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2010年6月の記事

2010年6月30日 (水)

姫様ご用心 (6/24~26)

本当は昨日の内に書いておきたかったんですけど、ついサッカーを見てしまって(笑)
とても残念な試合でしたけど、代表チームの頑張りには感動しました。
駒野さんも胸を張って帰って来て欲しいです。

さて、この作品もちょっと残念な感じでした(ぉぃ)。
残念の意味合いが違いますけど…。

本当は1日か2日で観切るつもりだったんですけど、なんかすっごく苦痛になってきて3日も掛ってしまいました。
これって子供向けなのかなぁ~?
何を狙っているのか良くワカラナイ作品でした。

基本的にはドタバタ・ギャグだと思うんですけど、話が無茶振りの連続で、しかも薄っぺらい内容と相まって、観ていてそれ程というか何が面白いのかワカラナイです。
見様によってはシュールなんですけど、それが狙っているとしたらピントはずれなんじゃないかな、と。

画柄とか話の持って行き方なんか見ていると凄く前の作品にように思えるんですけど、なんと2006年!
全体の作りが古臭いんですよね。
この年って「ハルヒ」の一期目をやっていた時なんですけど…。ちょっと極端な対比ではありますが。

ストーリーは、主人公の姫子がひょんなことから王冠を手に入れ、それを被ったところから転がり始めるドタバタ劇です。
王冠の本来の持ち主ナーナと王冠を盗み出した男女の泥棒、そして隣国の王子とうそぶく少年達が絡んで、ナントカ王冠を手に入れようと画策しますが、毎回騒動を起こすだけで上手くいかず、そうこうしている内に突然猫型宇宙人が現れるわで、とにかく落ち着きが無い位騒がしい展開です。
王冠は姫子の頭から外れ無くなり、世界は姫子を中心に回り出す(大げさ)という強烈な振りから始まり、終盤で本来の持ち主ナーナの元に王冠が戻ってから狂い始める世界、この辺りは何か皮肉っているように思いますけど、最後は収まるべきところに落ち着くのか?という…。

子供向けにしては笑いの壺が良く判らないし、おっきなお友達向けにしては薄い、薄過ぎる…。

画柄は先にも触れたように、なんか時代がかっていて、古き良き時代の少女漫画みたいな雰囲気なんですけど、もしかしてこれも狙っているのかなぁ~。
程ほどに安定しているように思えますけど、全体のクオリティも描き込み具合とか動きなんかに期待する方が無理って雰囲気なので、まあ程ほどです(苦笑)

2010年6月28日 (月)

にゃんこい (3/23~6/26)

初見と完走の入り乱れる1週間になりそうです(゚ー゚;

この作品は初見の時からどうも印象が薄いというか、あやふやな感じだったのでどうなるんだろう、って感じだったんですけど観終わった後の感想は…。

やっぱり、ピンとこない…(^'^;)

パターン的には「冴えない主人公なのになぜかハーレム展開」という最近の定番的なものですけど、それに猫の呪いという要素を加えて観ました的な? 大雑把にはそんな作品です。
初見であまり内容と関係ないこと書いてるのは、書くこと無かったからなんですよね(苦笑)。
あ、車は近いうちに買い替える予定です(どうでもいいことですが)。

猫地蔵を壊したことで呪いが掛った主人公は、予測の付く通りのパターンで最終回を迎えるんですけど、ストーリーの構成というかノリが極めて軽いので、最終回近辺でシリアスになるとはいえ、たかがしれているような程度です。
いや、あれをシリアス展開とは言えないんじゃないかな?
で、ラストは予定調和的大団円でおしまい、という感じです。

ある意味「猫アニメ」でもあるんですけど、その割にはメインで登場する主人公の飼い猫はあまり可愛く無く(笑)、ゲストキャラ?の猫達もエピソードの提供者以外の何物でも無く、あまりクローズアップはされていません。
猫に振られたネタに主人公達が振り回されて演じるドタバタ劇を見て楽しむ、というスタイルの作品だと思います。

そんな訳で、特にテーマ性があるでもなく、深く掘り下げる必要も無いので、気楽に観る、あるいは観流すことが出来ます。
このスタイルの作品に肩肘張ってあ~だこ~だ言っても仕方ないですしね。
一応萌えアニメなのでサービスカットや、お約束の水着回などパターン化されたエッチシーンも盛り込まれていますが、あまりシツコクは無かったように思います。
その点は私的には+ですけど、果たして他の方々にはどうでしょうか?

画的には最近の作品の水準だと思うので可も無く不可も無く、程ほどの仕上がりだと思います。

毎月2話ずつという鑑賞スタンスを含めても、やっぱり全体の印象はかなり薄味なので、3か月後に内容を覚えている自信はありません(ぉぃ)。

まあ、そんな感想です…。

2010年6月27日 (日)

閃光のナイトレイド (6/25~)

2010年春アニメ初見3作目です。
予備知識全く無しで借りて観たんですけど、なかなかクオリティ高いです。

初巻は2話構成で、第1話と前日談の第0話となっていて、0話は主要キャラが組織の初作戦に参加して集まるまでを描いています。

1930年代の上海が舞台というちょっと歴史がかった設定のアクションサスペンスという感じですが、主要キャラが超能力を持っているというオマケも付いています。
「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」に引き続き、同じ枠でのオリジナル作品ということで、期待していますが視聴途中のソ・ラ・ノ・ヲ・トも今ひとつ何がやりたいのか見えて来ないので、果たしてどうなるんでしょう?
最近は甘ったるい萌えだけアニメが多いので、たまにはハードな印象の作品も観てみたいですよね。

特徴的なのは登場人物がそれぞれの設定に即した言語で会話していることで、中の人は日本人の普通の?声優さんですが、キッチリ中国語で会話していたりします。 発音も多分正しい音の発声になっているんじゃないか?(私には確認することが出来ませんけど)と思われるくらいの水準で、苦労が偲ばれます。
なお画面上には日本語字幕が表示されるので、見るのに困ることはありません。
一度ネイティブな人に見せてみたいなぁ~(笑)

あと画的にも丹念に描画されていてクオリティ高いです。
キャラ、背景ともリアル指向な印象ですけど、写真を取り込んだような超リアルな背景ってほどではありません。
程ほどに手書き(デジタルだけど)でやってますよ、という雰囲気です。

