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2010年9月の記事

2010年9月28日 (火)

ストライクウィッチーズ2 ニコ動配信版 (7/17~9/27)

結局まだ寝てません(ぉぃ)。
なんか暑苦しくて寝付けなくて…、室温じゃ無くてどう考えても体が熱いです。
風邪ひいたかな?!

これがニコ動配信で全話完走した初めての作品になりました。
当初は5作品を観ていたんですけど、最終的にセキレイとこれだけ追いかけてまして、他は挫折しました(苦笑)。
TV放映に比べて時間的余裕があるとはいえ、やっぱり自分で完全に時間を選べる訳じゃないので厳しいですね。
画質悪いのにお金払って観るのも嫌だし。
でもプレミアム会員になっちゃった…。 少し良くなりますね画質。

さてこの前の週末で全12話が終わりましたけど、うん大団円ですね?。
ただストーリー的には物凄く取りこぼしがあるような気がするんですけど…(汗)
3期目ありの伏線とも取れない訳じゃないですけど、日本代表の二人があの状態じゃどうなるんだろう?

前作と変わってロマーニャ(まあイタリアだねw)での戦いとなりましたが、アドリア海云々は結局ストーリーに何の反映も無く、ただルッキーニひとりが折々に喜んでいるだけのような(笑)
主人公の筈の宮藤の影がとっても薄く、回によっては給食当番で終わりみたいな状態で、「いいのかぃこの子」と思っていたんですけど、最終回でやっつけ仕事(文字通り?)で主人公らしさを見せられて良かったね(゚-゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン
最後の美味しいところを日本人コンビが持って行きました~!って感じでしたが、途中のエピソードではその他の子達が頑張っていたので、まあそれも良いでしょう。

全体のストーリーの流れと言うか、構成は正直良く判らないんですけど(ぉぃ)、まあそれなりにネウロイと戦っています。 という振りをして、女子校ノリでみんなして騒いでいるだけみたいな?
あまり難しく考えて観たら負け的な印象は前作と同様ですけど、希薄になっている前作との比較で、今期はより「狙っている度」が高いように思えます。
なんかキャラのいじり様とか、アングルとか、もう「好きなだけ萌えて下さい」と煽ってるのが見え見えで、ここまで来るともう笑ってるしかないですよね?(苦笑)
徹底して微エロと萌え動作を詰め込んでお届けしましたぁぁぁ!みたいな…。
正直前作を観た時は「頭おかしいんじゃない?」と思ったんですけど(ぉぃ)、なんか普通に見ているわたしに気付いて愕然としているような状況です(笑)

オタク脳の進行が顕著になって来ましたか?(謎)

多分わたしの望む地平とは異なる世界に位置する作品なんですけど、たまには寄り道して見てもいいかぁ?というスタンスでしょうか。
観ていて気が重くなるなるような要素の微塵も無いのが幸いして、息抜きには丁度良いかな。

とにかくストーリーの構成はあまり良いは言えず、伏線らしきものは多々あったけれど殆ど回収されず、というかもしかしたら伏線に見せかけた単なる捨てエピソードだったのかもしれないけど、まあそんな感じで結構グダグダでブツ切りな展開に耐えられて、なお且つ狙い過ぎな演出を笑って流せるか耐えられるなら、そこそこ観れる作品だと思います(笑)
まったくもってキャラ重視の作品とも言えるので、「**ちゃん萌え~」と楽しむタイプの方には申し分ないかと…(残念ながらわたしは違うけど)。

画的には結構安定していて、ウネウネ動いたり、妙にリアルな軍艦のCGなんかも見れますので、そういうポイントが好きな人にも良いかもしれません。

ただただあっけらかんと、ひたすら明るく、何も考えず、ウィッチ達が駆ける澄み渡った碧空は確かにアドリア海の空だったのかもしれませんね。

2010年9月27日 (月)

セキレイ pure engagement DVD版 (9/27~)

ニコ動で配信されているこの作品も、この週末にうpされる13話でおしまいです。
それに先だってDVDがリリースされたので観てみました。
本編の内容は変わる訳じゃないので(多分)、違いとかにちょとだけ触れておきます。

1巻目からいきなりオマケが入っていまして、第零話として「鶺鴒診断」と「鶺鴒余暇」の2本が収録されています。
どちらも原作の短編で、コミカルな内容です。
しかもエロぃ(笑)

前者は年に一度のセキレイ健康診断にやって来た出雲荘のセキレイ達が胸のサイズを競ったり、懲罰部隊のセキレイ達としょうもない争いをして、会場を破壊してしまうというドタバタ・ギャグです。
後者はM・B・Iの保養所にやって来た同じくセキレイの面々がお風呂場で繰り広げる乱痴気騒ぎという、これまたエロぃ構図満載のストーリーです(苦笑)
そんでもってまたしても懲罰部隊とグダグダな争いになって爆発オチというお約束になっていますが、どちらも最後に焔が現れて落としているのが笑いどころでしょうか?
そして珍しい大家さんの入浴シーンがご覧になれます

本編は1話目のみの収録で、ニコ動配信のものと比べてみたんですけど、殆ど変化はありません。
もちろんDVDの方が高画質です。
さて、唯一の相違点ですけど、男性視聴者皆様(一部女性の皆様も?)お待ちかねの

湯気が少ないバージョンでした(謎笑)

さすがに下の方はアレですけど、上の方は丸見えですね…(汗)
健康診断とかお風呂での異様な張りかたを見ると、「ありえねぇぇぇぇぇ!(爆)」と思うんですけど、実物を目にする機会があったらチョット触ってみたいかも(ぉぃ)

なんか熱あるかも、わたし…( ̄Д ̄;;

そういえば、今日は一日中なんとなく頭クラクラしてるんですよね~。
もう寝るかぁ~(*´Д`*)

2010年9月26日 (日)

アベノ橋魔法☆商店街 (9/26)

この週末も土曜日は会社に居たりして…。
何やってるんでしょうね、わたし。 って、仕事なんですけどね(鬱)

ちょっと明るい方向へ転換したくてこの作品を選んでみました。
しばらく前に勢いで入手してしまったんですけど、その後埃を被っていたものです。
予備知識無しで観始めたんですけど、なんとも形容のし辛い作品です。

