても意味無いような…。
巨乳な女の子達の格闘ラブコメ萌えアニメって感じなので、お気楽に見れればいいや、みたいな作品です。

ニコ動で観ると視聴者コメントが流れるので、同じ場に居る共通体験、言ってみれば一体感のような感覚があるので面白いですね。
茶の間で弟や妹、友達と一緒に観ているような(笑)
そんな訳で、最初はコメントを消して観て、時間があればコメント付きで観返してました。

さて作品自体の仕上がり具合ですけど、なんだか作画品質が微妙な感じで、キャラの顔付きが不安定だったり、単純に間違えているようなカットがあったりして(最終話の月海の足とか)、もうひとつです。
DVDでは直っているかな?

OPは前作同様に元気の良い明るい曲で某大戦のよう、という声も。 私は観たこと無いので内容は良く判らないんですけど、OP同士の曲相は似ているかも?
EDは登場キャラが各話で異なる仕様になっています。
両方とも歌っているのは皆人のセキレイ達(除く焔)ですね(゚▽゚*)

先日DVD版のことに触れていますが、この作品でも引き続きDVDで追いかけて行こうと思っています。
内容は変わらないですけど(多分)、手元に置く楽しみ?も捨てがたいですから(笑)
完走してもこのブログに書くことがあるのか?ですけど。

2010年10月 1日 (金)

シャングリ・ラ (9/28~30)

結局寝込むことも無く元気に過ごしております。
今年度上半期の業績に一喜一憂しながら後半戦に突入して、うちの部署はやや落ち着きつつありますけど、秋の定期異動関連のフォローが発生してきているので、まだちょっとドタバタしています…。
明日も仕事だし(ノ_-。)

さてさて、作品の方ですけど、2クール24話もので、小説が原作となっていますが、世界観が昨今の環境問題や国の置かれた状況と絡んでいて興味深い設定になっています。

地球温暖化が進んだことによりCO²削減を迫られた国連は新たな議定書を強行採決し、各国の排出炭素量による経済体制へと大胆な変化を遂げている世界。
第二次関東大震災で壊滅的被害を受けた東京は、それでもなお炭素排出量削減と平均気温低下の為、都市を放棄し森林に戻すという決断をします。
そしてアトラス計画を発動し、新たな巨大建造物に都市を築き、そこへ都民を移住させるとうたいますが、人々はランク分けされ、森に呑まれて行くかつての東京で、貧しさ、爆弾雨と呼ばれる異常気象や、熱帯雨林特有の疫病と戦いながらアトラスへの移住を心待ちにしている人々の中にはアトラス計画に疑問を持ち立ち上がる反政府組織「メタル・エイジ」に属する人々も居ました。

ストーリーは主人公の國子が少年院?を出所し「ドゥオモ」と呼ばれる東京だった森の中にある数少ない地上の居住地区に戻るところから始まります。

出だしを観ていると、環境問題を立てに取り人々を抑圧する為政者と、それに反抗して自分達の居場所を勝ち取ろうとする人々の物語、のように思えるのですけど、何やら意外な方向へ舵を切ってしまい、次第に怪しげな展開になって行くのがこの作品の怖い?ところです。

登場キャラも個性的で、國子サイドにはオカマなお姉さん(笑)で美形かつ鞭使いのモモコさんと、容姿がちょっと残念なミーコさん、メタル・エイジを仕切っている渋いオヤジ武彦と國子の養母で総裁の凪子さん、アトラスの首脳で超サディスティックな涼子さんと取り巻きイケメン4人組、アトラスの地下で怪しげな女官たちに囲まれて暮らしている幼女美邦(みくに)、美邦の側近で殆ど不死身な小夜子さん、ある意味第三の勢力で炭素経済社会で殆どやりたい放題に稼ぎまくっているちょっとロリ入ってる香凛(かりん)と仲間達、アトラスの軍人で如何にも國子側に寝返りそうな(笑)国仁君と、メインどころがざっとこれだけ居ます。
さらに中立地帯として異様な繁栄を保っているアキバのオタク爺達とかある種違ったインパクトのある人も揃っています…。