ストーリーの展開が実質1話分ではどう転ぶか見当も付かないので、この先が見えませんが、希望的にはリアリティのあるシリアスな方向で行ってくれると嬉しいかな?
「超能力」という付加要素が暴走するとトンデモ展開になる危険性があるので、そこが一番不安ではあるんですけど。

2010年6月26日 (土)

薄桜鬼 (6/24~)

2010年春アニメ新作初見2作品目はこれです。
時代物作品ってもしかしてはじめてかも?、というくらい縁遠いジャンルなんですが、なんと原作が乙女ゲーということで、ちょっと躊躇する部分もあったんですが、パッケージの画柄に惹かれて観てみました。

新撰組の設定を使った作品というのは、アニメに限らず色々あると思うんですが、男装の少女が絡んでくるというのが一応この作品の特色なんでしょうか。

1巻目では主人公千鶴が新撰組と出会い、池田屋襲撃に至るまでのストーリーが収められています。
史実を軸にしてフィクション(大部分はそうだけど)を絡ませて、本当にそうだったように思わせるような展開になっていますが、妙なリアリティを醸し出しています。
新撰組個々キャラは、なんというか個性的な味付けがされていて、ちょっとアブナイ感じの沖田総司とか(笑)、良い人過ぎる近藤勇などなど、歴史物って小説なんかも読まないので実際の新撰組の面々がどんな人物像だったのか知らないんですけど、「これは無いだろう!」と予想が付くような登場人物だったりします。

初っ端からジャンキーかゾンビのような新撰組員が主人公を襲ってきたりと、突飛な出だしから始まり、割とテンポよくストーリーが転がって行きます。
千鶴と新撰組との奇妙な同居生活から、音信不通になった父親を捜すために巡回に同行するようになった初日に池田屋襲撃の切っ掛けを作ってしまうというウッカリしているんだか、空気読み過ぎているんだかワカラナイ千鶴の活躍を楽しみつつ、周囲の新撰組キャラ達を眺める?そんな作品なんでしょうか。

まだどんな展開になって行くのか見当が付きませんけど、結構超絶展開が待っているような予感がします。

画的にはこの作品も異様に綺麗で、端正なキャラデザインと相まって申し分ありません。

初挑戦ジャンルですけど、毎月ちょっと楽しみにしてみようかな~。

2010年6月24日 (木)

Angel Beats! (6/23~)

今月から本格的に今年の春アニメのリリースが始まりましたね(゚▽゚*)
フライングスタート?だったWORKING!に続き、私的には第2段になりますけど、以前他のDVDで予告編を観てちょっと楽しみにしていた作品です。

最初の2話を観た印象ですけど、まずそうですね、OPが良いですね。
Liaさんが歌っているんですが、ピアノが象徴的です、音としても映像としても。
EDは多田葵さんですけど、こちらもシットリとした曲で良い感じです。
OP/EDとも映像の中での光の使い方が印象的です。

ストーリー設定がかなり突飛で、興味深いものですが、ノリがとても軽い、けれどもどうやら時々ダウナーな展開とか挿話があるような予感もします。
死後、転生するまでの間過ごす世界。 学校生活に馴染み?楽しめるようになったら転生し、この世界から消えてしまう。 しかしまた人間に転生するとは限らず?? それに抵抗するために、この世界を管理している天使?と戦っている子達。

主人公音無は記憶を無くしてこの世界に送り込まれ、ヒロインゆりの唐突な誘いを受け、天使と戦う戦線に参加することになる、という出だしです。
世界には沢山の生徒がいますが、殆どがNPC(ノン・プレイヤー・キャラクター)なんだとか。
第一話目はこの作品の世界観の説明、第二話目はその続きで、ギルドへの道すがらゆりの生前の挿話が入ります。

この2話分を観ていると、なんか色々な要素のごった煮的な感じがします。
ストーリーの進行が何やらゲームっぽく、学園が舞台なのに戦争をしている、ライブシーンがあるかと思えば、ギャグ的展開もあったりとナンデモありです。

ヒロインがなんか涼宮ハルヒみたいな子なんですけど…(゚ー゚;
主人公は中の人が神谷氏でHolicの四月朔日のような突っ込みキャラと化していて、なんか妙に能天気な雰囲気を醸し出しています。

とにかく全体のノリは軽いかな。

画的には異様に高水準というかメチャ綺麗です。
実写を取り込んだようにリアルな建造物とか、光のまわり具合とか秀逸です。
キャラのデザインはちょっとメリハリが薄い顔付きですが、崩れも無く安心して観ていられます。
このまま最後まで続くと良いですね。

今シーズンでは一番楽しみな作品かな?

そういえば。
普段あまり見ないコメンタリーを観てみたんですけど、これがまた強烈というか全くコメンタリーの役を果たしていないという(笑)。
登場している中の人が役柄のまんま好き勝手に喋っているような感じで、本編画像の解説とか全くしていない…(苦笑)
なんとも空前絶後のコメンタリーです。

2010年6月21日 (月)

11eyes (6/20)

引き続きファンタジー系作品を観てみました。
H系ゲーム原作ということで、これまた地雷が埋まっている危険性の高いタイプの予感…。

主人公駆(カケル)とヒロインゆかは同じ高校に通う幼馴染同士、二人は孤児で同じ施設で育てられ、それぞれある家庭に引き取られているんですが、この辺りの設定はあまり本筋に関係ないです。
駆はいつも右目に眼帯をしていますが、これは瞳の色が左目と異なり、視力も失われているためです。
ある日二人でショッピングに出掛ける道すがら、突如黒い月が浮かぶ赤い世界へ引き込まれてしまいます。
そこは普段暮している街だけれども、人がおらず赤黒い色彩が支配する世界。 これを彼らは「赤い夜」と名付けます。
戸惑う二人は怪しげなクリーチャーの一団に囲まれますが、同じ学校の1級上の先輩草壁美鈴に助けられます。
そうしてストーリーが転がり始めますが、1月の序盤プレビューでも書いているように、この作品タイトルが表すように6人の同じ高校に通うキャラ達が世界を護るために戦う物語なのです(テケテンテンテン♪)。