基本的にはドタバタギャグなんですけど、ちょろっとテーマ性もあるような無いような…。

都市再開発真っ最中のアベノ橋商店街に住む主人公のサッシとその幼馴染あるみ(二人でアルミサッシかぃ!w)。
サッシの家は亀の湯という銭湯だったけど取り壊されて今はマンション暮らし、あるみの家はフレンチ食堂という感じの「ペリカン」。
しかしあるみの祖父雅じいは立退きに反対しているものの、父は北海道のホテルのシェフとして一家で引っ越すことを考えているという話を聞いたサッシは大ショック!。
ある日「ペリカン」のシンボルだったペリカンの置物が事故で壊れてしまいます。
それは商店街を護る四獣神の最後の一つだったのですが、そこからサッシとあるみは別世界のアベノ商店街を彷徨うことになるのでした…。

って感じのお話なんですが、1クール13話のうち殆どが小ネタとギャグの固まりで、ストーリーの進行自体はその合間にちょびっとあるような感じです。
毎回違う世界の商店街に飛ばされ、ドタバタを続けるんですが、それを続ける意味、現実世界に戻ると待ちうけている悲劇とそれなりに中身はあります。

登場人物は二人の他に双方の家族、そして謎の男かつストーリーのキーを持っているユータス、色モノ全開で巨乳キャラの胸胸ムネムネと商店街の人々が数人というシンプルなものです。
ユータスを探し続けるムネムネの関係とサッシとあるみの繋がりがストーリーの核になっています。

タイトルに「魔法」と入っていますけど、あまり魔法的ではなく(笑)、前面に出てくるのは陰陽道で、これも魔法と言えばそうかもしれないですが、話の中では科学なのだそうです。

二人が次元の異なる商店街を飛び回ることになるのは陰陽道のなせる技で、それはサッシの意識に影響されて次元が形成されているとか、そもそも商店街の造成の発端も陰陽道に基づいてユータスの正体によって行われたものである、とか…。

ただ少々おどろおどろしい雰囲気のある陰陽道ですが、この作品ではそんな感じでは無く、かなりあっけらかんとしています。 というかいい加減?(^-^;

主人公とヒロインは小学生ですが、あるみの方が当然というか大人びていて、サッシのボケに対してのツッコミ役になっています。 というか本当に漫才のボケと突っ込みのようなシーンの連続で、可笑し過ぎる(笑)
かなりベタなギャグが多いですけど、ちょっとエッチぃことを除けばまあ大丈夫かな…。
それに他のアニメや映画、ドラマの小ネタが放り込まれていて、これがまたかなり際どかったりします。
ほとんどそのまんまのシーンやセリフがバンバン出て来て、権利関係が大丈夫なのかと心配になります(汗)。
自社制作の作品は問題無いので?、存分に登場してますが(笑)、次回予告が殆どエヴァそのまんまになったり、オネアミスの翼のセリフが出てきたりと、ガイナックス・ファンはその辺りが面白いかも? わたしはとても全部把握出来ないですけど、多分。
その辺を含めてこれらのネタがこの作品の最大の売りかもしれませんけど…。
そういえば次回予告は一回たりとも予告になったことはありません(笑)

なんとなく希薄なストーリーですが、終盤は自分達の商店街に戻り、厳しい現実に対峙する覚悟を巡る葛藤が描かれ、あるみと別れたくないというサッシの想いと、あるみに突き付けられる厳しい事実との狭間でサッシが揺さぶられる中で彼の成長も描いていたりします。
ラストはある意味衝撃的ですが、いいんでしょうかこれで…と考えたりもしない訳ではないです。

作品の背景を調べる過程で「聖地巡礼」に出掛けた人のサイトを見つけたんですけど、「ペリカン」のモデルになったお店が存在し、どうみても作品中の店そのまんまにしか見えないのだそうで、エスカルゴの値段まで同じだったとか…。
現実界のお店も再開発地域にあるようなので、今も存在するのか不明ですけど、なんか不思議な感じもします。

そういえば神霊狩は博多弁?でキャラが喋っていたし、今回は関西弁というか大阪弁の作品でした。
ちょっと意味の解らない単語もあったりしますが、こういうのもいいかな。

この作品「ノエイン」のように毎回作画のテイストが変わってしまって、キャラの顔立ちだけでなく、背景とか全体の雰囲気がガラリと変化するので、その辺り好き嫌いが出るかもしれません。
クオリティ自体は悪くないと思いますけど、元々緻密な描き込みとか求めるような性質の作品じゃないでしょうから、気にしても仕方ないかな?(いいのか??)

2010年9月24日 (金)

スターシップ・オペレーターズ (9/23~24)

このところ残業の日々ですけど、忙しい時ほど何故かアニメを観たくなるという矛盾(苦笑)
少々重めな作品が続いたので、気分を変えてSFに振ってみました。

この作品、以前前半だけ観て放置していたものですけど(またかw)、1クールものということでサクッといってみました。

惑星国家が乱立する未来、「キビ(吉備?)」という国の新造宇宙戦艦アマテラスの試験航海には多くの訓練生(士官候補生?)が乗艦していました。
本国に帰還寸前に「ヘンリエッタ星域惑星国家同盟(長っ!)」が宣戦布告、僚艦のマイズルを撃沈されヘタレ政府が速攻で降伏、アマテラスにも武装解除が言い渡されたところからストーリーが始まります。
艦を仕切っていた本職の軍人達が離艦したところで、訓練生たちが選んだ道は自分たちでヘンリエッタ星域惑星国家(略)に盾突いて戦う!という選択肢でした。
そこでスポンサーとして「銀河ネットワーク」というTV局をスポンサーにして運営費を調達し、見返りにアマテラスの戦いをスターシップ・チャンネルとして独占放映させるという契約を結びます。
そして訓練生の伯父でキビの元首相を迎え入れ、亡命政府を名乗り、次々に現れるヘンリエッタ星域惑星(略)の戦艦を打ち破り、祖国に平和を取り戻すために戦い続けるのでした…。

という感じのお話です。
1クール13話とコンパクトな作品なので、あまり緻密なストーリーを期待するだけ野暮ですけど、意外に楽しめました。
TV局を巻き込むことで乗員の女の子達をアイドル化して売り出しそうとしたり、序盤は一体何やっているんだか訳解らない状態ですが、ド素人だけでヘンリエッタ(略)の戦艦を倒して行くことはそれなりにリスクはある訳で、序盤の浮ついた空気は早々に打ちのめされることになります。
戦いをしていると当然犠牲者も発生する訳で、この作品では容赦無くそれが描かれています。
観ているとフラグだらけですけど、元々多く無い乗員が序盤から斃れていきます。
補充が無いのにこんなに減ってしまって、艦の運営に支障が出ないのか不思議なくらい。
さらに政治的駆け引きの材料にされ、終盤に向かって背後から締め上げられ、前面にはヘンリエッタ(略)の大艦隊、そしてその上に…。
という観ていて胃が痛くなりそうな厳しい状況が続きますが、それをどう打開していくのか?というのがこの作品の観どころな訳です。