ストーリーの展開はミーコがアトラス移住権を貰える「アトラスくじ」に当って移住したところから転がり始め、彼女(彼?)が美邦の女官(ぉぃ)となるところから始まります。
國子は再度少年院送りになり、所長に収まった涼子の画策で散々な仕打ちを受けた揚句死刑になりそうだったところを他の収容者に助けられ脱出に成功しますが、彼女達は涼子に虐殺された揚句遺体を放置され、救出に戻った國子がそれを目の当たりにしたことでメタル・エイジ総裁を凪子から引き継ぎ、アトラス公社と戦うことを決意します。
国仁は煙を出したドゥオモに出動した部隊の一員として國子と出会いますが、以後ことあるごとに遭遇することになり、次第に國子と関わって行くことになります。

アトラスには幾多の秘密があり、最高経営責任者は水蛭子(ひるこ)と呼ばれる、いっけん少女のような姿をしている殆どモノノケのような存在で、巫女となる少女に憑依し、アトラスの運営や後継者の託宣をします。
しかも巫女は数カ月しか生き長らえることが出来ず、数え切れない程の犠牲者を出しているという…(汗) その中にはキャラ達の身内も含まれていたりします。
創設者は誰なのか、後継者とは、アトラスランクの示すもの等など、ストーリーが進むに連れて次第に明らかになって行きます。

経済炭素によって決定づけられる国家間の地位関係もストーリーにちょっとだけ絡んで来ますが、香凛と彼女のシステムが終盤で暴走するまでは少々本筋と距離を置いています。
メインはアトラス後継者を巡る涼子と國子達の争いのような感じで、実際には後継者の資格を持っているのは誰なのか終盤まで明らかにならず、國子側から見れば諸々の許せないことに対してアトラスの涼子と戦っているような図式になっています。

アトラスの実権を涼子が握ってからは、それまでバラバラだった他の勢力が國子の周りに意図せずも集まって来ることになり、完全に2極対決の様相になります。
果たしてどのような決着になったのかは作品を観てご確認いただきたいのですけど、大方は予想通りの結果に落ち着くんじゃないかと…。

ストーリーに織り込まれたエピソードの数々はそれぞれ面白かったり、切なかったり、興味深いものがありますが、全体の構成というか、当初のイメージからは懸け離れた展開になるのがどうもわたし的はしっくり来なくて、

「どうしてこうなった?」

という印象が残りました。
水蛭子を巡る部分とエキセントリック過ぎる涼子の醸し出す雰囲気が完全にオカルト・チックになってしまって、経済問題とか環境問題なんかもう何処へ行ってしまったのかしら?って感じです。
ひっくり返すとオカルト主義の為政者と戦う國子達の味付けに経済と環境のエッセンスを混ぜたような?殆ど添え物に近いかもしれません。
と、思うほど影が薄いです。

ストーリーの伏線とかそれなり良く出来ていて、そこそこ上手く繋がっているとは思うんですけど、なんか違和感を感じるんですよ。
幾つかの良いエピソードがあってもそれを受けて更に高めるように繋がっていなくて、個々の出来ごとで終わってしまってたりして、ちょっとブツ切り感が残ります。
なまじホロっと来るようなエピソードがあったりするだけに余計残念だったりします。

全体の構成はシリアスとコミカルな部分が適度に混ぜあわされてバランスを取っています。
極端ではないものの、意外な展開を見せるのでテンポ良く次回を楽しみに出来るんじゃないかと思いますが、それはストーリー冒頭のイメージに囚われないで観た場合に限られるかもしれません。
そこから抜けられないと次第に乖離して行くストーリーに付いて行けなくなるかもしれません。

コメディパートに妙な伏線があったりするので、そういうのを拾って観るという楽しみ方も無きにしも非ずですけど。

この作品、音楽が良くてO.S.T.を買ってしまいましたが、EDのフルバージョンがシングルカットされていないというのは少々不親切かも。 DVD/BDの初回限定のみの添付よりは良心的だけど(苦笑)

ところで、この作品で最も謎な伏線が解き明かされずに終わったのが一番残念です。

「オカマの銀」って何よ? 

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