6人なのに何故11アイズなのかというと、前述の通り駆が片目だからなのですけど、このカウントされていない目が重要な意味を持っています、というのがミエミエで困っちゃうんですけど(苦笑)、そういうことです。
この6人の共通項は同じ学校以外にも、何らかの能力を持っている、ということですが、駆とゆかは物語中盤までその能力が何なのか明らかになりません。 ゆかは殆ど終盤になってから発現し、その強力な力に唖然としますが何故かストーリー上それほど重要でもなかったりするのはどして?!(謎)
二人は、ワケワカンナイ状況に落とし込まれてお互いにそれぞれを護ることを誓い合いますが、ストーリーの進行と共に美鈴に剣術を習い、戦いの中で感情を通い合わせて行くようになると、それに比例して次第にゆかが壊れて行くという怖い展開が待っています。
なんか強烈にデジャヴを感じるのですけどね。
実はゆか自身がこのストーリーの大きなカギになっているのですが、明らかになるのはクライマックスになってからです。

この3人以外のキャラもそれぞれ立っていますが、自殺した駆の姉に極めてソックリでしかも同じ名前の菊理(くくり)、駆のバイト先の新人で1年生のメガネっ子雪子、見るからに不良だけど…(謎)な堅久(たかひさ)、それに堅久の訳あり保護者で保健の先生彩子、そして遅れてやってくる謎の能力者栞(しおり)が主だったところでしょうか。

赤い夜で襲ってくるのは下っ端クリーチャーだけでなく、黒騎士と命名される6人の怪人?達も居たりする訳で、当初はとにかく襲ってくるので倒すしかない、という済し崩し的な戦いだったのが、囚われているリゼットを助け出すに変わり、そしてリゼットの正体が明らかになった後、自分達の世界を護るに変わります。

駆を除く6人(つまり栞を含む)とリゼットは「虚無の魔石の欠片」をそれぞれ一つずつ体内にもっていて、それが能力の源になっています。
それゆえ黒騎士達は彼らを「かけら」と呼ぶのですが、それが揃うとどうなるのか?というのがこのストーリーのキーだったりします。
核心はちょっと別のところにあり、結構トンデモ展開というかズルイ(禁則事項)落ちというか…。
もちろん「駆の目」も重要なキーのひとつで、欠片集めに後の方で絡んで来ます。

1クール12話の中に色々伏線を仕込んだりしてますが、おそらく原作のエッセンスを詰め込もうとしたのが禍して?終盤の展開で話が飛んでしまうようなところがあり、チョット混乱するかもしれません。
全体の雰囲気はこの手のゲーム原作にありがちな妙に大げさな設定に今ひとつ練り込みが足りないストーリー展開というパターンで、尺の短さも相まって設定を完全に生かし切れずに話を畳んでしまう為に、何か急ぎ足だったり消化不良な部分が目に付きます。
ただ後半の意外性のある展開はチョット面白いかも?
それでも見通しの効き易い転がり方をするので、超絶的な意外性までは行きません。

画的には最近の作品群の中では並みのレベルじゃないでしょうか?
キャラデザインのせいか?やや顔付きの不安定さが見られますが、先日のアスラクライン程じゃないです。
可も無く不可も無いレベルです。

中盤から終盤に掛けてのやや重い展開がラストで拍子抜けするような感じになるので、なんとも中途半端な感じのストーリーですが、意外性のある構成でなんとかまとまっているような作品です。
特におススメはしませんけど、否定するほど酷くは無いかもしれない?そんな作品です。

2010年6月20日 (日)

戦場のヴァルキュリア (6/17~20)

今回の作品はわたしがヒロインです(ぉぃ)。
同じ名前(あくまでハンドル名ですけど)のキャラというのは、観ていてなんとも面映いですけど、実際ありふれた名前なんですよね、リアル世界でも。

ゲーム原作の作品ということでチョット警戒して観始めたんですが、序盤の初見からは少し印象が変化してきました。
2クールもの26話構成のうち5話目まで観た感じでは「リアル系戦争ドラマ」って雰囲気だったんですが、1話から全編通して観たら終盤ファンタジー色が強くなって、ちょっと微妙な感じに…。
19話辺りまでは確かに悲喜交々なストーリーが織りなす戦争を舞台とした人間ドラマなんですが、この作品のタイトルにもなっている「ヴァルキュリア」が前面に出てくると途端に妙な展開になり、もう何でもアリな状態になってしまいます。

舞台設定は架空の世界ですが、描かれているのは人間臭いドラマで、陳腐ではありますが戦争の悲惨さや虚しさ、人種差別、人と人との絆などなど、目新しさは無いものの、リアリティの強い構成、展開がなされていました。
途中でヴァルキュリア人についての説明もされ、その背景も提示されてはいましたが、実際にその力が現れたあとの展開は、リアリティのある戦争という枠からは大きく離れてしまいました。
最終盤の決戦?では相手方も常軌を逸した兵器を繰り出してきますが、その辺りは流石ゲーム原作というか、突飛な展開に唖然とするかも…?
それでも一応筋立てはシッカリしていて、トンデモ展開とまでは落っこちずに済んでいるように思います。 一応理由付けも理解の範囲内に収まっていますし。

ストーリーの基本はウェルキンとアリシアの恋愛模様を軸に、義勇軍の仲間たちと苦難や試練を乗り越え成長して行くという感じですが、様々なバックボーンを持って集まって来た同じ小隊の仲間のみならず、敵の将兵や異民族との関係などを時に非常なリアルさを持って描きだしています。
ともすれば非常に重苦しい展開が続くことにもなりますが、構成が上手く適度なストレスで押さえられたストーリーは佳作と言っても良いかもしれません。
同じヴァルキュリア人同士で敵味方として戦うことになるアリシアとセルべリアは、刃を交えることでそれぞれが戦う意味を見出して行きます。
その過程は重く、厳しい結果を伴いますが、そこから得られた答えは前向きで大切なものです。
しかしその代償は余りに大きく、失われたものは膨大で実際のところ得られたモノとは比較にならない程ではあると思いますが、この物語にそこまで追求するのは酷というものでしょうね。

程良いリアリティが全体のバランスを整えている、とでも言えば良いでしょうか。

作品世界のテクノロジーは実世界の第二次大戦以前のようで、飛行機は登場せずクラシカルな戦車が撃ち合うような状況です。
そこへヴァルキュリア人の桁違いな能力が持ち込まれるので、激しくバランスが崩れてしまうのがちょっと興醒めの要因になっています。

それまでは直接的に軍隊に無関係だった二人が、戦火の拡大と共に故郷が戦場に呑み込まれ、そこを取り戻すために軍隊に身を投じることになる導入部から、古参兵との確執、ウェルキンの義妹イサラに始まるダルクス人差別の問題、部隊に集うそれぞれが経験してきた戦争故の悲劇、そしてかけがえのない者を失う悲しさ、虚無感を覚え、その中で成長して行く人々をリアリティをもって描き切っています。