作品のプロットは前述の要素など、結構興味深く面白いと思いますが、尺の短さと練り込み不足で説明不足だったり、そっけなかったりと少々生かし切れていない部分もあるかと思います。

最近のSF作品だと艦隊戦になると数千~数万隻なんて途方も無い数で戦うのが当たり前のようになっていますけど、この作品では1対1から始まってヘンリエッタ側も頑張って5隻という程度、最後に大艦隊が出て来てやっと2ケタという慎ましさです(笑)
この辺りの設定が妙にリアルで、非常に高価な戦艦は1隻持つのが精一杯で、それが負けたらもう降伏しかない、という国が当たり前になっている世界観のようです。
また砲撃シーンに音が無いから(宇宙空間なので)TV局側で効果音を入れるとか(笑)、艦内の重力区画の描写とかそこそこSF的考証にも凝っていたりします。

マスコミのネタにされ、あまつさえそれで危機的状況に陥れられそうなるなど、皮肉っぽい描写もあります。
全宇宙同時告白なんてネタもあります…(汗)

戦い続ける中で訓練生それぞれの葛藤や成長を描き、自分達の力で平和を勝ち取ろう!的なところがテーマだと思いますが、わたし的にはチョット弱いかな、と思います。
一応主人公兼ヒロイン的なシノンを中心にした群像劇でもある訳ですが、キャラの強さがもう一つで、観る者に訴えかけるような求心力のあるキャラ立てが今ひとつのように感じます。
またヘンリエッタ(略)サイド、後半には地球連合サイドとの政治的やり取りもあるのですけど、この辺りもなんか薄っぺらい感じで、ラノベ原作の限界なのか、アニメ化に際して敢えて間引きしているのか判りませんけど、何か物足りないです。
ただ夕方に放映していた作品のようなので、視聴対象を考えるとそれも仕方ないのかもしれません。

ストーリーのテンポは結構駆け足で、「それでいいのかぃ?!」と思えるほど即断即決で済ませたり、艦隊戦も殆ど一撃で相手を沈めてしまう展開で、テンポ良くというよりかなり端折り気味です。
この辺り好みが分かれるかも?

全体的な印象をまとめると、予想してたより面白かったです。
ただもっと内容を濃くしてくれたら、より良かったのに…、という点が残念です。

戦艦はCGですが背景が宇宙空間なので違和感は無く、キャラデザインも好みはあるでしょうけど、デッサンの狂いも殆ど見られず、安定しているんじゃないかと思います。

OP/EDともにKOTOKOさんの曲(OP歌っているのは川田まみさん)ですけど、OPはかなりお気に入りの曲です。
作品のメインテーマだと思いますが、歌詞も内容を表していて、力強さが感じられます。
EDは一転してバラードでシットリとした曲で、少々切なさを漂わせています。

さて、次は何を観ましょうか…。

2010年9月23日 (木)

神霊狩 (9/20~23)

秋の嵐の前の静けさ(謎)という今日この頃。
多々ある未視聴作品の中から気分で選んで観ている訳ですが、季節柄?奇異世界を描いた作品に魅かれているようです。

さて、この作品ですが士郎正宗/Production I.G制作ということで、ちょっとハードなモノを期待していたのですけど、ハードというより困惑する構成で、少々不気味さすらあったりします。
作品タイトルのイメージからは「ものの怪と戦う子供たち」のような印象を受けますけど(わたしだけ?)、実際は脳科学とか精神科学が前面に出て来て、非常に取っ付き難い印象を醸し出しています。
ストーリーの軸になる部分を抜き出すと、主人公の少年達が自らの過去にある謎を解き明かし、わだかまりを消し去ることで、前に向かって行こうとする、という結構シンプルなものだったりします。
それがどうしてこうも小難しく捻じくれた作りになってしまうのか…。

観始めの辺りでなんとなく「lain」に似てるなぁ~、と思っていたら監督が同じ人でした(笑)
どうもこの人は無意味とは言わないけど、やたらストーリーを難解にしてしまう癖があるようです。

主人公の中学生、太郎は幼少の時に姉と一緒に誘拐され、その時姉は亡くなってしまいます。
それがきっかけでPTSDを患い、体外離脱を体験するようになります。
ある日、東京から匡幸(まさゆき)が転校して来ます。 彼はウザいほど太郎や地元の拝み屋の子、信(まこと)に絡んで来ますが、何故かそのうちに3人は友達同士になって行きます。
彼らは太郎以外にもトラウマを持っていて、匡幸は東京の中学でクラスメイトが自分をイジメの加害者だと名指しし校舎の屋上から飛び降り自殺し、信は父親が太郎達の誘拐事件に関与していたのではないかと疑いを持たれたまま自殺し、母親も家を出てしまい自分が見捨てられたように思い続けていました。

やがて太郎以外の二人も体外離脱を経験し、彼らはそれを「魂抜け(たまぬけ)」と呼ぶようになります。 最初は2等身のファニーな霊体だったものが次第に等身大のリアルな姿になり、太郎や信は獣の姿に変異することも可能になり、幽世(かくりよ)の世界や現世で魂抜けした姿で自在に動き回るようになります。

亀岩神社の娘、都は小学生で巫女も務めていますが、ここで巫女萌え~とか言っていてはイケマセン(笑) 彼女はこのストーリーでの重要なキーパーソンになっています。
彼女は太郎達とは対照的に神霊が自らに憑依するという能力を持っていて、魂抜けしている太郎達を現世で見ることが出来ます。
 一応ヒロインっぽいですけど、この作品ではその立ち位置は設定されていないかも。

東京から太郎のカウンセリングの為にやって来る平田、都の父で神主の孝仁、匡幸の父が勤める大日本バイオの研究員で脳外科医の麗華、そしてライターを装って何か探っている謎の男鈴木、と彼ら大人が子供たちをサポートして、誘拐事件の謎から始まる一連の事件や子供たちのわだかまりを解き明かし、解消して行きます。

ストーリーは同時進行的に3人の男の子それぞれのこと、そして終盤には都を巡る拝み屋とそれを利用して暗躍する謎の組織との対決がメインとなっていますが、バックボーンとして舞台となる水天町のこと、大人達諸々の事情(時に色情?)が絡みあって時にカオスとなっています。

ただ余計な演出技巧を取り去って眺めると案外シンプルな筋立てで、どうしてここまで難解にしなければ描けないのか不可解とも思えるのですけど、それゆえこの作品の価値があるとも言えるのかも?
細田監督が作ったら「涙爽やか少年期の感動ストーリー」みたいになってしまいそうですけど(笑)

とにかく基本的には少年達の成長記に事件の謎解きを絡めていて、魂抜けや幽世云々はそのヒントやエッセンスとして効いているように思います。
本質的には精神世界的チート技を使わずに彼らの行動で問題を解決していっていますから。
周りにいる大人たちも最初は胡散臭かったり、いやらしさを滲ませているものの、次第に少年達の影響か?変化してゆき、時に気恥ずかしいくらい善人になっていたりします。
もちろん彼らと対峙する立場の人達は別ですけど、あまり前面には出て来ないので一人を除いて殆ど空気のような存在でありながら、やっていることは大層な悪事という感じです。

毎回のサブタイトルが示すように、作品の空気は訳解らず、そして暗いのですけど、終盤に近付くにつれ、3人のわだかまりが無くなって行く辺りから徐々に明るさを醸し出して行き、ラストは唖然とするほどあっけらかんとした〆かたで終わります。
そう大団円と言っても良いほど。
そうかこれを観るためにわたしはこの陰鬱なトンネルを歩いて来たのか…、と思えるほどでした(苦笑)

演出技法は「lain」と似たところが随所にあって、BGMが殆ど存在せず、異様な音が折り重なって来るとか一種独特な効果を使っています。 音が表すイメージと言うか、シーンを反映させる音なのか、決して耳障りの良くないそれらの醸し出す不安感とか不快感がどう表現して良いのやら…。 正直かなり観る人を選んでしまうのではないかと思います。
またキャラデザインのもっさり具合と反して背景が描き込まれていたり、乗り物や建物が最近の作品では珍しく?CG処理されていないとか、妙なバランス感覚を感じます。

士郎氏の他の作品と世界観が一部繋がっているようで、大日本バイオの中にタチコマもどきの警備ロボットが居たり、「九州が独立して云々」というセリフがあったりとチョット攻殻テイストの断片が見受けられます。

BGMは無いけれど、OP/EDは個人的に結構お気に入りです。
OPでは少しパンチのある女性ボーカルで舞台設定の紹介的OPアニメと共に流れます。
EDは打って変ってシットリとした女声バラードで、こちらはシンプルな止め画と共に流れますが、画の中にネタばれが隠されているかも?

何やらタイトルに騙されて、思っていたのとは違う話を見せられてしまったような感じですけど(苦笑)、妙に後味が爽やかな意外作でした。

2010年9月20日 (月)

魍魎の匣 (9/20)

せっかくの連休だって言うのに、土曜日は出勤だったし、昨日今日も殆ど出掛けっ放しでノンビリする暇もありませんでした。
それでも1週間まるまる書き込みを開けてしまっているので、何かネタをということで根性入れて1クール作品を一気観です(笑)

この作品は毎月のリリースに合わせてDVDの2巻目まで観ていたんですけど、難解そうなので途中放置していたものです。
ちょっと小難しい作品を観たい気分だったので引っぱり出してみました。

ミステリーもの、ってあまりアニメでは観る機会が無いですが、たまには良いかも?
今回も当然のことながら原作は知りません。

ストーリーの出だしは頼子と加菜子のちょっと百合っぽいエピソードから始まりますが、二人で家出をし、夜の駅で電車を待っているうち、加菜子がホームから落ちて電車に轢かれ瀕死の重傷を負うところから話が転がり始めます。
たまたま事故の電車に乗り合わせた刑事の木場、駅に駆け付けた加菜子の姉陽子と加菜子の保護者を名乗る雨宮、弁護士の増岡、そして頼子が加菜子と一緒に家出する原因となった頼子の母達。
加菜子が最初に搬送された病院では応急手当しか出来ず、陽子のつてで転院した怪しげな施設には医師美馬坂と助手須崎らが居て、彼女の治療を引き受けますが、話は思わぬ方向へ展開して行きます。

さらに木場との絡みから私立探偵の榎木津、彼の母校の先輩にあたる小説家関口、京極堂と呼ばれる色々と有るっぽい中禅寺、そして謎の手袋の男などキーパーソン達が加わり、13話の中で一連の事件の謎を解きあかして行きます。

各話アバン・パートで劇中の小説家達の作品の一節が挿入されますが、それもストーリーの重要なピースになっていて、謎解きのカギになっています。
劇中の時系列も一部前後し、やや解り辛くなっている部分もありますが、それ程難解にはなっていないと思います。

劇中では複数の事件が発生しますけど、それらが全て繋がっているだろうことは想像がつくものの、それがどのように?というのがこの作品の肝になっている訳ですが、これが意外というか、ある程度予測が付くピースもあるものの、想像を越えたネタも幾つかありました。
新興宗教にハマる頼子の母のエピソードから、バラバラ殺人事件、加菜子誘拐事件、そしてラストの謎解きと丹念に糸を紡ぎ合わせて仕立てられているストーリーは中々楽しめました。
ただ前半の展開が比較的スローなので、そこを乗り越えられないとちょと辛いかも。
私も眠くなってウトウトしたし…(苦笑)

ストーリーの特性上?ここでアレコレ書くとマズイと思うので、あまり内容に触れるのは止めておきますけど、全体の雰囲気はやや重めで、空気感も暗く笑えるところも殆ど無いという仕上がりです。
絵柄もCLAMPが絡んでいる割にはキャラデザもリアル指向で、背景の抑えた色使いや影の多い描写も相まって、ストーリー共々陰鬱な情景を演出しています。

ストーリーそのものは決して明るくは無いし、結末もバッドエンドっぽいですけど、劇中の当人にとってはどうなのよ?って感じで、観方によってはハッピーエンドなのかも??と考えられます。
ストーリー構成の巧みさとあまり奇を衒っていない演出(物語自体は奇異だけど)は良い感じでした。

2010年9月14日 (火)

化物語 (9/13~14)

今週は個人的に結構重要なイベントがあったりしますけど、なんか逃避モードに入ってしまって、アニメ観てます(苦笑)