アリシアを巡る恋愛模様も序盤はコミカルに描かれていて、ヘタレな草食系ウェルキンと肉食系ファルディオとの三角関係のドタバタを楽しめますが、これが中盤以降ヴァルキュリア人の力が現れてからは変質して行きます。
その辺りからファルディオに対する見方が徐々に変わってしまい、最後の方では構成的にも彼が切り捨てられるような感じになっています。

「ダルクスの災厄」という殆ど神話のような理由で迫害される民族、という設定も結構高いウェイトを持っていて、部隊内でのイサラを巡る問題のみならず、国単位での差別政策のように非常に厳しく重い設定になっています。
物語の中で神話そのものの真相が語られ、ガリアでの状況は最終的に非常に意外性のある事実で解決に向かうことになります。
捏造された歴史に翻弄された結果の悲惨さは簡単には解決しないと思いますが、その辺りまでは流石に描かれていません。
この辺りの件はリアル世界で今現在進行しているような既視感を感じます。
嘘も百回言えばホントになる、という言葉もありますしね(゚ー゚;

なんか散文的になってますが、とにかくストーリーが人間臭く妙にリアルです。
戦争なので大切な人も死んでしまいます、ファンタジー色があると言っても、はやり死んでしまった人は戻って来ません。
しかも命令を出している将軍や政治家の無能ぶり、無責任さ、自己利益追求が露骨に描かれているので、観ていて頭にくること請け合いです(苦笑)。

ネタ的視点で見ると、敵役トップのマクシミリアンがもうなんというか、「中の人」のせいで印象が他の作品と被りまくりで、衣装が黒じゃなくて良かったねというか…(笑)。
終盤に登場する兵器は常軌を逸していて完全にオーバーテクノロジー状態で、そんなのあるんならとっくに戦争終わってるだろ!?という代物がバンバン出て来ます。
中の人の声はそれぞれツボにハマっていて、良い感じです。 特にアリシアの声が良く通る声質でなんか心地よいです。
ハネブタの存在意義がイマイチ良くわかんなかったけど、カワイイからまあいいかって?(笑) EDを作るために居るような気がしないでもないデス。

画的には非常に安定していて、キャラのデッサンも崩れることなく良い感じでした。
ただ画面上に殆ど常に鉛筆で描かれたようなデッサン調の斜線があって、少し気になります。 
キャラや物が動いてもテクスチャーとしての線は動かないんですよね…。
他の作品でも同様な作りの作品がありましたが、気になりだしたら耐えられない人もいるかもしれません。
あと戦車とか無機質な感じでヌルヌル動くCGなので、はやりチョット浮き上がっている感じがしますけど、比較的この作品では溶け込んでいる方ではないかと思います。

さて、この作品の好き嫌いはヴァルキュリア人能力発動を是と観れるかどうかに掛っているように思いますがどうでしょう?
リアルな戦争ドラマとして構成するなら19話までで纏めに入ってしまった方が良かったんじゃないかな?と。
ただそれだと最近のアニメ作品としてはかなり暗く地味なトーンになってしまうので、まあこんなものなのかな、という気もします。

当初の予想に反して、意外に良作だったかな~。

2010年6月15日 (火)

アスラクライン2 (5/16~6/13)

え~(゚ー゚; 視聴期間とブログへのアップ順が前後していますけど、それには理由があります。

どう纏めて良いか困っていたんですよ…( ̄Д ̄;;

ネタばれを最小限にして、この作品の説明をするのはチョット難しいです。
そんな訳で、チラホラと危険な?箇所があるかと思いますので、ご注意ください。

この作品のジャンルはWikiによると「ハイスクールパンク」なんだそうですけど、う~~~んある意味パンクしています(ぉぃ)
別の表現だと「パラレルワールド学園バトルファンタジー?」(謎)

1クール分の間を空けて後半を放映した、というスタイルなので実質的には前作と合わせて2クールもの作品と考えれば良いと思います。
そんな訳で、前作とまとめて書き進めようと思います。

ストーリーの本筋というか、ワラワラと登場するキャラ達の目指すところは、結局べリアル・ドールとして取り込まれている兄弟姉妹や恋人、幼馴染を人として取り戻すこと、だったんだなと。
その過程で生徒会同士の争いや裏切り、共闘と状況を変えつつ、世界の有り様を知り、争いの根底にあることを見つけ出し解決しようと戦い続ける少年少女達…。
う~~ん、なんのことやらワカリマセンね?これじゃ(苦笑)。

そもそもアスラ・マキーナの存在そのものが事の発端なんですが、現れた経緯が並行世界に絡んでくるので、ちょっと厄介というか一歩引いて考査すると矛盾をはらんでいるというか? そこは突っ込んじゃイケナイところ??

前作では余り明確に登場してこなかった並行する世界、一巡目と二巡目。
ストーリーは二巡目で始まり、この後半で一巡目世界が大きく関与してきます。
滅びようとしている一巡目世界、それを阻止しようと二巡目世界にやってくる人々の正体は?! この辺り重要な部分ですが、思いっきりネタの核心に近いので余り触れない方が良いかな…。

登場するアスラ・マキーナそれぞれに当然べリアル・ドールが居る訳ですが、そこから出す手段を得るための戦い、これは何度か起きますが結局のところ、手段を得ても機能しなかったり、戦いの最中に肝心のべリアル・ドールの力を使い果たして消滅したり、破壊されたりと悲劇的な結末を迎えるものが多くて見てられないです(涙)。
契約を交わした悪魔も能力を使うほど、その存在が非在化に進行するという設定が切ないです。 こちらも力尽きて斃れる者が続出という感じで、後半ではそれが特に顕著になっています。
もうクライマックスに向けて、どんどん居なくなってしまう(ρ_;)

最後は主人公が所属する第三生徒会兼科学部内の内紛のような感じになってしまいます。 揚句二巡目世界を非在化して、三巡目世界を構築してしまおうとする始末。
主人公達はこれらの世界を行き来して、非在化を阻止し、なお且つべリアル・ドールの解放を目指して行く訳ですが、結局のところ同じことを方法論を変えてそれぞれ勝手にやっているに過ぎないんですよね…。

ラスボス?のやり方が「世界を破壊し、時系列を遡って消えたべリアル・ドールを取り戻す」という超絶手法だった為に全力で止めに入られてしまった、という訳です。

主人公はべリアル・ドールである操緒と悪魔である奏と二股掛けているわけですが(ぉぃ)、幽霊みたいな存在と悪魔とは言え外見は人と全く変わらない存在のバランス感覚で上手く行っていたところが、操緒が解放されたらモロにバトル発生のフラグが?(笑)
劇中で操緒が「私のところに帰って来る」と強気の発言をしていましたが、この辺りから取る気満々です!