で、昨夜から一気に全15話を通して観ました。
初見は昨年の10月まで遡ります。
一応毎月のリリースに合わせて観ていたんですが、「なでこスネイク」を観終わったところで中断してました。
ネット配信になったラスト3話分のDVDがなかなか揃いませんでしたので…。
そんな訳で印象が薄くなっている部分も多々ありますので既視分を含めて観直した次第です。
この作品でも、わたしのスタンダードとして、原作を知りません( ̄▽ ̄)

巷では賛否両論飛び交っているようですけど、作品全体の印象としては、「物凄い作品って程じゃないかなぁ~」という感じです。
ストーリー・プロットはそれ程突飛でも無く、流れもある程度予想が付いてしまうような筋立てです。
なのでストーリーの軸だけをひん剥いて取り出してしまうと、全然大したことない作品になってしまいます。

と、思うでしょ?
この作品の恐ろしいところはストーリーの流れの中で区切られたエピソードそれぞれ、さらに細かく分かれたシーンごとの見せ方や切り返しが計算されていて、感覚的に圧倒して来るような演出がされていることです。
新房監督Xシャフトお得意の演出手法が多用されインパクトのある仕上がりになっていますが、この後の作品あたりからスタイルが変わって来ているので、この作品で見納めになってしまうかも?
実写を取り込んだり、紙芝居的な止め画や文字だけの画面、さらに細かなカット割りで畳み掛けるように迫って来るような演出、象徴的な陰影が散りばめられたシーン、お馴染みの舞台セットのような空間と、これまでの新房流カタログのようになっています。
もしかしてこれまでのスタイルとこの作品で決別する意思表明だったんだろうか?なんて勘ぐってみたり??

原作の一部しか作品化されていないようなので、説明不足の部分もありますが(各話冒頭で文字による説明もあるけど…)、あまり面倒な伏線なんかは見受けられないので、観ていてそれ程困ることは無いです。
都合5つのエピソードに分かれ、それぞれひとりの女の子にスポットが当てられてストーリーが進行して行きますが、結局みんな主人公の暦に好意を寄せているので、ちょっとハーレム展開っぽい雰囲気があります。
ただ最初のエピソードで「ひたぎ」に捕まってしまい(笑)、恋愛云々という関係には暦サイドでシャットアウトしているので、ベタベタした感じはありません。
それが最終エピソードのキーにもなっていたりするんですけどね…。

この作品に登場する女の子は暦の妹達を除き、全て「怪異」と呼ばれている某かのモノノケに憑かれていて、それを暦が何とかするというのがパターンになっています。
実際には「メメ」の力を借りていることが殆どではありますけど。

彼女達が憑かれた切っ掛けは様々ですが、それぞれシリアスな要因に因っています。
腹立たしいモノ、理不尽なモノ、切ないモノと背景は様々ですが、変にお涙頂戴的にせず、意外とアッサリした様でいて、時に鋭く胸に突き刺さるような演出になっています。
この辺りがとても上手く感心するやら鳥肌が立つやら…。
かと思えば暦と女の子達との掛け合い漫才のようなシーンも多数あり、というか暦の中の人(神谷浩史氏)の演技が…(笑) これでかなり砕けた印象も受けますが、まあバランスを取っているのかな?とも思えます。
あと結構エッチぃシーンも多いですね(苦笑) ちょっとロリ入ってて危ない雰囲気になるところもありますけど、大丈夫なんでしょうか?

あまり作品のストーリーには触れないで置きたいので具体的なことは書かないでおこうと思いますけど、5つのエピソードの中では最初の「ひたぎクラブ」と最後の「つばさキャット」が好きかなぁ。
「つばさ」は5話分を費やしている長めのエピソードですけど、途中暦とひたぎがデートをする話があり、それがすごく良いです。 デートの仕方としては最悪に近い方法なんですけどね(笑)
翼が暦をどう思っているのか?はもう観てればかなり早い段階でバレバレなんですけど、それがこう繋がりますか~、というのも予測は出来ます(ぉぃ)。 ただ展開と見せ方が予想を越えて魅せてくれたので、そこが良かったかな~。

OP/EDが各エピソードごとに変わったり(しかもOPは曲ごと)というのは最近では珍しくないですけど、ここまで凝っているのは凄いかもしれません。
ちょっとキャラソンっぽいのもありますけど、EDテーマと「ひたぎ」と「つばさ」のOPテーマは凄く好きです。
EDテーマは結局「つばさ」のことを歌っていたんですね…。 せつねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!

画的にはチョット微妙な感じの時があるんですが、顔付きが違って見えるとか…。
ギャグシーンとかのは除いてですよ、もちろん。
意図してやっているのか、残念!だったのか今ひとつ区別がつかないんですけど。
演出手法の関係で新房Xシャフト作品の場合、単純にどうこう言えないのが良いのか悪いのか…。
わたし的には好きなんですが、実景やテクスチャーなんかを取り込んだり、文字の羅列を見せられるのが苦手な人には、かなり辛い作りかもしれません。
良くも悪くも特徴的ですから。

続編(前日談?)が制作される様ですから、来年のお楽しみにしたいと思います。

2010年9月13日 (月)

東のエデン The King of Eden & Paradise Lost (9/12)

アニメ三昧の週末、日曜日は定期リリースの消化以外ではこの劇場作品2本を観てみました。
結局TV版の殆どを観直す羽目になり、昨日はここに記事を書く時間が無くなりました(苦笑)
前日に2クール物を1日で観るという暴挙をしているのに、相変わらず無茶してます…。

この作品はTV版の続きで「滝沢のその後とゲームの結末」を描いています。
TVのラストでは60発のミサイルを撃ち落として、迂闊な月曜日の再現を防ぎましたが、またしても自らの記憶を消したかのような描写で終わっていました。

劇場版では、その滝沢が姿を消して暫く経ってからのストーリーで、滝沢を探すために咲がニューヨークに出掛けたところから始まります。
またしても初っ端からトラブルに巻き込まれる咲ですが、滝沢と再会を果たし、記憶を無くした彼とこれまでのゲームの真相を探す旅に出ます。 というのは大げさ? もちろん東京に戻ってくる二人ですが、そこで待ちうけていたものは??
最初に二人が出会ったのはワシントンD.C.だった訳ですが、ニューヨークという符号には滝沢の過去が絡んでいます。

劇場版2本を観た後で、TV版を2/3位観直したんですけど、気付かなかった伏線とかも発見し、巧みに紡がれた作品世界を再認識しました。
よくここまで緻密にストーリーを組上げられるものだと、感心するというか唖然とするというか…。