アスラ・マキーナのハンドラーが悪魔と契約することでアスラクラインとなりパワーアップする、というのがこの作品のタイトルになっている訳ですが、もちろん主人公が契約すのは奏です。
気になる二人の女の子の力を削ぎながら戦わなければならないという刹那、そこがこの作品の鍵の一つです。

また並行世界に存在する自分達との関係なども重要ですが、主要キャラでひとりだけ両方の世界で同一の存在として居る子がいて、この子がある意味このストーリーの根幹になっているとも言えます。 詳しくはここでは書きませんけど。 
ついでに言うとパラドックスの核でもあると思うのですが、ストーリーそのものにはパラドックス云々は触れられていないので、その点は無かったことにされているようです(苦笑)

作品の仕上がりですけど、画的にはやっぱり不安定な感じがします。 特に後半に入ってから顕著で、なんか顔が歪んで見える…。
こういうキャラデザインといってしまえばそうかもしれませんが…。 うんにゃ、それにしても変じゃないかぃ?
背景なんかは平均的な感じで特に不具合も無くです。
ストーリー構成、展開は結構テンポよく、意外性もあってそれなりに楽しめますが、登場人物が多く、その関係の整理にちょっとだけ手間が掛ります。
そしてバタバタと斃れて行ったりしますので、ちょっとだけ気が重くなるかも、ただ演出的に全然くどくないので、観ていて悲しくなる程でも無いです。
ファンタジー系にありがちな「死んだ人も生きかえってハッピー」的な展開はありません。 当たり前でですが、失われた命は戻って来ないデス。

部分的に不都合なところを目を瞑れば、意外と面白い設定と展開で結構楽しめるストーリーですが、作画的な残念さが尾を引いて中の下くらいの印象でしょうか…。

さて、散々悩んで書いてみましたが、かなり怪しい文章になってしまいました。
やっぱり私はこの手の系統作品の印象把握は苦手かも…(゚ー゚;

2010年6月14日 (月)

sola (6/12~14)

昨夜は「はやぶさたん」(笑)のライブを見て盛り上がってました。
思えばN○Cに居る母校の同級生から「星に名前を刻まない?」というお誘いをうけて登録したのが、そういえばこの衛星だった、というのを思い出したのは何カ月か前のお話(ぉぃ)。
完璧に忘れてましたとも、ハイ(゚ー゚;
その子からメールが来て「帰って来るよぉ~」と知らせてくれました。 というかただのCCで同時配信するなよ…。 何人誘ったんだよアンタはぁ~、というウッカリ娘からの便りだった訳ですが。
宇宙のロマンだよね。 どうしてTVで中継しなかったのか激しく謎ですけど。

そんな訳で空を見上げて想う願い、ということで今回はコレです(苦笑)

アニメ復帰初期に観ていますが、改めて通してみました。
2007年放映の、最近では珍しくなったアニメオリジナルのストーリーです。
最初観た時は気にならなかったんですけど、こんなに作画酷かったっけ?(汗)
目が肥えて来ているせいもあるでしょうが、キャラのデッサンが狂いまくりで、電車とか一部背景もなんか微妙な感じに映りました。

しかしです。
やはりストーリーは全然良いです。
空の写真を撮り続ける高校生依人と入院生活を送る姉蒼乃、同じところに入院していた妹こよりと蒼乃が仲良くなったことで親しくなったクラスメイトの真名、4人が送っていた緩やかな日々。
ある夜明け、撮影に来ていた依人が夜禍人と呼ばれる不老不死の人外の少女、茉莉と出会うところから物語は始まります。
夜禍人は明るい陽に曝されると体が燃えて死んでしまうという特性になっているらしく、夜と太陽の出ていない悪天候の日中しか外を出歩くことが出来ません。
邂逅の後、依人は茉莉が住む廃教会で男と争う彼女と再会し、傷ついた茉莉を自宅に匿うことになり、そこからややラブコメチックな展開になりますが、自らの正体を隠すことなく依人や真名達に話す茉莉は屈託がなく、4人の緩やかな日々に溶け込んでいくかと思われた矢先、再び男(辻堂)に襲われる茉莉。
辻堂は彼なりの理由があり、茉莉の命を狙っていますが、それは夜禍となってしまった幼馴染の女の子を人ととして蘇らせる為でした。
それでも危うく難を逃れる茉莉ですが、依人は「茉莉に本当の青空を見せる」という約束をします。

あまり細かく描くとツマラナイので、後は作品を観てご確認下さい(ぉぃ)。
この作品、中盤から終盤に掛けての急展開が結構衝撃的で、茉莉・蒼乃・依人の真の関係、依人という存在、茉莉を狙っていた辻堂と共に居る夜禍・繭子の出会いと経緯が絡み合って、なかなか面白い展開を見せます。

茉莉のコケティッシュな印象で始まり、振り回される依人と突っ込み役の真名に無口キャラの蒼乃、ロリロリっぽいながらしっかりストーリーの中で立ちまわるこよりと繭子、本編で最年長ながら微妙な立ち位置の辻堂さん(笑)と、キャラ構成も面白いです。
脇役の妄想全開メガネっ子はある意味怖いですけど…。
それが中盤からそれぞれ大化けし、茉莉の明るさの裏にある物語、何より衝撃的な真実の依人、蒼乃の依人への想い、終盤に起こる依人のクラスメイトや真名達に起こる変化などなど、丁寧に紡がれる糸のようにストーリーがラストに向かって纏められて行きます。

そのひとつ一つの糸の切なさ、時として起こる衝撃的な展開に引きつけられます。
そしてあのエンディングに入る何とも言えない余韻が心に少し重石を付けられるような印象を覚えます。

終盤の依人と茉莉の決意、それゆえのことと知らず依人を取り合う戦いを演じる茉莉と蒼乃、そしてそのさなか廃映画館のスクリーンに映し出されるものは…(涙)

3人の結末は切なく、儚げでいて、ほのかに暖か味を感じるものでした。
ストーリーはそこで終わらず、「その後」を少し私たちに見せてくれたあと、何かよいものを置いていってくれます。

時々あるクドイ「泣け泣け!アニメ」と違い、さりげなく琴線を撫でて行くようなストーリーが秀逸だと思います。
ただ画的不安定さが返す返すも残念です。

また音楽も素晴らしく、OP/ED、最終話のグランドEDと名曲と言いきって良いピースが散りばめられています。 劇中の音楽も印象深い曲が多いです。

DVDにはオマケで2本の番外編が入っていまして、第4巻には完全にお遊び?最近のアニメお約束の温泉&プール回(スパリゾートだけど)で、各キャラが羽目を外しているというもの。
第5巻には本編の前日談で、茉莉と依人達が出会うまでの日々が描かれています。
あとDVD巻末にある「著作権云々」のテロップが各キャラ出演で小話仕立てになっていて、かなり壊れてます(笑) ほとんど無関係な話で延々と突っ走っている回もあり、一見の価値があるかもしれません?
因みに冒頭には「DVDを観るときには~」の注意も入っていますが、こちらも各巻で登場キャラが異なります。 喋りは比較的普通ですけど。
本編中でも「トマトしるこ」をはじめ、怪しげな食べ物や不気味なヌイグルミ、妄想メガネっ子や辻堂&繭子のとぼけた会話など、息抜きになるような小道具も用意されています。

ともあれ、「あまり画の乱れは気にしない」という良いストーリーを求める方にお勧めの一品です。

2010年6月 8日 (火)

タイタニア (5/22~6/7)

視聴を中断していたせいで、随分時間が掛ってしまいました。

原作が銀英伝と同じ作者ということで、結構期待感がありまして、気合を入れて観始めたものの、途中で他の作品に浮気してしまい(ぉぃ)、ちょっと間が開いてしまいました。
月曜日が振り替え休日だったので、残りを一気に観てしまったという感じです。

田中芳樹氏原作のアニメを観たのは銀英伝、薬師寺涼子の怪奇事件簿に続いて3作目になります。
この作品も銀英伝同様のスペースオペラで、SF的設定描写よりも群像劇的構成のストーリーになっています。
観始める前に気になっていたのは、「原作が未完」ということで、いったいどうやって最後を締めるのか気掛かりでした。 とは言え、私は原作を読んでいる訳じゃないんですけどね…。
最近原作の続きを書き始める、という宣言があったようなので続きを期待しましょう。

イケナイと思いつつも、ついつい銀英伝と比べてしまうのですけど、登場人物が遥かに少なくとてもシンプルです。
世界観が二極構造になっているのはこちらも同じで、実質的に宇宙を牛耳っているタイタニア一族とそれに対峙することになるファン・ヒューリック達という構図になっています。

タイタニア一族はヴァルダナ帝国の貴族に過ぎないけれど、圧倒的軍事力を背景に実質的に帝国を支配し、帝室をお飾りに貶めています。 
一族の総帥である藩王アジュマーンの元に四侯爵と呼ばれる嫡流の諸侯が居て、彼ら内一人が次期藩王に推されることになっています。
アリアバート、ジュスラン、ザーリッシュ、イドリスの各公爵とその親族、傍流の一族など、少ないと言ってもそこそこ人数が登場しますが、それぞれ何かしらの役どころがあり、各々の糸が絡み合いながらストーリーが進行しますが、割とフラグとか解り易いように思います。
銀英伝に例えるとアリアバートはビュッテンフェルトとファーレンハイトを足して2で割ったような感じ、ジュスランはミッターマイヤーとロイエンタールを4対6で混ぜたような、ザーリッシュはレンネンカンプを20代にして粗暴にしたような?、イドリスはちょっと迂闊なオーベルシュタインかな?(苦笑)、そうそうアジュマーン藩王は聡明さが増したミュッケンベルガーって感じでしょうか。

片やファン陣営は彼自身ヤン・ウェンリーの劣化コピー(ぉぃ)のような感じで、結果的にイレギュラーズよろしく、反タイタニア的集団を形作って行くことになります。
勝つ必要のない戦闘にうっかり勝ってしまった為にエウリアから放り出され、職探しで流れついたエーメンタールでリラに出会ったところから話が転がり始めます。

結局のところ、反タイタニアの旗頭として200年負け知らずだったタイタニアに勝ったファンを担ぎ出したい、という思惑に踊らされるという皮肉な構図に逆らえず、旧カサビアンカ公国の残党達と行動を共にするようになり、タイタニアからは最初の内こそ「迎えたい」と思われていたものの、最後には公敵となってしまうその過程は、この作品の重要な要素となっています。

リラと出会い反タイタニア勢力に引き込まれ、離れ離れになっても次第に彼女に対する思いを募らせるファンですが、ストーリー中段で思わぬ(でもないけど)形での再会となります。
その一件からどっちつかずだったファンの意識は急激に反タイタニアへと変貌し、時流もそれを突き動かすかのようにファン達をタイタニアとの対決へと導いて行きます。

ザーリッシュの弟の殲滅を引き金にした執拗なザーリッシュの追跡、それをかわしつつ、日々の暮らしとの戦い(苦笑)を生き抜き、この作品のクライマックス、ザーリッシュとの直接対決へと進んで行きます。

もちろん途中色々とエピソードがあり、ムカついたり、悲しかったり、可笑しかったりと、要素は各種取り揃えられています。
ただ田中氏の思考パターンなのか? 女性キャラの設定や描写がどうも他作品のキャラと似通った感じだったり、ストーリー展開的に同じパターンにハマっていたりするのは一体?!
あと肝心のファンの印象がもう一つ弱いかなぁ、と。 ヤン程の知略を発揮している訳でもなく、肝心な部分での詰めが甘く、結果的に悪い方向へ転がり落ちたりと、なんか冴えないんですよね…。
タイタニア側は層が厚く、聡明で知的なキャラから小賢しく鼻持ちならない嫌われ役まで(笑)散りばめられていて面白いです。 もっとも何人かは退場してしまいましたけど…。

さて、全13巻26話を観た感じ、全体のストーリーの序盤にしか過ぎないんじゃないかと感じましたが、どうなんでしょう?
後で調べたところでは、単行本3冊分ということなので、まだまだ先は長そうです。
ジュスランとイドリスをメインとした展開になって行くのでしょうか?