日本の王様になりたい、という依頼が受理されて、彼が記憶を失っている間にも事態は進行していた訳で、ジュイスは飯沼朗という名前を与え、彼を急死した飯沼首相の後釜として二世議員飯沼朗を登場させ、彼を首相に就かせることで「王様になる」という依頼を遂行しようとしていることが判明します。
その過程での滝沢の母親探し、そして方便に過ぎなかった飯沼首相の私生児という立場が現実味を帯びたりと次々と新しい展開が現れます。
さらにセレソンNo.1物部との対決、ミスター・アウトサイドの正体、他のセレソン達の顛末、ゲームの結末と見どころ満載です。

あまり書いてしまうと、観た時につまらなくなると思いますので、この辺りで止めておきますけど(笑)、果たしてこの作品のテーマってなんだったんでしょうね?
幾つか思い浮かびますけど、まずは…

ニート頑張れ?(ぉぃ)

劇中で何かと登場していた2万人+αのニート諸君に思うところは多々ありますけど、ステレオタイプ的なニート以外にもニートたる存在はある訳で、その一例として「東のエデン」の面々も含まれ、彼らを含めた存在が日本の危機を救った訳です。
ただ社会の本流から逸れてしまい、自分の世界だけに引き籠るかのような暮らしの弊害が負の連鎖を引き当ててしまうような状態。
そこから脱却させてしまう滝沢の行動が「この国を正しき方向へ導く」というゲームの命題と共に、作品のテーマにもなっていると思います。

それと共に停滞する我が国の現状を憂い、何か変えていくことは出来ないのか?問われているようにも思います。
作品中の政治家の有様や社会全体のグダグダ感とか、モロに今の日本に被って見えて考えさせられます。

それを思うに、現実はより悲劇的に蠢いていて、困ったことに滝沢やセレソン達は居ないんですよね。
当たり前だけど。

結局は「一人ひとりが動いて行くしかない」というメッセージなんでしょう。

そう考えると、この作品の持っているテーマ性とかメッセージ性って、かなりリアルかつ辛辣に思えます。

ストーリーがとてもよく出来ている、というのは先にも書きましたが、果たしてこれをアニメでやる必然性は何だったんだろう?
というのも頭の隅に浮かんで来ます。
映像技術の進んだ今では、ミサイル攻撃やその他諸々の実写が難しそうなシーンもデジタル処理で画像が作れる時代です。
多分予算を掛けて実写で作ったらそれなりリアルに再現出来るんでしょうけど、かえって嘘っぽさが前面に出て来てしまうようにも思えます。
特に俳優が演じるとキャラの持ち味が破壊されてしまうという危惧もありますし、ストーリーも変に色気出して余計な色モノくっ付けてぶち壊しになりそうなのが目に見えてますが、まあアニメでやったからこそリアリティがあり、上手くまとまっているんだと思います。
って、なんか話がグルグル回ってますが…。
つまり、それだけリアリティを感じる、ということなんですけど。

画的にはTV版以上にクオリティが高く、ケチの付けどころが殆ど無いです。
時々漫画の吹き出しの様に台詞が画面に出てくる演出がどうも意味不明ではありますけど…。
production I.G.的に、やや硬質な背景にキャラはどちらかと言うと漫画チックに仕立てることで、テーマ性や展開からキツくなりがちな雰囲気をマイルドにしてバランスを取っていると思います。

音楽もすこぶる良質で作品を引き立てています。

今年はあと3か月程残っていますけど、今年登場する新作でこれを越えられる作品ってあるんでしょうか?

2010年9月11日 (土)

機動戦艦ナデシコ (9/11)

この週末はアニメ三昧と決めているんです( ̄▽ ̄)
むしゃくしゃしてやった、でも後悔はしていない(ぉぃ)

この作品、1年位前に3巻分観て途中挫折していたんですけど、気になって来たので一気観に挑戦しました。
まさか1日で観切るとは思わなかったんですけど…。

観終わった感想は、う~~~~~んナントモまとめ辛いです。

一応ある程度の予備知識はあった筈なんですけど、ラストの処理が意外というか、微妙というか、どうしましょうね?(苦笑)

作品のプロットは「SF熱血ラブコメ」とでもしましょうか?!
全体的に熱いんだか緩いんだかワカラナイような、諸々の要素ごちゃまぜで、結構意外な展開が多く、時々呆気に取られてしまいます。
基本的には主人公アキトとナデシコ艦長ユリカを中心にしたストーリーなんですけど、ラブコメ的要素がかなり強く、かといってバカっぽいコメディだけでも無く、SF的要素もかなりハードな設定で独自色があり、人物描写やそれぞれのエピソードも練り込まれたものですし、それらの要素がグネグネと練り固められた物語は簡単には言い表せないです。

ラブコメ要素に騙されて観始めると、時々手痛いパンチを受けますし、ハードSFかと思っていると、頭の上からバケツの水を掛けられるような寒い思いをすることもあるでしょう。
とにかく一筋縄では行きません。
なんというかカオスな構成のマジック満載のような作品です。
かなり多様な伏線が張り巡らされていますけど、ストーリー・プロットの根幹に関わるような伏線が放置されるとかある割に、細かなところを丁寧に拾っていたりと、こちらもかなりトリッキーな構成だったりします。

全体の流れは地球と木星蜥蜴(トカゲと言っても怪獣じゃない)と呼ばれる謎の敵との戦いの中で翻弄される主人公他ナデシコ乗員と周囲の人々の群像劇に、劇中劇「ゲキガンガー」というアニメ作品が絡み、ある意味現実と混然となった展開がなされます。
後半に登場する木星蜥蜴の正体に至ってはその世界観がそのまま展開されている!というトンデモ状態で、観ていてどう突っ込めば良いのやら…(゚ー゚;

そもそもナデシコ艦内でゲキガンガー・ワールドを展開していたのは暑苦しいガイ(本名:山田次郎w)だった訳ですが、そこへアキトが加わったことから、さらにディープな世界が醸し出されて来たと思ったら、アッサリとガイが死んでしまうという急展開!
そこからゲキガンガーがこの作品のテーマ性を代弁するようになり、死んでしまったガイも幾つかの伏線に絡み、後々ストーリーに彼の存在が絡んできます。

アキトを巡っては当初ユリカとの幼馴染という設定から、基本的にはこの二人のカップリングに他の女性クルーが絡まって来るというハーレム展開はある意味お約束ですね。
ストーリー冒頭でアキトがシェルターで出会った少女が彼のトラウマになっている、という設定がありますが、それが思わぬ形で終盤拾い上げられるとか、ルリの生い立ち、ハルカの恋模様など、なかなか見せてくれるストーリーもあります。
その他、憎たらしいムネアキ、木星側の登場人物達も印象的に描かれています。
これらの人物描写や絡み合いが非常に良く出来ていて高水準の群像劇に仕立てられていると思います。 少々気恥ずかしさを感じることもあるりますけど…。

ゲキガンガーの世界観がとにかく熱血で、時には鬱陶しいほど暑苦しいんですが、飄々としたナデシコ側の展開でバランスを取っているような感じで、個人的にそれが無かったら耐えられなかったかも?
それでも年代的なものもあるかと思いますが、「今さらそれは無いだろう」みたいなギャグが入っていたり、さりげなく小ネタ(当時流行っていたドラマやアニメ?)が紛れていたりと、まあ色々と楽しませてくれる?こと(笑)。
ともあれ箇条書きにすると「どうすりゃまとめられるの?」と思える様な要素を組み合わせている構成力が特筆に値すると思います。
途中で1回総集編的な回がありますけど、そこではナデシコ側とゲキガンガー側の世界が入れ換わっていて、ゲキガンガー側がナデシコのアニメを見ているといことになっています! 総集編と言いつつ、新たに作っているシーンが多く余り総集編らしくないです(笑)

ぶっちゃけラストは全く完結されていない!という困った状態ですが、アキトとユリカの方向性だけが確定するというのがせめてもの救い?
続きは映画で!の走りだったのか?!(笑) そういうことのようです。
なので前述の通り重要な伏線が取り残されているので、激しく消化不良感に襲われます。
これからひとっ走りして劇場版を借りてこようかしら?(゚ー゚;

画的には1996年作品ということでセルアニメ時代だと思いますが、TVシリーズにしては安定している方じゃないかと思います。
面白いことにゲキガンガー部分の作画は態々より古い時代の作画テイストになっていて、ハッキリと区別されています。
いずれにしても今の水準で観ると荒れた感じですが、当時としてはかなり丹念な仕事だと見て取れます。

OP/EDは全話通して変わりませんが、最終話だけEDが変わります。
時代掛ったテイストではありますが、いずれも良い曲です。

全体の評価は非常に難しい作品ですけど、最後がプッツリ切れてしまっているのが物凄く残念ですが、ストーリーの構成が常軌を逸していると思えるくらい巧みで、なかなかお目に掛れないレベル仕上がりになっています。
そんな訳で高くは出来ないけど、低くも出来ないという困惑の星取りを視聴記録に付けなければなりません…。

2010年9月 9日 (木)

とある科学の超電磁砲 (~9/8)

2クール物でも完走出ました。
今さらながら、観始めの記録を取っていなかったことを発見しましたけど、まあどうでもよいことですね?

「とある魔術の禁書目録」の外伝で、ビリビリこと御坂美琴を中心とした中学生の女の子達がメインになる一連のストーリーを集めたもの、という感じの作品です。
「禁書」同様、数話ずつのエピソードを連ねた構成ですが、こちらはヒロインは一応不動で影が薄くなったりはしません(笑)。

当然のように?私は原作を知りませんけど、コミックは読んでます。
途中からアニメオリジナルになるようですが、全体の流れとしては特に違和感は無いんじゃないかと思います。

登場人物は「禁書」から引き続きの美琴&黒子に初春ちゃん&佐天ちゃんの4人を中心に各エピソードのゲストキャラ?や、美琴達のクラスメイトなどなど、全編通すとかなりの人数になります。 そのあたりは「禁書」でも同様で、当然双方に登場するキャラもいますけど、本編の主役、上条ちゃんとインデックスは完全に脇役になっています。

序盤はコメディタッチのエピソードが続きますけど、中盤以降はシリアスなものが続きます。
「レベルアッパー」を巡るものと、その後日談というか続きとなる終盤の「ポルターガイスト」のストーリーが全編を通しての核となるエピソードになります。
細かな内容は観て確かめて欲しいので、ここでは書きませんが、なぜ無能力者の佐天ちゃんが、メインキャラに加わっているのか?ということが大きなテーマになっています。

少々散文的な構成ですが、「禁書」に比べしっかりと作り込まれているように思えます。
究極的な能力者と、無能力者の対比、単純じゃなくそれぞれの在り様がドラマとして散りばめられていますが、派手な部分に目が眩みがちになりつつも、その裏にある本質的なテーマなり思いを見るときに、この作品の肝を見つけられるかもしれません。

作品世界の学園都市の存在自体が多分に胡散臭いバックボーンを持っていますが、そこに蠢く陰謀に巻き込まれる主人公達。 どう見ても中学生には荷が重すぎるでしょう!という事件の数々ですけど、現実離れしている世界観がある意味幻想的ですらあります。
大がかりな舞台設定な割に謳われているテーマは案外泥臭さを感じるものですけど、それがまた熱血的で良いかもしれません。

相変わらず絵柄はシャープで乱れも少なく安心して観れますが、ややコントラストのキツイ印象も覚えます。
何やら黒子のアブナイ部分が取り沙汰されていたりしましたけど、中の人の演技は凄まじさを感じるものでした(笑)。

2クールと少々長めですけど、比較的さらっと観れて、画面が綺麗というなかなかの佳作だと思います。

2010年9月 7日 (火)

おまもりひまり (5/4~9/6)

春アニメ完走3本目です。

この作品をひとことで言うと「ハーレム萌えアニメ」なんですけど、ラノベ原作で少々H路線に振っているパターンからして、最近ありがちなプロットではありますね。

妖し系のストーリーで、主人公優人は「鬼切役」と呼ばれる妖し退治を業とする一族の末裔で、16歳の誕生日に祖母から貰ったお守りの護力が消え、突如現れた妖しに襲われます。
そこに現れたのが緋鞠で、代々主人公一族を護ってきた妖し一族の末裔で、以後優人と行動を共にするようになります。ということで彼女が正ヒロインでしょうかね。
主人公には同い年の幼馴染凛子が居て、両親を亡くした優人の面倒を見ていますが、緋鞠の登場でラブバトルが発生!
その後も新たな妖しが登場すると、最終的には皆(女の子限定w)が優人の周りに留まってハーレムを形成して行くという展開です。