画的には3DCGの宇宙船がナントナク異質な感じで、画面の中で浮き上がっている様な印象を覚えます。 その辺りはこの作品に限らないんですけどね。
キャラや背景はやや上質な雰囲気で、乱れも無くカッチリ作ってあるという感じです。
ストーリー展開上、戦闘や殺戮シーンが避けられない作品ですが、NHKらしく直接的な表現は極力避ける演出がなされていてグロっぽいシーンなどはありません。
一部婉曲的表現で本当に死んだのか判らないような状態になっているキャラも居たりしますが…。
また当然ながら?パンチラや温泉、海水浴回はありません(笑)。

最近制作されているアニメってどれも似たり寄ったりの内容で辟易しているところで、久々の大作っぽい作品でそれなりに楽しめました。
NHK制作ということで、グッと毒が抑えられていますが、その辺りは好き嫌いが出るのかな?
ただ未完の大作をこのタイミングで何故アニメ化したのか?そこが大きな謎です。
続編をやるにしても多分10年単位で待たなくてはいけないんじゃないでしょうか?(汗)

2010年6月 7日 (月)

天体戦士サンレッド (3/14~6/6)

なんか週末ごとに出掛けたりして、イマイチ作品を観る気合に欠けている今日この頃です。

日曜日に意識せずに観たサンレッドの7巻目が最終巻だったんですね(ぉぃ)。
なんか「良い話」っぽい持って行き方をするので、どうしたんだろうと思っていたら「最終回」の文字が!!(゚ロ゚屮)屮 そういえば26話目まで来たっけか…。

大体の設定なんかは以前書いたので、二度同じことは書きません。
通して観ての感想ですけど、

これは面白い!

ギャグ作品としては十分な面白さを持っています。
1回の中に色々とコーナーを突っ込んで細切れになっていたりしますけど、それぞれ特徴的で良いんじゃないでしょうか?
中にはアイキャッチ的で殆ど意味不明なのもありましたけど(苦笑)
ヴァンプ将軍のお料理コーナーは結構役に立ちました。 ちょっと胡散臭いメニューもあるんですけど、あれをアレンジすると色々と作れます。 繊細さとか求めるのは野暮なのでさっと何か作りたい時には良いですよね~、って…。 何か違うね(笑)

本編は諸々のコーナーで時間を削がれているので、随分短いですが、毎回アレコレとやってくれるというか、殆ど漫才のような展開で、人物設定の可笑しさと相まって、かなり笑わせてくれます。
メインのキャラ以外、殆どフロシャイムの怪人と戦闘員ですが、彼らの役回りもよく考えられていて、作品に必要不可欠なスパイスになっています。
個人的には平戦闘員の2人がお気に入りですけど、悪の組織の戦闘員というより、普通のサラリーマンでしょこれ!ってノリで、なんか親近感が(笑)。

舞台になっている「溝の口」って全然縁がなくて、多分一度位しか降りたこと無いんですけど、その頃って丸井も無く、なんかゴチャゴチャした狭苦しい駅前だったような印象しか残ってません。
今は随分変わっているんですね~。
ご当地アニメもここに極まれりって感じですが、イメージアップになるんでしょうか?(謎)
「ひも」が護る街ってのはマズイよね?(笑) 悪の組織と共存する街ってのももっとマズイか…(汗)

オープニングに仕掛けられた小ネタに最初気が付かなくって、ラストで大笑いしてしまったのは秘密です(゚ー゚;
画的には「下手ウマ」?って感じで、漫画のタッチそのままで動かしたような雰囲気です。 しかし画が乱れるということもなく安定しています。

個々のストーリーは正義のヒーローと悪の組織が戦うバトル物という概念は何処へ?という展開が多く、一応戦ってはいるけど割とそんなのどうでもよく(ぉぃ)、日々の生活感が溢れる、ある意味リアル日常系かもしれないです(笑)。
レッドとフロシャイムの面々との摩訶不思議な関係とか、ちょっとシュールとも言える世界観を見てニヤリと笑う?そんな楽しみ方が良く合いそうな作品でした。

2010年6月 3日 (木)

乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ (1/6~6/2)

昨年の秋アニメ完走その2です。
ラスト4話を一気に観てみました。

途中の印象が少々怪しいんですけど(ぉぃ)、全体を通しての感想ですが…

狙い過ぎじゃないの?!( ̄Д ̄;;

前作は割とラブコメ王道的展開で、ヘタレ気味な主人公の成長ぶりと、春香とのズレたやり取りがメイン?だったような感じですが、今期は異様にエッチぃシーンが多かったり、妙にネタに走っていたりと、買い手の好みの描写をあれこれと詰め込んでみました!的な作りが目に付きます。
いや、前作も結構狙ってるような感じはあったけれど、ここまでじゃなかったと思うです。

今期も基本は変わらず、王道的なラブコメ展開ですが、ちょっとストーリーのパターンが型にハマりすぎていて、安心して観てられると言えばそうなんですが、先が読め過ぎるというのもどうなんだろうと…。

そんな訳で、ストーリーそのものは後半の春香が芸能事務所に嵌められる話が最大のトピックで、あとは一話完結的なショート・ストーリーが多かったものの、いずれも毒が無いのでまあまあ楽しめるんじゃないかと思います。

が、各話ともあちこちに散りばめられたパンチラとか胸チラとか、とにかくやたらと多い!
その辺が狙い過ぎ要素の最たるものなんですけど、う~~~ん、面白い?(苦笑)
ナント言っても初回と最終回が温泉という展開も、もうどうしたものやら。
そして雪山ですよ、雪山! どうします?そこのお兄さん!!(笑)
ある意味、この辺りのあざといエッチ描写が毒といえばそうかも…。
映像としてのエッチさだけじゃなくて、セリフも妙に「その手」のことを連想させるものがあったりとか、もうあの手この手で迫って来ます。

裕人がモテる理由も春香と乃木坂家以外の女の子にとっては、あまり見出せないと思うのに、今期は椎菜の他にもアプローチされたりして、モテモテです(苦笑)
美香の裕人に対する気持ちもチョット考えさせられるものがありますが、普通はヤバいよね? まあアニメだからどうだっていいんですけどね(゚ー゚; 実際姉妹で取りあったら悲惨なことになると思う、うん。
この辺りのハーレムまで行かないけど、それっぽい展開もお約束事項ですね。
それでも、やっぱりクドいかなぁ。
美香ちゃんとメイド隊の神出鬼没ぶりは可笑しいけど。

それにしてもお遊びの小ネタは全部理解出来たのか、私には自信ありませんけど、そういえば春香のお父さんはゲントウさん…。 濁点のアリ無しかぃ( ̄Д ̄;;
しかも最終回のEDで怪しい巨大ロボット作ってるし(笑)
能登さんが本人役で出ていたり、声優ネタもチラホラ、どこかで観たようなシーンもあったり?その辺りの仕込みも最近の萌えアニメのお約束事項なんでしょうか。

わたし的にキャラデザインとか結構好きで、基本的な人物や舞台設定とかは定番的だけど悪くないと思います。
ただあれこれ肉付けをし構成した結果がこれですか…。

2010年6月 2日 (水)

生徒会の一存 (1/17~6/1)

毎月下旬恒例のDVDリリース週間で、今月も沢山GETしてきましたが、今回は2009年夏・秋アニメの最終巻が多く含まれています。
相変わらずタイタニアは放置になっていますが、今週は可能な限り完結作品を片付けて行きたいなと思っています。

で、その1。
昨年の秋アニメだった、この作品です。
1/17に最初の2話分の印象を書いていますが、その後も毎月追いかけていました(笑)

この作品の特徴は、前回も書いている通り、生徒会室の中で大半のストーリーが費やされていて、普通の学園モノのようにイベントがあったり、教室や部活の描写などが殆ど現れないというかなり特異な構成になっています。
イベントがあっても其の物の描写は無く、生徒会室でその前後にイベントについての話題を話している、という徹底ぶりです。
序盤を過ぎると東京へ行ったり、生徒会室を出ることが増えますが、それでも特定の空間に固まって、そこでの会話がメインになると言うだけで、単に場所が変わってもやっていることは同じという、もう感心するやら呆れるやら(苦笑)。

パターンは生徒会長が提起したテーマ?に乗っかって、ただただ喋るだけなんですが、所々にゲームや他のアニメ作品、オタク業界などの小ネタが入っているので、それが解らなければサッパリ意味不明な会話になることもあります。
こういうのって、他の作品にもよくありますが、観る側があまりその辺のネタに詳しく無い時はチョット辛かったりします。
私も半分も解ってないんじゃないかな?
特にゲーム関係や同人誌とかは全然知らない世界なので…。

中盤以降は時々生徒会メンバーのバックボーンに関するストーリーが入り込んで来て、ちょっとシリアス風になりますが、大して暗くなる訳でもなく、「何故彼らが今そこにいるのか?」的なことが語られているので、一応この作品の構成上の要点と言えないでも無いです。
ただ動機づけや、その表現方法が適切なのかは、ちょっと考える必要があるかもしれません。

演劇では一つの場から動かない、という演出は多いと思いますが、それをアニメでやろうというのはチョットした挑戦じゃないかと思います。
作品の冒頭で自虐的に「CDドラマで十分」とか言ってますが(笑)、まあたしかにそうかもしれません(ぉぃ)。
流石に12話全部生徒会室から出なかったらどうかと思いますが、一応所々メリハリ?を効かせて飽きないように構成しているので、その辺りは考えてあるんだなと思います。

うん、実験的でなかなか面白かったです。

キャラの中の人も一応主人公の鍵君を除くメイン・キャラ4人とも新人というのも新鮮です。
見ない名前だなとは思ってましたが、この作品がデビュー作の人も居るようですね。
その割にはみんな結構上手くて、後で調べるまで気が付かなかった位です。
むしろ能登さんの勿体ない使い方が…。
というか今年の作品ではめっきりお見かけしなくなりましたね(汗)。

OPの曲はアニソンランキングにも入れるくらい、お気に入りだったりしますが、ED曲のヒドイことと言ったら(苦笑)
萌え系アニメではよくある「おふざけ」系の曲ですけど、毎回同じメロディーに違う歌詞を乗せているんですが、歌詞の内容がもう無茶苦茶です(爆)。
聴き取れないんじゃなく、意味も解らなくは無いんですが、こんなこと歌にして歌うか?みたいな歌詞です。
よく思いつくよね、こんなの…(汗)

なんか褒めてるんだか貶してるんだかワカラナクなってきましたが(笑)、人によってかなり好き嫌いが出る作品だと思います。
ツボにハマれば面白いかも、でも合わないとトコトン駄目なんじゃないかな?と思えるような作品です。

2010年6月 1日 (火)

ヨコハマ買い出し紀行 (6/1)

以前ほぼ同じタイトルの作品について書いて言いますが、これは同じ原作を元に最初に作られたOVAです。

実は前回の作品を観た後で原作を買って読んでみたんですが…、見事にハマりました(笑)
いや、これはすごいですよ。 世界観がナントモ言いようのない設定で、世界の黄昏が淡々と描かれているという、その背景を注視すると鳥肌が立ちそうな感覚が襲ってきます。
そうか、こういう風に人は滅びて行くのか…と。
しかし作品中には人が死んで行く描写なんて出て来ませんし、陰鬱な感じもありません。
ただただ淡々とした時間が流れて行くだけ。
影のあるARIAという感じでしょうか?

で、このOVA作品ですが、1998年制作なのでセル時代のものですね。
それがDVD化されたのが2000年となっていますので10年以上前のモノということになります。
私が入手したのは元々VHS版2巻でリリースされたものを1枚のDVDにまとめたモノで、お手頃な値段で今でもアマゾンなどで新品が入手出来ます。
こちらの方が取り上げられているエピソードが多く、ココネや先生といった前回紹介したものに登場しなかったキャラも出て来ます。
中の人は一部変わっていますが、主人公アルファは椎名へきるさんで変わらずです。

こちらの方が原作のイメージに忠実で、ストーリー自体は抜粋されているので連続はしていませんが(原作も割とブツ切り感あり)、雰囲気はより近いです。
ただ新しい方も問題無い位原作のイメージが出ているので、あくまで一定水準以上での比較です。

但し、制作年が古いということもあり今の水準からするとかなり画的な乱れがあります。
また原版自体の問題なのか? 画面の色調が極端に変わったり、明暗の度合いがばらついていたりします。
VHS版がどうだったのか知る術もありませんが、一応そういうレベルだと覚悟して観てください。

音楽はこちらのバージョンではゴンチチが担当していますが、良い感じにマッチしています。 というか、それも売りだったようです。

マッタリ感は十分以上ある作品なので、ちょっと疲れている時に観ると、よく眠れます(ぉぃ) 私も後半ちょっと寝ちゃいました(苦笑)

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