なんというかお約束の進行満載という感じで海あり、温泉ありと呆れるほどパターン化された展開で、お色気シーンを散りばめてあるのもこれまた昨今定番化しているもので、「うんキッパリ萌え狙いだね」という感じ…。

鬼切役ながら妖しとの共存を願う、という数代前からの流れを汲む優人なので、他の鬼切役からは距離を置かれている、という設定をベースにハーレムに加わる少々コンプレックス持ちの他の鬼切役一族の女の子などが絡み、ややストーリーはキナ臭くなって行きます。
本意ではないけれど緋鞠そして仲間達を護るために戦いたいという意思を形作って行き、優人の隠された能力が発揮される時、ストーリーはクライマックスへと進んで行きます。

見ていてチョット「この醜くも美しい世界」が脳裏を過ったりしましたが、全然違うラストでした(笑)。
最後に妙に色気出して印象強く閉めようとして悲恋や別れにしてしまおう、という選択肢を選んでいたら私的には最悪な印象になったかもしれませんけど、これは別れを匂わせておいてハッピーな方へ落としています。 なんかオマケもくっ付いてますけど…(謎)
少々安易過ぎる気もしますが、全体のまとめ方としては悪くないと思います。
何か魅かれるものとか、残るものというのもありませんけど、スムースにさらっと観れる、というところは評価出来るかな?

絵柄は安定していて、やっつけ仕事っぽさも無くこの辺りも意外と良いかもしれません。

トータルで見ると、今まで観た萌えアニメ作品群の中では、良くまとまっている方だと思いました。
ただ決して傑作とか自信を持ってお薦め出来る、なんて類の作品ではありませんので…

2010年9月 6日 (月)

はなまる幼稚園 (4/5~9/5)

今年の春アニメ完走2本目です。

舞台は幼稚園、主人公が男性教諭でヒロインが同僚の先生&受け持ちの園児!(笑)という、ちょっと風変わりな設定でGAINAXが制作しているという摩訶不思議な作品です。
以前も書きましたけど、らしくないような?

杏の勘違いから終始猛烈なアタック(笑)を受け続けることになる主人公は同僚の山本先生にゾッコンな訳ですが、超天然な鈍感さで悲惨なまでにスルーされ続ける、というか全編通してマトモにアタック出来たのは1回だけ、というこれまた超が付くヘタレな主人公は見ていると少々イラつくんですけど、善良かつ妙に強く優しい部分がなかなかポイント高かったりします。
良い旦那さんになりそうなキャラ作りなんだよね。
でも杏のお母さんである先輩にちょっと未練があるような素振りも見える様で、ちょっと優柔不断かなぁ。

ストーリーは幼稚園ネタに恋愛コメディを中心にアニメや特撮の小ネタを絡めた展開で終始フワフワと漂っているような、とぉ~~~っても緩い雰囲気の作品です。
小ネタの全てを理解出来る自信は全く無いですけど、そういうのが好きな人にはより面白味があるかもしれません。
登場キャラ全員がとにかく良い感じで、嫌みや暗さが無く明るいのがとても観ていて和みます。
これといってテーマとかある訳でも無く、という感じで進みますけど、ラスト近くで杏の口から結構強いメッセージが発せられるんですが、この辺りを見るとやっぱり杏が正ヒロインなのか!と思えてしまいます(笑)

細かな設定、というか園児や杏の両親の設定なんかはあり得ない度150%くらいなんですけど、まあリアリティを求める様な作品ではないので、全然OKでしょう。

毎月2話ずつ見ていた訳ですが、個々の話の印象って余り残ってません(ぉぃ)
ただ漠然としたイメージはあって、それなりに何か残る作品ではあります。
個人的な印象では少なくとも萌えアニメじゃないように思います。(え?園児に萌える?!病院行きましょう!)
いっけん「あるある系」に見えて(見えないかw)、実は「ありえない系」な設定に日常的な恋愛要素を混ぜて、上手くまとめてあります。
結局のところ最後まで何も進展しなかった!というある意味ヒドイ落ちが付きますけど、原作が終わってないようなので、まあ続編への含みを持たせて、ということなんでしょうね。

なんかちびっこくて、ぽてまよ見たいな園児達と緩い大人達の醸し出すフワフワ・ワールドに癒される作品です。

2010年9月 5日 (日)

ひだまりスケッチ☆☆☆ (4/17~9/5)

レポート終わったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
ひゃっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ\(^o^)/
嗚呼…苦悩の日々でした。

そしてこのブログのカウンターも10000越えてました*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!

これも皆様のご来訪のおかげでございます。 ありがとうございますm(_ _)m

さてさて、ドッシリと影を落としていた仕事が片付いたので、またアニメと戯れる日々を再開するとしましょう。
で、今日はとりあえず今年の春アニメの完走を1本。

第三期目となるこの作品ですけど、今回は今までとちょっと構成が変わってストーリーの視点がゆのっちだけものから、かなりバラけて色々なキャラからの視点となっています。
吉野家先生や智花ちゃん視点なんて回もあって、面白かったです。

雰囲気というか演出手法は今までと変わりなく、という印象でしたけど、ところどころ変化を付けてますよね?
今期はあまり実写の切り抜きオブジェが出て来なくなりました。

今期からゆの達が1学年ずつ進級して、ひだまり荘に乃莉ちゃんとなずなちゃんが入って来ました。
彼女達が入ったことで膨らむストーリーと相変わらず「ほんわか」なひだまり荘の面々が織りなす緩い展開と空気感がナントモ心地よいです。

原作の新刊も期間中に出て、時系列が基本的に原作通りとなっていることに気が付きました。
そのままだとエピソードが尽きるので?、使われていなかった「ゆの達が一年の頃」のエピソードを途中に挟んでいますが、その辺りで「ゆの以外視点」が多く入っています。
中には紗英とヒロが1年の頃のものもありまして、その辺りのも面白かったです。

OP/EDも相変わらず凝っていて、毎回微妙に変わるOPは今期も引き続きですが、印象的だったのはEDの方です。
TV放映では未完成で、別バージョンだったんですがDVDではもちろん完成版です。
どちらもそれぞれ良かったんですが、marbleの曲といい、寒々とした闇から桜吹雪と共に明るい春の日差しの中へ飛び出した新入生二人と出会うひだまり荘の子達というストーリー仕立ての映像が素晴らしいです。
本当に感動的で、心が弱っている時に見ると涙が出そうになるかも…。

12話目のENDで「おしまい つづく」と出ていましたが(笑)、特別編がOVA出来るのか、4期目があるのか? 楽しみですね。

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